あ い の う た 。



2007年06月29日(金)  ひとり


どうしようもない夜も

部屋でひとり うずくまっていれば

いつのまにか街は太陽に呑まれる。





そうして 朝を迎えたって

何かが変わるわけじゃない。





胸の中の重たい塊を

飼い馴らそうと 藻掻いているうにち

窓の外は 白く染まっていく。





そうして 朝を迎えたって

誰かを救えるわけじゃない。





もう無理、だと、こぼしたい夜に

あなたは傍にいない。





何かが変わるわけでも

誰かを救えるわけでも

ないくせに

ただ存在しているなんて

馬鹿げてる。





笑ったぶん、

涙は流れることもなく

蓄積されていく。





ごめんね。

ありがとう。





ごめんなさい。





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