Land of Riches


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 2025年11月30日(日)   薄明 

今日はこれをタイプしているBluetoothキーボードがご機嫌斜めだったので、
じぶんジカンの年末ノートに少し手を付けました。まだ11月なんですけど(笑)

各月の印象的な出来事を箇条書きするページ、あっという間に11月まで書き終えました。
今年、インパクト大きな出来事は少なめですが、出掛けた回数などはかなり多めで。
長くない言葉でまとめるの難しい1年だったのでは…と現時点で思っています。
まだ12月あるので、12月も充実させた上できちんと振り返りたいのですが!

先週からオフィスがこれまでの5階から高層階に移転しました。
お陰で通勤時間が伸びたりマイナス方向の変化が積み重なっているのが現状です。
希少なプラス要素として、ブラインドで見えなかった空が見えるようになった点があります。
日没前後の空はこんな美しい色で染まっているのかと、夕刻になると感嘆させられます。
気分転換する方法は1つでも多くストックしておいた方が精神衛生上よろしいですからね!


 2025年11月29日(土)   白地に白 

半年ぶりに婦人科で採血。これでフェリチンの値が問題なければ、晴れて鉄剤卒業です。
ランチは近所の、夏にレイソルの久保さんが取材を受けていたタイ料理バンラックへ。
北松戸にあるのが1号店で、柏のは2年前にできた2号店のようです。

メディアでも取り上げられたカオソーイ(カレーラーメン)を食べました。
とても美味しかったのですが、自分でミニサラダとセットにしたデザート食べ損ねました。
白い器に入った杏仁豆腐。食べ始める前に入っているか分からず指で触れまでしたのに。
退店後、Xに写真をUPした時に食べ忘れたのに気づきました。あまりにもショック!
口に合わなくて食べなかったようで、店の人に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

2025.11.30 wrote


 2025年11月28日(金)   付加価値 

オフィス移転初週をどうにか乗り切ったものの、心身はストレスで限界。
ビル近くのクラフトビール飲める店を検索、退社後に飛び込みました。

通されたカウンターで出てきたメニュー見て血の気が引きました。高い!
クラフトビールの1杯1000円超えは最近珍しくはないとはいえ、半パイント1100円から。
つまみ(最安はさつま芋チップス350円)の方が安いです。加えて10%のサービス料加算。
やっちまった、と思いつつサラダとチーズトーストを頼みました。

ただのサラダではなく、千葉県鴨川市で無農薬栽培されているハーブとカットフルーツ入り。
店員さんが教えてくれた通り、草花の香りまで感じられる高級品でした。
トーストはサラダの約半額ですが、焼き立てでビールとの相性が抜群。
思わず高いビールをおかわりし、フライドポテトも追加してしまいました。
ポテトも冷凍食品を揚げた一般的な外見ではなく、皮付きのじゃが芋をカットした揚げたて。

ちょい飲みの範疇ながらトータルで5000円を超えてしまいましたが、納得の品でした。
対価としてのサービス料だったのに納得せざるを得ません。良い店を覚えられました。

2025.11.30 wrote


 2025年11月26日(水)   witness shooting stars 

ぴゅあくる刀剣男士アイドルユニット"Ghostella"のファーストライブに行ってきました。
…我ながらこう言わざるを得ないものを見せられました。3Dキャラライブ、映像なんですが。

Vtuber興隆の現在、先日もツイステが同じ系統のライブをやるなど珍しくもない興行です。
私自身も数年前、テニプリで跡部が氷でできたピアノを奏でたりを目にして感動しました。
ぴゅあくる本丸は1年前テイスティング公演を江6振りで行い、負の強い評価を得ていました。
チケット代が高く空席が多い、着席だらけの客席の空気が読めず男士だけが盛り上がる等。
大本丸博で双璧(国宝の江2振り)の追加が発表され、3月に本公演を予定していました。

ところがクオリティアップが必要と延期になり、本公演は11月下旬までずれ込みました。
会場もテイスティングのステラボールより小さな竹芝のNEW PIER HALLに。
竹芝はJR東日本系の四季劇場やアトレがあり、スタンプラリーでよく行き先になります。
アトレも飲食店少なく食事に困る場所…今回もチェーン店(TSUMUGI CAFE)ランチでした。

私はゲーム先行でチケットを入手しましたが、最速だから前方でもなく、まさかの最後列。
江推しではなく、丁度良いんですけど、視力の低下で細かいところまでは見えませんでした。
後列でないと見えない照明等の演出もあるので、前だから良いものではないです。
(映像系のライブは前の方過ぎると平面感が強くなってしまうそうです)

テイスティングでは着席者だらけだった反省を踏まえてか、本公演では盛り上げ隊が登場。
2匹の新顔管狐がわざと噛んだり、質問への観客の回答に反応して生っぽさを出してました。
男性声優2名がバクステに詰めていて、リアルタイムで演じていた説が有力です。

2015年1月、私をとうらぶ沼に沈めたのはMMD…長谷部のストラが舞う光景でした。
MMDもテニプリやFateで知ってましたが、とうらぶモデルは完成度が図抜けていたのです。
テイスティングでは、素人が作ったMMDの方がマシではないかとまで言われていました。

しかし今回、私が見た限りでは違和感はほとんど感じませんでした。
テイスティングでは私にも妙に見えた松井江の羽織りも改善され軽やかに浮いていました。
加えて、それを超えた布量である富田江のマントもひらひらと宙に浮いていました。

8振りのダンスは個性が考慮された、重心やタイミングにもささやかなズレがあるもので。
MMDは異なるダンスモーションの同時使用がマナー違反なので、個性は出せません。
プログラムではなく、8振りがそこにいて、それぞれが踊っている。圧倒的説得力でした。
特にアンコールでは戦闘服を脱ぎ、ライブTシャツだったので肉付きまで異なっていました。
ノースリーブの稲葉は筋トレをしている設定で、ジャンプも高かったりと魅力的でした。

タイミングが悪いと不評だったMCも、客席全体ではなく観客1人1人に語りかける形にする、
原案ゲームから捻出した性格だけに基づいた裏話を創出してオタクをメロメロにする、
現代の東京各地(私が行った回は豊前達が歌舞伎町へ)に溶け込ませる等で審神者を魅了。

おまけに回替わり要素を大量に盛り込み、通い詰める奇特者にも大サービス。
ロビーにイラストが展示(撮影可・SNS禁止)されていて私も撮りましたがこれも日替わり。
富田江がメンバーの日常を撮ったいう設定で、撮影背景をアフタートークで話すのです。

曲もラップからアイドルソングまで多彩。ケモ耳装備やスタンドマイク使用もあり。
最後には星となり空に消える(その後メンバーカラーの照明が各々の上部に光る)演出も。
脇にわざわざはける演出も追加(テイスティングでは暗転ばかりで不評だったらしい)され、
実在っぽさを強くしながら、同時に映像でないと無理な魔法みたいな姿も見せる。
(宇宙に輝く星になるので場内にはたくさんの星…という照明が煌めいていました)

ただただ単純に楽しく、江が推しなら全通したいと思えるぐらい素敵なコンテンツでした。
最後に全員でステージ写真を撮るのは木原さんのライブでもいつもある定番行事。
テイスティングでも行われ、せめてSNSには載せろと怨嗟の声が渦巻いていました。
ところが今回、この写真を今から印刷して観客に配ると篭手切が語り、観客騒然。
この流れはXで感想をタグ検索して知っていた(最後の着替えも同様に把握)のですが、
していなかったら私も叫んでいたかもしれないと思うぐらい胸熱でした。
(印刷時間を稼ぐためにトークを引き伸ばし、おまけにアンコールをやるという台本)
この写真さえポーズが3種類も用意されている用意周到ぶりです。

ぴゅあくる刀剣男士HPは他ユニットも掲載できるデザインになっており、今後に期待です。
もし長谷部など推しが参加するユニットがライブするなら、絶対に情報遮断して参戦します。

2025.11.30 wrote


 2025年11月23日(日)   coentro 

昨年、柏担々麺(気になってはいたが入らずじまい)の跡に入ったRUU SPICE SYOKUDO。
初めてセットを食べてきました。辛さの違うチキンorポークorビーフキーマからチキンを選択。
ドリンクは700円以下ならアルコールも可で、ラムチャイが700円だったのでこちらにしました。
サイドディッシュはピクルスorパクチーポテトサラダorカルダモンプリンの3択。

想像できるかと思いますが、カレー屋というよりはスパイス系の飲み屋といった感じ。
(ポテサラの味付けも完全にツマミとして。ラムチャイの甘さと良いコントラストでした。
TDCで飲んだラムロイヤルミルクティーは酒強めで紅茶でしたが、こちらはガチで酒を感じる味)
まあ柏はボンベイを筆頭にカレー(とラーメン)激戦区なので懸命な立ち位置と言えるでしょう。
メニューは割と流動的で、蕎麦、煮込み、串焼きなどもインスタを見ると提供されているので、
大阪・福島にあるイーカスークを彷彿とさせます。夜に行っていろいろつまんでみたいですね!


 2025年11月22日(土)   self-acceptance 

11月二度目の3連休が来ました。11月3日は保守風潮を反映して「明治の日」併記になるとか。
日本は祝日が多い国と言われていますが、土日祝は泊まるのも高いので逆に遠出意欲下がります。
それでも朝、雨戸を開けたら雲のない青空が広がっていたら、家にいるのが惜しくなりまして。
一念発起して、SNSで見かけた東北沢の「オオノ餅店」目指して電車に乗りました。

最近の若者には店へ行って買う習慣がなく、買い物はwebで発注して配達を待つと言われますが、
私も飲食店の新規開店はwebで仕入れるので、このジャンルだけは似たようなものです。
オオノ餅店は覚王山フルーツ大福・弁才天でSNSに断面美をUPさせて大ブレイクした大野さんが、
その弁才天をファンドに売却して始めた新形態。小さな店でその日ついた餅を売っているのです。

東大駒場キャンパスの向かいにある店の前で1時間並びました。待ちながら、電車でも読んでいた
先日「チャイと選書」でチョイスしてもらった内の1冊『午前三時のルースター』を読了しました。

「結局は、感じること、気持ちとして残る部分がすべてに優先するんだと思った。
どんな過去があろうがどんな仕事をしていようが、
それでも相手のことを嫌いになれないのなら、最後にはそれがすべてなんだと思う」

『信長の定理』などで知られる垣根涼介さんのデビュー作でサントリーミステリー大賞受賞作。
ミステリーと言っても誰かが殺されるわけではなく、テニプリ跡部のような家庭環境の少年が、
失踪した父を探しにベトナムへ渡航して大冒険した挙げ句、決別する物語でした。

宝石商の3代目として英才教育を受けた少年・慎一郎は境遇を受容しつつも、同様に後継者として
高待遇を受けながら出張先のベトナムで失踪した入り婿の父が唯一、自分を後継者としてではなく
「シン」として見てくれると心を開いていました。後継者を失った創業者(祖父)は打開策として
取引先である大手宝石加工業者のバツ1息子を娘(夫の失踪から3年経ち離婚)の再婚相手に選定。
失踪した父を諦めさせようとベトナムで行方を探したいという孫のリクエストを形だけ受け入れ、
息のかかったツアコン=主人公に断念の方向へ誘導させようとしたり、付き合いのある暴力団員に
捜索活動を妨害させたり(これへの対処が冒険譚として描かれる)悪知恵を存分に働かせます。

話術巧みな主人公は損得勘定で他者を判断し冷めたスタンスが基本なのですが、育った家庭は
恵まれていなかったようで、慎一郎に肩入れします。主人公がツテと交渉で結成したパーティーは
これまた複雑な過去で培った強い能力と人脈持ちばかりで、フル稼働の結果、祖父の想像を超え、
慎一郎はベトナムで新たなビジネスを自らの力で開拓した父と再会できてしまったのでした。

約束されたレールから逸脱して新たな生き方に飛び込んだ父に嫉妬の眼差しさえ向けた少年は、
形見として渡された400万円以上で売れる腕時計を、受け取ってからずっと身につけていたのに、
成田空港から戻る車中から川に投げ込みます。巻末の解説でもこのシーンが抜き出されており、
私以外の読者にも鮮烈な印象を残すんだと腑に落ちました。出発前の成田空港でも少年は近い将来
兄妹関係になる先方の連れ子の少女と口論するのですが、少年が旅立つ事情は分からずとも、
自らの家族が置かれた立場を慮り少年に豪速球で訴える彼女と、その言葉を言い返さず受け止める
少年の器が描かれていて、再婚する二人は婚前にラブホへ行くなど碌でもない大人ですが、
少年と少女は大人たちの思惑を超えて豊かな未来を築けるのではないかと思ったりしたのでした。

選書時にはベトナムの空気が伝わる描写が…と勧められたのですが、確かにベトナムの調査も作者は
綿密に行ったと分かりましたけど、それ以上に車や武器の細かい描写が印象に残りました。
男性たる作者が好きなジャンルなんだろうなと。それを活かす混沌としてのベトナムでした。

オオノ餅店はもともと鬼まんじゅうから始めたようですが、岐阜生まれの私には見慣れた品。
(覚王山の名前でも分かるように大野さんは名古屋出身らしい)
たれ餅などメニューは結構ありましたが、SNSでバズっていたピーナッツ大福と塩豆大福を購入。
代々木上原は“一軒家が建てられる渋谷区”といった趣で、住宅街にいきなり行列ができる飲食店が
出現するエリアでした。どこか寄ろうかと思っていたのですが、結果としては大福2個でおなかが
満たされてしまって、ランチはしないで帰りました。塩豆大福、食べている最中は甘さ控えめで
餅の柔らかさぐらいしか印象に残らなかったのですが、めちゃくちゃおなかに残るんです。
餅を食べるとトイレが遠くなる、というのも本物だと間違いないなと実感させられたと言うか。

ブレイクしているピーナッツ大福は柔らかい餅とコーティングされたピーナッツのサクサク感の
コントラストがとても面白くて、噛んでいるだけで楽しくなっちゃう一品でした。人気も納得。
これも甘さが控えめで砂糖の甘さで全てを塗りつぶしたりされないので、味もよく分かりまして。
同じ280円なら塩豆大福よりピーナッツ大福ですが、2個買ったからこそ良さが理解できました。

代々木上原といえば審神者一家が経営する洋食屋「ふうらい坊」も再訪したかったのですが、
土曜定休なのを知らず…おバカ。ちなみに一家はこの日、TDCで思い切り推し活してました(笑)

帰りは松戸で途中下車して、今年4回目のクラフトビールフェス。さすがに11月だと夜は厳しい!
ついに出てきた松戸発のクラフトビール専用セイボリースナック「松戸ビアフリッチュ」が
めちゃくちゃ美味しかったです。名産のネギフレークとフライドガーリック、オニオン、唐辛子を
ミックスしたスパイスなんですけど、妙に甘く感じられました。ビールは銚子ビールが持ってきた
成田空港エール・セゾンをチョイス。成田空港近辺でしか原則飲めない品で、帰国をイメージした
アンバーエールと今回の出発イメージセゾンの2種類があります。爽やかで良かったです。
1杯だけなのにいい感じに酔って、帰ってから1時間半寝ちゃったのは予想外でした…。

2025.11.23 wrote


 2025年11月19日(水)   観点/自 

刀ミュ博覧会+アトラクションズコラボで既に4回訪れた(主にグッズ交換取引で)TDCですが、
ついにファンサイト最速先行で取った乱舞博覧会の自名義チケットを使う日がやってきました。

チケットは14時回でしたが、定時に退社できなかったのと、最速ゆえ整理番号が17番と早くて
案外ランチの時間は取れず。平日なのでコラボフードもミートパイ以外は行列もほぼ形成なしで、
ようやくHIGUMA Doughnutsの花影ハニードーナッツを食べることができました。
砂糖コーティングで(刀身の?)キラキラを表現しているのですが、めちゃくちゃ甘かったです。
ドーナツと言うより砂糖の塊ですね。喉が渇き、コラボメニューとしては坂龍のマシュマロ入り
カカオティー1000円を販売するMILKTEA(ミルクティア)でラムロイヤルミルクティーを注文。
これまた入場呼び出しまでに飲みきれるかヒヤヒヤしながら、どうにか平らげました。
観覧前にアルコールを入れるとは、いかに展示に対してモチベーションが低いか……。

ちなみにTDCが三井不動産グループなのはこの日初めて知りました。5回目で?!
灯結びを日本橋で開催したり、刀剣乱舞のイベントが三井の建物でやる回数も少なくないですが、
大本丸博大阪のOPA心斎橋はイオンモール系列ですし、べったりというわけではなさそうです。
(刀剣男士では日向正宗が三井の持ち物なので常時若干の借りはあると言える)

博覧会の目的は感謝札の入手のみ。冒頭の襖は飛ばしたので、前回壁に張り付く列でほぼ断念した
各公演の振り返りをゆっくり読みました。公演コンセプトは社会情勢(主にコロナ禍)対応と
刀剣の物語をどの切り口で描くかで書かれていました。花影は刀剣鑑賞につきものの真贋判定、
それに由来する“揺らぎ”がテーマだとありました。最近は集合体も多いですが、初期実装の大半は
世界に1振りしかない号持ちが多数。人間に名前を呼ばれると男士の状態が安定する設定は、
映画黎明や原案ゲーム百鬼夜行でも登場していて、根底で共通しているものだと予想されます。
刀ミュ1部はずっと苦手で、花影さえ円盤再生回数ゼロなのですが、夜半の前に一度は……。

衣裳展示では清光・青江・伊達組(鶴丸&大倶利伽羅)・村正派辺りが人が集まっていました。
私は友人の推しだけ撮影して他は流し見。改めて、前期行けて良かったと心から思いました。

映像や壁面集合も前期と同じなので飛ばして、花びらシールを貼る壁へ。木原さんのメッセージ
「みんなの10年がこれから先も輝く想い出になりますように!」も花びらに埋まっていました。
花影組はまだ2年半なので、あまり節目のお祝いの実感湧かないのは私もキャストも共通です。
前期の時は5枚の花弁を集めて桜の花を作ろうというムーブがあったんですけど、後期序盤では
既に貼る隙間を探すのに一苦労。踏み台も一般客は動かせないので、どうにか上部に貼りました。
グッズも買わないので、滞在時間は15分といったところでした。

退場後、どうしようか考えた末、広尾の祥雲寺へ。刀ミュ新作前に黒田長政さまの墓参りです。
花影の中断時に慌てて墓参して以来なので2年半ぶりですが、藩士末裔がお墓が濡れないようにと
設置したはずの木造囲いが完全撤去されていて驚きました。あれは渋谷区史跡には含まれない…?!
祥雲寺は割と商売っけが強いお寺で、お金払わないと早めに改葬されてしまう印象ありましたが、
一般人だけではなかったのかと。卒塔婆が定期的に更新される秋月黒田家の墓も移動していて、
長政さまの墓の周囲にあった秋月藩の歴代藩主とその正室の墓も整備(誰の墓か説明する石が
添えられていた)されていました。東蓮寺初代の隆政(漢字はこちらの表記)も墓があって、
本家と秋月の距離感を改めて感じました。いや、長政さまも高政も骨があるのは福岡ですが。

夜は前から行きたかった日比谷KIKIの秋の実りのアフタヌーンティー。ティーフリーと称して
客の好みで茶葉を選べない仕組みが導入されており、その都合でレイアウトもカウンター席のみ。
飲み終わったらおかわり札を立てるシステムです。片手の指では収まらない数おかわりして、
ストレートティーはダージリンが1回あったたけで、他はフレーバーティーばかりでした。
まずくはなかった(好みに合わない場合はチェンジ札を立てる)ですけど、やはり自分のペースで
ゆっくり飲めるティーポットをサーブしてくれる店の方が私の好みに合うと感じました。

スタンドは3段で、最初に中段のスコーン(冷めてる)は持ち帰り可と言ってもらえるのですが、
これが結構ボリューミーで上段はおなかに押し込むような食べ方になってしまいました。
秋の実りコンセプトは上段のスイーツがメインなのですが。どれも似たように甘く、添えられた
青森産カットりんごの酸味がありがたく感じたくらいでした。バカ正直に下段のサンドイッチから
順番に食べていった私が阿呆と言えるかもしれません。上半期の吉祥寺でも同じ目に遭いまして、
もう今の胃腸では3段仕立てのアフタヌーンティーは無理だと諦めをつけた方が良さそうです。

最後にやっと聞けた感謝札の動画について書いておきましょう。これのせいで博覧会の倍率が
バカ上がりしたのも納得の凝り方で…素敵なんだけど、同時にバカじゃねえの、とも思います。
衣裳を展示するから巡回が難しいのは分かるのですが、東京に来ないと見られないんですよこれ。

動画の長さも違えば(大倶利伽羅は大変短いらしい)BGMも違うらしく、1部ミュージカルパートで
当該男士に縁のある曲のアレンジが流れています。長谷部は花影でのソロ曲『誰の為の刀身』。
跪坐のまま主(審神者ではなく主呼びなので私たち観客ではなく演出家に向けた言葉)に対し、
労いと今後の意気込みを力強く語るるいべ。10周年の祝いであり、観客への感謝ではないので、
この内容で問題ないんだよな…と苦笑い。あの本丸は作中で10年も経ってなさそうですが。
木原さんとしてのメッセージは衣裳展示の横にあったので、うまい構成ではあります。

2025.11.23 wrote


 2025年11月16日(日)   時差 

―空は美しい。しかし曇天や雨空を美しいと感じるのは難しい。美しく思えるのは青空だけ。

以前、劇場版刀ステのためにCATVのプランを切り替えたことがあって、すぐに戻したのですが、
最近CATVを見ていなかったため、日テレプラスがすぐ見られる状況になっていませんでした。
お陰で初放送の刀ミュ祝賀祭、最初の30分(6曲)見逃してしまいました。

今日は先日の選書サービスでチョイスしてもらった小説2冊を買ったり、数年ぶりにミスチルを
聴いて切なくなったりしてました。音楽の好みが若い頃ので固定されるとは思いませんが、
昔その曲を好きだった時期があり、いろんなことを感じた事実は消せないのだと感じました。


 2025年11月15日(土)   打算 

好天の秋空にそびえる都庁を久々に見ました。この日AMは労組のゴミ拾いボランティアに参加。
終了後の昼飲みにも申し込んだつもりでしたが、手違いか参加者リストから除外されてました。

昨年の幕張は地元住民が早朝に頑張っているためゴミがなく落ち葉集めに終始してしまいました。
都内開催がないのはおかしいとオルグで自ら主張したのもあり、今回は千葉駅ではなく新宿へ。
ゴミが多そうな西新宿(ホームレスが生活のために集めている資源と区別がつけにくい)ですが
清掃活動をしているグループは他にもあり、4チーム対抗の重量測定ゲームは結構きつかったです。
重い物を狙いすぎるあまり、ゴミを拾うという本質からも乖離してしまった感もありました。
私のチームはトップに30g差の2位に甘んじました。何事も最後まで全力が必要ですね。

終了後は水道橋で仲間さんの友人が回転した硬めのケバブを食べた後(彼の紹介で知ったとSNSで
アピールするのが大事)東京ドームシティで取引2つ。刀ミュコラボは後期に移り、参戦男士の
人気度合いもあるのか前期に比べるとフード売り切れもなくなってましたが、列はできていて、
私は長谷部ブロマイドを既に2枚持っているのもあり、コラボと関係ないクラフトビアマーケットで
トーチアンバーライトを飲んでほろ酔いしたり、モンマスティーのアイスを堪能したりしました。

2025.11.16 wrote


 2025年11月14日(金)   Cicerone 

占星術によるオンライン選書を夏に楽しみましたが、今回はGoogle検索で引っ掛けた市ヶ谷の
「チャイと選書」に行ってきました。予約が20時からしか取れなかったので、マッサージと夕食と
FGOアーチャー戴冠戦で暇を潰してましたが、冬が迫る季節の遅い時刻はなかなかしんどいです。

元は人間のマッチングサービスをやっていたのですが、本の好みが似た者同士で…という切り口を
やってみたところ好評で、本のマッチングがwebから現実に飛び出してきた店舗です。
(今でも20代対象に本の好みが似た男女のマッチングは続いている模様)

カウンターが主体の小さな店舗には、選書の説明(ほぼオタクの一方的な語り)を受ける先約の
人がいたんですが、熱いトークも意に介さず読書する他の客(全て独り)が強いと思いました。
先払いでアイスチャイと選書料金を払い、若い女性店主がこちらに質問をぶつけた10分程度の後、
在庫(原則としてその場で購入できる文庫本からの紹介)から5冊勧めてくれるサービスでした。

最近読んだ中ではミステリーが面白かった、金と時間に糸目をつけないなら旅に出るという私の
話から小説3冊、海外旅行エッセイ2冊を紹介してもらいました。これを書いている週末にまず
小説2冊を買ったのですが、エッセイは本屋で探す難易度が小説より若干高いですね…。

店内では前の人を待つ際に手に取った『刑事の枷』を閉店間際まで読んでました。その日中には
読了まで至りませんでしたが、こちらも週末に最後まで読破できました。面白かったです。

2025.11.16 wrote


 2025年11月10日(月)   茄子の花は千に一つの仇もなし 

親の意見と、が頭につくのです(挨拶)

刀剣乱舞コラボ実施中のぼでぢゅうに行ってきました。人生で二度目…?
男士集合パネルの設置店舗が東日本では渋谷・池袋・御徒町・調布・横浜という謎配置で、
我が家から一番近い御徒町を予約しました。最上階の吉池食堂で呑んだことならありました。
階下にユニクロとGUがあり、外国人観光客がたくさん。コラボ中は予約onlyのぼてぢゅうにも
欧米系観光客が来てしまい、アジア系の女性店員が流暢な英語で追い払っていました。

今回のコラボ男士は一文字が中心で長谷部は不在。日光のグレープサワー+ピリ辛味噌焼きそば、
白山吉光の豆腐サラダ、メニューで美味しそうだったカニクリームコロッケを頼みました。
アルコールは弱めでしたが、豆腐が一丁まるごとありそうな量でお腹いっぱいになりました。
最後に出てきた焼きそばも思ったより辛味噌のパンチが効いていて、茄子の薄味に救われました。

席にあったミニフラッグは則宗で、先述の店員に何度か推しを持ってくると提案されましたが、
そもそも私の推しはいないのでそのままでした。隣の客の推しも誰なのか分からなかったので、
コースターは別日に東京ドームシティで日光と白山にお取引で交換してもらいました。

2025.11.16 wrote


 2025年11月08日(土)   Tokyo Adventure Line 

昨年末に手帳へ書いたウイッシュリスト100は途中で書き足しても良いと言われていました。
2月に言式の二人(梅津さん+橋本祥平さん)がプライベートの写真撮影で奥多摩を訪れた際、
立ち寄った卵道(読み方:ランウェイ)がとても美味しそうで、リストに追加しました。

古里(読み方:こり)駅前に卵道の本店はあります。二人が行った冬は閑散期でしたが、
11月の奥多摩は紅葉狩りのハイシーズン。11時の開店前から待機列ができ、2時間待ちにもなると
下調べでキャッチしていたので、本屋で500p超えのミステリー文庫本も仕入れていきました。

東京アドベンチャーラインは1時間に2本程度しか電車がないため、到着時刻の調整は難しく、
古里駅に開店前=10時半前到着から逆算したら、柏出発は普段の出勤よりも早くなりました。
店頭のウェイティングリストにはそんな到着でも片手の指に収まらない人数の先客がいました。
改札を急いで抜けた私が書いた後も電車客のみならず車やバイクツーリング勢が続々来訪。
長時間待機を覚悟しましたが、独りなのが幸いして開店時のカウンター最後の席に座れました。

メニューは異なる種類の卵を用いた3種のだしまき定食とプリンのみ。だしまき卵への付け合せは
わさび漬け、練り梅、大根おろしから選べます。限定の烏骨鶏も開店勢なのでいけましたが、
初回なので基本のだしまき定食に練り梅をチョイス。だしまき卵がこんなに美味しいとは!
カウンターで隣にいたのは4時間掛けて千葉県から来た(房総在住?)夫婦でしたが、
こちらも美味しいを連呼してました。それ以外言葉をなくすぐらいのレベルでした、本当に。
プリンもカラメルなしですが、苦にならないぐらい濃厚で最高の美味しさでした。

立川から先の青梅線は人生初。東京駅に直通する特快も来る青梅までは住宅街の趣でしたが、
短い編成に乗り換えた単線区間は山の間、多摩川の左岸を縫うように走っていき、こんな景色が
東京都内で見られるなんて…とアドベンチャーラインの愛称にふさわしい景色が広がります。
卵道を思いのほか早く退店できたので、古里駅の隣駅近い鳩ノ巣渓谷まで歩きました。車道を。

線路や道路は川よりかなり高い位置にあり、歩行者はほぼ皆無でしたが、トレッキングできる
靴でもなければ熊鈴もつけていない(奥多摩は警告ポスターが駅に貼られるぐらいナチュラルに
ツキノワグマが出没している)私が車道を歩いたのは、結果として正解だったと思います。

駅から急な坂道を降りて(途中で鍵が閉まらない公衆トイレも使いつつ)川べりへ。
ほんのり色づいた木々と岩の間を流れる多摩川を鑑賞しました。澄んだ流れは自然の産物のようで
上流にダム(奥多摩湖)があるので、人間の手によってコントロールされている流量です。
この渓谷のみならず行きのホリデー快速(古里駅通過のためで私は見送り)から外国人観光客が
たくさんいて、インバウンドの情報収集力に唸らされるのでした。ここから沢井駅まで戻って
澤乃井の日本酒を楽しんだのですが、こちらには日本人トレッカーが多く集まっていました。
直詰の小瓶を購入しましたけど、大人しくお猪口にしておけとセルフツッコミしてました。

飲みきれないのと混雑で澤乃井のガーデンを早めに離れ、飲みかけの瓶を手に上流へ戻る形で
御嶽渓谷を歩きました。ここは鳩ノ巣とは違ってほぼ舗装された道で歩きやすかったです。
私道を好意で通れている箇所もあるようで、野菜の無料販売もいくつかありました。
紅葉はもう1週過ぎてから来ると良い感じになるのではないかと見受けました。

立川駅で降り、パフェを食べようと検索したカフェのアップルパイが美味しそうに見えたので
そちらに切り替えたのですが、これも良かったです。この物価高の時代に、パイと紅茶で
950円という価格も多摩ならではだったのでしょうか。非常に充実した1日でした。

2025.11.16 wrote


 2025年11月06日(木)   明晰 

4月下旬に刀ステ十口伝コラボで行った時以来の2.5茶屋に行ってきました。
茶屋では8月から終わったばかりの刀ミュ祝賀祭コラボを1ヶ月半ごとの3期に分けて開催。
対象刀剣も15振り(2期のみ14振り)ずつに分かれていて…TDCで母数48のランダムノベルティが
配布されている今、分母が3分の1以下なのでとても優しいという錯覚を覚えます(苦笑)

3期(刀ミュ公演出演順で五月雨江以降が対象)は人気男士が多く、その2日目だけあって満席。
1人席は入口側と窓際側にありすが、写真を撮るにはガラスの反射が厳しい窓側の方が不人気です。
私はドーム公演グッズのうちわが上に貼られた窓側…の長谷部うちわ近くには座れませんでした。

事前予約フードは豆乳煮干し麻辣麺をチョイス。今年大流行の麻辣湯と違って具は選べませんが、
さすがに麻辣調味料は後入れになっていて辛いの苦手な審神者に配慮されていました。
麺が袋から出されたままの固まった状態で入っていたのに店の繁盛ぶりを感じました。
ドリンクは花影。カルピスがベース、竹炭水で上部を黒く染め、ナタデココとアラザン入りです。

撮影用グッズとして長谷部の10周年アクスタ(祝賀祭グッズ)を卓上に置いていました。
左隣は村雲アクスタを3つ並べ、右隣は長義推しでテイクアウトノベルティを束で持っていました。
ここで左隣が私に近いテーブルの角へ長谷部コースターを置いて無言の圧をかけてきました(笑)

麻辣麺では量が足りないと感じた私は二種の焼きおにぎり+ホットのお茶セットを追加。
ここでのコースター銀袋を開けたら、まさかの村雲! 声を掛け、中身を取り出さずに見せます。
卓上の品との交換を依頼すると、隣人からは最高のサムズアップが返ってきました。交換成立!
焼き明太子とチーズジェノベーゼの焼きおにぎりは勝利の味がしました。
ちなみに、左隣の追加ドリンクからまた長谷部のコースターが出てきたのがこの話のオチです。
コラボカフェでは誰が推しなのか明確にした方が収穫が得られる、そう学んだ夜でした。

2025.11.23 wrote


 2025年11月03日(月)   観点/他 

刀ミュ10周年10大企画の一つ・乱舞博覧会『前期』に行ってきました。
会場は夏に祝賀祭を行った東京ドームと同じ敷地にあるGallery Aamo。
数年前には映画刀剣乱舞・継承でも衣裳展示などがあった大展覧会が開催されています。

その時は混んでいなかったし、今回だって1時間ごとに1日9枠もあるのに…まさかの大激戦。
前期のプレリク先行落選+一般販売Loppiの前で撃沈してしまい、行くつもりのなかった後期の
ファンサイト最速先行に申し込んでチケットを確保する羽目になってしまいました。

後期も一般発売開始時点では前期よりはチケット残っていましたが、最終的には完売。
会期通してチケット詐欺も発生する有様となり、選べるノベルティwith動画の強さを感じました。
刀ミュは例の出演順で4分割すると直近の4分の1に伯仲が揃うくらい人気に偏りがあります。

前期分はプラチナチケットと化し、祝日である11/3の譲渡ポストにXで名乗りをあげ、
シブツタ衣裳展特典(一期)譲渡から感謝札返却にチェンジして話がまとまったものの、
やり取りを通して信頼されてないと感じ、PayPayでの先払いさえ申し出ました。
圧倒的にこちらの立場が弱いので……結局は当日の現金払いで落ち着きました。

感謝札は所持主が友人分までまとめて交換したので完全にノータッチ、入場後解散でした。
最初は過去本公演のメインビジュアル背景と撮り下ろし写真が表裏になった襖が並ぶゾーン。
このビジュアルは撮影禁止で、物販で売っているポストカードにしか収録されていません。
ポストカード、長谷部が縦2枚だったので勝手に全員同じ仕様だと思っていたのですが、
実際は襖裏側ビジュアルが横向きになっている男士もいるようです。このポストカードも
前期と後期に分けて販売されていて(しかもチケット発売後…私がお取引まとめた後に発表)
推しがいる前期のチケットをお譲りいただいて良かったと心底思えた一因となったのでした。

撮影禁止ビジュアル・感謝札ともに、カメラ目線の男士もいるのに、長谷部はどちらも斜め上の
桜の木(妄想)を見上げていて、露骨に目線が外れています。何か意味があるのでしょうか。
(私が感謝札を入手したのは自名義チケットを使った11/19なので動画感想はそちらで記載)

次の公演歴史振り返りパネルには刀剣展示ばりに行列がへばりついていたので、ほぼスルー。
(整理番号160番台後半の今回無理してみなくても、自名義の後期は整理番号17番だから)
遠目から見た限りでは、長谷部の抜粋セリフは「……上善は水の如し。足を止めるな」でした。
うろ覚えなので正確ではないと思いますが(ここも撮影禁止)花影で雨に打たれていた時のです。
主催者が体感してきた座組の歴史とファンが求める本丸の歴史の乖離を全体的に感じました。
物語がどういう意図で創出されたかは、観客にはあまり重要ではないと私には思えまして……。

続いてはメイン展示、戦闘装束の実物です。実際に衣装を制作された方がトルソーに着せました。
ここは撮影可能で最も滞在時間が長くなる箇所。使い込まれた形跡も見て取れる装束が、
一部裏側まで覗き込め、もう1つの撮り下ろしビジュアルとキャストコメントもあります。
長谷部のストラが暴れないように紐でこっそり繋がれているのは公演当時から有名な話ですが、
大倶利伽羅のペンダント(マジックテープ)や桑名江のパーカー紐(テグス)なども
創意工夫で動きが制限されていました。何より、衣裳のあちこちに見受けられる傷みが、
本当にキャストが板の上で着用した装束だというリアリティを増していました。長谷部の場合は
ボトムス、特に右の足元がかなり傷んでいて一部藤色の糸が切れてしまっている箇所まで。

10年分の1部を7分弱に圧縮したビデオも花影の部分だけチェック、壁面も長谷部の写真を撮り、
グッズは先述の撮り下ろしポストカードとランダムカードを1枚だけ買って退出しました。
ランダムは大慶が出たので、すぐに交換ポストを探して長谷部と交換してもらいました。
(当日中とはいえそこそこの時間はかかったので、シブツタの長義がおかしすぎたのだと改めて)

あまりに衣裳展示のウェイトが高すぎる展示内容に、前期のチケット譲渡を詐欺に引っかからず
きちんとまとめられたことに感謝しました。後期だけ来たら衣裳見て発狂していたと思います。

2025.11.23 wrote


 2025年11月01日(土)   walk-through 

ちばぎんカップ(2月上旬)以来のサッカー観戦は、まさかのルヴァンカップ決勝になりました。
今年レイソルがリーグ戦強くて、日立台のチケットはすぐに完売してしまい手に入らないのです。
(FC岐阜も荒木さんが離脱していたのもあって観に行く機会がなく…)

カップ戦決勝も毎年チケット争奪戦になります。先行で申し込んでバクスタ3階席を確保しました。
それなのにアイカサ(猛暑対策の日傘兼用折り畳みが増えていて助かりました!)の返却や、
国立競技場のゲートが分からず無駄に外周を歩く等で、開始まで30分切って到着する体たらく。
なかなか座れる席も見つからなかったのですが、シミズオクトのお兄さんが列中央の空席に対し、
片手の指では収まらない人数の観客に席詰めを依頼してくれたお陰で端に座れました。感謝です。

決勝のカードはレイソルvsサンフレッチェ、死去から3年経った工藤さん縁のクラブ同士。
サンフは初めて好きになった選手(柳本さん)の所属チームで、初めて見に行ったJクラブです。
同じチームに所属していた高木琢也さんも応援してました。あれから四半世紀以上が経過。
高木さんの息子・利弥さんでさえプロフットボーラー生活を終える程に歳月は流れています。

20世紀末は日本代表のワールドカップ『出場』が悲願で、私はそれに全てを捧げていました。
あの頃の代表に海外リーグの選手はセリエAの中田英寿さんしかいませんでした。
今や代表は海外組がズラリで、Jリーグはステップアップあるいは帰還の場となっています。
そのJリーグだって、J1だと昔の映像…相馬さんのクロスがスローVTRにしか見えないくらい、
スピードも強度もボール扱いのテクニックもレベルアップしています。今回の決勝も、私の目には
ファイナルに相応しい締まった好ゲームに映りました。直近でよく見ていたフットボールが、
船山さんが苦闘していたJ3ラインメール青森のどうしようもないものだったのもありますが。

レイソルはリカルド・ロドリゲス監督の指導によりポゼッション率の高い洗練されたサッカーを
展開してリーグ戦上位にいますが(直近の横浜FC戦は仲間さんのゴールで劇的逆転勝ちでした)
監督が好んで起用するメンバーはさほど身長が高くないという弱点を抱えています。
自覚はあって、極力ゴールラインを割らせないようボールを諦めず良く追ってもいました。
しかし、CKは与えずとも、広島の繰り出してきたロングスローからのヘディングで失点。
GKを複数人で抑えれば空中戦に勝てるという必勝法により大きなビハインドを背負うのでした。

前半だけで更に東さんの見事すぎる直接FKが決まり(これは単純にキッカーがうますぎた)、
更にアディショナルタイムにロングスロー起点の3失点目。実質これで決着がついてしまいました。
後半からは細谷さんや仲間さんといったアタッカーを投入した柏でしたが、タイトル確保までに
もはや無理する必要もなくなったサンフの守備を破るのは容易ではありません。そんな状況でも、
相手を引きずるようにゴールへ迫り一矢報いた背番号9には、細谷さんが今季から覚悟を決めて
その番号=北嶋さん→工藤さんの系譜を背負った覚悟を感じて、胸が熱くなりました。
己が何者か知っている人は強いのです。監督は鹿島ユースOB垣田さんがお気に入りのようですが。

表彰式は見ずに飛び出して、まともに摂ってなかった食事を求めて東京ドームシティへ。
刀ミュコラボフードをヤケ食いしようかと思ったのですが、1食目のblueing提供10品目の
ちらし丼で2枚ついてくるノベルティブロマイドの1枚が長谷部だったので何かを感じて撤退。
休みが多い+美味しくないと審神者には不評の店ですが、休みが多いのはサッカーのライビュが
いろいろ組まれているから(ルヴァン決勝も当然やっていた)で、美味しくないのはメニューが
ちらし丼+かつおサラダと冷蔵庫で作り置きできる品だからだと気づくことができました。
(評判が高いのはオーダー後に作るケータリングのハンバーガーが多いですね)

隣駅の飯田橋まで歩いて、東京大神宮に参拝してから帰りました。ルヴァン決勝で時間の経過や
次世代への継承について考えさせられ、限られた人生で綺麗なものをたくさん見たいと感じた私。
紅葉が見られるスポットは熊も出るし…と思ったのですが、飯田橋の街路樹だって見惚れるくらい
美しく赤く染まるのだとも気づけました。視野を広く持てる余裕が一番大事ですね、本当に。

2025.11.2 wrote


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