続・無気力童子の紙芝居
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『そのときがくれば わかるわ』
人との関わりなんて 不思議なもので
たとえば 長年わたしのよき相談相手であり理解者である人も 初めから そうであったわけではない ここ半年くらいよくお世話になっている青年だって 最初は なんと気の合わない野郎だと 悲しく思ったものだ 存在を知って3年目にようやく話すことが叶った彼女は 今ではわたしの生活に なくてはならない存在だったり
わからないものよね。
『そのときがくれば わかるわ』
まったくもってその通りで。 あぁ そうか そのとき だったのね きちんと 選び取ることができた? 「慄える淡い羽を そっと授かるように」
そのひとは 初めから驚くほど気が合った するりと ごく自然に近い距離にいて それが心地よいのだ
当たり前のように 空気のように 冬の朝のおふとんのように わたしはそれを授かって 身に纏って 歩く いいね そういうの 憧れていたんだ
あまり過信すると泣きを見るかもしれないなんて いまだに思っているわたしですが そうだね 書き留めておきたい
そのとき が来ていると あたしは思うからね。
そんなこんなで だらりと翌日。
3つ目の目的 マリアの心臓 天野可淡展 http://www.mariacuore.com/web2/exhibition-02.html あいかわらずの空間で 初めて出会う少女たちでした。 どの子も 本当に 強かった・・・ 見つめて引き込まれての繰り返し。 魔力だね ヒトガタのものに わたしは特別に思いがあるのだけれど 切り取られた時間で 身代わりになっている少女たちの人形は 懐かしく 痛々しく 苦しいけれども 美しいのです。 だいすき。 佐吉さまもいらしており 少々お話も出来ました。 実際にお姿を拝見するのは初めて。すごく気さくな方でした。 何か質問があれば、 と話しかけていただいたのに テンパって いやなにも!! みたいに言ってしまった くぅ。
というわけで東京いってきました 今回はいくつか目的があって。
初日 ブルース・ラ・ブルース 展示会+初期短編作品上映会 http://www.vanilla-gallery.com/gallery/bruce/bruce.html 台風の中 フル装備ゴスロリで ずぶ濡れになって行ってきました うん よかった ハードコアとゲイポルノの もうなんていうか カオス! もっと毒々しいものばかりかと思ったけれども 実験的な初期作品はコミカルで 時々笑いをこらえて肩が揺れる しかしゲイポルノなんて初めて見たわ
画廊は銀座だったので そのまま新橋へ。迷うわねココ・・・ ばいさんのお仕事終了を待って合流。
今回のメインイベント Trick or Treat のハロウィンパーティー http://www5f.biglobe.ne.jp/~trick_or_treat/event/halloween2007.html 去年も参加したのですけれど 今年はすこし規模縮小なのかな 目的はアリカさまです。 いやぁ とてもよかった・・・ 暗黒舞踏の若林淳さん+ヴァイオリン杉野裕さん の演技(?から始まり・・・ 若林さんを生で見るのは初めてですが ものすごくドキドキ ざわざわした会場の声が聞こえなくなるほど 引き込まれたなぁ なんだろうあのしなやかさ アリカさまは少々調子がよくないみたい?声があまり通っていなかったように思う〜 そんなことは些細なことだけれども!! 館長選曲とのことで うん 満足。沢山やってもらえたしね。 アザレアポンチカのお二人もいらして もうね 豪華すぎるステージ! 最後に パラパラVer悪魔くん。 もうこれ 一生聞けないだろうな。。。。!!! 最高。
アリカさまを見終えて時計を見ると11時半!!!ヒィ 急いで外に出ると 心配していた台風は去ったようで。 からっといいお天気になっておりました。 よかった。
2007 1016 pm1630〜1830
もやもやもや もやもやもや
朝 起きるとすこし 自分がしなびているような そんな気がして
そう お水 もらうようになって お水 もらわないとしおれてしまう?
それは とっても こわいこと
それは とっても こわいこと 自分がつくりあげてきた 構造なんて 案外簡単に 崩れてしまって
口 パクパクしたって かすみは食べらんない 二本の足が カカシを支える鉄の棒にかわったら あはは ぎこちなく跳ねる ショーの見世物
両手でつかめる ぬるい空気は 今や 巨大な ゲル状の 水色に濁ったよそおいで そこかしこに腐臭をただよわせている わたしは それが 口に入らないように ただ息を止め、目をつむっているしかない
前に? 前に進んだら? 前に進んだらどうなるかなんて 皆目見当もつきません
加速
加速 見えている風景が みるみる鮮やかになって 加速 植物の発芽から成長 開花から実がなって枯れるまで 何かの科学番組でも見ているみたいに 速くて 速くて 速くて 私はたちすくんで まばたきもできない
よろこぶべきこと
立ちすくむ 私の目の前では 世紀の脱出ショー 何が脱出? カカシが脱出? 加速加速加速 もっと 見せて 見たいの 見せて 見せて 世界の真理と、心の果ては そう まだ 底なんて みえやしない 単純で純粋な、リバーシブル
裏返して本能 表向きは実情
内面を庇護 外面は拡散
布が肌にふれるやわらかさを 私は知ってる
やっと開きました。 なのでこの文章は 震える手で手紙をくれた君に向けて。
一ヶ月くらい経つのかなあ 忘れていたわけじゃないんだけれど 読もうと 思えなくってね。
3年前 わたし見捨てられたのか? 細かいことは忘れてしまったけれど 見捨てられたわけじゃなくて わたしが全てをシャットダウンした気がした
ずっと日記を読んでいてくれたのね ずっと忘れないでいてくれたのね
感謝するべきなんだろうけれど それの元となるような感情がないや 嫌いになったとかそういうつもりもないけれど また友達になろうといわれて 笑顔でうなずいたりはできないや
ただ 今のわたしは笑顔でいます 毎日充実して 楽しく暮らしています
ありがとう もっと時間が経てば 話が出来るかもしれないけどね。
君の新たな人生に 進むべき道に しあわせがたくさん 降り注ぎますように。
わたしは 文字の並びと そこから感じる温度とで 文章を吸い込むので 真意と異なる受け取り方をするかもしれないけれども。
わすれないように。
あな が あいているのなら そこを埋めるものは土ではなくて たくさんお水をあげたらいいんじゃないかなあ
10あげたら 10すいこむし 20あげれば 20すいこむよ
その あな が ほしがっている分だけ たくさん たくさん
すいこまなくなったらおしまいだし
なにより もしかすると花が咲くかもしれないからね。
「キレイな花が咲くといいわね」
そうね うん。 ひとつでいいから ずっと咲いているといいなあって思うよ
気がついたらね 指から消えてたの 大事な カエルの指輪。
気がついたときには そこにいた痕跡すら消え去って
とても大事にしていたんだ いつも一緒だったのにな あたしのこと嫌いになったのかな あたしは君の事大事にできていなかったのかな
色々考えながら 夜の街を歩いて探して でも どこにもいないのさ 泣きそうだったけど 泣いたらいけないと思ってがんばったのさ
代わりを務められるやつなんていないよ 右手の人差し指は しばらく欠番だ
あまりにあまりにつらいので カエルさんは役割を終えたのだと そう考える
ねえかえるさん、きみはあたしのこと 嫌いになったのかい?
ちがう そうじゃないよ ぼくの役割はおわったんだ めぐろうは ぼくがいなくても大丈夫だよね? きちんと歩いていけるよね?
うん だいじょうぶ きみがいなくても あたしはがんばるよ。
痛い人みたいだけど 結構こういうのは 心からそう思っている あー ってことはおいら痛い人www
小さなしあわせを こつこつと積み重ねていくと きっとしあわせ
おいらは なくさないように 拾ったかけらを ひとつひとつ 瓶につめて いっぱいになったら コルクで栓をして 忘れないようにラベルを貼って 棚の上の方に ちょっと背伸びをして並べる
きっとキラキラして綺麗だ
穏やかな日常が いつまでも穏やかであるといいと思う
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