罅割れた翡翠の映す影
目次過去は過去過去なのに未来


2002年06月29日(土)

今の職場はそれなりに気に入ってるのだけれど、
同室の先輩の暴走が日に日に激しくなるのでアテツケで辞めてやるかな。
…なーんて考える事が最近とっても多い。



ふと現実的に考えてみよう。
コレ(理容師)辞めたら次は何やって喰ってくか。

1.次の理容室へ行って今度は目立たず生きる。

  取り敢えず第一候補。
  やっぱり習得した技術を使わないのは勿体無い。
  問題は自己主張の激しさ故にどうやっても目立つ事。
  今だってかなり抑えてる…つもり。



2.かなりイヤだけど実家で家業を継ぐ。

  別にそこまでイヤって程じゃないのだけれど、
  …凄まじいド田舎なので。
  都会の夜の街に馴染んだ僕にはあまりに刺激が無さ過ぎ。
  あと、暴走押さえ込める自信が無いので家人に迷惑が。
  冷静に考えると良い所です。
  酒は旨い水も旨いメシ代家賃光熱費全てタダ。
  …多分収入が激減するのも目に見えてるんだけどね…とほほ。



3.二丁目で店子(バー店員)になって毒と癒しを撒き散らす。

  9:1の割合で撒き散らすのは毒電波(ひぃ)。
  無理です、裏方に徹します。
  灰皿洗ってボトル出して、お通し作ってカクテル作って。
  おさんどんな行動の方が自然に出来るのは何故だろう…。



4.売り専としてオトコの身体を渡り歩く。

  はっはっは、年齢と容姿とテクニックを考えたまえ。
  …なのに、何故友人一同はコレを勧める?
  でもマッサージボーイなら結構やりがいがあるかも。
  昔のお客様でもマッサージ目当てで僕を指名した人がいるらしい。
  どちらにしろ意外と金にならないのだけれど。



5.普通のバーのバーテンダー(憧れ)として余生を過ごす。

  銀色の弧を描くシェーカー。
  タクトのように滑らかに動くマドラー。
  そして生まれる極彩色のカクテル。

  ああ、ビバ・バーテン。
  年を喰おうが文句無しに洗練されて格好良いあの動き。
  余生を静かに暮らすならバーテンが良い、もう決定。
  でも結局水商売から頭が離れない。



6.コンビニ深夜店員とかラブホのメイクさんとかフリーター。

  こういう仕事は非常に楽でいい。
  身体が覚えちゃうので半分寝ながら出来る。
  しっかり働いても給料泥棒のような感じすらする位楽。
  売り専する時位に後先は考えていないけど。



7.主夫として永久就職。

  誰が雇ってくれるってーの。
  尽くして泣き濡れてそして愛されるので誰か拾って(テレサ・テン)。
  ああ、でもそんなんじゃ物足りないかも。
  パートとかもやったりして、おばちゃんと井戸端魔女会議。
  でも養われるのは嫌いなので、やっても兼業主夫だな、うん。



…まともな選択肢は少ないような…。
そういえば、『養子になれ』と言われた事がある。
それって『性奴隷』って事でしょうか。
シチュエーションは萌えるんだけど、僕は絶対脱走します。
脱走するスリルがたまらないから(経験済み)。

どっちにしろ、夜の街の仕事に興味は向いてる。
この理容師をまだ続けるにしろ、区切りが付いてしまったら
もう少し夜の街を歩いても良いのかもしれない。


2002年06月28日(金) お願い。 缶太郎

僕の同級生若しくは同じ職場の方で、
『信楽亭 缶太郎』を知ってる方。

ブラウザの『戻る』使って帰ってください(切実)。

別に、僕らの過去知って態度豹変させるような人間とは
好んで付き合ってはいないけど、
それでも勝手に人の過去を好奇心だけで覗いて、
その上で態度を悪い方に豹変されたら、好きでなくとも嫌な気分。

覗くなら、そういう事をしない自信つけて欲しいのね。



…つーか、職場の人間がこの日記の存在を知り、
なんか見たがってたりする訳で。
まだクビになりたくないからお願い見ないで(笑)。

日常から全てを曝け出してるように僕は見られますが、
その実非常に秘密主義。
曝け出して相手のキャパを憶測し、それに合ったレベルまでしかバラさない。
キャパ低い人間ばっかなので、結局大してバラしてません。
…その代わり疑惑は山のように浮かんでいるのだけれど。
そしてそれは大抵的中しているのだけれど。

『親友』レベルまで話し込んでた人間(女性)に、
ゲイバレしたとたん『親の仇』のような眼で見られりゃ、
秘密主義にもなりますっちゅうの。
『親友』には許容量あるはず、なんて僕がガキだっただけなのだけど。



秘密って、全く持たない事も、全くバラさない事も不可能レベルに困難だろう。
秘密を全く持たない主義の人間がいたら、よほどの善人か社会不適合か。
全くバラさずにいれば、精神衛生状態が逼迫するのは火を見るより明らか。
秘密ってのは自他問わず重い。良い意味にも悪い意味にも。

その重さに堪えられる許容量を持った人間を選ばずにバラしてたら、
哀しい想いばっかり積もっていっちゃうじゃない?
特に、見ず知らずの人間ならいざ知らず、顔見知りなら。

だから、顔見知りにはいつも許容量のテストをしてる。
はっきり言って、全く信用していないと同じ、卑しい行為だと自覚している。
相手を傷付けたくないからといって。
自分が傷付きたくないからといって。
傷つけ合って成長すると判っていても。
僕の一撃が強すぎやしないかと恐れているから。

…嗚呼、昨日のテンションが失せている。
明日はちょっと位明るく書こう。


2002年06月27日(木) セピア色の過去 缶太郎

…昨日の日記を読んで、
いつ成人向けに強制輸送されるかびくびくしてる缶太郎です。
まぁあれしきで成人向けなわきゃ無いとおもうけれどさ。

というか、昨日の日記を一番嘘臭いと思ってるのは僕だったり。
このカラダで書き込んどいて何言ってるのかって感じではあるけど、
だって情報を総合してまとめて見ると、
当時5才だし。

しかし、
実母『アンタはちっちゃい頃からエロ本が大好きでねぇ』とか
友人『俺お前にオナニー教わったんだよなー』とか
実姉『アンタ幼稚園の頃一人エッチしてたよねー』とか
…状況証拠たっぷり。

今何が怖いってまんじゅう自分の過去が怖いわ。
そんなことあっさり本人に暴露するこいつらも怖いが。




そんな当時を最もはっきりした形で伝えてくれるのは、写真。
写真嫌いだったらしく、小・中・高とたいした写真が無い中、幼稚園時代。
一言で、ぽっちゃり性別不明。
つーか、別人だろ?とか思うほど似てない。
同僚に見せたところ、
『何処で道を踏み外したんだろうな』
とか遠い目で写真を見つめ、しかしふと写真に何か納得し始める。

内股のポージング。
林檎を持つ手の小指。
異常な程の脇の締め具合。

『なんだ、もうとっくに踏み外してたんじゃん』



高校時代のビデオを見つけた時の事。
空手の大会の写真で、空手衣を着込んだ僕はそこそこ野郎系に写っていた。
しかし、試合前はいつでもクネクネくねくね動く動く。
…ああ、やっぱりオカマ…。
対戦相手もそう思ったのか、大分リラックスした表情。
しかし、僕(当時)の試合開始直後。
おるぁあっ!
体育館中に響くよーな奇声を放ち、
対戦相手にヤクザキック(にしか見えない)をぶちかます僕(高校生)。
吹っ飛ぶ対戦相手。
止めの合図がかかり、応援に手を振るのだが、
内股と脇が締まってる。
自分で言うのもなんだけど、馬鹿にしてる…ああ。



どうやらオカマというスタンスを何時でも何処でも貫いたのは間違い無い。
そのくせ『オカマ』という罵倒には過敏に反応する。
(これも、昨日の日記にある『れんらくちょう』に書いてあった)
ゲイだったかどうかは定かじゃない。
少なくとも
『俺、お前で筆おろししたんだよなー』
という証言は、まだ無い。

決してオトコっぽくは無かった筈である。
『アンタって本当オンナだよねー』とはよく言われるが、
その場合の『オンナ』は、多分オンナっぽさからはかけ離れてる。
オカマっぽいのかゲイっぽいのかと言われると、
彼らをしても『アンタは変。おかしい。天然記念物』とか言われるので
恐らくそれとも違うのだろう。

数少ない写真やビデオに収められた自分自身の影は、
僕に言わせるならどこまでも『世界でたった一人の自分』っぽく、生きていた。
オトコとかオンナとかオカマとかゲイとかノンケとかバイとか関係無く。
ただひたすらに『我道を往く』状態のその影は、幾ら似ていなくても
やっぱり今の僕にも共通するところがあって。
…なんとなく、羨ましくて。

そんな最早似ても似つかない色褪せた過去達のスタンスだけ受け継いで、
今日もまた丑三つ時を正体不明の生物は世界のどこかで息づいてる。


2002年06月26日(水) 半袴を見て思ふ 咲乱

ちょっと思い出したかなり昔の話。



当時から、アタシはオトコが大好きだった。
つーか、その頃はまだ『あたし達』ではなくもうちょっとまとまっていたかも。
まぁオンナにも『好きだー!』とか言ってたらしいけど。
当時の「れんらくちょう」に事細かにそういうの書いてあんのね。
(親と保母が連絡を取る為の『れんらくちょう』)
とにかく『情緒不安定』『我が強い』が頻出する連絡帳だったけど。




そんな幼少の頃、特にアタシの眼に焼き付いているのはスカートの女の子ではなく
半ズボンの男の子(のフトモモ)。

いつも期待していたのはスカートの合間からのぞくパンチラではなく
半ズボンの隙間に見えるはみちん。

そう、当時から『キャプテン翼』の半ズボン姿がオカズだったアタシは

立派にショタコン。ショタコン歴19年。

来年はショタコン成人式だわ(意味不明)。



そんな当時のアタシの餌食になった(哀れな)男の子がいたのね。

まだ暑い夏の夕方。
彼はたまたまアタシのウチに遊びに来てたのね。
アタシ達は自室で無邪気に遊んでおりましたわ。
しかし、コスチュームがまずかった。

やんちゃな笑顔。
つぶらでちょっと生意気な瞳。
ほのかな泥臭さ。
半ズボン(最重要要素)。

直球ド真ん中、彼は正確無比にアタシのツボ(半ズボン)を突いていたわね。
あまつさえ、彼は足をこっちに向けて大の字に寝っ転がった。
「あー、つまんねーなー」

つまんない?いやいやそんな事ないわ、今だから言うけど(時効よね)、
思いっきしはみ出してたから。
もしかして誘ってる?(んなこたぁ無い)

しかしそこは幼少期、『誘ってる』と勘違いしたアタシは次の行動を起こす。
だが。

セックスの知識は持っていたものの、男同士の所為かそこまでは考えない。
しかしキスなどするほど乙女チックでもなかった。
というよりこの状況でキスするのも脈絡が無いんだけどね。
そこで何を思ったかアタシは彼に、



















自慰行為を調教しました(滝汗)。

かくしてお猿さんが一匹増えた訳よ。
今でも何故そこで自慰調教などしてしまったのか全くもって謎のまま。
その後彼が本当にお猿さんの様にヤり続けたかも謎。
…よく読めば判る通り、当時幼稚園児だったアタシが、
何故自慰行為を他人に布教出来るほど熟知していたかも謎。

しかし、
『そういや俺、お前にオナニー教わったんだよなー』
とアタシに言ってくる人間が何人も居るのかが最も判らないのよ。
だってアタシ三人位しか調教してないし。



昼過ぎに見た半ズボンの小学生を思い返すと、
そんな謎が脳裏を過ぎっていったのよ。
ただ言えるのは、アタシ(達)は
生粋のヨゴレゲイだったって事なのかしら。


2002年06月25日(火) 質問に答えてみる。 缶太郎

日記『ホモでわりーか?!』でおなじみの加持啓介サンのところで、
この『俺色の質問・四十八手』を発見、
何となくやりたくなって(自主性ゼロ)、わやサンのページに飛び、
コピペして参りました。
ああ、それ以外は全くまったりとした一日で、書く事も薄かったので、
こっちのが面白そうだったんだよぅ(言い訳終了)。



エンピツ姫・エンピツ王子のための
  『俺色の質問・四十八手』

Q1: まず、あなたのHNと性別を。
   Jade、信楽亭 缶太郎、他多数。
   身体はオトコでバイよりのゲイでリバーシブルでサドでマゾです。
 
Q2: HNのココロを教えてください。
   落語研究会に属していた折、信楽亭の屋号を貰った時の事。
   その部で最も恐ろしい先輩(女性)が言い放ちました。
   『モモタロウとキンタロウとカンタロウのどれがいい?』
   
Q3: ひとのHNで「いいな」と思っているのは?(複数可)
   『ナナシ』って好きだったなー、とか。

Q4: 今までみた、ぎょっとしたHNって何かあります?
   友人の本名(本人)

Q5: 日記のタイトル、あとHPもお持ちでしたらそのタイトルを。
   『罅割れた翡翠の映す影』、これだけ。

Q6: 日記タイトル、HPタイトルのココロを。
   Jadeなんて名乗ってましたので。

Q7: ひとの日記/HPタイトルで「うっこれはっ」とシビれたものは。
   『電脳的老婆 こんぴゅうたおばぁつぁん』
   …脳停止した。

Q8: 隠しサイトを持ちます。タイトルはどうします?
   『ケツ割れた翡翠のヤリマン日記』
   …嘘です。イヤっす。

Q9: ところで隠しサイト、もう持ってます?
   コレしか持ってないって。

Q10: だれかの隠しサイトを教えてもらっていますか。
   探すの大好き。

Q11: とにかくネットナンパしたい一心でサイトオープン。タイトルは?
   『発情前線まっしぐら』

Q12: こんなタイトルの日記を見つけたら、即ご入室。
   『街角イケメン追跡調査報告書』…おいおい。

Q13: あなたの日記がこれまでにされた、屈辱的な検索は?
   『痴漢 おばちゃん』
   『辞表の書き方』

Q14: 逆に、誇らしかった検索は。
   …ないかも。

Q15: あなたがついやってしまった「恥ずかしー検索」ってあります?
   『フィストファック』とか、
   『トコロテン』とか。
   …意味が解らなくても、決して誰かにきかないよーに。
   自分で検索しましょ♪ね?
 
Q16: ここがリンクしてくれたらなーというサイトは。
   お願いですからエンピツの外へ出さないでー!

Q17: 文中リンクされるのは嬉しいですか。
   恐縮で。

Q18: サイト作成、日記書きにはまってしまいそう?(PC関連の勉強を始めたい等)
   ハマって既に一年経過。

Q19: 掲示板をお持ちのあなたに質問。困ったちゃんカキコをされたことがある?
   持っていなくてよかったなー、と。

Q20: アクセスアップのために、あなたが実践してる努力は。
   殆ど何も。

Q21: あなたが他の人の日記をmy登録する、その基準を教えてください。
   フィーリングが合うか。
   又は考え方が参考になるか。
 
Q22: じゃあ逆に、my登録を外す時のココロは。
   外さないでほっといてるから。

Q23: エンピツに限らず、好きな日記を教えてください。
   色々考えてる日記は何でも大好きだよー。

Q24: では逆に苦手な日記は。(タイトルは出さずに内容だけで説明してみて。)
   更新されない日記は…。
   待ってる期間が…。

Q25: とつぜんですが、好きな言葉は?
   『汝自身を知れ』
   『知らないという事を知っている』 

Q26: この日記書きさんと交換日記してみたい!
   此処だけでいっぱいいっぱいです。

Q27: エンピツにお願い。(ここをこうして欲しいとか)
   携帯版で過去日記が書きたいねぇ…。

Q28: エンピツのここがすき♪
   何となく全体。

Q29: 来年の今頃もエンピツで日記を書いてると思いますか。
   生きてたらねぇ。

Q30: ネカマを見破ったことあります?
   アタシがオカマですが。

Q31: 実際のあなたと、日記のあなた。正直言って、日記の方がイケてます?
   どちらも違和感と恐怖感と絶対零度をお届けします。

Q32: キリ番申告をされた時、何かお礼をしていますか。あれば具体的に。
   メールでありがとう百連発とかするのかなぁ…?

Q33: つい自分で踏んでしまう人、手を挙げてください。
   僕でーす♪

Q34: my登録してくれた人に、何かお礼していますか。あれば具体的に。
   my登録し返し。

Q35: 「片思いmy登録」ってしてます?何件ぐらい?
   いっぱい。

Q36: my登録システムについて、あなたの思うところを。
   便利ですなぁ。

Q37: この人書き込みにきてくれないかなーっていうエンピツ姫/王子がいたら教えて下さい。
   例えばこんなん創ったわやサンとか。

Q38: もし、いまと逆の性だったらこういう日記を書くと思う、もしくは書いてみたい。
   『SM女王様・今日の奴隷の観察絵日記』とか。

Q39: 実在の日記で言うとたとえば。
   …迷う…。

Q40: 「エンピツのジャンル、こんなのがあれば私はそこに入りたい」。
   『宇宙外生命体専用』

Q41: 今いるジャンルからあえて引っ越すとしたら何処にしますか。
   もう成人向けしか無いんです。

Q42: あなたの日記の「メインネタ」は今のところ何ですか。
   暗くてドロドロでグチャグチャな脳内葛藤を小出し気味に。

Q43: では、あなたの日記の自慢をどうぞ。
   稀少恋愛玉砕日記です(大嘘)。

Q44: あなたの日記、「ここは何とかしないと……」ってところはありますか。
   突然テンパった日記になる事。
   週始めに更新しない事。
   丑三つ時に更新してる事。

Q45: 押せばメッセージが変わる投票ボタンについて思うことがあれば。
   羨ましいなぁ(やり方がわからんちん♪)

Q46: ところで、投票ボタンって押してます?
   気分で(ちゃんと押してます)。

Q47: 48問でも結構大変でしたか。
   知恵熱が…。

Q48: ご自分を褒めて終わってください。
   甘やかしちゃダメ♪



…支店の上司が交通事故で入院。
『お疲れ様ー★』
とか言って別れてすぐの出来事だったんだと。
幸い命に別状は無いそうな。

…今ごろ非日常なネタが入ってきても。


2002年06月24日(月) 判らないタイムアップ 缶太郎

今回は少しグロッキーで…。
眠たくて、上手く話せなかった。
もっといっぱい、一緒に居て、話したい。
もっといっぱい、キスしてギュッて抱き締めたい。
時間はまだあるのかもしれない。
でも、もどかしい。
僕って人格がいつ消えてしまうとも限らないから。
いつこのギリギリの均衡が崩れて、
普通の生活から隔離されないとは限らないから。
消えるつもりも死ぬつもりも隔離されるつもりも無いけれど。
いつそうなるか判らないから、今が欲しい。
無駄にしたくないよ。


2002年06月22日(土)

僕のリアクションは激しい。
ちょっと触れられただけで針でも刺されたような反応をする。
…という訳じゃないけど。



僕は、他人から求められない限り動かない。
…いや、動けない。
反面、求められれば必要以上のリアクションをする。
求められても、嫌な人間なら全くの無反応になる。
で、そのまま琥珀にタッチ(駄目じゃん)。

返信はしても、自分から送信はまずしない。
誘われない限り、一人で何処でも何でもやってしまう。
誘われるのは大好きだし返信するのも大好きだし。
なのに、自分から動けない。
ただのほほーんと適当な行動で時間を潰す。
衝動的で無意味にすら近い行動で、そこに大した感情は無い。

他人在っての自分なんだな、って時々思う。
他人がいて、そこそこ居心地良くて、命令されて、こなして。
そんな生活は嫌だって思ってるのに、それ以外の生き方が…。
…生き方が…、在る筈なのだけど、思い出せない。

『自分の意見はどーしたのっ!』
って、最近よく怒られる。
いつも、『ん、なんでもいいよー』とか『キミの好きなのにしなよ』とか、
そんな事ばっかり言ってるから。
そう言われてしまうと、無難なリアクションを選んでる。
決して、僕一人の時に在る選択肢をそこに出さない。

嫌でも、機械仕掛けのお人形。
そんな自分を自覚せざるを得ない。

嗚呼、僕のしたい事はなんだったろう。
僕の本当に大好きなモノはなんだったろう。
思い出せない、思いつかない。
考えてはダメ、考えなくちゃダメ。
僕はお人形なんかじゃない!


2002年06月21日(金) やっぱり指輪が必要 缶太郎

題名に意味は無し。
でも事実。
だってもうあの僕が全身全霊で(中略)…がないと、落ち着かないから。

つい一ヶ月ほど前に、指輪も通していたチョーカーが切れたのです。
仕事中指輪が出来ないけれど、この指輪が手放せない程好きなので、
チョーカーに通して身に付けていたのですが。
この指輪、二つ在る両方が微妙に繋がってないデザインなので、
ちょっと太目の紐じゃないと通しても落ちる。
面倒くさいから着けないで居たら凄まじく気になる。
落ち着かない、あの『ちゃらんちゃらん』がないとぉおおお。

ってな状態だったので、仕方なく今日紐を買ってきて、
それを適度な太さに編むところです。

しかし、こんなものでも付けてるだけで精神状態が違う。
適当に編んだものを今日一日ためしで付けてみたら、
…すごぶる調子がいい。

さて、じゃあ全身全霊で祈り(呪い)をかけて編みましょうかね。
ちなみに適当に作ってた時に言われた言葉。

『お前はジプシーのおばちゃんか』
「いえ、三つ編みの練習ですよ」

…だから、何故におばちゃん?


2002年06月20日(木) 置き去りの朝  缶太郎

火曜日からしばらく思考停止状態。
今日やっと立ち直った感じ。

月曜日の夜からいつものように飲んでいたんだけど、
安心しきってたのか、眠ってしまったらしく。
気が付いたら連れが居なくなってた。
言伝も書置きもメールの一通も無いので、かなりショック。

で、精神不安定でふらふらしてました。
あと一歩でまた失踪&自殺上等ってところで謝罪メール。
タイミング良いんだか悪いんだか。
でもせめて肉声で謝罪はして欲しかったけど。

それでもショックが抜けきれなくて、昨日体調崩した。
何度も倒れこみそうになって、それでもなんとか仕事はした。
バファリン多めに飲んで(真似は不可)寝たので今日は大丈夫(嘘臭)。
置き去り如きで、なんて言われそうだけど、
僕にとっては暴行の方がマシ。
徹底的に報復処置取れるんだから(しないしない、…多分)。

置き去りにされるのは、やっぱり大嫌い。
外見は落ち着いてる風を装えても、内心大パニックに陥る。
翡翠が泣くわルミが泣くわその他ネガ人格どもが騒ぐ喚く暴れる。
『存在を否定された』って感じちゃうから。
それでも生きていけるのは知ってるけど、生きて居たいと思えなくなるから。

だからって、僕が此処で死んじゃうと誰かを『置き去り』にするんだよなぁ…。

いや、別にそんなに僕を必要としてくれてる人間がいっぱい居るとは思わない。
けどねぇ…。

心臓が痛い、押し潰されるように。
右目が痛い、抉り取られるように。
でも、こんな事じゃ僕の身体は機能停止しない事位、解ってる。
死なない程度の痛みが人間を強くしてくれる事も承知している。

でも本当は、
傷なんか欲しくない。
痛みなんかいらない。
それでももし傷付けると言うのなら、
死なない傷なんていらない。
十二分に死ねる傷ならまだ良い。
躊躇も無く徹底的に逃げ場も無く傷付けてくれたなら、
まだ簡単に殺されてやれたろうに。

こんな中途半端な傷じゃ、まだ生きてやるって思ってしまうから。

でも置き去りになんかしないで。
これなら最初から独りの方がずっとマシなんだ…。


2002年06月15日(土)

訳も解らない不安と孤独感が込み上げてくる。
確たる理由も無いのに死を選ぼうとする身体。
拒めば拒む程に機械の心に頼らざるを得ない。
そんな自分に嫌悪する事が泥沼になっていく。

はっきり言えば、今の状態は辛い。
誰かに頼ってしまいたい。
しかしそんな自分を許す事が出来ない。
頼る前に消えてしまいたい、そんな事を考えているのかな。

肝心な時、他人は誰も助けてくれない。
助けを求めるなんて論外だ。
自分がやるしかない。

多分、間違っているね。
解っている、これが僕の安いプライドだって事。

いつだって、助けて欲しいって言ってる事に変わりは無い。
実際、こういう時絶妙のタイミングでかかって来る友達の電話に、
凄く慰められてる僕がいる。

なのに、助けて貰う事を求めるやり方すら判らない。
判って居ても、実行出来ない。
何かを恐れてるんだ、でもうやむやで判らない。

本当に、全てが壊れてもいいから、何もかもブチまけてしまいたい。
すこし、楽になりたい。
叶うなら、お日様の下で横になって。
そのまま眠ってしまいたいんだ。


2002年06月14日(金) 遠い眼をしている事 缶太郎

遠い目をしている、とよく言われる。



剣道の教えに、『遠山の目付け』ってのがある。
敵の竹刀とか顔ばっかり見るのではなく、
遠くの山を見るように視線を遠くに置いて敵全体をいつも見るようにし、
かつその全体に集中する事とかなんとか、教えてもらった。

いつも、近い所ばかり見ていると、思わぬ所に重要な事がある事に気付かない。

全体を見渡し、状況をなるべく正確に把握する。
その上で迅速に行動する。
別に武道に限った事じゃない、何にでも当てはまる事。

タダでさえ大してよく見えない眼なのだから、
どうせなら全体を見渡していた方が失敗は少ない。
下手に眼を凝らすよりは、一歩下がって見た方が色々な事に気が付き易い。
だから、僕は意識して『遠い目』をしている。



いつもの、もう住み慣れてしまった街の風景。
視線を、少し遠くに持って行った事があるだろうか。
それは、屋上から眺めた街のように、別世界を僕に見せる。

例えば遠くの高層マンションを見つめるのと
目の前の道路を走る車を見つめるのでは、景色が違う。
くだらない事なのかもしれないけど、素直に感動した。
夕方の色と、そびえる石の塔が違う街並みを映し出していた。
遠くを見なければ、決して気付かない光景。
いつもの帰り道が、急に新鮮味を帯びて僕を送った。

下ばっか向いたって、無情なアスファルトばかり。
近くばっか見たって、余所から足をすくわれる。
上を向いて、真っ直ぐ前を見て、目をそらさないで、全部を見つめて認めて。
そうやって生きていきたいから。
僕は、『遠い目』をしている。


2002年06月13日(木) 『寄せる』  缶太郎

低気圧でちっと頭と心臓痛いけど、調子は良くなって来てる。
また何か悪いモノ拾ってきてしまったのかな(謎)。



父方の実家は神道を信仰しており、父の兄は神主もします。
母の祖父方は曹洞宗、祖母は適当。
もっとも、祖母とは血が繋がっていないことを最近知ったけど。

この身体が小さかった頃、僕は母方の祖父母と住んでいた。
つまりはサザエさんの家庭環境、父は『マスオさん』だったわけだ。
『マスオさん』は父方の親類に認められるモノではなかったらしく、
父は一時絶縁寸前まで言われたという。

その所為か、この家には『神道』の色は濃くなかった。
普通の家と同じに神棚があって、軽く拝む程度らしい。

だから、父方の親類に会う時は違和感が凄まじかったという。
祝詞をそらで暗誦する親類に恐怖感を覚えるくらい。

父方の祖母の葬儀はもっと大変だったという。
その頃はもう『黒』がこの身体を使っていたはずだけど。
焼いたお骨をその神道の宗教団体に納めるだの何だので揉めたらしい。
分骨にするとかなんとかで、父はまた親類と敵対した。
この辺で無意識に宗教を嫌うのかも知れない。

はた迷惑な事に、この家系は『寄せる』家系らしく、
初詣などに出掛けようとすると必ずヒトの少ない所へ行った。
『貰って来て』しまうのだと、母が教えてくれた。今年。
…去年教えてくれれば良かったのに。
しかし、小さい頃から言って聞かせたそうである。
悪いが、知らない。
でも、母も僕たちの事は、記憶障害くらいにしか思ってない。

で、今日も『寄せて』しまったかもしれない。
ついさっきまた百物語を読んでしまった。
とりあえず今横に置いてあるペットボトルの中身が少し減っていることに気付く。
フタをしているのに『ちゅうちゅう』と音がする。
さっき、肩が重くて、今、左手が重い。
一晩で治まってくれる事を切実に願う。


2002年06月12日(水) 身体の要求? 缶太郎

僕でなくなる事がとても恐い。
今までは結構気にしていなかったのだけど。

今までは代わっても咲乱姉さんや琥珀、ヒーシャ兄さん。
それぞれ欠点はあっても、たいした問題は起こらなかった。
時々翡翠が暴走して男捕まえてるのは問題だけど、まだ可愛い。

最近、悪意の塊みたいな自我が浮き上がりつつある。
さながら世界全てが気に喰わないような。
黒の名残なのかもしれない。
僕の抑えてる感情に対するシャドゥなのかもしれない。
声が聞こえる。
殴り書きがしてある。

概ね内容は一緒。
「皆殺してやる」

呼応するように自殺衝動が高まる。
朝から震えが停まらない。
誰かに代わりそうになって眠くなる。
仕事にならない。
一瞬の油断も出来ない。

こいつらはともかく、僕は、
誰も殺したくないし、
まだ死にたくないし、
好きなヒトが居るのに行きずりで性欲を満たしたくもない。

でも僕の身体は正直そういう事をしたいのかな。
それでも従うつもりは無い。
ひねくれて生きてやる。

だからこいつらが正直恐い。
あっさりとこの身体を奪っていく。
僕如きの決意なんか簡単に無視出来るこいつらが。

でも、抗うんだ。
自分に抗うのを止めた時が、
多分僕の臨終になる。


2002年06月11日(火)

久々に観劇をする事になった。
フライングステージの「陽気な幽霊」。
楽しみにしていたのだ、が。

こんな時に限って意識が飛ぶ。
気が付いたら開演に間に合わない時刻。
しかも例によって全裸、知らない男が横に居る。

全力で逃げ出す。
意識は朦朧としたまま会場に向かう。
何回か意識が飛んだらしく、気が付いたら会場に着いていて、
どうやってここまで来たのか判らない。
ともあれ、十分遅れたけどなんとか見られた。

感想。
笑えます。
そして泣けます。
お勧め。

今その帰りにこれを書いていますが、
現在かなりヤバめ。
情緒不安定です。
暴れ出しそうです。
眠いけど下手に眠ると終電逃した上で、
誰が何するか判らない。

早くどうにかしたい。
というか眠い。
とにかく寮まで帰らないと…。


2002年06月08日(土)

何の前触れも無く意識が一瞬にして切り替わる。
不意打ちのように身体を乗っ取られた。
しかも、仕事中。
幸い、誰にも怪我は無い。
数秒で済んだらしく、誰も気付いた様子は無い。
ただ、廻りの状況と時計の針が、失っていた数秒を示す。

…今までは、乗っ取られるのに時間がかかって、
その間に多少抵抗らしき事は出来ていたのに。
何も出来なかった。
宣戦布告のように、圧倒的なスピードで意識を飛ばされた。
ハルシオンを飲んだ時のように、入りも抜けも素早く、
ただ記憶だけが飛んでいる。

何をしたかったんだろう。
声は、ずっと聞こえていたけど。

殺してやる壊してやるぐしゃぐしゃになるまで殴って砕いて犯して滅ぶまで呪って

数秒が数分になったなら、此処を辞めなきゃならないね。
その数分の間に僕達の身体が壊れてしまってもそれはまだ構わない。
例え憎らしい誰かであっても、本気で傷付けてしまったなら、
この身体である『彼』としても、僕としても、此処には居られないから。
それなら、傷付ける前に居なくなった方が…いいだろう?

ストレスの多い生活環境なのに、僕自身ストレスを感じない。
それが別の誰かに溜まっていて、はけ口を求め始めているのか。
泣き顔を笑顔で押し潰すたびに、子供は石を積み上げていく。
高く積み上げ過ぎたのか。
どこかに衝撃を与えてしまったのか。
石の塔が崩れて行く音が聞こえるような。


2002年06月07日(金) 煙草近況 缶太郎

煙草のニコチンを下げてます。
紅ラークが今やウルトラマイルドに。

いや、ただ単に
「肌荒れるから煙草弱いのにしたほーがいいよー」
って言われただけなのだけなのね、
…好きなヒトに。

約二週間でニコチン0.7ミリグラム減。
恋の力って偉大。
ああでも所詮片思いー!

でもいーの、気が紛れるから。
狂ってく身体と心から、少しでも解放されるから。
煙草や酒や薬使わないで楽になれるから。

でも逢えない時間が辛くなっていく。
彼は…どう想っているか知らないけれど。
このまま友達でもいいから傍に居たい、居て欲しい。
その為に、僕はもっと頑張らなくちゃ。
彼を留まらせるだけの何かを、磨き上げなくちゃ。

あー、日曜は逢えるのかなー…。


2002年06月06日(木) 近況・笑顔 缶太郎

身体が温度変化を無視し始めました。
暑かろうが寒かろうが汗かかない鳥肌立たない。
時々思い出したように感覚が戻って汗出てクシャミ出て鼻水が出る。
すぐまた元に戻る。おかしい。

最近良くなったなーとか思ってた頭痛常時接続が再開。
特に右目も痛くなる。

暴力的交代人格が『出てくる』寸前まで来れるようになってる。
学生時代みたいにまた壁とか素手で殴ってる。
血が出るまで。
放っておけば骨まで見えるだろうか。
こっちは痛くない。

痛いのは右目と頭と胸の奥。
重さを増していく、身体に付いた枷。
全身が重い、握り潰されるような各所の痛み。

それでも普段通りの仕事をしなくちゃならない。
こびり付いた笑顔の下ではいつも辛さに泣いている。
いや、泣いているつもりになっている。

幾ら泣きたくなったって、
口から漏れるのは嗚咽ではなく乾いた哄笑。
顔を伝いこぼれるのは涙ではなく笑顔。

涙を見せられないのは僕のプライドなのか、
それとも僕に課せられたペナルティなのか。

それでもこの笑顔を武器にして盾にして、
生きて居たいとまだ思っていられるから。

それでも涙が欲しいから、僕は
夢の中の暗闇で光に怯えて泣いているのか。


2002年06月04日(火)

最近、腕や背中に何も無いのに明らかな重みがあったり。

見えちゃうヒトいわく、
『腕にちっちゃいのが三匹くっついてるよ』

…どうやって剥がせと。
ってゆーかどこでこんなもの拾ってきちまったやら。

本当に重いし、鈍痛を伴います。
なんつーか、ぶら下がられてる感じ。
筋肉痛何ぞとは全く質の異なる嫌な痛み。
誰かウチの中のヒトが支配してる感じとも違う。

新宿へ行ったときに拾ってしまうコトは多いです。
今回は昨日バーベキューへ行った時に拾ったらしい。
…近くに心霊スポットがあって、連れ数人がそこへ行ってきやがったの。
責任とって自分で処理してくれー!
僕に押し付けんなー!

こういうのの祓い方って、てんで疎くて…。
しょうがないから、放っておいてます。
仕事に没頭すると消えてたりすることもあり、さっぱり判らず。

いや、タダの体調不良ならいいんだけど…。
手形の形に痛む筋肉痛ってのがあるならねー。


2002年06月03日(月)

大好きなヒトが横に居てぎゅっとしてくれる。
それだけでイっちゃいそうになる。

…それでも『大好きなヒト』の定義はかなり広範囲なので、
なんつーか、困ったさんだ。
それほどまでに、他人に集中して執着出来ないのはちょっと口惜しい。

誰でも良いのかも知れない。
そう考えると酷く寂しい気持ちになる。
所詮取替えの利く、そのヒトの『役割』を好きになっただけで、
そのヒト自身を好きになった訳じゃないような気がするから。

このヒトじゃなきゃ嫌だ。
そういうヒトに、僕はまだ気付いていない。
見つけてすら居ないのかもしれない。

僕に恋人なんか出来ないと、僕はよく言う。
それ以前で、愛することすら僕はまだ気付いていなかった。
そのヒト自身を見て、愛する事が出来ているのか。
それに相応しい僕になっているのか。

僕はヒトを愛する事が出来るのか、って。
時々、そう思うんだ。


2002年06月01日(土) 此処に書くのも久しぶり 咲乱

最近不安定になってようやく表に顔が出せた感じ。
表は見えていたんだけど、身体は動かせない。
今日なんか半日以上缶太じゃなかったから出てこれたのね、きっと。
誰かは確かには判らないけど、鏡に映って見えたあの仏頂面は、
…琥珀よね、きっと。

あの子は視力が殆ど無い。
その代わり、身体と心の記憶を全て管理してる。
だから、仕事も出来る…仏頂面は治らなくても。
缶太とほぼ同じ動きで、顔だけ違う。
鏡で見えて、結構笑えたわ。

あの子が何考えてるかはさっぱり判らない。
でも、缶太の代わりに仕事したり、暴走寸前にトイレに避難したり。

声も一応真似してる。
古くなったテープから聞こえるようなノイズがかった声で。

あの子は強い。
多分、この身体を存続させる事に関して言えば最強だと言える。
しかし、だからこそあの子はいつも一歩引いている気がするのね。

ただ身体を存続させる、ただ生きる事なんか缶太は望んでいないから。
缶太にとっては如何に生きるかだけだから。
生き様を追い求めてあっさり散ったならそれもまた一興。
身体の存続とかなんて大して考えちゃ居ない、寧ろ考えちゃいけない位の勢い。
でも別に死にたがりの訳じゃないのよ、
ただそんな事より、その時自分がしたい事をする子なの。
それを知ってるから、缶太にとっての無意味な生を生きるあの子は一歩引く。

そんなあの子が今日は半日も出張っていた。
なんかあったのかしらね?


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