日々



邦/ツィゴイネルワイゼン

2004年09月30日(木)

本当はですね、別の作品を見ようとPS2にセットしたのですよ。
それが『閉じる日』。タイトルが気になったのでレンタル。
えと、84分の作品で20分は見たのですがワカラナイネ〜。
この20分間、1度も面白いと思えなかった…好みの違いデスね。
だんだん苦痛になってきたので停止ボタンをポチリ。嗚呼…

邦画『ツィゴイネルワイゼン』監督:鈴木清順

144分と長めの作品だったので身体+精神が弱ってる今見るのは
キツイかなぁ…と思っていたけれど上の出来事があったので…。
結果→すごいモン見ちまった。
ストーリーを説明するのは物凄く難しい作品。
受ける印象は蜜、だろうか。作品全体を透明な蜜が滴る錯覚。
あとは影。要所、要所で効果的に影が使われている。
人物の纏う衣服はどちらかといえば地味。暗色が多い。
だが、時折、着物の柄などに鮮やかな色が入る。
ビジュアル面でのこだわりに何度も感嘆の声を上げてしまった。

ストーリー…ストーリー…青池が中砂と友達なのが最大の謎だ。
コレの前には他の不可思議も霞む。馴れ初めが気になるのだが。
腐女子として、それ抜きの一字書きとして気になるといえば
DVDだとキャプチャー17『トンネル』の場面が真っ先にあがる。
これは文章にして説明するよりも見てもらったらグハッとなって
頂けるのではないかしらと思うし、見て頂きたいと思う。
自分の書いている(書こうとしている)世界に一番近いものを見た。
そんな気がする。有益な144分だったと思う。



またイロイロとCDを借りてきて聴いてます。今はw-inds.のベスト。
FLOWは優等生なラウドって感じ。音がすンごく真面目。
でも好き。自主製作盤は持ってるんで買っても良いなぁ。
あとはeastern youthってトコと、TMGEのベストを。
前者は聴いたコトが無いので明日の返却時までに聴く。
後者は金額調整で。どうせ借りるなら好きなトコのをと思って。
つい先日、JUDEとシャーベッツのCDがまとめて入荷した。おぉ。
11月の頭には県内のライブハウスにJUDEが来るらしい。おぉお。
ベンジーの歌、聴きたいヨ。生で聴きたいヨ。チケ取ろうかな。


邦/櫻の園

2004年09月24日(金)

前回借りた時は時間が取れなくて見れずに返却…。
今日明日と兄+自分しか家にいない=会話が無い。
そんなわけでもう1度挑戦。『ツィゴイネルワイゼン』も借りた。
これは明日の夕食後か、今度の休みに見ることにします…。

邦画『櫻の園』/原作:吉田秋生(白泉社刊)

櫻華学園という女子高の創立記念日。
この日には演劇部が『櫻の園』を上演するのが伝統。
今年もその為に練習を重ねてきたがとある事件が起きる…。

面白いというか、分かるというか…うん、良かった。
主な登場人物は志水・倉田・杉山あとは城丸。
関係で表わすと倉田←志水←杉山。城丸はよく走ってた。
制服がカワイイ。私立の女子高という雰囲気がよく出てた。
服装だとか少女達の話の内容とかは時代も考えて置いといて、
あぁ女の子ってお花だなぁ…とか心から思ってしまった。
きっとこんな想いを抱くのは期間限定。特別な時間。
だからキラキラしてる。今しかないから精一杯。
杉山が画面に現れてからの展開がすごくイイ。グハァってなる。(は?)
杉山→志水の気持ちがもうなんというかグッとくる。
しかも杉山を演じてる"つみきみほ"が良い感じ。かわいい。
男性が見ても理解出来ないだろうコトが、この中には確かにある。

この映画、私は大好きかもしれない。イロイロと胸に渦巻いてる。
『グローウィン・グローウィン』を見た時以来かもしれない。
昔の映画ってすごく繊細でイイなぁ。邦画大好き。


洋/死ぬまでにしたい10のこと

2004年09月22日(水)

1本しか入荷しなかったのでレンタル可能な時がほぼ無し。
新作期間から外れたというのに未だにそう…。
昨日の終業後に見たらあったのでいそいそと借りて帰りました。

『死ぬまでにしたい10のこと』分類:ヒューマン

17歳で一子を出産。その後もう一人。2人の女の子のママ。
年齢は23歳。ニルヴァーナの解散コンサート会場で夫と出会う。
で、そのまま結婚。父は刑務所にいる。ずっと会っていない。
今は母の住む家の敷地内にあるコンテナハウスin家族4人。
ある時、倒れて余命2・3ヶ月だと宣告される。
そして彼女は死ぬまでにしたい10のことをメモした…。

元々映画はほぼヒューマンしか見ないのでこれも、好き。
こういう内容だと争い・叫び・重い苦悩とかあるのが多いけど
これは静かに淡々と残された生が映し出されている。
時間は約100分。1度も早送りしようとは思わなかった。
ダバダバ泣けるんじゃなくて、涙腺が緩む。
ちょっとした場面、言葉で涙が滲む。
今のところは命に関わる病気は無い…たぶん。ありがたいことに。
だけど、少しだけ身辺を整理しようと、何となく思った。

今まで生きてきた人生の中で、自分も含めた多人数の生死に
関する出来事は決してその場限りの想いにはならない。
特に死というものは突然で、本人にも周囲にもどうしようもない。
過去に1度だけ本気で生きるか死ぬか、という事があったけれど
それがあったから今を後悔しないようにやりたい事ができてる。
動けなくなってから悔やむよりも、多少の恥を伴いながらも
おもしろおかしく生きたほうがずっとイイ。私はアホに生きます。


邦/イノセンス

2004年09月16日(木)

14日に入荷したんで2泊でレンタル。返却日は今日…。
そんなこんなで昼食をとってから一所懸命みました。
ちなみに本日は舞茸御飯。大好物。どんぶりで食べちゃったヨ。

『イノセンス』押井守監督

攻殻機動隊は今まで本もアニメも一切見てなかったりします。
登場人物も設定も世界も何も分からない。
本編が始まる前に簡単な説明があったので助かりましたが…。

えと、難しかったです。絵は美しかったです。
これは関連作品を一通り見てたほうが面白さに深みがありそう。
場面、場面を追うのにイッパイイッパイで整理が間に合わない。
そんな私の頭の弱さを改めて思い知らされました…(遠い目)
美しい映像と色彩は前評判通りに素晴らしかった。
だけど『メトロポリス』を先に見てしまっていたせいなのか
精密さに関してはそれほど驚嘆しなかったかも。
とりあえず時間があったら攻殻機動隊を見てみます。
で、もう一度イノセンスを見てみたら違う何かを語れるかな。

そうなってくると『東京ゴッドファーザーズ』が気になる。
もうアニメは劇場用アニメでいいよ…TVのは追いきれん。


邦/金髪スリーデイズ35℃

2004年09月08日(水)

本っ当に久々に借りてきたDVDをまともに見れました…。
コレと一緒に借りた新作は見れずに返したし。未練はないけれど。
ちなみに『ドラッグストアガール』。コメディ、か。(何)

『金髪スリーデイズ35℃』/監督:飯塚健/40分(本編)

バラバラに集まった男女5人が、髪を金髪にし、3日間を過ごす。
冗談抜きでそれだけの話。難しい説明とか関係とか一切無し。
ただ、この設定をちゃんと確認してから見ないと意味不明かも。
紛れもなくミニシアター系。こんな感じ、私は好きです。
キャストもスタッフも最小限で作ったということで、
小さな世界で話は進む。限られた3日間の何気ない時間達。
出てる俳優も含めて撮った映画らしく、画面はギクシャクしてない。
詳しい経緯とか全く無いので、ツッコミどころは山盛りだ。
だけど『5人が髪を金髪にし3日間を共に過ごす映画』という事だけ、
それだけを考えて後は忘れてしまえば平気だった。

撮影が群馬+静岡だったらしく、近場にあるような風景がちらほら。
田んぼ・茶畑・SL…あとは木の緑。良く知ってる心地良さ。
夏の空気が感じられるようだった。でも爽やか。
3人乗り自転車に普通自転車が連結され、疾走する場面がお気に入り。
なんとなく見るんだけど、なんとなくイイ気分になれる映画でした。

ちなみに短編2本(各5分足らず)も見られます。
『brother』と『umi-game』。両方ともセリフは無し。キャスト同じ。
後者は微妙な空気だけど、前者はちょっと面白い。
真面目なお兄ちゃんと、要領のイイ弟。そんな兄弟の一場面。
兄弟ってこうだよなぁ…と弟妹のいる方なら思ってしまうかも。

面白かったと思う。さて、次は何を見ようか…。

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