「ガムを食べた。」 DiaryINDEXpastwill
2006年08月27日(日)

食後にオレンジジュースを飲んだ。
飲み終えた後に果実のカスがコップにこびり付いて残るような
濃い自家製のオレンジジュースだ。
爺ちゃんが騙されて買ってしまったオレンジのお裾分けで
母親が作った。
家族の愛情ってやつだなぁと思った。

不幸の手紙を受け取ったら5通に増やすのではなくて
何かに変えて昇華しないといけない。


2006年08月25日(金) オレンジ売り

よく分からないが、最近成約が多い。
1日1件とは言わないまでも、忙しい。
8月がこんなに忙しいなんて前の会社じゃ有り得ない。
罰当たりな生き方をしている俺の口が回るようになったからか?

いや、俺は初対面で出会って1分以内に「天然?」て聞かれる人間。
これまでに本当に1分以内にそう言った人は2人。
1人は前の会社の上司、1人は一夜限りの女の子。
気が付いていても言わなかっただけの人は何人居るやら。

俺は人を騙せないし、逆に「これに決めます」という言葉を信じて
1ヶ月以上待った挙句にキャンセル食らう営業マンだ。
むしろ素直すぎる。



昨日4本も映画を見て疲れた。
順番を考えればいいのに、最後はエクソシスト系だった。
悪い夢も見るって。

彼女からはメールが来ない。

1度会った子から「明日は休みじゃない?」ってメール。



今日、母方の郷里に居る爺ちゃんが、詐欺まがいのオレンジ売りに騙された。
バカ高い値段で大量のオレンジを買ってしまったらしい。
田舎の農村を訪れて爺婆相手に
リンゴやらオレンジやら布団やらを
バカ高い値段で強引に売りつける奴。
婆ちゃんに怒られて可哀想に爺ちゃん。
死ね!オレンジ売り。

2006年08月24日(木) 罰当たり

最近、Stevie Ray Vaughan の Little Wing を1日1回は聞いてしまう。

<10時頃別2で会える人連絡下さい。>
朝起きて、携帯の出会い系サイトに書いた。

8:30 メールが来た。
サイトを通して来たのかと思ったら、
5月まで付き合っていた彼女からだった。
旦那と別れることになったという知らせと、
新しい職場が決まったことの連絡だった。
俺の元に来たいとか俺のせいだとか、そういう話ではない。
返信しようとしたけど、途中で消した。

9:00 メールが来た。
シャワーを浴びて外出した。

10:00
駅の駐車場に車を停めた。
10:30
初めて会う女の子を助手席に乗せホテルへ向かった。
TVのある浴室に一緒に入った。
顔を近づけると口が臭かった。
ベッドに入ると口と同じく体臭も酷かった。
事が終わりしばらく眠る。
目が覚めると見知らぬ顔が合って驚いた。
あまり会話もないまま出て別れた。

彼女と別れることにしてから、
好きでもない女性10人くらいとこうして会ったと思う。
虚しいけどある意味世の中を知った。

13:30
美術館に行こうと思ったけど、ツタヤに行った。
4本も映画を借りて「1泊で」と言った。

14:00 寝てしまう。

19:00 夕飯後、3本連続映画。
ニコラス・ケイジの「ウェザー・マン」が良かった。
今度買おう。
途中、彼女にメールを返信した。

0:00
明日の仕事に何故か不安を覚えつつ、
あと1本映画を見始める。

こうして書くと、生き方を間違ってるよね。

2006年08月20日(日) クレームビジネス

契約書上はAであっても、お客さんがごり押しするなら
事実上Bを認めることもある。
お客さんが契約書にAと記載されていることを
知らなかったと明らかに嘘をついていたとしても
敢えて突っ込まないこともある。

警察が10kmくらいの速度オーバーでは捕まえないこともあるのと同じ。
生活の幅、ゆとりってものが少しはないと世の中息苦しい。
正に生活の場を提供する賃貸不動産の世界で生きるには柔軟性が必要。

色んな人間が居る。

色んな人間が居る世界で前進するためにゆとりがある。
型に嵌め込んで考えて凝り固まっても腐るだけだ。
エネルギーを、何も生み出さず腐るためだけに消費してしまう。

凝り固まった人間をそっとしておくためにゆとりがあるのではない。
俺たちが前進するためにゆとりがある。
いずれ腐っていく身であっても前進する。

真夏の昼間。古いアパートの空室。
閉め切られたまんまの空気が恐ろしく暖められ、
暖められた空気が排水管から臭気を呼び込む。
臭気でいっぱいの空気がさらに暖められ、
隙間という隙間へ入り込み、
部屋中の全てのモノに臭気を染み込ませる。
久しぶりに訪れた人が扉を開けると、
物凄い勢いで出てくる臭気に追い返される。
この部屋にやってくるのは、受け取る人のない広告チラシだけ。

そういう部屋を生んじゃいけないんだ。




凝り固まって腐って、臭気を包み込むゆとりに囲まれていた。
この日記はそういう風に過ごしていた自分とも繋がっているんだけどね・・・。

2006年08月18日(金)

手取り給料が16万円余りとは言え、
家に一銭も入れないでいい身分の人間が
一銭も貯蓄が無いなんてどうなんだろう。
何に使ってるんだか・・・。
せっかく恵まれた立場にあるんだから、
資産を作るための経験をどんどん積んだらいいのにね。

最近金持ち父さんのテキストやCDを読んでて思った。
勉強しろバカ息子。

2006年08月11日(金) パソコン

パソコンていくらで組み立てられるんだっけ。

今使ってるのはやおら10年近く経つやつだと思う。
パソコンに詳しいわけではないので、
何か問題が起こってくると再インストールするんだけど、
まずWindowsのMeをインストールしないといけない。

ハードディスクやらDVD-RWやらUSBポートを増設しているんだけど、
本来繋ぎ方もよく分かってないので壊れるとどうしていいかわからん。

CDが焼けない。
新品のディスクに向かって「ディスクがおかしい!」と言いやがる。
一番最後に増設したDVD-RWが一番先に壊れたっぽい。
DVD-RWだけを買い換えるんじゃなくて、全部新しくしたいなぁ。

弟と最近聞いてる音楽を入れたCDを交換しようって話した。
なのに交換できない。
うーん。
会社にハードディスクを持って行って会社で焼こうか。

2006年08月10日(木) いちおう実話

最近接したお客さんがエッチだった。

2日ほど続けてたくさんのお部屋のご案内をした。
珍しく波長があって会話が弾んだお客さんだった。

2日目に、これにする!っていうロフト付きのお部屋で
ロフトに昇ってわざとらしくパンツをちらりと見せてきた。
目をそらしていると、寝転んで、
「ちょっと隣に寝てみてください」と言う。
俺は「えー!?」と言いつつも隣に寝てみせる。
でもすぐに起き上がってロフトから降りた。

「いつか2人になるかもだから2人寝れる大きさかなと思って・・」

部屋で独りAVを見てる時に妄想しそうな状況。
現実になってみると、やっぱり手を出すのは無理。
一瞬勃起しそうになったよ!
半立ちくらいにはなったさ!

据え膳食わぬは男の恥なんだろうけど、
客に手を出すなんて出来ないのです。
波長は合ったけど、タイプじゃないし。



それよりも、こんな子にときめきを覚えた。

俺はお客さんと部屋を見に行くと、お客さんの靴を揃えてあげる。
お客さんが見てる時にやると気にする人も居るから、
見てない隙にそっとやる。
自分の靴は横向きに揃えて脱いで入り、お部屋の説明をする。

この前、見た目ギャル風、しゃべりもマイペースで
いまいち何を考えているかわからない子が、
部屋を出る時に「はい」と言ってそっと俺の靴の向きを変えてくれた。
「あ〜あ〜!すいません!」と言った。

いくつかのお部屋を見て回ったんだけど、
必ず「はい」と言って揃える。
若いのにこの気の利かせ方はお水?
と思いきや介護の仕事をしてるという。

う〜ん・・・この子のこともっと知りたい・・・って思ったのです。


恋してぇ!

2006年08月08日(火) 金持ち父さん貧乏父さん

ベストセラーの本だ。
父親に勧められて2,3年前に読んだ。
内容は覚えてない。

定年退職してTVばっかり見るようになったのか、
父親が最近ロバート・キヨサキのこのテキストを勧めてきた。
http://www.shopjapan.co.jp/olm/showdetl.cfm?DID=46&Product_ID=53082&CATID=5895
モロ、老人が騙される通販の商品に見える。
「父さんはもうダメだけどお前はまだ勉強すれば間に合う」
しきりに勧めてくるので、親孝行の俺は買いましたw

とりあえず、特典として付いてきた60分のビデオを見終えた。

幸い例え俺が無職であっても食べていける資産がある。
資産の内容は知らない。
で、何故か必死こいて安い給料で休みも少ないのに働いている。
幸い給料は自分の好きなように使える。
父親が勧めるなら買ってやるよ、と。

彼が金持ち父さんなのか貧乏父さんなのかはわからん。

2006年08月06日(日) 兵士から人間へ

俺が引き篭りから脱出する際に支えにしていた言葉。
「兵士は兵士として振舞うように訓練されて兵士らしくなる」
生まれながらの兵士は居ない。
とにかく考えずに反射的に動く訓練をする。
下手に考えれば殺される。

そんな風にやってきたのが、今は人間性を求められる。
お前は何をどう考えるのか。どう判断下すのか。
一緒に働く仲間やお客さんと
人間としてコミュニケーションをとらないと
良い仕事が出来ない。

難しいな。
人としての自分を求められるのがこんなに難しいとはなぁ。
考えたらそういう自分を出すことから逃げている。

2006年08月05日(土) 考えろ!

まず、育った<環境>の良い悪いはどうしようもない。
俺は農家の長男として生まれた。
田んぼを守る→土地を守る→資産を守るために、
アパート・マンションを経営し始めた農家に育った。
間違いないし迷いもないのは、
俺がこの事業を引き継いで守り、次の世代に引き継がなければならないこと。

次に<基本的な資質>として俺は人より頭の回転が遅いし、性格も弱い。
こうやってじっくりと独りで書いている間は自分の考えがあるけど、
人の意見を聞けばその通りだなぁと思ってしまう。
素直に親の言うことを聞いて育ったけどパンクした。
自分の好きな道を行こうと思ったけど、失敗した挙句引き篭った。
器は大きくないし、コミュニケーション能力が欠如している。

<状況>は、
父親が定年退職し、そろそろ身体もあちこち壊れてきた。
頭がはっきりしている間に事業を引き継がなければならない。
父親も俺も期限はあと10年もないと見ている。
俺は引き継ぐに当たって、父親の勧めもあって
資格を取り3年前に不動産会社に勤め始めた。
業界の中に居ることが一番勉強になるだろうという判断だ。

最初に入った会社は自分で選んだ。
大家の家に生まれ、コネはあったけど、コネはダメだと感じた。
大家でありながら従業員であるという構造は絶対にダメだと感じた。
ただ入った会社は地元には合わない特殊なやり方の会社で、
あまり良い会社ではなかった。
また、自分の家のことを考える時間がなかなか取れなかった。
今は自分の家のアパート・マンションを管理している会社に居る。
より自分の家のことを考えられる環境に身を置こうと思った。
ただ、今度はハイレベルすぎて俺の能力では全然付いていけない会社。
人間が少ないので役割分担というよりは全てを覚えなければならない。
そういう意味でのハイレベルさも求められる。
ただし、経験値は物凄く上がる。

今年、父親は相続税対策のため、アパートを新しく作った。
立地の関係で、管理業務の大半を自分でするというタイプのアパート。
いずれ父親が居なくなれば嫌でも俺がその仕事を引き継がなければならない。
俺は勤め先で物凄くためになる経験を積んでいる反面、
時間を取られ過ぎて自分の家のことはまだ全然わかっていない。

<悩み>は
今の会社では全く役に立てない状態で無力感を感じていること。
間違いないのはどんな不満があろうが、今は全く力不足だということ。
わからないのは努力によって克服可能かどうかということと、
努力によって克服する時間や価値があるかどうかということ。
前の会社で自分の能力が重宝されるようになってきたのは
2年経ってからだった。
でも、会社が求めているのは、即戦力であり経営者になれる人材、
生活の全てを会社に捧げる人材。
だけど自分には能力、立場的に無理だろうと感じる。

性格的にも、上手くやっていく自信が持てないこと。
前の会社で自分の性格をわかって貰えるようになってきたのは
やっぱり2年経ってからだった。
自分が打ち解け、「自分」を語るようになるのにそれだけかかった。

この会社で生きていくつもりなら、能力・性格両面で
自分の存在を浸透させるのにやっぱり2年はかかるんだろうと思う。
心配なのは2年我慢する精神力が自分にあるのかどうか。
心配なのは生活の全てが会社に取られてしまい、
自分の家の相続の問題が上手くいかなくなること。
仕事を十分にこなしながら自分の家のことも十分にやる、
そういうキャパシティが自分にあるのかどうかということ。

とにかく毎日が苦しい。辞めたいと感じる。

それが全く逃げ以外の何でもなく、
辞めたところで人間がダメになっていくだけなんじゃないかという気もする。
「現場」に居なければダメになってしまう気もしている。
業界の中に居ないと頭でっかちの勘違いをして、
業界に騙されてしまうんじゃないかという気もする。


いったいどうしたらいいんだ!

2006年08月04日(金) 現実逃避

今日は休み。
久しぶりに本を1冊読み終えた。
いつもは買ったはいいけど途中で投げ出すことが多い。
最近は映画のDVDもよく借りてきて観る。

現実逃避したくて仕方がない。

仕事では、自分の無能ぶりを思い知らされる毎日。
毎日毎日怒られてこうしろああしろと言われる。
それが嫌で嫌でたまらないのに、
同時に「一体どうしたらいいんだ!」って誰かに甘えたい気持ちもある。
ああしろこうしろ言われるのが嫌なくせに、
言われなければ、聞かなければどうしていいのかわからない。

一緒に働いている人達から言われることは嫌で嫌で仕方ないのに、
同時に何かを言ってくれる人を求めて甘えている。

一緒に働いている人達から言われることは
正に「自分はどうしたらいいのか」ってことそのもの。
だけど、それが自分を全否定されるような気がしてきついんだ。
人間として全てが変わらなければこの仕事は無理。
そんな風に感じてしまう。
聞けば自分で調べろ考えろと言われ、
自分で調べて考えてると聞けと言われる。
自分自身で気がつく点があってもそれが信用できなくなる。
自信がなくなる。

例えば、
自分が連れてきたお客さんが何度も何度も審査落ちする。
自分自身は悪いお客さんではないと思うけど否定される。
大家さんに言う前に断る。「大家さんがこう言うんです」と説明して。
理由は家賃に照らし合わせて収入が少ないとか、
万が一のことを考えたときに保証人に保証能力がないとか。
そうかと思えば、上司が連れてきたお客さんは
甘い審査で、よりによって自分の家のアパートに入れられる。
どう思う?甘いのはわかるけど入居させたいんだ。
そう上司に言われてどう答えろと?反発はしにくい。
ずるいよ・・・それに俺は従業員でありながら大家でもある。
大家としては気に入ってくれる人が居るなら入って欲しいと思う。
俺は、仕舞いには、自分が接客したばかりに
お客さんは希望のお部屋に住むことが出来ず、
会社にとっても大切なお客さんを逃してしまったように感じる。

この現実と向き合ってどうしたらいいのか自分で真剣に考えて
本気で闘っていかなければならない。
でも、一杯一杯なんだな。きつい。
やるべきことは目の前に提示されている。
だけどどうすればいいのか分からないと感じるのは、
目の前に提示されていることを見ようとしていないからだろ。
実際、見たくない。

相談すべき相手もわからない。
父親には愚痴をこぼす。愚痴をこぼせばそれなら辞めろと言う。
でも、俺が今の会社に入ったのは父親の助言があったからだ。
この会社に入れば給料は倍になると。
俺は父親にだまされた。
前の会社では手取り17万円。
休みは平日だけで月6回の休み。
お盆や年末年始、GW等ではもう少し増えた。
年間にして80日ちょっとか。
ボーナスはなし。
社員旅行はあった。
今の会社では手取り16万円。
休みは月3回〜4回。シーズンオフには日曜に休めることもある。
ただし、接待ゴルフも休みにカウントされる。
お盆や年末年始、GW等ではもう少し増える。
ただし、2〜3月はほとんど休めない。
年間にして60日前後か。
ボーナスは1か月分だった。
社員旅行なんかない。
働きによって待遇が良くなるのはどちらも同じ。
俺は父親にだまされた。
だから、父親に相談して助言されても信用できない。

自分で考えて自分で判断しなければならない。
自分独りで考え自分独りで悩んだ行く先が引き篭ることだったので
気をつけなければ・・・とは感じている。
多分俺は人より馬鹿だ。
いろんな人の意見を聞いてみないといけない。
でも考えないと。

2006年08月01日(火)

村上隆の「芸術起業論」が面白い。
美術を齧ったと思っていた頃はどちらかと言うと嫌いな人だった。

全く別のビジネスの世界で生きるようになって面白いと感じた。
近い世界に居た頃は理解できなかったことが今は理解できる。

ビジネス書のコーナーに置かれる美術書は、
これを本当に読むべき人達の目に止まるのか???

アーティストの卵達が立ち寄らなそうな場所にあって
サラリーマンが「何これ?誰これ?」って思いそうな
面白い本。

尻尾だけ |MAIL