あずきの試写室

2002年01月24日(木) 「イルマーレ」

イタリア語で海という意味ですが
映画の中では海辺に建つ家という
意味で使われています。
この家がとっても印象的です。
なんせ、折れそうなほど細い
柱のみで建っている家。
しかも海辺でそばには家がない。
絶好のロケーション。

その家の前にぽつんとある郵便ポストを介して
交わされる2年前に生きる男性と2年後に生きる
女性との手紙。
段々手紙を交わしていくごとに
仲良くなっていくのは、ちょっとメールを連想しました。

映像はまるで絵を見ているようで、
きれいでかわいくて、そして切ないです。
主演の女優もちょっとBOAちゃんみたいでかわいい。

静かな恋愛劇だからこそ、
悲劇的な結末にならないで!なんて
思わず祈りながら見てしまいました。

犬のコーラがとってもかわいいです。欲しい(笑)

見た後にもじわーんと余韻を残す
良い恋愛劇を見たなーと感じられる一本でした。



2002年01月10日(木) 「バロウズの妻」ネタバレあり

クローネンバーグ監督の「裸のランチ」を
見た方はご存知のバロウズ夫妻の事件。
この作品は、バロウズはあくまで脇役
妻のジョーンが主人公です。

妻に片思いする役でお気に入りの
ノーマン・リーダスが出演したので
是非見たいと思っていました。

93分という最近の作品では
短編に入ってしまいそうなほど(笑)ですが
丁度良い長さでした。
トーンはあくまで淡々としていて、
バロウズのドラッグで
ハイになったようなテンションの高い
作品とは対照的な描かれ方。

あまりに淡々としたまま最後までいって
しまったので正直これで終わり??
なんて思ってしまいましたが、
むしろ見終わった後
あれこれ考えてしまいました。

ネタバレ・・・・・・・・・・・・
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酔った勢いで行ったウィリアムテルごっこです。
果たして酔ったから手元が狂ったのか
ジョーンがわざとたまに当たる位置にづれたのか
はたまた、バロウズが最初から殺意があったのか。。

勿論事件は闇の中のまま
現在も解明されていません。
事件自体も弁護士の力で、殺人罪には問われず
たった13日で釈放とのこと。

若いつばめと外国旅行に行ってしまう夫を
それでも愛して待っている妻の心境は
いかばかりのものだったのか。

ああ。映像の奥の妻の心境を考えて
余韻がずしんときてしまったのでした。



2002年01月06日(日) 「ハムナプトラ2」

新年第1作目となったのは
「ハムナプトラ2」でした。
実はその間に、「みんなの家」も
ちょこっと見たのですが
どうもギャグが滑ってしまって
挫けてしまった。。
好きな人ごめんなさい。

「ハムナプトラ2」は
はい。これはある意味御正月に見るには
ピッタリかも!
なんてほどど派手で、サービス精神
旺盛で、まったく悩まずに
見る事が出来ますね^^
見所をいっぱい作るのりは
「ジュラシックパーク」に近いかも。

実は前作の時にとっても期待して
見に行って、がっかりしたのですが。
今回は、内容云々よりも
いかにCGが良く出来ているかに
注目してみていたら
なかなか楽しめました。

メンバーも前作と一緒の人が
たくさん出ているので安心(笑)
といって、前作を見ていなくても
全然オッケーというところも
とっつきやすいですね。

それにしてもあのお兄さんは
見かけもどじさかげんも
ちょっとイタリアのペニーニさんに
似ているかも。

悪役の打つ銃の球は全くあたらなくても
主人公が打つとすぐにあたるなんて
細かい事を気にせずに
のりを楽しんでしまうのが
良いのかもしれませんね。
ああこれって誉めてないかも。。
けっして文句を言っているわけではないのですが。。。


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