罅割れた翡翠の映す影
目次|過去なのに未来
2001年01月31日(水) |
落ち着きまして。 缶太郎 |
おいっす。何とか戻ってまいりましたぁ、缶太でありんす。ふぅ。 ここの所の不調はミーシャが無理しすぎたのが原因らしいっす。 おかげで人格増える増える。 虚木(ウツロギ・レイ)さんと、咲乱(サクラ)サン。 虚木さんはミーシャがどうにか・・・したみたいだねっ(謎)。出てきません。 咲乱サンはミーシャ曰く『基本的に特定の条件の時に自動でしか出て来ない』 ので、ここには彼女(ミーシャは彼っていってた)は書かないのかな? 出てこないのばっか。 咲乱サンの事、ミーシャもヒーシャも苦手だとは言ってたけどね。
ミーシャがやっと普段の調子に戻ったので、安定してます♪ 大変だねぇ、48歳(爆)。
・・・ぐっ・・・。頭痛で仕返しがっ。 でも精神年齢鑑定ではその年齢だし! キミの妄想信じるならそんな少ない年齢な訳無いぢゃんか! ミーシャ>・・・気にしてるんですよぉぉ。い・ち・お・う。 怒っているように見えないし・・・。 ミーシャ>ですから、一応ですってば。 ポーズかい(-_-;)。
2001年01月30日(火) |
がー、ウザいぃ! ヒーシャ |
このところ、虚木がやったら中で喋る喋る。 翡翠を泣かすわ、缶太を引っ込めるわ、ミーシャ追い詰めるわ。 めーわくだっつーの。頭痛きっついだろーが。 ルミ唆して自殺図るよかずっとマシだけどなぁ・・・。 今日はおかげで一日中頭痛。人格交代しまくり。記憶も跳びまくり。 確認作業に追われて・・・しかも今日実技模試だっつーの! しょうも無く、昨日遅くまで起きてて睡眠不足の俺が出てなきゃならんワケだ。 缶太、お前しっかりホストやっとれ。俺は嫌じゃ。 ミーシャしか虚木を押さえ込めないのに、あの馬鹿は最近鬱だから。 感情無い無いっつっても、自分の無力には結構自信無くしとるよーだわ。 こっちに翡翠押し付けてるんだから、貴様もしっかりしろっての。 缶太見てるだけでもキツイぞ。まぁその分ミーシャが見てるだろうが。
・・・だいたい、ああいう手先の細かい作業ってのは俺には向かん。 出来なくは・・・ないが、めんどい。ついでにイライラする。 虚木がウザいし。 作業中ずーっとだらだらくっちゃべって俺の気ぃ削いで・・・。がー! いいかげん寝かせろ。 眠い。 虚木しっかり閉じ込めとけ。>ミーシャ
2001年01月29日(月) |
なんだかなぁ・・・。 缶太 |
すっげぇ、わけわかめ。 気になって、精神科のホームページで診断してみたのさ。 したら、 1、うつ病は確実。 2、境界型人格障害もある。 3、擬似解離性同一性障害がかなり疑わしい。 ・・・だってさ。 その他、ストレスは最高潮、場所にとらわれないパニック障害もあるそーな。 精神科いけられないから、こういうのは便利だねー♪ ・・・うれしくないやい。 まー、結構疑い深いおれっちはあんまり信用してないけど。
27日のトコ、ミーシャが何かかいてるね。 ・・・いつの間にホストにされてんの、オレ? ホスト、ヒーシャやってなかったっけ!? ヒーシャ>俺ヤダ。ウザいし、疲れる。良い子ちゃんなんかやってられっかい。 じゃ、ミーシャは? ミーシャ>僕は必要とされてないから・・・(苦笑)。 なんじゃそりゃぁあ。 14歳に20歳の身体をまかすなぁあ!
2001年01月28日(日) |
さいっこー! 缶太・ミーシャ |
いやね、すっごく面白かったの! だって新宿着いたとたんに、立て続けにパン助仲間五人ぐらいはちあわせだもん! みんな元気でやってて、よかったなって感じ! クラブの方は、すっごい人手。結局500人近く来たんじゃないかってくらい。 踊りづらかった(>_<)。 後半、人がそれなりに減ってきたから結構踊れたからいいけど。 いろんな人見れたしね! 忙しいのが終わったら、また遊びに行こうネ! んにゃ、眠い・・・。
*注:これは僕、ミーシャによる代筆です。 このお馬鹿は現在おねむです・・・。 よってここからは僕の文章。
いや、本当は今日は出るつもりなかったんだけど。 着いてすぐにグロちゃんに会うわ、スージーちゃん(自称)の人生相談するわ。 おまけにコジィの世話まで焼かなきゃならないので、結局出てました。 (三人とも元パン助。意味は判らない方が平凡に人生が送れます) 僕がサポートとして『出る』と、感情が著しく制御されてしまうので、 缶太やヒーシャの邪魔になるのだけれど。 本音としては、今日来ていたDIDの症状を抱える人に色々聞きたかったのですが、 ・・・お荷物(コジィ)抱えたまんまじゃ無理でした。 コジィは僕らの事を少し知ってはいますが、話したい内容は濃いしサイコなので。 僕が出ている所為で缶太の消耗が思ったよりも早く、 他の危険な人格が出そうだったと言う事もあるし。 疲れていたのでおとなしいモノでしたが・・・。 また今度、彼には話を聞く事にします。 しかし、ユキさんから連絡があったら明日も踊るとか言ってました。この馬鹿は。 金と体力が続かない事も理解して欲しいものですが・・・。
2001年01月27日(土) |
僕らって? ミーシャ |
えらく適当に書き綴ってきたものですね。 日毎に口調が変わるわ、固有名詞が頻出するわ、人格名が曖昧だわ。 何ていうか、僕の美学に反するので(笑)説明を少々させて頂きます。
まず、この日記をキーボードに打っているのは全て同一人物ですが、 書く内容は人格によって違っています。 解離性同一性障害、などと呼ばれるものに近いのではないかと思われますが、 諸事情により病院に通う事が出来ない為、詳しくは判りません。 記憶を共有しない人格の場合、僕(ミーシャ)が仲介して代筆しています。 勝手に書いている場合もあり、ひどい状態の時削除・訂正するのも僕です。 ・・・一方的に損してる気が。 以下、現在確認されていて、名を持った人格について紹介させて頂きます。
【ミノル:男・XX才】 二代目ホスト(主人格)。 現在、行方不明…と言うより既に消えたと思われます。 感情というものと行動を切り離せる人でした。ミーシャは彼の不完全な分身。 大切な人が出来て、その人を失った時に狂ってしまい、それ以来行方不明。
【缶太/缶太郎/缶:男・14才】 三代目・現暫定的ホスト。 性格は明るく、江戸っ子的。彼と話すと全てが漫才になる(笑)。 あまり表に出ていられないという情けないホストでもある。 ヒーシャから分化した人格なので、ミーシャのサポートで余計消耗する。 深く考える事は嫌いで、恐らく実はかなり繊細。 負の感情をミーシャやルミに無意識的に流すクセがある。 ルミに嫌われている。4年前から出始める。
【ミーシャ・L:男・48才?】 サブ・ホスト的な役割と、助言者としての役割を持つ。 感情は欠落しており、感覚も不快なものは基本的に遮断されている。 全人格の橋渡しと、善悪・危険性の有無の区別無く助言を行う。 『生き字引』『詐欺師』とはヒーシャの言。 7年前から存在する人格。他人格を抑制する。 問題の無い人格を装う為の仮面(擬似人格のようなもの)を持っていて、 いざという時は他人格にそれを被せて誤魔化している。
【ヒーシャ・L:男・??才】 攻撃的で、会話には棘と毒が混じる。よく言えば積極的だが、素直ではない。 面白い事にのみ興味を覚え、気に入らなければ全力で潰そうとする。 物理的な攻撃力で最も凶悪な人格だが、それでもブロックがかかっているらしい。 実は情け深いのでは、というのは缶太。 缶太と翡翠は兄弟と言える。面倒見はいいが、教育方針は疑問。 7年前から、当時のホストのポジティブな負の感情を消化していた。 人格の削除が出来る(らしい)が使っていない。
【ルミ:女・20代?】 最近出た人格であり、内向的な女性人格。頻繁に泣き、勝手に涙腺を緩ませる。 人格としての力は強く、他人格が出ていても身体をある程度制御し得る。 死にたがりで、ヒステリーで、自己嫌悪・自己犠牲・自傷に走る。 ネガティブな負の感情を請け負うのが役割だと思われる。 人格を『飲み込む』事で消去・同化する事が出来る。 恐らくミノルは彼女の餌食になっている。缶太を異常に嫌う。表に出たがる。
【翡翠/シェイツイ:性別不明・14才】 14才なはずだが、幼児退行をしているのか、会話の内容が拙い。 恐らく彼が最初のホストだったと思われる為、日記のタイトルになっている。 7年前、ミノルとヒーシャに分かれた残りではないかと思われる。 最近確立されてくるまではミノルが無意識で封印していたらしい。 表に出たがらない。人見知り。しかし甘えん坊。やたら泣く。
【虚木/レイ:男・??才】 破滅的な人格で、危険極まり無い為、押さえ込まれている人格。 ヒーシャと同等の戦闘力を持ちながらそれを使う事に躊躇いを覚えない。 感覚は完全に遮断されているようで、感情もほぼ無いといえる。 『殺す・死ぬ・斬る・殴る・折る・潰す』だのしか考えてない(怖い)。 ルミ並みに干渉力もある為、始末が悪い。
現在、缶太をミーシャがサポートする形でホストを形成している。 他人格は基本的に頭の中でお喋りする程度だが、不特定の条件により交代する。 缶太は精神的ダメージに抵抗がないので、そういう状況だと交代する事は多い。 基本的にヒーシャ・ミーシャのどちらかが支配するが、 一人の時はルミが出る事が多いようだ。 翡翠はまず出ないが、訳の判らないタイミングで出る。 虚木は出さないようにしている・・・。 また、ヒーシャ・ミーシャとは任意で交代出来る時がある。
・・・普通の人と、程遠いね。 まー、学校とかバイト先では目立たないように努力してるんだけど。 トラウマえぐられるとどうしようもないね・・・。 人格交代してキレかけてるのを、仮面被せて目立たなくするのも一苦労だよ。 暴走するのも止めなきゃいけないし。 僕(ミーシャ)がホストになればいいって思うかもしれないけど、 僕には感情が欠落してるからね・・・。それが分裂の原因の一つでもあるんだし。 現段階で最も人間らしい缶太にホストしてもらってる訳さ。 そんなとこ。
2001年01月26日(金) |
くっくっく、踊るぞぉー♪ 缶太 |
いやさ、おれっちは去年が厄年だと思ったのさ。 だって19だし(笑)。 でも今年も厄年っぺぇのよ。新年早々財布パクられっし。 パンパン業復活(つーか出戻り)してみたり。 携帯のアドレス消されるし(これは多分あのオンナ)。 ・・・全部『自分』の所為っての、納得いかねーぞぉ。 ってかおれっちは何にもやってねぇし。 気が付いたらえらいこっちゃになってて、とりあえず後は頼んだ言われても。 テメェら舐めてっだろー!(怒) とりあえず落ち着いてきたんだし、明日はヒーシャと踊らせてもらお。 そおいや、子供の人格―『翡翠』、おれっちの名前使ってやがんな。 書き換えとこ。ってかヤツは一応おれっちと同じ十三・四なハズだぞ? なんだよあのガキ言葉は。 アレは表に出て喋る事はないからなー。あーゆー喋り方すんのかな? アレも踊りたがるんだよなー・・・。
2001年01月25日(木) |
金がない。 ヒーシャ |
最近ジャイアントカプリコにはまってる。 付近の人間も巻き込んでJC信者を獲得…してどうするんだか? おかげで金無い。 ・・・嗚呼、久々サイコでない悩みだなぁ・・・。 俺も丸くなっちまったもんだぜ。 それぐらいこいつの世話ってのはめんどいんだよ。 懲役囚にこいつの精神的な世話やらせるってのはいい案だって思うんだがな。 さー、何人狂うかなぁー♪
忙しいってのはいい事だな。 何も考えないで済むから、精神の負担がかからないんだろうが。 今日もワインディング六体。 でも今日から評価の高い物は一体宿題減らせるのな。 早速三体減らしやがったよ・・・。この本体。 思うに、ミーシャに近い人間なんだろうな。 だからミーシャが嫌いなんぢゃねーかな・・・近親憎悪ってヤツ。 マヂメ君だしなー。 今週はもう遊ばせろよぉー? タバコだってあれからめっきり吸わせてもらってねえし。 酒も飲みてぇんだよぉー!
ん、まぁやりすぎた・・・かな。あは。 いや、死なないとも思ってなかったけど。 まぢで毒物仕入れて来れるとも思ってなかったの。 案外死ねる方法ってそこらに転がってるみたい。 ・・・安楽に確実に死ねる方法ってのは首吊りぐらいしか知らないけど。 お漏らしすんのはヤなのよね。だからそれはしなかったけど。口開くし。 しっかし、この身体異常にしぶといわね。 ヒーシャのヤツから聞いてはいたけど、まさか致死量の三倍で死なないとはね。 ・・・鍛えなきゃーよかったのよっ! まー、変に薬物耐性ついてるとこは昔からあったみたいだけどね。 多分、昔病弱だった時に薬飲みまくった影響かもしれないわ。 気持ち悪くはなるのにねぇ・・・。 だいたい、首吊っても死ななかったってのも眉唾だと思ってたんだけど、 あながちそうでもないかもね。 閻魔様にも死神にも嫌われてるんだわ♪
まだ、私達のこと、このココロは必要としてくれているみたい。 でも、存在する理由は変わりつつある様に思う。 この間は、私より、危険な人格が出来てしまいそうな事になるところだった。 私は、自分の犠牲を以ってでも自分の意味を生かそうと思っている。 ミーシャは死ぬにしろ生きるにしろ、後の事を考えるだろう。 ヒーシャは何があっても生き延びようとするだろう。 缶太は・・・わからない。翡翠も彼の一部だから、わからない。 でも、彼らは生を楽しんでいる。死にたいとは思わないだろう。 この間、少しだけ見えたのは、虚ろだった。 虚無、ともいうものかもしれない。 いずれにしろ、彼は意味というモノを否定する。存在というもの全てを。 今は、見えない。でも、彼がもし表に出てきたなら、その時は・・・? 彼は、ヒトが誰しも持つタナトスの欲望とも似ている。 ただ、彼はその死を誰にも平等に与えるだろう、というコト。 ココロは、見えかなった。ただ、昏く、平坦でフラットな闇。 彼の望むのはそんな世界を具現化することなのかもね・・・。
2001年01月22日(月) |
いや、久々。 ヒーシャ |
うわ、すっげぇ怠慢してたなー。 ってことで久々の日記。 サボってたってか、俺ら出られなかったからなー。 この間の11日、ちっとショッキングな出来事があって、 また完膚なきまでにぶち壊れちまってさぁ・・・あはは。 ルミのヤツ、あっさり服毒しやがんの。 まー、そんぐらいで死ねる身体ぢゃねーんだけど。 そんときに携帯のアドレス飛ばすし、今度は自傷かまそうとするわ。 まー、日記書ける状況じゃなかったわけよ。 で、やっと落ち着いてきた所かな。 死ななかった理由は・・・多分俺らにとっての致死量は高かったって事だと思う。 あと、アルコールを同時に服用しなかった事。 胃の状態が(服毒するには)悪かったって事。 少なくとも、まだ死にたくないって思う人格が居た事。 最後のはちっとセンチメンタルかもな。 でもまー、『確実に死ねる方法』で死ななかったのは二度目だ。 7年前(だと思う)と、今回。 よっぽど死んで欲しくないらしいな、カミサマってヤツは。 こんなヨゴレを生かしておいて、何をさせるおつもりなのやら・・・? まぁ、暫くはまたミーシャのヤツが上手くやってくれるさ。多分。
私達が消える夢。
ハッピーエンドなの?
それともデッドエンド?
判らずに溢れる涙。
希薄になってる事を自覚してる自分。
もしかしたら、私達はもう、
・・・必要ない?
2001年01月07日(日) |
壊れられたのかな ミーシャ |
ほんっきでやる気無い。 ルミにそんな事言われても反論できない自分がいた。 なんか感傷的になってるらしい。 自分ではそんなつもり全然無いのにね。 今、あの頃に有線でかかってた曲がかかってる。 あの頃の事、後悔はしてないけど思い出させるモノを感じるとダメらしい。 あの店に居た頃、言われた事がある。もちろん客に。 『この事を忘れようと思っても、それは絶対に出来ないよ』 ホントに出来ないね、別に嫌な思い出でもないけど、好い思い出でもないしね。 昨日辺りから、ルミが色々やってくれたみたいで、身体中痛かったりする。 おかげで戻ってこれたのかもしれないけれど、 ・・・JOKERって。タバコは強いの止めてくれ。 まぁ、こんな変なタバコでもなきゃ思い出すんだろうね。 みんな、あの店のコは面白いタバコ吸ってたから・・・。 殆ど、覚えてる。名前を忘れたコは多いけどね。 顔なんか見れば、すぐにどんな事してたコか思い出す。 自分で行動してて彼らのクセを思い出す事も多い。 ・・・愛しかったヒトの事も。 強くなりたい。 感情を消さずとも、彼らと向き合えるぐらいに。
2001年01月06日(土) |
空虚、破滅、強さ。 ミーシャ |
『孤独が怖いって事に気づいたのは最近の話。 寒さに怯えるのも、静寂と静止に耐える事の出来ないのも。 自分を何の躊躇いも無く偽る事に異常な嫌悪を抱く事も』
幾つもの自分を演じ、嫌気がさし、演じていた自分が『自身』でなくなり。 それでも『自身』を押し殺し『僕』に生活を委ねなければならない日々。 『自身』を出せば、排除されてしまう事を憶えていたから。 社会から、学校から、家族から。 その時の孤独。風の寒さ。静寂。何も出来ない、静止した『自身』。 泣き喚き、自分を、・・・他人を傷付けた。それでまた哀しみが増えていった。 だから己を偽る事が必要だった。 他人と深く関わりあうのを避け、孤独は己の心に嘘をついて消した。 感情も消した。感覚も。必要なら演技すればよかった。 『僕』はそうやって、機械のように生きてきた。 しかし、それは間違いだったのだろう。 彼は、感情を思い出し始めた。演技しなくても良い人間達と会ってしまった。 それからの彼は・・・。
精神病というのは、社会生活に支障をきたさなければそうとは言えないらしい。 過去のように、僕が支配する精神状態なら、支障はきたすまいが、 今、彼は社会生活に支障をきたす一歩手前まできている。 しかし、そんな彼よりも機械のような僕こそが病んでいる気がするのだ。 彼の生き生きした表情が、何よりも羨ましいのだ。 僕のような精神状態も必要な事はわかっている、だが彼の枷になっているのも僕。 もう彼は、孤独に耐えられないのだから・・・。そんな時、いつもチャンスを 逃すきっかけは僕なのだ。 僕がいなくなれば・・・、そんな、ルミの願望じゃあるまいし。 しかし、抗いがたい。
所詮、実家に帰っても本音を語り合えるニンゲンは居ないのよね。 だからと言って、東京に帰れば居るか、ってそういう事でもない。 私達の事を現実で語ったのは二人ぐらいだし、 それとなく知ってるのがやっぱり二、三人くらい。
アイツに会った所為で、余計に全体が不安定になってる。 こういうグラグラした状況が嫌いだから、私はさっさと楽になりたい。 でも、理解してくれるニンゲンと居る時、他のコは結構楽しそうなのよね。 全会一致か、多数決で私に賛同するコが多くなったら、 私が代表して引導渡してもいいけれど・・・。 今、凄く虚ろな状態。 誰も主張しない。出来ない。 ミーシャなんて完全に腑抜けだし、ヒーシャは荒れて左手を掻き毟ってた。 こういう時、どうするべきなのかしらね? 『自分を壊したい』って欲求はあるみたいなんだけどね? そういう場合、やっぱ適度に壊してあげるのがいいのかしらね。
さて、そういうコト相談してみたいのに、話できるニンゲンと連絡つかないのよ。 寂しいわね。 ってかこんなサイコなコト相談出来る人間が限られるんだけど?
本当は昨年末に訪問するつもりだった。 『友達としてやっていこう、もう恋人は作りたくない』 とか、マトモな理由も無くほざいた元彼の所。
悪いが、んな事言われて次の日から友達として付き合うなんて器用な真似は 俺を含めて誰にも出来なかった。 行こうとするどころか、考えただけで自然にパニクる。 刃物を扱う仕事だってのに、それが勝手に自分の方を向く。 刃物をしまえば、爪で抉る。爪を切れば拳で殴る。 そんな生活は結構続いたけど、おさまってきてはいる。 最後に、ヤツと『友人』として付き合えるようにしておきたかった。 非が、俺達にある気がしたし。
吐き気と頭痛はしたが、意外と簡単に着いた。 ヤツは歓迎してくれたし、久々に他の友人、つーか同居人にも会えた。 ミーシャ達は出て来なかった。多分、出てこられなかった。 楽しかった気はする。
家に帰ったら、一気に疲れた。 記憶が飛んで、一気に夜になってた。 涙が出ていた。誰が泣いたんだ?誰の為に?
あけおめ。 何、もう遅いだぁ? んな事言っても俺の意識が維持できんのは実家の連中のいない時だからなぁ。 紅白見れねぇってのはちっと心残りだがよ。 ミカワケンイチはなんとか見れたんだがな、コバヤシサチコがな。
っつーわけで、今日まで記憶は飛びまくりだ。 ミーシャしか出れねぇから、正月の馳走も奴が独り占めだ。 どーせ味わかんねーのになぁ。くそ。
なんで今俺がこれ書いてるかってと、さっき実家を脱出してきたんだわ。 ミーシャでももう限界なんだと。でも胃に穴は開けんな。 病院はご免だからな!
問題は東京に帰れるかって事だよ、バス予約取ってねぇし。 でも実家はもうヤダから、意地で帰ってやる。
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