+女 MEIKI 息+
DiaryINDEX過去のことさ


2002年05月30日(木) 日記

 朝、携帯にメールを受信。

 送信者にとっての嬉しい事を知らせてくれた。
 わたしにとっての嬉しい知らせではないのに、
 なんだか一緒になって、嬉しい気持ちになった。

 朝なのに、気分が良い。

 珈琲豆をガリゴリ挽いた。
 豆を一粒摘んで、口に運んで齧ってみた。
 挽いた豆ほどには香りが出ないもんだ。
 こぽこぽと音を立ててドリップされると
 部屋中が香りに包まれる。
 最近では、猫も慣れたもので臭がりはしない。
 傍らでうっすらと目を閉じ また夢の中に入っていった。

 携帯が振動し着信を知らせる。

 携帯で話をしながら 片手はPCの電源を入れる。
 メール受信内容に、口答しながら珈琲を啜る。
 手が疲れて、耳が痛くなったころに
 やっと、打ち合わせは終了。

 少し冷めてしまった二杯目の珈琲をつぐ。

 また画面に向い、お気に入り登録先を覗いてまわる。
 メッセンジャーが起動しててもこの時間では意味がない。
 溜息をついて一旦は閉じる。
 が、再度オンラインに、そしてまた閉じた。

 読みかけの本を、ベッドに置いてきたのを思い出す。
 取りにいく途中で足の小指を机の角に強かに打ちつけた。
 蹲って暫くすると、空腹を訴えるようにお腹が鳴った。
 その場で転がってみた。

 空腹だけど、明るい陽射しが暖かで気持ちがいい。

 部屋の中をころころと転がってみた。
 テーブル脇まで転がって、数本残っている煙草の箱を掴んだ。
 そのまま匍匐前進しながら、灰皿とライターを取る。
 寝煙草は禁止されております、呟いた。
 燻らす煙が窓からの陽射しに当たって、青色に見えて綺麗だ。

 前の路地を子どもが大声を出しながら通った。
 音に驚いた猫が起きて、転がっているわたしの隣りに擦り寄ってきた。
 柔らかくて暖かい。
 寄り添うように躯を移動して、猫のお腹の動きに合わせて呼吸をした。


 携帯の着信振動で目が覚めた。





 真っ当に日記を書いてみようと思ったのだが。ががががが。
 日記って難しいんですね(今更)
 え?いつもと変らないって?
 こりゃまたどーも君。





 好きな男のタイプ?
 こいつとはヤってみたいな と こいつとはヤらずにいたいな の どっちか。


2002年05月28日(火) ああ、オカマ。


 今回の風邪は、熱は多少出たけれど声にきました。扁桃腺が腫れるでもなく鼻水がヒドイわけでもなく、声のみに。久しぶりの変声期再来。その声もやっと出るようになったことが嬉しくて、調子づいて電話かけまくり。
 はい、もちろんオカマ声だと自負しております。だからって、そんな想像以上に喜ばなくたって良いじゃないの。
 自分の声って、端から聞く声とは違って聞こえますよね。たまにメモ代わりに外から自宅の留守電に入れた自分の声を聞いてウンザリしたり、子どもの頃にテープレコーダーに吹き込んだ自分の声が変なのを「なんじゃこりゃ?」と、機械のせいにしてみたり。
 今回も、一応はオカマ風味な声だとは思っていたのですよ、自分でも。ところが、揃いも揃って「オカマ〜ッ!」と言って下さいましたさ。(ちなみに、誰一人として「大丈夫?」などと心配の言葉を言ってくださった方が…。あ、言ったのかもしれないけれど、それをかき消すほどの笑い声)楽しんでいただけて本望です。ですが、これも揃いも揃ってみなさん、音声ファイルを作成しろとおっしゃる。
 何にも他にはコンテンツのないこのサイト内で、そのファイルを貼り付け「よ゛ぉごぞ、な゛な゛ご の゛ぼーむべーじべ」を期待してらっしゃる。ネタのためなら、この身を切り売りしろとおっしゃる。あうあう。
 と、前フリが長くなりましたが、夫々の電話を済ませた後に探したんです、音声マイク。ところが、普段から使用してないのでホコリを被らないようちゃんとビニールで包装してたにも関わらず、コードとスタンド部分の接続個所が、我が家のワガママな王子(幼少時と思われる)の、噛み跡が付いておりました。むろん、コードは微かな接続を残すだけでブラーンと。
 もしかしたらファイル貼り付けがあるかもしれないと期待された方々、今回こそは?とここを開かれた方、期待外しでした。やっぱり、わたしには出来ません。この身を削ってまでのネタ晒しはわたしには出来ません。ああ、ごめんなさい。
 そこで「ちっ」と舌打ちしましたね?ね?
 残念がりましたね?ね?

 一番、残念に思ったのは、このわたしです。





 雷の音が嫌いよと言ったら、貴方はわたしの腕をいきなり引き寄せ、身長の違いからまるで覆い被さるかのように抱き込んでいた。力強く押し付けられた唇に応えようと、わたしも貪るふりをして薄く歯を開き、お互いの吐息をそっと交換した。
 夏にはまだ早いこの時期には、夕立に濡れればすぐにでも躯は冷えてくる。少しずつ冷たくなった貴方の指は、ひとつひとつを確かめるように、わたしの制服のベストとワイシャツのボタンを外し、そして指を滑り込ませてきた。
 「雷の音、ほらもう気にならないだろう?」

 学生の頃、こんなことを言ったヤツ。あんたもたまには雷が鳴ると思い出したりするのだろうか?


2002年05月26日(日) 今年初めての釣り

 軽くスカートの裾を翻して、そこから覗く足がどれだけの効果があるかまでも、彼女は計算に入れているのか、彼女の瞬きひとつからも目が離せないでいる少年たちを尻目に、フロアーに降りそして踊る。四方八方から照らされるスパンコールを散りばめたのライトも、スタンドから映し出されるレーザーのイルミネーションも、すべて彼女の彼女たる姿を演出するだけに過ぎなかった。無心に踊る彼女の瞳に映るものは何もなく、ただひたすらに肌で音を感じたがっているようだった。
 うっすらと額に汗を浮かばせカウンターに戻る彼女は、男からの誘いも手の甲でで汗を拭う仕草にも見えなくはない動作でアッサリとかわし、涼しい顔でまたカクテルに手をかけていた。

 80年代の新宿歌舞伎町のディスコでは、こんな少女達で溢れていたのだろうか。93年の暮れに幕を閉じたにジュリアナ東京(芝浦)のお立ち台で舞っていた少女達をイメージするより遥かに輝いていそうな気がするのはどうしてなんだろう。


 気持ち良く晴れたので、溜まった洗濯物にも手をつけず、昨日は食料確保のため海に行ってきました。釣果は、パールピンクに輝くお姿の海の女王、鱚(きす)が大小あわせて十数匹。サクッとさばいて今夜はオリーブオイル焼きで楽しみました。初夏の味、んまかったです。
 釣りに連れて行ってもらい始めた頃は、あの虫(いそめ、じゃりめ)が苦手で、パックに入っているのにも関わらず、持つことさえ出来ませんでした。慣れとは恐ろしいもので、今では頭通しで釣り針に刺すのも巧くなり、すんなりと弄れます。
 気候が良く、家族連れやカップルで賑わう堤防で今回は釣りを楽しんできたのですが、やっぱりカップルの女性は男性に「ぁあん、これ気持ちわるいーぃ。付けられないぁい(甘ったるく語尾伸ばし)」と甘えておりました。ほのぼのした風景だなあと思いつつも、自分の竿が気になっていました。
 煙草の吸殻をポイ捨て、食べたお菓子の袋は風に飛ばされながら「ここぉ、全然釣れないじゃないのぉ」と時間が経つにつれ彼氏にあたるお姉ちゃん。そんなに騒げば、いくら自分の竿先の方が大事だとは言え、気になるものです。ノンビリしたいのに、少しだけイライラ。
 姉ちゃん、ちーっとデートの場所を間違えてしまったようですね。
 夕刻になり、そろそろ潮も動いて釣れ始めたころ、地元のオジサンが犬の散歩がてらか声をかけてくれました。釣り針の種類や餌などを細かく教えてくれるお喋り好きなオジサンは、釣り場にはよく現れるもので、今回もまた同じように竿が反応するまで、のんびりとお喋りしていました。
 ところが、隣のカップルはそれどころでない状態で、相変わらずの煙草ポイ捨て、ゴミは風に飛ばさたままを繰り返していました。いくら温和と呼ばれるわたしも、少しムッときてしまいましたので、つい一言 言ってしまおうかと思っていたところ、地元のオジサンがツカツカと姉ちゃんに歩み寄り「おめーは、かえれ!」と一言。とても簡潔でした。

 辺りが暗くなると、どこからともなく猫がたくさん現れてきます。釣り舟の小屋を寝床にしている、野良なのか。彼らの餌は釣り上げたけれど必要無いからと、海にも戻さず、その場に捨てられた魚も食べるようです。日があるうちでも、釣り糸や針は見ずらいのだから、日が暮れて街灯もない堤防では尚更、見え難いものです。猫たちが、心無い人達が持ち帰らなかったゴミで、怪我をしないように祈るばかりでした。






 そんなわけで、今日は洗濯三昧。
 ああ、洗濯ってキモチイイよね。でも、掃除が思いっきり苦手。


2002年05月24日(金) おしゃべり

 案の定、「前の絵柄には、もう飽きたのか」とサイトを開いた途端に思ったかた、ハイ正解です!しかーし、あいもかわらず某所からは見れない状態は続きますが。

 熱も治まって、一先ずはアチコチに出歩けるようになりました。んが、声がまだ出ません。出しても夜通し遊び過ぎ、頬にはうっすらと青いものが出始めた明け方のオカマのような声になっています。
 これじゃ、商店街でのお買い物は出来ません。八百屋や魚屋のオヤジよりも良い声で値段交渉をしてしまいそうです。
 その点、スーパーは楽です。初めて入る店で、一風変った調味料などのよほどの探し物をしない限りは、店員と会話も交わすことなく、買い物が出来ます。コンビニも然り。
 普段から、そうした処で買い物を済ませ電話もかかってこないとしたら、誰ともくちをきかないまま一日が過ぎることができるのでしょう。楽だと思う反面、誰かとムショウに話しがしたいと思うこともあります。何についてなどと詳しいことよりも、ただのお喋り。楽しいお喋り。

 家の前は路地になっていて、朝のゴミだしの日などは、よく近所のオバサン達が朝から立ち話をしています。天気の良い午後なども、どこからか湧き出たように現れて、ぺちゃくちゃと。「あー、また出たよ。うるせーなー」とは思うのですが、もしかしたら、このただのお喋りは、普段からお喋りをしてない鬱積を晴らすために行われる行為なのかもしれないと、そう思うと少しは許せる気に…は、なりません。えらい五月蝿いです。騒がしです。オバサンと呼ばれる方々は、日永一日お喋りが好きなのでしょうか。聞こえる外の喋りの中で気付いたのは、相手の話を最後まで聞かず自分の話をしたがる掛け合いや、話題の無い声の張り比べや、そして何を得るための喋りじゃないからだろうとは思うのですが。

 しかし、それにしても五月蝿い。
 なんだってこんな話題を今日は書いたのかですって?それは、わたしが今まったく声が出ない逆恨みです。しかも、この画面を作っている最中にあまりの黒さに途中でうたた寝をして、そのオバサン達の会議の声で起こされたからです。
 夕方になりにわか雨が降り出しました。蜘蛛の子を散らせたように、それぞれの家にオババ達は慌てて帰って行き、雨上がりに夕陽が見える今、とっても静かになりました。

 ああ、窓の外はなんて爽やかなんでしょう。でも、画面は真っ黒。



 おやすみなさい。



2002年05月22日(水) 風邪やや復帰

 作文から少しばかり遠ざっていると、2日を過ぎるころから書き方を忘れて「こんなことではイカン!」というコダワリも3日を過ぎるころから段々と薄れて、そしてふらっと見にいったサイトにハマって、そこからのリンクを辿った先でまたハマって、ああネットって逃避するのにもモッテコイなのね。

 大好きなあなたからの催促を受けてる時だけは「おおっといけねえ、いけねえ」とは思ってたのよ、これでも。

 さあ、書こうとビルダーを立ち上げて向かう画面に飽きがきて、こりゃ心機一転だとあいも変わらずデザイン変更。そして、会社からは閲覧出来ないサイトになりました。ごめんなさい>該当者「く」
 こうして模様替えをする度に思うのだけれど、最終的にこうしてアップするものは弄り始めてからの時間の少ないものばかり。これ良いなあと思ったものは、弄る途中で見すぎるためか飽きてしまう。今回のこの姉さん達だって、濃すぎるので飽きも早いと思う。

 下の方に申し訳ない程度に付いている、いわゆる更新報告のリンク集。テキスト(文字)に関する更新報告リンク集なのだけれど、こうしたつぶやき文をアップしている時は、更新報告をしていない。だったら、どんなときにしてるのかって?実は気が向いた時。「おぉ!今日のアップ文は書いた!って感じじゃないの?」と、自分で思えた時だけ。
 それも、最後に更新報告をしてから随分と日が経つ。少しばかり離れつつあるのかも。面倒だというのはさておいて。
 果たして、そこ経由で見にきてくださっている方がいるのだろうか?見に来て欲しいけど、見せるほどのモノがない時はどうも報告するのがしのびない。それでも今日は、ちょっと報告してみました。ああ相変わらずの小心者です。

 やっぱり、こんな感じで細々と続けて楽しんでいるのが合ってるんだろうと思った。






東京・新宿JR東口

17:45PM
歌舞伎町
紺色の戦闘服に身を包んだサラリーマンと、数時間前まではそれでも戦闘服だと思えただろうサラリーマンが行き交い始める。どこからか聞こえる店の呼び込み声も段々と大きくなる頃。

「ほら、見ろよ。昼間とは違う顔を見せ始めるだろ?夜になるといつもああいう感じだな」
『あ、本当だ。昨日はあの流れの中に居たんですねえ』
「一緒に居ただろうよ?」
『あまり覚えてないの。やっと逢えたあなたが隣に居たから』
だからと言って笑うでもなく次の言葉を捜す気力もないように二人。


17:58PM
アルタ前交差点
口数の少ないままオマエの肩を抱いてる自分がが妙に可笑しい。
チェックアウトを済ませ駅へと向かう距離が縮まるほどに二人言葉少なになっていった。

不意にオマエの前髪を掴んで上を向かせた。周囲の人間は無関心を装う者もいれば驚く者もいた。しかしコイツは微塵も驚いていない。既に求める瞳をオレに向けていた。仕掛けたつもりが仕掛けられたよう、すべてを混ぜ合うようなキスをした。
おどおどとしながらも腕を絡めはじめるオマエ。

新宿の街のど真ん中、人通りの激しい交差点でキスをした。いつの間にか信号が変わり、車のクラクションが鳴り響いた。気付くオマエは少しだけ離れた、そのずらされた唇からオレは呟いた。
「知ったこっちゃねえぜ、馬鹿野朗」



って感じの、迷惑なヤツらが最近また気になるようになった。もしかしたらわたし、第二次(オババ)成長期なのかもしれない。


2002年05月20日(月) 風邪

 やっだぁ〜ん、あちしったらったらぁ♪
 熱がぁなかなかさがらなくてぇ、
 夜になるとまたぼぉーんと出てしまうのよん。
 熱い女と呼んでね〜っ。
 この勢いで、街中の札付きとネンゴロになりたいぃぃぃぃっ!



 更新サボってたと思ったら、こんな内容かい?と、お嘆きの貴兄に。
 いくらなんでも、もういい加減に疼きだしましたので、この納豆のような身体をキレイに洗って出直す日は近いと思います(わーい!こんな更新だって予告ホームランのひとつだぞぉ)





コイビトのクチビルが「スキ」と動いた。なのに、泣く夢ばかりをみてる。


2002年05月16日(木) ××サイトという呼び名

 逆立ちしても出来ない芸当って言い方があって、相手を小ばかにした「いやあ凄いねえ、わたしなんて逆立ちしたって出来ない芸当だな、そりゃ」で使う時もあれば、どうやっても到底敵わないよ(敗北どころか、スタートラインにすら立てない程に相手が立派)な時も使ったりしています。

 例えば、それは
 気持ち良く熟睡しているまだ朝の早い時間に、けたたましい電話のベルで起こされて、無意識で掴んでしまった受話器に向かって明るい声で対応すること。「もしもし」語尾上がりでもなく、爽やかな業務電話対応用半オクターブ声高なんてことは、逆立ちしても出来ない芸当です。そうでなくとも、この野太い声に雑な喋り、ごく普通の状態の時の電話応対ですら「あ、今マズイ時だった?」「機嫌悪かった?」と相手にいらぬ心配をさせてしまうほどに素っ気無い態度を思わす声になっています。

 例えば、それは
 チャット時に冗談で書き出す「うふっ」とか「〜なんですぅ」や「わぁ!すてきぃ」などの文字を、そのまま音声として日常に使い、尚且つそれがとても似合う声のトーンだったり。
 出来たら可愛いだろうと思うそれらが、わたしには到底無理。

 だからそういうことを難なくこなす人には、わたしの足りない相手への配慮があるのだし、不快に思わせない態度には頭の下がる思いがしたり、しなかったり。や、人によったらホントに下がちゃうんだけど。

 その場の雰囲気に馴染むことのできる人も、凄ぇーなーと客観的に観察してしまったり。

 普段のわたしの様子を少しでも知っているなら、こんなヤツとは絶対に接触を持ってはくれないだろうと思う人からも、作文サイトを開いているというだけで会いたい(見たい)とお声がかかったりして、ありがたいものです。ネットマジック。

 運良く、この毒牙にかかったってしまった女の子と会うことがあったら、ジックリと学んで参考にしてきます。
 だからってマネたとしても、それは気持ち悪いだろうと思うあなたのご意見、正解です!




 そんな訳で、行ってきました。
 突然に催されたプッチOFF(5/15)

 運命の悪戯か悪魔の囁きか、はたまた天使の嫉妬によるものか、待ち合わせ場所に向かうために駆け込んだ電車は二駅目で人身事故の影響でいきなりストップ、予定していた時間より2時間近くも遅刻しました。その間、店内にも入らずに、いちごちゃんはずっと外で立って待っていてくれました。
 ああ、なんて健気なの。わたしだったら遅れた人に会計を預け明日の分までも食べ尽くしてしまうだろうに。そんな腹黒い思惑を知らない初対面のいちごちゃんと、綿引さんが来るまでの歓談を過ごしてきました。
 グリム童話でしたっけ、正直な末の妹がお喋りをする度にくちから花びらや、宝石が散りばめられていくお話、丁度あんな感じを思わせる少女から大人になる途中の愛らしい女性でした。
 あー、生きてて良かった。
 敢えて言うならわたしが女に見えて良かった。だって、お触りもOKなんですもの。なーでなーで。
 手渡されたお手製のクッキーに萌え、話し声に萌え、伏目がちで話すその態度に萌え、眩暈を起こしそうないちごちゃんワールドに浸っているところに、やっと仕事を終えた綿引さんからの連絡が入りました。程なくして現れた綿引さんは、まるで初対面とは思えない親近感を抱かせる、素敵な方でした。実年齢を伺っても詐欺としか形容できない少女の素直さを残した彼女が揃い、宴の時間はあっけなく過ぎてゆくのでした。

 姉妹サイト、家族サイトの意味を知り、それならばと盃を交わした義兄弟サイトも名乗ってみました。

 今回、待ち合わせ場所の某所アンナミラーズは、見慣れたアノ制服ではなく、その店舗だけハワイ店と一緒のアンミラにしたらシックな制服(但し、より一層タイトなボディライン強調)でした。可愛いアンミラの姉ちゃんに、何度も珈琲を勧められ灰皿や水を交換されても居続け、宴も終盤に差し掛かった時にやっと今回メンツの一人である、さじか君(属性:お坊ちゃま)登場。店から出た後にわたしに向かい、今回お逢いした可愛い女性二人を交互に見やりながら、こっそり耳打ちした言葉「七虹さん、めっちゃオイシイ場所に居たんじゃないですかあ」と言ったか言わなかったか。のぉほほほほ、口惜しいかい?だろうだろう。ねえさんは久々に、気持ち良かったのだよ。
 (後日、詳細をどっかにアップしようとかと思ったり、思わなかったり)






 このところ更新が怠ってました。そんな間にも、もしかして来てくださってた方、メールで催促してくださったり、健康のご心配をしてくださった方、ありがとうございます。いつものように、なんてことはない他で遊んでいただけです。
 某アダルトサイトのパスワードチャットにハマってとっぴんしゃん。
 俗に言うところのイメチャという言葉で括ってしまうには、あまりにも綺麗な文章の並ぶそのチャットに、夜な夜な出没してはウットリとLOGを眺めていた日々が続いていました。や、まだ続いてるけど。当分飽きるまでは見つづけるんだろうなあ。数行に渡る文章を打つ早さと、その発言に対するト書き。相手から次に返される言葉を予想しつつの言葉の駆け引きは、寝しなの小説を読むよりも面白かったりして。





なあ、どうしたらいい?と聞いてくるときには、本当は投げやりなんじゃなくて、頼りたいんだよ。


2002年05月10日(金) 登り往く

 霧雨でけむる、山へと続く細くなだらかな坂道を、踏みしめる度に砂利の音を立てながらゆっくりと登っていった。遠くから見えていた一点の紅いものに近づくと、それはこの季節には葉を枯らし来る秋に天に突するはずの曼珠沙華が、一輪咲いていた。今ここで手折って持ち帰ってもらえるのが幸せか、こうして眺め愛でてもらえるのが幸せか、暫し佇んで考えた。仇花で終るなら、その瞬間で手折られて、押し花として残ることは幸せではないのだろうか。枯れ逝く姿を潔く晒すのも花の運命、だから心惹かれるのだろうと思い、また小さく歩き出した。

 「寒暖交じり合うこの時期に、宵の露に肌を濡らせては体の毒。この身が傘になれるのなら御身を委ねていただけますか」背後から、小さくしかし確かな口調でそう聞こえてきた。慌てて振り返るとそこは、眩暈を起こすほどに一面を緋色に染め上げた曼珠沙華。わたしは迷わず、その中に体を沈めた。
 泡沫の時は儚い想いを散りばめて過ぎ、思えばこの春に七回忌を迎える。

 そしてまた明日から、わたしは砂利道を踏みしめて登り往く。






 とっても素敵なお姉さまをつかまえて、「んと、バカじゃないのぉ?」と笑いすぎで涙を流しながら訴えた。なんで、最愛の気持ちを表す言葉が、罵倒なんだろ。悪気なんて全然なくて、「ホントに大好きよ♪」の告白の意気込みすら感じるほどに、好きな相手になればなるほど。
 あまりに笑いすぎて、お腹をかかえるどころか、米搗きバッタのように上体を前後に動かして腹筋も痛いが、コメカミまで痺れてくるほどに笑った。
もし、これが文字だけなら「んと、バッカじゃないのぉ?」の一言だけに、愛情を込めるのは難しい。
 たしかに、心から「んと、バッカじゃないのぉ?」と言う時もあるが>該当者:段落「ピー(消去)」
 諸々の件は、昨日のその馬鹿笑いで解消できた。ありがとう>該当者:段落「ち」

 笑いすぎなときに発せられる言葉、
<其の一>
 「はあ、苦しい。止めてー」(レベル1)
 取り留めの無い、チャットでの会話時によく見られる症状。三者三様の会話のかみ合わない状態の時にも、これに近い症状があらわれる。

<其のニ>
 「もう、死んじゃうぅ」(レベル2)
 ひとつのきっかけとなる話題から、それから膨らむ妄想へと発展した時などに、これが現れてくる。誰かが発した言葉から、コチラが相手に伝えようと思った時点で起きてくる症状なので、お互いがこれだと、ツボに入り始める。

<其の三>
 「もう、いっそのこと殺してー」(レベル3)
 呼吸も荒くなり、心拍数もやや上がり始める。何かを説明すると言うよりも、この苦しみを味わえこの野朗!な、気持ちになってきている。

<其の四>
 「いい加減にろー、このあほぉ」(レベル4)
 体温、血圧 共に上昇。うっすら汗をかき始め、すでに体は前後に揺すり始める。
 上記の段階が二者であれば、まだマシなのだが、ごく稀にその波に乗りそこなったヤツから、発せられる言葉がツボだった場合、レベル3まで達していた人は、コメカミを押えつつこの症状に陥る。

<その後>
 「ハァハァ んと、あんたってバッカじゃないのぉ?」(レベル5)
 ひとしきり、荒い呼吸を整えたころに、この愛情こもった言葉が発せられることが多い。この段階にまで達すると、すでにツマラナイことでも、レベル3または、レベル4からいきなりリプレイすることもある。危険状態。





 まさか、朝っぱらから話が出来るとは思ってもみなかった>誰となく
 昨日の笑いは、今迄色々と困難だったことが、すっきり解消できて、物凄く嬉しかっただけに、笑いが起こったのかもしれない。
 ネ兄 月劵 禾り!!
 今日は、こっちの方がメインなのか。やたら長くなってしまった。
 メインというのもどうだろ?第一、日々記にタイトルつけることすら時として微妙。ダラダラと書くのも面白い。あー、自分だけが面白いのって素敵っ。


@(*` ノ´)@ ←あげる。


2002年05月08日(水) あいたい


 頬に触れるあなたの優しい指先に、そっと自分の手を重ねてみた。あの時と同じ幸せが訪れるなら、この身を削ってでも惜しくは無いと思える瞬間を憧れてみる。ゆっくりと瞼を閉じて、その指先から伝わる温もりを刻むように確かめつつあなたの名前を声に出して呼んでみた。
 あの時、あなたに呼ばれたわたしの名前、あなたからの言葉、少しづつ思い出しながら、触れゆくあなたの指先から伝わる温もりを惜しむように、戸惑いながらもゆっくりと戻す。
 また時の巡りあわせがあったのなら、その時にはこんなことも伝えようと思っていた言葉さえも、最期の時のように溶けるようにかき消えていく。
 切なさで潤む瞳をあなたの顔に戻し、も一度 名前を呼ぶつもりが声にさえならない。
 時のめぐり思えば、今宵からは司る女神に、そっと祈りを捧げる日々が続く。わたしの頬から離れて行く指先を名残惜しげに見やり、そして時の悪戯を心待ちに。




 好き勝手に書いているのが好きだと言くせに、好き勝手に書いたことへの意見を言うんだ。これだから面白くて仕方無い。


2002年05月07日(火) 出かけてきました

 牛を見に行くと思いたち、パッチワークで作られたような色とりどりの山に囲まれた景色を堪能してまいりました。だだっ広い草原に、これまただだっ広い柵で囲まれたそれぞれの枠の中に、牛、馬、羊、山羊。そこの農場の人と会うこともなく、立ち入り禁止立て札もすらなく、ドバーッと広いところでノンビリ三昧、まさしくここでも昼寝をしてまいりました。
 すぐ傍で、牛が草を食む姿を眺めながら、なーんにも考えない時間は、物凄く早く感じました。それでも、気が付くと彼とのキスの数を数えているわたしが居ました。

 出かける前に、ネットで調べておいた養鶏農場の住所と電話番号を書いたメモをうっかり忘れていたことに気付いたのは、翌日の早朝。ここいらにネットカフェがあるわけもなく、GW中の早朝に申し訳ないと思いつつも、ネットを介して知り合いになった友人に電話をかけました。早朝なのに関わらず、友人はしっかり起きた声で電話ぐちにでくれました。なんでも、休み中ネット三昧(ある意味、ひとりネット無休耐久レース状態)だったそうで。早速調べてもらって、その住所を頼りに農場へ行きました。山の奥にあるその農場には、800羽ぐらいの鶏がコケーッコッコッコ。放し飼いでワラワラといる囲いの中は、オス一羽に対してメス30羽ぐらいのハーレム状態。やっぱり、ここでもボーッと眺めながら羽毛まみれになってきました。見てるだけじゃなく、有精卵を拾ってみますか?との、農場の方の問いかけに二つ返事で、囲いの中に入ってまたボーッっと。暫く見てると、鶏にもそれぞれの性格があるんです。メス同士の諍いがあると、必ず仲裁に入るのはオスの役目だし。卵を産んでもすぐに餌に向かうのも居れば、他の分までひたすらかき集めて温めるメスもいたり。
 産みたての有精卵は、ブラジャーの中に入れておくと孵化するそうですよ。但し、3時間毎に卵の上下左右をコロコロと転がすんだそうですが。
 卵を拾いながら、この固体があの鶏になるのがどうしても不思議で。そう思うとまたもやボーッと。
 その農場で飼われている猫三匹と一緒になって、また空き地で日向ぼっこをしながらボーッと。
 そんな時に、また思い出すのが彼の暖かい温もりだったりで。
 金欠病になったのと、彼恋しさで早々に帰ってきました。

 食べ物ばかりをお土産にして、玄関の扉を開けると、そこに彼が待ちかねてたようにお迎いに出ていました。

 ワガママ王子(彼)へのお土産は、枯れた白樺の小枝。今も足元でガシガシ齧っています。




凄い洗濯物の量なのに、連休明け早々に雨。
洗濯カゴの中が、ちょっと発酵しちゃう?
仕方無い、部屋干しするか。の、前に家の洗濯置き場は外だ。傘さして洗濯するってのも、いやだなあ。


2002年05月03日(金) 出かけてきます


 突然、広い牧場で飼われている牛を見たくなりました。
 ジャージー牛じゃなくて、白黒模様の牛。
 
 持ち金が底をついたら戻ってきます。




気晴らし、気晴らし。
聞こえは良いけど、現実逃避?
おりこうさんで、待っていてください>ワガママな王子さま(猫)


2002年05月02日(木) 「第一種恋愛感情処理技術者」試験問題

 解答して意中の人に採点してもらいましょう。また、配偶者、恋人に解答してもらい採点するもよし。及第点は80点以上とします。
 と、「愛の雫」(5月1日)で見つけたので、答えてみました。
 残念なことに配偶者・恋人が…なので、ここに書き出して読んでくださった方の心の中だけで採点してもらおうかと。なので、文中の「あなた」は今迄に関わってくれた男性だったり、まさしく「あなた」だったりということで。


平成14年度 「第一種恋愛感情処理技術者」試験問題


 問1

次の問に答えなさい。(12点)
あなたとわたしが知り合った日時、場所、天候を正確に答えなさい。


 答1

雨女の異名をとるわたしとしては、必ずと言って良い程に大切な人と初めて会う日の天候は、雨はもちろんのこと小雨が降り出しそうな曇りが多い。ところが克明に当日を覚えておきながらも、相手の顔を同時に思い出すとふっと、いつも晴れ間が見える空。そんな訳は無いと、じっくりと思い出そうとする。そうしていくうちに段々と当日の会話までもが思い出されるほどの執着タイプなことに我ながら気付く。面白いことに、楽しかったんだろうか必ず当日の帰路は思い出せない。


 問2

あなたとわたしが知り合った原因を次の3つのうちから選びなさい。(6点)
1.偶然にすぎない
2.運命の赤い糸で結ばれていたから
3.わからない

 答2

その人の感情の一部分がどうしても自分と合わないことで、嫌いと一括りにし避ける相手だとしても、あなたのように大切に想う人であっても、必ず答えが1.の偶然にすぎないと思う。そういう全てのことも忌の際で、運命なんだと感ることが出来るならステキなんだろう。


 問3

結婚を前提として付き合った場合において、二人での食事の会計方法で正しいものを次の3つのうちから選びなさい。(5点)
1.割り勘。
2.あなたかわたしかどちらか一方。
3.お金を持っている方。

 答3

1.割り勘。ご馳走になる割合と、辞退する割合と、その割合から親密度がお互いに出来上がるのかもしれない。相手によっての似非デートか本気デートかでまた違ってくる。


 問4

次の問に答えなさい。(13点)
あなたとわたしが知り合わなかったとして、3年後に知り合う確立を百分率で答えなさい。

 答4

現在知り合わないのなら、3年後も確立はゼロだと思う。その状況でその感情の時に知り合ったから、彼になったのだろうし、同じ状況や感情の時は何年後もあり得ないと思う。


 問5

次の問に答えなさい。(7点)
わたしとあなたが付き合っていく段階において、障害となりそうなものを3つ以上述べよ。

 答5

性格の違う人に憧れながらも、似たタイプを相手を選ぶおそれのあるので、相手の落ち込む状況の時に言葉が選べない。望む言葉が見えてしまうことに、嫌気がさすかもしれない。気持ちを紛らわせる態度が鼻につくかもしれない。障害はすべて私の中に在る。


 問6

あなたとわたしがけんかをした場合、謝る確立の組み合わせで正しいものを次の3つのうちから選びなさい。(10点)
1.あなた;80%・わたし20%
2.あなた50%・わたし50%
3.あなた25%・わたし75%

 答6

謝ることが下手なので、ここは1.を目指して頑張るしかない。


 問7

二人での時間の過ごし方で、誤っているものを次の3つのうちから選びなさい。(7点)
1.テレビを見ながらまったり。
2.ゲームセンターでひたすら遊ぶ。
3.寝る。

 答7

同じTV番組を一緒にまったりと見るシチュエーションが想像出来ないことに気付く。やばっ。同じ部屋に居たとしても、少ない経験上、同じことをしてるとすれば、それぞれ好きな本を読んでるぐらいだった。ああ。
なので、ここは1.を誤りにしておこう。


 問8

わたしにくれるプレゼントのうち、正しいものを次の3つのうちから選びなさい。(12点)
1.わたしが欲しがってた物。
2.あなたが考えるわたしが喜びそうな物。
3.二人で楽しめる何か。


 答8

1.であれば一番良いのだろうけれど、それが高価なものだったり物品でなかったら、2.になる。3.の場合は、出来るなら二人で買い(選ぶ)ところから楽しみたい。


 問9

わたしが浮気をした時あなたが取る行動のうち、正しいものを次の3つのうちから選びなさい。(8点)
1.わたしを責める。
2.自分を責める。
3.ゆっくり話し合う。

 答9

しちまったものはしょうがない。わたしにバレるようなことになったことだけは相手を責めるかもしれないが、どうあっても、2.。3.については辞退ねがいたい。(どんなふうにヤッタのかを教えてくれるなら別だけど)


 問10

次の問に答えなさい。(20点)
あなたにわたしを丸一日無料で貸し出します。わたしを最大限喜ばせる方法を400字以内で述べよ。但しその際に使う金銭は1万円を限度とする。

 答10

ミステリーツアーを計画。時間指定で指令から予想される場所へ行ってもらう。時間に間に合わなければ刻々と場所が移動されていく。運良く落ち合えれば、次なる指令を出して移動。そんなことをして遊びたい。夜には、あなたの好きな食材を買って、あなたの大好きな格好で、あなたが大好きな食事を用意し、そして存分に睡眠をとってもらう。但し、途中一切の口答えは無しで。その時には腰に1〜2mの紐を付けて、それ以上は遠くに行けないようにしてシンデレラタイムまでを過ごす。もちろんトイレも一緒。あなたが最大限に喜ぶことは、わたしが最大限に喜ぶこと、でしょ?







普段もまったりとした生活を送っているのに、GWの響きで踊り出すアフォです。人ごみの中にわざわざ出かけたくないよお!と、言いながらもお誘いがあればアチコチ行く予定が立って嬉しかったり、財布を見つめて寂しかったり。まるでムカデのように足を増やしてもワラジが追いつかない状況。もっとちゃんとした靴を探したいとおもいつつ、またワラジ。連休明けには、今よりもなお、電話代がかさみそうな予感。


2002年05月01日(水) 借りたものは返しましょう

 キーボードのすぐ脇に「SADE」のCDの歌詞カード(ラップで密閉されたもの)があります。すこぶる邪魔な位置にわざと置いてあるのは、今度こそ返却を忘れないようにするため。
 実は、数日前にレンタルしてきたCDの歌詞カードなのです。ケースからこの冊子を抜いて、和訳された「Ooh ベイビー mm」なんちゅう臭い歌詞を見た後に、ケースに戻すのを忘れてそのまま本体は、もうとっくに返却済みなのです。朝、椅子に座ると真っ先に目に飛び込むそれが、毎回のように気になっているにも関わらず、外に出るときにはすっかり忘れてしまってはや数日。
 鞄を持たずに外に出てしまうことが多いので、鞄に入れてしまったらそれこそ入れたことすら忘れそうで、これは却下。
 それならば、玄関の履くだろう靴の上に置いておくのはどうだろう。我が家の気紛れ彼氏が、噛んでその正体を納得する行為に出るかもしれないので、これも却下。そうなると安全な場所は、この机の上になってしまうのです。
 ところが、煙草の空き箱の下になったり、A4の紙に埋もれたり、読みかけの本に挟まったり日々少しずつ移動を繰り返ししているので、寝る前に所定の位置に置くことが日課になりつつあります。

 部屋の掃除は苦手です。埃じゃ死なないわなんて持論は無いのですが、どうも完璧な掃除をしてないようです。視力が悪くて、尚且つ眼鏡を常時かけてないと、きっと誰しもこうなりますって。だからって、眼鏡(コンタクト)をして掃除しようかと思うだけですが。

 会社に常勤していた頃も、与えられた机が物凄く大きかったのに関わらず、決して仕事がデキル風な机の上では無かったと思います。可愛らしいキャラクター商品文具も一切無い机は、図面や原稿がなだらかな山を作っていました。退社時間があってないような日々だったので、翌朝に出勤してきても、スッキリ片付いた状況っていうのはありませんでした。深夜に厚いカタログを開き調べ物をしようとすると、栞の代わりにサキイカが挟まれていたり。そんな状況でも、どこに何があってどれから優先して片付けるかが自分では分かってる連中ばかりの、むさ苦しい会社だったとも言えますが
 ああ、きっとこの今の状況は、その時に培われてきたのね。(そう、思うことに今からします)

 借りたものを返さない、人としてこれはどうよ!と、ここでカミングアウトすることで、きっとこのCDの歌詞カードも数日のうちには返却されることでしょう。もう、しまいには願ってしまったりして。


香月七虹 |HomePage