元気です。

　なんつーか、またもや「好きになっちゃいけない人」に惹かれてしまっていて、自分氏んじまえと思っていますorz　元気とか嘘です精神的に今ものすごいしんどいです。
　長くこの日記をご覧の方はご存知かと思いますが、私の元彼はギターを弾く人でした。別れてから一年以上、私はギターに纏わる物事を徹底的に避けてまいりました。プロが弾くのを聴くのは全然平気だったのですけど、アマチュアがとにかく辛かった。友だちのライヴにも行けなかったし、大宮駅前を通るのも辛くて仕方がありませんでした。つーか根本的に、「好き」というのがなんなのかわからなくなりました。大げさに聞こえるかもしれませんが、今でもそうです。
　あれから三年の月日が流れた現在、バンドの行く末をテーマにした芝居に出るのも平気なくらいにようやく立ち直ったのですが（でもまだ夢の中で元彼に怒鳴られたりしています）、思わぬ落とし穴に引っかかっております。劇中で使う曲を作曲している人に、興味を引かれてしまったのです。
　で、なんかこう、トラウマをほじくり返して再現したいがために自慰行為的に好意を抱いてるだけなんでないかなとか、うだうだ考えちゃって鬱氏状態でして。これって独りSMだよね、とか。脳内でことあるごとに元彼のことを反芻している自分にもまた鬱。
　それにだって私、その人のこと何も知らないんです。列挙できるくらいの情報しかないのです。連絡先も知りません。何が好きで、何が嫌いなのか、最近何を面白いと思ったのか。何も。
　知らないけどでも、あなたが何を思ったのか何を感じたのか知りたいと思います。これが好意なんでしょうか。
　確かにその人は私をちょこちょこかまってくれます。私は馬鹿なのでそれだけで「好かれたい」と思ってしまいます。そんなの、他の子にだってしてるだろうことなのに、自分だけにしてるんだ、私は特別なんだと思ってしまう、そうであって欲しいと願ってしまう。馬鹿です。ああこれってやっぱり、これが好きってことなのかなあ。でもなんか自分、無理に「好き」になろうとしてる気がするのですよ。自分を独りSMに追い込むために。自分がいちばん信じられません。
　なんで好きと感じるのか考えてみます。

　十三個ありました。
　どこが嫌なのかも考えてみます。

　二個ありました。でもきっと今見えてないだけでもっといっぱいあるのかもと思います。
　ああああつーか何が一番嫌って、芝居の最中なのにこんなことばっかり考えてる自分が卑しい！！！！　劇団内での色恋沙汰がいちばん嫌、と言ったのは自分なのに。率先してどうする氏ね！！！！orz<ｳﾂｼ
　芝居を創る場では、修行僧のようにストイックでありたいのです。
　たまたまみーﾀｿに会ったのでうがーうがーと述べたてたところ「意識しなけりゃいいのさ。いい男なら目の保養だと思っとけ！」と爽やかに言われました。ちょっと落ち着きました。そうさ意識するからこんなにおかしくなっちゃうんだ、キモくなっちゃうんだ。仲良くなれたら儲けもんくらいに思いつつ、普通にしてればいいのだ。普通にしよう。稽古に専念しよう。

　つーか二十歳にもなってこんなことばっかり言っててほんと恥ずかしいですorz　青臭いのはもうやめたい……。
　明日も稽古です。あ、そんなわけで芝居やるので、お暇でしたら是非よろしくお願いいたします。詳しくは最近書いてるblogで。

※思うところありましてblogリンク切りました。すみません。

　ごぶさたしてます。

　十八歳の私から手紙が来ました。高校三年の時、とある授業で書いた「二十歳の私への手紙」。先生が成人式に合わせて発送してくれたのです。母からのメモがひっついててびっくりしました（自分で頼んだのかなこれ、全然覚えてない！）。実は一昨日届いたのですが、成人式の日付になるまで開けないでいました。
「どーせ二年後でも何書いたかばっちり憶えてて、けっこーつまんねえんだろうな」と思いながら書いたことは憶えてるのですが、いざ読んでみたら全然憶えてませんでした。むしろ二年前の自分に泣かされてしまいました。長い長い日記を読み返すより、高校で出会った友だちと飲むより、あんまりにも、あのだだっ広い学校で過ごした毎日が鮮明に迫ってきて。どうしてこんなに忘れちゃってたんだろう。汚い教室、ウザい担任、中国語の鳥、馬鹿ばっかりのクラスメイト、いとしい演劇部、すべて、幸せでした。心底、幸せでした。あの学校で三年間を過ごせた幸運に感謝したいです。
　忘れてるってことはきっと、今があの時よりずっと充実してるってことなんだと思います。ええ。ほんとに、充実してます。不満は色々あるけど、私は、元気です。

さ ｜MAIL

My追加