2001年10月17日(水)
 『雨の日も、晴れの日も』 楠瀬誠志郎 (FC東京)

19:00 FC東京2−5磐田 国立 22734人
≪得点者≫
FC東京:三浦54、加賀見79
磐田 :金沢64、清水72、81、85、中山86


小雨の降る中、国立競技場へ行っておりました。
直接叩けばゆーしょーの目もある!などと大胆な夢を
かすかにみつつ、現実的にはそんな恐れ多いこと考えちゃいかん、
とりあえず目先の勝利、なんて心境でいそいそと。

基本的にどーも晴れ女らしい私、サッカーで雨に降られたのは
いつ以来かな、と考えつつ結局はっきり思い出せないまま
装備を進めていると・・・なんだかうきうきしている自分に気付く。
いつも安い席買ってるのに雨が降るのは屋根がある場所の時なのよね。
でも、雨中での観戦の記憶がそうない訳でもない。
これってつまり、少々の雨なんか気にしてない、ってことだ。

基本的にお外でやるサッカーは、晴れの日もあれば
雨や雪が降ってる日もあって当たり前なのだ。
雷が鳴ろうが、暴風が吹き荒れようが霧が出ようが、
審判が危険性を感じない限りは、やる。

故に実力以外の天候条件にも左右される訳で、運も実力の一部で、
そんなところもできるだけ偶然や運による要素を排除しようとする
アメリカ系スポーツよりもサッカーが好きな理由なんだと思う。
強いチームが必ずしも勝つ訳じゃーない!

しかも選手は雨だとどっかキレるのか妙に燃えたりするし
(プレーしたことあるひとなら心当たりがあるだろう)
サポーターなんて種類の人間は『それでも観に行く自分』
みたいなのに酔ってる部分があったりするし(笑)

まぁそれでもできれば濡れたかぁないですし
なるべくいい条件でプレーさせてあげたい、と思いますが。

なんて話はどうでもいいや。
てな訳で今日は弱小ながら上位につけているうちと
1stステージチャンピオンで後期も現在首位のジュビロ磐田様。

負けました。
そりゃあもう見事に。
その差は歴然。
さすがアジアチャンピオン。
全然違う。

前半は危なかったというべきなのかおしかったというべきなのか
微妙な展開で(苦笑)
散々シュート打たれた割には、うちにも決定機はあった。

そして後半開始10分弱、なんと先制したのだ。

ものの10分もしない内に追いつかれたけど。

しかもあれよあれよという間に逆転。

必死でがんばって追いついた時には狂喜乱舞!

やったー!

と思った途端にまた勝ち越され2-3・・・・・

ここで勝負は決しました。
結果は5-2。
でも、スコアだけで感じる程、ジュビロが一方的な試合を
した訳じゃなくって、東京は実によくがんばったのだ。
これが実力。精一杯やった結果。
大差になったのは、まるでカップ戦のような戦い方をしたからで
後のことよりも、とにかく今勝ちたいと望んで、挑んでやられた。
選手や監督の経験不足も含めて、これが私たちの実力。

追いつこうとしてはやられ
選手もくじけそうになったし
私もみてて辛くなったのは事実だ。

それでもうちの選手たちはゴールを目指した。
サポーターは選手を励まし続けたし
フィールドでもうつむきかけた仲間にゴールを指差した選手がいた。

これだから私は東京が好きなんだ、と思う。
負けるのは大っ嫌いだし、めちゃめちゃくやしいけど
点取りに行ってやられたんならしょーがねーや、と思う。
鹿島や磐田のサポーターはそうは思わないだろうけど
彼らの要求は、私たちの先を行ってて当たり前なのだ。

一緒に経験積んで、成長していけばいいや。
ね。

大差で敗れたけれど、挨拶にきた選手たちに
めいっぱいの拍手をおくったよ。

お疲れさま。
ありがとう。


2001年10月13日(土)
 『愛がとどかない』 加藤登紀子 (埼スタ柿落し)

15:00 浦和0−2横浜FM 埼玉 60553人(Jリーグ新記録)
≪得点者≫
横浜FM:ブリット5、ドゥトラ89


いやね、ほんっと感心してしまいましたわ、私。
レッズのサポーターってなぁんて素晴らしく、
・・・我慢強いのだろう、と。

場内に足を踏み入れた途端に視界に飛び込む真っ赤な観衆。



一部に隔離したかもめさんチームのサポーターを除けば
ほんっとーーーに嘘みたいに真っ赤で、J最多入場者数の
6万を超えた観衆はそのほとんどがレッズ寄りだった。

そうじゃなかったら、選手入場前にあんなにきれいに
コンパックさん配布のカラーシートをみんなが持つか?
すげーすげーと私は大喜びだった。
あれをみて奮い立たない選手はいない!(きっぱり)
そんな絶景だった。
ここはカンプノウかサンチャゴ・ベルナベウか!?

入れ物自体も予想通りの、素晴らしいスタジアムで
芝の根づきの問題はこれからもっとよくなるだろうし
美園の駅から会場までの道のりも、晴天の秋の日には
絶好のお散歩コース。私に前回大会を思い出させてくれて
(ちなみにランスが駅からちょうど徒歩であれくらいで
いいお天気の日には途中ひなたぼっことかしたのだ)



んもう全く問題ない!
ここでワールドカップするんだなぁと大はしゃぎだった。

席に着いての第一声は
「ほらねーだからここで決勝しようって思ったんだよ〜!」
上機嫌だったのよ、試合が始まる前はね。


『ここでやらなきゃ男じゃないっ!』

ってなシチュエーション。
そりゃもう、わくわくしましたよ。

で、キックオフ後。
平たく言ったらどっちもどっち。たいした差じゃない。
で、ミスが積もったらそれが点差になって現れる。
横浜だって、たいしてよくはなかったのだ。

退屈。
お前ら動けよ。
(↑両チームね)


・・・あ〜空きれいだなぁ。



伸ちゃんはもちろん阿部ちゃんもトゥットも不在で
スターティングオーダー発表時に地味なメンツだなぁと
つぶやいていた元大宮在住でちょっと浦和寄りな連れも
3日前の「大雨の水浮きまくりの暴風の霧の中という
【超悪条件】でのプレーを【テレビ】で観た【ナビスコ杯】
の鹿島×磐田の方がよっぽど見どころがあった」と言い出す始末。

で、終盤は冒頭のしみじみする状態になっていた。
いや〜ほんっと凄いよ、偉いよ、浦和のサポーターって。
よくもまぁこれを見せられても応援し続けられるものだ。
いつもじゃないんだろうけれど、でもあれは酷すぎる。
愛があるなぁ、温かいなぁ、
・・・悪いけど私にはできない。

柿落としの満員のスタジアム、絶対浦和は勝たなきゃいけない、
しつこいが『ここでやらなきゃ男じゃないっ!』とは
思っていたが、別に浦和のサポーターって訳ではない私が
2点目が入った時にゃあ腹が立って手に持ってたオペラグラス
床に叩き付けそうになってしまいましたわ(汗)
悪天が原因ではなく、内容で終了前に本気で席を立ちそうに
なったのもマジで初めてでした。

バックスタンドに頭下げに来たイレブンには
おもいっきり先頭きってやらせて頂きましたわ、ブーイング。

そんでまたまぁ路木くんのあの態度もなんなんざましょ。
死ぬ気でやらなきゃサポーターと悔しさは共有できない。
(死ぬ気でやって、それが原因で本当に死んだ選手はいない、
というのが私の持論(笑))
もしきみが死ぬ気でやっているのが伝わったなら、
どんなに大差で負けてもペットボトルは降ってこないんだよ。
あれじゃあ、はた目にはサポーターに八つ当たりしてるみたいだ。

まぁそれでも他の選手よりはあの瞬間爆発しちゃった
彼の方が見込みあるのかも知れないなぁ(苦笑)
内容もあの中ではよくやってた方だし。

あ、もちろんペットボトルは投げちゃいけない、絶対。
持ち込み禁止になってチェック厳しくなったら困るのよ、実際。
カメラマンに当たっても可哀想だし。

帰りの美園までの道のりはみんなが常識的で譲り合って
ゆっくりと進んだ為、会場を出たのがかなり遅かったにも
関わらず渋滞、電車に乗ったのは試合終了1時間半後。
なんの混乱もなかったのに意味なくおまわりさんが
たっくさんいて、注意の声を出して威嚇(苦笑)していて
(肝心の指示は少ない)駅近くでは柵で仕切られ整列なんぞ
させられた分また遅れ、増発された電車はスキスキの状態で
走り出し、これってなんにも規制してなければもうとっくに
渋滞終わってるんじゃないだろうか・・・
みんながいいこにしてるのが裏目に出てる・・・

私たちって、信用されてないんだなぁ、という感じ。
まるでイングランド戦(フランス大会)の帰り道気分。

今日は昼間だったからいいけれど、次回の7時20分キックオフの
代表戦はどうなるんだ、電車に乗ったところで11時!?
と、ものすごーくブルーになる私。

美園から家の最寄り駅を通り越して小杉まで行って(全線(笑))
美味しいもの食べて日本酒飲んで気を持ち直し
ご機嫌で帰ってきてスーパーサッカーを観てたら・・・

ゴンちゃんがゴールを決めていた。
(また磐田×鹿島か・・・今国内ではやっぱ別格なのかねぇ)
ありゃ誰がどうみてもファールだろ!?
でも笛は鳴っていなかった。
フェアプレー精神とか人道的な話はとりあえずおいておいて
笛が聞こえなければ、ゴールして当然。

この差なんだよなぁ・・・

と、しみじみまたため息と共に思ったのでした。
浦和サポーターのみなさんって、すごいなぁ・・・

それでもやっぱり応援するんだよね。
せずにはいられないんだよね、きっと。
愛・・・だなぁ、やっぱり。
愛しちゃったら、やめようにないもんね。
報われないからって止められるもんじゃないもんね。

どうもあれを観ていると当分希望は薄そうなんだけど
いつか報われるといいなぁ・・・ふぅ・・・(ため息)

そして監督は「6万人のファンの前で緊張したんだと思う」
などと絶対に口にしてはいけない言い訳を平気で述べる。


あぁぁ・・・愛が全然届いてないよ(涙)


※この日記はうちのHPにちょくちょく遊びに来てくれる
長野時代のお友達の以下の書き込みに対するレス、が元です。
浦和はともかく、浦和サポーターを応援したい心境です・・・

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・・・・・ 投稿者:しょうじ  
投稿日:10月14日(日)09時46分04秒

選手は自由にクラブを選べるけどさ、俺達はそんなことできねえんだよ。
6万人だぞ!今まで一つもタイトル獲ったことがないチームの試合
を見に埼スタに集まったのは。
それがプレッジャーになるというのなら、さっさっとユニフォーム脱いでくれ。
あの赤いユニフォームに袖を通す資格が今の選手にあるのか?

今まで我慢してきたブーイング昨日は思いっきりした。
なんか情けなくなったよ。。。試合後しばらく動けなかった。



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