+女 MEIKI 息+
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リンダ(オカマ)に電話口で Destiny's Child の『Lose My Breath』を歌われた。 大音量でCDを流しながらのソレは、曲が聴こえてなかったら狩猟前の原住民の雄叫びのようだった。しかも、何を言ってるのかさえ分からない。
「最近、疲れが取れないのよ」
「あんたちゃんと眠ってるの?」
「ええそりゃもう、昼間だって眠い勢いだよ」
「そりゃ、高尚な人が言うところのストレスってやつじゃない?」
「ああ、そう言えばこのところ日曜だけ笑ってる気がする」
「あんたって、いっつも腑抜けよねぇ」
「腑抜けって…玉抜けよりいいわよ」
「言ってくれるじゃないの!あんたよりはずっと色気ってのがあるわよ!」
「色ったって毒色じゃん?ドロドロの」
「バッカねぇ、だからあんたってバカだっていうのよ」 (大げさなため息、いや鼻息)
そして一段とデカイ声で 「色気ってのはねえ!」
そこで大音量の音楽が流れて、いきなり狩猟民族の歌になったわけだ。 いつまで待っても途切れることが無いので、とりあえず電話は切ってみた。
『Can You Keep Up?』あたしに付いてこれる?って、そりゃ無理だから。
あんたにゃいつだって元気づけられるよ。
本屋で立ち読みする楽しみも最近は少なくなり、巷では何が流行ってるの?ってな素朴な疑問も消えてしまったのかというとそうでもなく、お日様とは関係なしに「おはよう」の挨拶をする連中とも相変わらず会話を交わしてはいても、それなりに時の流れを感じることが多々あったり、なかったり。
某所でもチョロと書いたけれども、妖しげな書物を扱っている出版社とのヤリトリも大分落ち着いて、それもこれもタイミングなんだろうなあと、日々思う考えの隅っこに追いやりながら、それよりも目先の慌しさに夜の帳と共にマブタの帳も閉じたりしている毎日が、気付けばあまりにも早く過ぎてくのをココの更新の怠惰に感じたりするのでした。
思いついたり、気付いた事柄を書き留めたりと、その辺りのクセは未だに抜けずに反故になるものばかりが増えては整理されずに氾濫してるけれども、それに埋もれて窒息するでもなしと、息苦しくなったらまた大きく深呼吸をするのだろうと思っています。
あの時、感じたその匂いや想いを忘れたくないと強く思って書き出すことよりも、繰り返し浸って自分の中のモノにしていきたいと思うこともあるように、不確かなモノに対しての試行錯誤をしているのかもしれません。
時々届くメールに対して(含:無記名でのメール)一通たりとも返信してないのはいつものことで、その割りには繋がりを持ちたくてサイトを開いているんだろ?というような自問自答は相変わらずです。 「せっかく送信したのに!」ってな思いの方がもし、未だこのサイトを見ていたとしたら、もう平に平に「すんません」です。未だかつて一度たりともメールへの返信ってなことをしたことが無い者でして「ああ、どうせそんなもんだよな」程度に思って下さいまし。
一度でもリアル接触を持って下さった方は、これまた別として。
手を伸ばす先に触れる心からの暖を感じることが出来る。 抱きしめて相手の体温を感じようと縋ったはずなのに、抱留められていたのはわたしのほうだった。この温もりは忘れまい離すまいと思うだけで、涙が出そうになるのは歳のせいですかね。 髪を撫でているのは確かにわたしの指で、髪を梳く指の感覚はわたしのものなはずなのに、髪を撫でられている気分になれる、そんな感じです。
健康面は相変わらずだけど、そういう感情は未だ息づいているんだなあと実感出来て嬉しかったりの、自己確認。
毎回のように訊ねる言葉には、半分は確信があっての答えであっても、残りの半分は不安から出る言葉でもあったりして、そんなクセまできっと分かってもらえているのだろうと思うとまた嬉しさと不安が混じりあう。 だからこそ毎回訊ねてしまうことに飽きずに付き合ってくれて…10点。
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