英国人の彼女 6年間の遠距離恋愛の末、イギリスに嫁いできました。ロンドンで息子と3人で暮らしています。
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フラットの上の階に住んでいるカップルからご招待を受け、 今日は夕方からお宅訪問の予定。 うう・・・行きたくない・・・。 家の中はちょっと見てみたいけど、 特に共通の話題があるとも思えないし、 社交性が低いわたしには、ハードルの高いイベントです。
何か日本的なものを持って行きたいという夫の要望に答え、 抹茶白玉団子(きな粉と黒蜜がけ)を作るつもりではいるものの・・・ 約束の時間まですでに2時間を切り、 まだお菓子作りに着手するどころか、 朝食の後、一歩もソファから動いていないわたし。 だって〜、何もしたくないんですもの〜。 先ほどから、夫が猫なで声で、そろそろ準備をすれば?と 言ってきていますが、ずっと無視しています。 あー、でもそろそろ動き出さないと・・・ おなかでも痛くなって、夫だけで行ってきてくれないかしら・・・ (小学校の頃から何も変わっていない)
先週末からダーリン(仮)は激務で、 週末はずっと家でお仕事。 今日もまだ帰ってこない〜。 (いま夜10時。) 夕食も作り終え、することのない専業主婦は、 ベイビーのためのブランケットを編んだり、 マフィンを焼いたりして 夫の帰りを待ちわびているところでございます。
マフィンはダーリン(仮)用。 遅くなってもおうちでご飯を食べる人なのですが、 途中でおなか空かないの?と聞いたところ、
(なんたって、わたしは仕事をしていたときは きっちり19時には晩御飯を食べていたので。 仕事の手は休められないので、 パソコンに向かいながらですが、 おなか空いたら仕事に集中できないんですよね。)
シリアルバーを食べてしのいでいるとのこと。 シリアルバーは、日本でいうカロリーメイトみたいな位置づけで、 こちらではいろんな種類があるのですが シリアルとか、ナッツとかを砂糖で固めたものが一般的です。 スナックに比べるとジャンク度は低いですが、 それでもかなり甘いし、カロリーも高そうなので ある日、試しにバナナブレッドを焼いて、 サンドイッチ(これは朝ごはん代わり)と一緒に 彼のカバンに忍ばせてみたところ これがかなり好評だったのです☆
以来、やたらと焼き菓子を作る日々。 ほとんどお菓子作りはしたことがなかったのですが、 ずいぶん上達しましたよ〜。 ちなみに、小麦粉は全粒粉を使用し、 砂糖はきび砂糖で、レシピの半分以下の量にしています。 甘みは果物で十分代用できますよね。
明日用のおやつは、バナナブルーベリーマフィン。 栄養を取って欲しいので、ブルーベリー大量投入です(笑) ベリー類が安いのがイギリスのいいところ。 わたしはあんまり好きではないのですが、 お菓子作りに使いやすいので、最近はよく買っています。
それにしても、ダーリン(仮)まだかしら。 待ちくたびれた〜。
いつ来ても高い・・・と思うロンドンの物価ですが、 住んでみてもやっぱり高いです。
まず、外食。 外で晩御飯を食べると、庶民的なお店でお酒を飲まなくても 1人6000円は下りません。 っていうか、30ポンドで食べられたらかなり安いお店かも。 だいたい1万円は見ておいた方がよさそうです。 ランチでも、ドリンクをつければだいたい1人3000円くらい。 これまでで一番安かったところで、 チップを入れて1500円でした。 テイクアウトなら頑張れば1000円を切れるかな? 丸の内でもランチを800円くらいで食べられるレストランがあったし、 お弁当なら500円くらいのものも探せば売ってますよね。 ほんと、ロンドンの外食は高いです。
自炊ならそれほどかからないかといえば、 確かに外食に比べればずいぶん安く済ませることができますが、 なにせ売っている単位が大きくて・・・。 日本みたいにキャベツや白菜が4分の1切りになってたりしないんですよね。 お肉も、スーパーのパックになっているものだと 500グラム以下で売っているのを まだ見たことがありません。 余る〜〜!! どうしても使い切れなくて、無駄になってしまうこともあります。 そして鳥のモモ肉は全部骨付きだし、 薄切り肉は日系スーパーにしか存在しないので、 こちらに越してきてからかなり肉の解体&スライスがうまくなりました。 いや、これはエチオピアでも同じ状況だったはずなんですけどね。 あの頃はお手伝いさんがいたから・・・(遠い目)
ジャガイモや玉ねぎ、一部の果物などは日本より安いかな?と思いますが、 葱(日本のスーパーで売ってる半分の量で200円くらい)や ベーコン(6枚入りで400円くらい)など 明らかにこちらの方が高いもののほうが多く、 やっぱり外食でもかなり割高になっていると思います。 ちなみに、なぜ葱とベーコンだけ やたらと詳細な値段を書いているかといえば 今日買ってきたばかりで記憶が新鮮だからですけど。 あとお豆腐とか、お味噌とか、お米とか、 なくても死なないけどやっぱり欲しい日本の味は だいたい日本の2倍くらいの値段がしますね〜。
そんなわけで最近は、うどんも、餃子も、パンも、ピザも、 ぜんぶ小麦粉から自力で作っています。 時間も有り余っているもので・・・。 うどんとかけっこう簡単にできて、 下手な乾燥うどんなんかよりもずっとおいしいんですよね。 フルタイムで働いていたら、とてもできないですけれど。 いいの!暇だし!!
専業主婦なので、家事くらいはちゃんとしようと、 掃除をし、洗濯をし、アイロンをかけ(大嫌い・・・(涙))、 これまでは週末くらいにしか作らなかった 手の込んだ料理を毎日作っています。
エチオピアやカナダの片田舎では考えられなかったのですが、 ロンドンではお金さえ出せば、日本の食材は何でもほぼ手に入ります。 おでん種や、シラスもあるんですよ。 シラス、超小さいパックが750円もしてビックリしましたけど。
そんなわけで、日々、和食・洋食取り混ぜて いろいろと作っているのですが 昨日は、夕方ごろ家でネットをしながらダラダラ遊んでいたら、 ダーリン(仮)から突然「いまから帰るから〜」コールがありました。 ギャー、まだ夕食の準備何にもしていないー!! (深夜帰宅予定と聞いていたので、 8時過ぎくらいから準備すればいいや、と思っていたのです。)
もともとは、メインディッシュにチキン南蛮を予定していたのですが、 手作りのタルタルソース☆なんて作ってる時間ないっ!!ということで、 凍った鳥のモモ肉と玉ねぎのざく切りを鍋入れて、 火が通るまで放置。 その後、水、トマト缶、キャベツ、コンソメ、オレガノを放り込んで 煮込むだけという超手抜きディナーになりました。 煮込んでいる間に茄子のマリネだけ作成。 残り物のジャガイモをマッシュして鶏肉に添えたら 見た目だけは何とかそれっぽくなったけど、 いかにもイギリス風なワンプレートディッシュに 果たしてダーリン(仮)の反応は・・・??
結果⇒これまでで一番のヒット。
料理に時間をかけていたのがバカバカしくなりました。 友人が昔彼について言い放った 「グルメなフリしてても、所詮はイギリス人」 というせりふを思い出したり(笑) イギリス人は、とりあえず肉にゆでた野菜が2種類添えられていれば、 満足なようです。
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