水牛 - 2009年07月20日(月) 夢の話。 町外れのひなびた本屋へ行くと新人研修が行われていた。 本屋事業が傾きかけているために経営者が新たなビジネスに手を出し始めているらしく、新人たちもそちらへ配属になるようだったのだが、本人たちにそのことはまだ知らされておらず、自分たちは本屋の店員として働けるものだと思って意気揚々と研修を受けていた。 レジに立つ二人の女性社員が、その新事業についてひそひそと話していたのが聞こえた。 「でね、水牛なんだって」 「は?水牛?なんで水牛?」 「ほら、動物園に行っても水牛っていないじゃない。だからそこに目をつけて」 「あー、イルカと並んで人気とか、なんかテレビで言ってたね」 「どこで買ってくるかが問題なんだって。 それでメインは鑑賞で、食用は今のところ考えてないって」 「なんかわかる、店長らしいよね」 夢ってどうしてこんな不条理系な世界観を一瞬で築き上げてしまえるのか、本当に不思議だ。 -
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