anxious for Heaven

鳥かごなんて、最初からなかった。

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2008年07月30日(水)
熱が、出た。



だけど、「母親」業に休みなんか、ない。
昼過ぎからぐんぐん熱が上がる中
授乳をし、一緒に遊び、ぐずっては宥めて
フラフラしながらも離乳食を作り、食べさせ
汗を流すためにお風呂に入れたら、なんと
熱が40度まで上がってしまった。
なんてこと!

19時に寝かせると同時に、自分も少し寝た。
冬寿はタイミングの悪いことに、今日は遅い。
下手したら終電辺りになるかも…。
食事を作るチカラなんてもちろんないから
常備してある茄子の揚げ浸しを食べて
具のないインスタントラーメンを作った。
(レンジに入れるだけしかしていない)
食べないよりましだよね、なんて思いつつ
待ち時間で洗い物をしていたら
当然ながら、またグラグラ頭が揺れだした。



休みがほしい。
一日で良いから、ゆっくり羽を伸ばしたい。
…なんて思ってはみるけれど、でも、たぶん
ちびこが気になって、休めなんてしないんだろう。
足元から生えて、動きを封じる蔦みたいな
倒れることすら許さない、枷のような
だけどそれは
倒れないように、飛ばないように支えていてくれて
冷えがちな足元を包んでくれるような
そんな両面を持つ、存在。



生まれてくるときに心臓が止まってしまい
たくさんのスタッフが大騒ぎして
まるで奇跡みたいなタイミングで生まれてきた。

大きくも小さくもなかった体はすっかり
標準よりはるかな成長具合を見せるようになり
寝返りも、ハイハイも、お座りも、立つことも
なんでも平均より早く出来るようになった。
もう少し、のんびりでもいいんだよ、って
たまにそう語り掛けてしまうくらいに。

足元に、わざと配置した段ボールにつかまって
すっくと立ち上がって、辺りを見回す
その表情は何だか、自分よりもずっと大人びていて
娘ながら、何だか、圧倒されるときがある。
頼りない、赤ちゃんらしい顔というものを
あまり見せない子だった、と、よく言われる。
眉と、目元の辺りが、特にしっかりしているから
将来、さぞかし気の強い女の子になるんだろう。



やっぱり
守られてるのは自分の方なんだ、って、強く思う。
投げ出さない、投げ出せない
退かない、退けない
苦しくても力尽きようとしても、それでも
前に進むことしか出来ないように仕向けられ
だからこそ、明日も明後日も、頑張っていける。



過去の自分に見せてやりたい。
ほら、そんなところで、そんなことで
何を力尽きてるの?何を腐ってるの?
そんな弱い心でどうするの?
人間関係?環境?トラウマ?病気?
そんなのにとらわれちゃって、どうするの?
ほら、見てごらんよ。
やらなくちゃいけないんだよ。
やっていけてるんだよ。
負けて、腐ってる場合じゃないよ。
そんなんじゃ、欲しいものは手に入らないし
入ったって結局、ダメにしちゃう。
立て、膝をつくな、諦めるな、逃げるな。
トラウマだとか病気だとか便利な言葉に逃げるな。



大事にしたいものを見つけたから
だから頑張れる、確かにそうだ。
でも
途中で膝をついてちゃ
その、大事にしたい何かさえ、見つけられない。

2008年07月01日(火) 早い、よ。
2008年も、半分、終わっちゃったんだなぁ


6月

食べられるようになったもの
おかゆ、にんじん、りんご
ほうれんそう、かぼちゃ
鯛、さつまいも、バナナ

できるようになったこと
おすわり、ズリバイ
なんちゃって腕立て臥せ
テーブルの端を掴む
ストローでお茶を飲む
ベビーカーで泣かない


7月は
一体どんなことが出来るんだろう?

一緒にいられると思ったのは
たぶん、間違いじゃない。
written by:Kyo Sasaki
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