日々



洋/海辺の家

2004年05月31日(月)

最近は月曜休みが多いので良い感じ。
そんなこんなで本日が返却日の物をガツガツ処理。
CD→録音(平井堅・柴咲コウ・天野月子)、映画・音楽DVD→鑑賞。

『海辺の家』
側に寄り添う家族もない男が余命僅かだと知り、家族との愛を
残(遺)そうと頑張っちゃう話。うぅ〜ん、アメリケーン…(?)
つい先日見た『息子のまなざし』が重く胸につかえている状態で
見てしまったんで軽さを感じた。良い意味で。
この内容で重く重くいかれたら見ていられないでしょうから。
ただ軸となる家族以外である隣家のネタがコメディっぽくて
どうなんだろ。いいのかな、あれ。私はいらなかったけど。
人それぞれ好みがあるでしょうがもっと削れる感じがした。
最後のサムが海へ飛びこんだ後、病院での父との会話にはさすがに
少しは泣かされたが…まんまと。

ちなみに同じ余命僅か…という設定ならば、もう1本最後まで
見たい作品がある。『モリー先生との火曜日』。
仕事中にクレームがあったんで画像チェックの為に見てたら
ものすごく心に残った。でもクレーム通りに途中で再生できなく
なってしまったので最後までは見れていない。これは必ず見る。

映画を見終わったのが13時だったんで昼食を用意して音楽DVDを。
そしたらですよ、クリップ集だったんですが最初の曲の映像が
『まわし着用の殿方が組み合い汗を飛ばしつつ画面は尻のアップ』
と、おおまかに説明するとこんな感じでして…食事中なのに…。
でも面白かった。あ、GO!GO!7188のやつです。好きだ〜。


洋/息子のまなざし

2004年05月26日(水)

原稿中ずっと自粛していたCDとDVDをザクザク借りてみた。
とりあえずMAXI×1枚、CD×4枚、音楽DVD×1枚、洋画DVD×2枚。
そううちの洋画DVDを昼間に見てみたのでした。

邦題『息子のまなざし』
題材は重い。ものすごく重いし苦しい。
最初から最後まで続く緊張が最後の最後にふっと弛む。
BGMは一切無い。まるでホームビデオを見ているかのよう。
台詞も少ない。その分、人物を集中して見る事が出来た。
男と女ではいろいろと違う。
自らの命を分けるかのように子を産む女性が持つ感情と、
子の親ではあるけれど女性とは違う感情を持つ男性。
赦せない女性と、赦そうと揺れる男性。
困惑、葛藤、憤り…その描写がものすごく胸をついた。
見ている間は涙など出なかったのに、ラストシーンを見て、
このシーンの後の事を考えるとジワリと涙が滲んできた。
帰りの車で何を話すのだろう、きっと後見人になるんだろうな、
オリヴィエとフランシスが笑える日が来るのかな等々。
約100分があっという間だった。心が震えた。
同じ監督の作品を必ず見よう、そう思った。

今の職場に就くまで映画などほとんど見なかった。
だけど偶に今回のように自分の肥やしになるような作品に巡り会って
しまうと、そこから次々に見ようと思える作品に繋がっていく。
私は映画のような話を書きたいのかもしれない。
上手く説明は出来ないけれど、きっとそうなのだろうと思う。

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