あ い の う た 。



2004年12月11日(土)  Stillness

26時の浴槽

瞬きしてる間に過ぎた1日をラベンダーの香りで包み込んだ。




白い絵の具で塗りつぶされた情景は

目を細めると 向こう側が透けて

胸を焦がした時間が他人事みたいに駈け巡って




想いが拭われてゆく




出会い頭に

照れるくらい優しい笑顔。









感情を失ったみたいで

それがかなしくて

乾いた笑いが 冷めた空気に響いて

あんなに傷んだことすら

楽しかったような気がして

きっと足りないのは

こころと こころと

それが溶け合う偶然。




指先の炎が消える前に

すきも きらいも

忘れてしまおう。




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2004年12月04日(土)  水が降る。

HNを元に戻したついでに、

自己紹介ページも更新してみました。



今日は高校に行って、先生と馬鹿話で盛り上がって、冷凍の今川焼を食べて。

来年はなにがなんでも合格報告しなくちゃなぁ、と思いつつ帰ってきました。

頑張らなきゃ。

春は絶対やってくるし 桜は嫌でも咲き誇るけど、

肝心なのは、

その時笑ってるかどうか。

だから 今日の小さな一歩は 明日への励み。




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2004年12月03日(金)  潮騒

遠浅の海を

ぱしゃぱしゃ歩いて

水平線に乗ろう



貧弱な言葉しか出てこないのは

貧弱な心のせい

欲深なあたしは

浅はかなあたしは

顔を変えて 声を変えて

計って 図って

並べて 選ぶ



さぁ いちばんは どれ?



今日も明日も 時計の音は

咎めるように 煩くて

脈絡のない物語を連ねる



手と手が重なれば

あなたがいて

あたしがいるの



なのに此処には

あたしだけがいるの



潮が退いた

立ち止まった

濡れた砂浜は 消えてしまった

あなたと一緒に





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2004年12月01日(水)  解の存在範囲

あたしの心は 今日

やけに聞き分けのいい子になって

鍵を掛けなくても ちゃんと

いなくちゃいけないところで じっとしてる。



3ヵ月半はびっくりするくらい早かった。

あれから1度も泣いてないし

1度も声を聞いてない



こうして振り返ると

4年と半年なんてあっという間だったな

あの人を好きになって わくわくしたこととか

むちゃくちゃに悩んだこととか

どきどき したこととか。

ずっと続いてきたことなのに

なんだか遠い日のことみたい。



12月に結婚する、って

あたしはそれしか聞かなかったから

仮にその日をΧデーだとするとね

そのΧは1から31まで不等号に挟まれるの



数字の世界では

すべての場合を考慮して範囲を定めなきゃいけないんだって。



だから この気持ちは 今日、

不純な片想いに変わってしまうみたい。



でも 最近はよく眠れるし

よく喋るようにしてるし

作り笑いもあんまりしなくなったし



恋をすることより

夢を叶えたいってほんとに思うようになったし



哀しいと 思えば思うほど

何故か微笑みが零れてしまったりして

それはそれで遣り切れなかったりするんだけど



ね。



最後に交わしたメールが

笑えるメールで良かった。



だって話題は淡水魚。笑



また嬉しいことがあったら連絡してもいいかな。

悲しいときとか 淋しいときは

絶対しないから。

嬉しいことがあったときだけ ね。









なんて哀しい儀式。笑



メモリーなんて消したところで

覚えちゃってるし 意味は無いんだけど

やっぱり 目に付くところに

名前があるのと無いのでは 違うでしょ。



今年はキラキラ光る小さなツリーで

『せつない』ってゆう感情は

次の冬までとっとくの。



ああ なんて

晴れ晴れした気分



見上げれば空は

ダイヤモンドと

あいいろ。




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