ちょっと動いても、暑くなくて、 しばらくじっとしていたら、 半そでTシャツと裸足ではカゼをひきそなかんじで、 空はうすいブルーで、 飲みかけのお茶が冷めるのが速くなってきて、
最近、気ぜわしく、かつ、 季節感をつかまえる力が弱まっているようで、 秋の到来も、はるか頭上で繰り広げられてる気がするが、 ちらと考えただけで、こんなに秋だ。
チュウリップやクロッカスの球根を買ってきたり、 自分でむいた栗で、栗ごはんをつくったりしてみよう。 気ぜわしいときこそ、時間のかかることをして、 どんどん流れてしまう時間をつかまえてみよう。
いつものように、 いやというほど秋を感じたい。全身で。
本に縫いこまれたしおりを、 ペイジの間から探し出すのって好き。 本の重みで、ペイジに跡がついていたりなんかする。
夜遅く、台所に下りていって、 暗がりの中、冷蔵庫を開けて、 8本入り棒つきアイスを1本取り出して、 気まぐれなかんじでそのまま床に座って、 流し台にもたれながら、 いつもより低い位置で食器棚の中を なんとなく眺めながら 食べるのは、 まゆの中に居るようで、 なんだかおちつく気がします。
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