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★2006年10月17日(火)
『Power of Love』 aiko (ティファールカップ)
そもそも、ことの発端がティファールカップだった気がする。 (だって駒沢に女子の大会みにいくってこれっきゃねぇべ)
客席で科学特捜隊と入ったTシャツのおにいさんをみつけ、 逆ナンパか!?という勢いでこなとのじりんと三人で声を掛け シャツのブランドをききだし、写真まで撮らせてもらった。
あれから約1年、エキシビジョンで本戦ではないにしても 私たちはあのティファールカップにエントリーして、本気で駒沢目指した。
もちろん、試合は真剣だけどいつもの笑いも忘れない。 円陣では特殊攻撃開発部長の『科学特捜隊、出動!!!』 の掛け声に、隊員一同で『フライパーン!!!』だし
試合中いいプレーが出た時には『ナイス・フライパン!』 もっといいプレーが出た時には『ナイス・アイロン!』
更には『取っ手取って取って 点取ってーーー♪』と歌いだす始末。 宴会かっちゅうの(^_^;) ※いやぁティファールっていったら取っ手が取れる鍋でしょ?
しかし、プレーは真剣そのものだ。(本当だってば)
不在だった監督が授けてくれた策は見事に功を奏し、 初戦で前年度優勝チームに圧勝! その後も組み分けや当たる順番、試合時間に恵まれたこともあって グループリーグを1位で通過。
あと1つ。 準決勝も勝って、駒沢体育館で憧れのサンゴさんと試合するんだい☆ ついでに立派なアイロンとか、取っ手が取れる鍋とか貰っちゃうんだい。
ところが、サンゴさんの方がまさかまさかの予選2位…。 準決勝で当たることになっちゃうなんて…。
それでも、がんばりました、私たち。 ほげさんの落ち着いた見事なゴールでなんと先制! 圧倒的に攻め込まれるもしのいでしのいで、みんな必死に走って… 失点は残り30秒きってたんじゃないかと思います。
最後は、あのサンゴさんだって必死だった。 あと30秒…今にして思えばもっとやりようにあった気がする。 例えば前線にいた私がもっとしっかりキープできていたら違ったし それこそランニングタイムだったんだから大きく蹴りだすとか
言い方悪いけど、常勝時の鹿島みたいにさ〜… あんなにサッカーみてんのに、ちっとも身になってねぇのな、私。 仕方ないか、あぁいうの好きではないもんな。 それにやっぱり、これはこの悔しさを体験したから思うこと。
ただ、私にとっては実力以上の、仲間に助けられた結果。 ダメなとこの方が断然多かった。それでも、一日本当に楽しかった。 もう人生毎日が楽しくてしょうがない、とか思った(笑) その日の夜から全身筋肉痛、翌日もくたくたなのに幸せだった。 (10分ハーフ、5試合なんてやったことないもん、きついよー)
科特隊最高☆ 監督も助っ人さんも含め、やる時ゃやるし、おもしろいぜーおれたち。 出れなかったメンバーも応援してくれてありがとう。 ユニ協力してくれたシエスタのみんなもありがとう。 みんな大好き。 対戦チームのひとにも、参加させてくれたちぃさんにもめいっぱい感謝。
私は、サンゴさんといっぱいいっぱいの試合をしたことで 失くしかけてたアイデンティティを取り戻した感じ。 それはただ、後先考えず必死に走る、それだけなんだけどね。
PK戦になった時、蹴りたい!って手を挙げたはいいけれど あんなシチュエーションでまわってくるとは思ってなくて (外したら負け)キーパーは前に『このひとから点取るなんて無理』 って思ったことあった本職さんだったし、正直一瞬ひるんだけれど
なんていうか、アイデンティティを取り戻した私は すぐに根拠もなく自信満々で蹴れました。 結局技術がないもので、絶対決めるっていう意志だけなんですわ(笑)
基本的に不器用なんで、きっとこの先も私は上手くはなりえません。 でもこの負けず嫌いと意志の強さは、きっと宝物だと思うんだ。
一年間 『ちっくしょーーー』 と思いながら ティファールのフライパン(参加賞)でごはんをつくり 1000円のアイロンでしわをのばします。
フェニックス・サンゴさんは、今もあこがれのチームです。 私の自己紹介(mixi)に燦然と輝く
『大好きな仲間と楽しく蹴り続けてちょっとずつでも上手になって、 府中のおかあさんたちみたいになりたいな。』
の府中のおかあさんたちは、ズバリ彼女たちのことだし。 あぁなり得る条件は、まず、とにかく続けること。
来年こそ、駒沢に行こう。 来年こそ、サンゴさんに勝とう。
あ、その前にフロンターレカップもがんばろう。 今年も目録が欲しいぜ☆
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★2006年10月14日(土)
『TRAIN-TRAIN』 THE BLUE HEARTS (リリイ・シュシュのすべて)
引越しの荷物を整理していたらまだみていない映画が出てきて 喜んでうはうはとみました。『リリイ・シュシュのすべて』
どんな映画かわかってなかったから、 きれいな映像にやさしい気持ちになれるかと思っていました。
よりにもよって大事な試合の前の日に、 いじめでズボンおろさされたりして自殺した男の子のニュースをみた日に、 あんな映画をみてしまいました。途中からもうずっと最悪な気分です。
どうしてこんな美しい映像で、 こんなにも絶望的なお話をつくったのだろう。
ずぅっとずぅっとそんな気分です。
だけどやっぱり、残酷なのが現実なんだろうね。 今日も晴れ渡る青空で、世界はこんなにも美しいのに、 現実はとっても残酷。
でも、言いなりになる方が楽だったからでしょ? 自分で選んだことじゃない。 私はそう思ってしまいます。 最初は悲劇でも、その後はキミたちが選んだことだ。 私は『どうしようもなかった』なんて絶対に思わない。
リリイ・シュシュの音楽には一種の癒しがあるのだと予想できるけれど それはきっと、いや絶対にロックンロールじゃねぇな。
『TRAIN-TRAIN』が街中にあふれていた頃、 私は高校3年生だった。
本当のことを言うのはこわいけれど、 あの頃も今も、私はたたかってるぞ。
栄光に向かって走るあの列車に乗って行こう はだしのままで飛び出して あの列車に乗って行こう 弱い者達が夕暮れさらに弱い者をたたく その音が響きわたればブルースは加速して行く
見えない自由がほしくて 見えない銃を撃ちまくる 本当の声を聞かせておくれよ
ここは天国じゃないんだかと言って地獄でもない いい奴ばかりじゃないけど 悪い奴ばかりでもない ロマンチックな星空にあなたを抱きしめていたい 南風に吹かれながらシュールな夢を見ていたい
世界中に定められたどんな記念日なんかより あなたが生きている今日はどんなに素晴らしいだろう 世界中に立てられるどんな記念碑なんかより あなたが生きている今日はどんなに意味があるだろう
栄光に向かって走るあの列車に乗って行こう はだしのままで飛び出して あの列車に乗って行こう 土砂降りの痛みの中を傘もささず走って行く 嫌らしさも汚らしさも剥き出しにして走って行く 聖者になんてなれないよだけど生きてる方がいい だから僕は歌うんだよ精一杯でかい声で
(作詞:真島昌利)
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