睫毛
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2006年12月22日(金) 空っぽの6年。



さようなら。
大好きだったよ。


2006年12月13日(水) 今日のできごと。

誰かに言ってすっきりしたいけど、言えないからここにメモっぽく残す。

今日ようすけが会社から帰ってくると、何か元気がなかった。
また私が家でだらだらしてるのが気に食わないのだろう、と思って
「元気ないね?また私のせい?」
と聞いてみると、違う。と言った。
着替えるなり布団にはいってようすけが横になった。
まだ夕飯の支度をしてなかったから、ようすけを置いてごはんをつくる。

ご飯ができて2人でたべる。今日の夕飯は筑前煮。
食後にタピオカミルクをたべる。テレビをみながら。
食べ終わった後もでんでんと3人でごろごろしながらすごす。
でもようすけはやっぱり元気がない。

ご飯を食べ終わって、ゲームする?と聞いたけれど、
また布団にもぐっていった。
しばらくテレビを見ながら放置していたけれど、なんだか様子が変だ。
見るとなぜか泣いていた。

ようすけは泣きながら話した。
私のことは好きだけど、愛情とか恋とかじゃなくって、情でつきあってる。
別れるタイミングがないだけで付き合い続けてるんじゃないか、と思っていること。
だから別れた方がいいんじゃないか。

年が明けてからバラバラに暮らすことは決まっていたけれど
別れようだなんて話にはなってなかった。
突然そんなことを言うから、他に理由があるのだと思って聞いてみた。
「他に好きな人ができたんでしょう?」
ようすけはうなずいた。
職場の年下の女の人。相手もようすけのことが好きだと言っているらしい。
もう体の関係になったのか聞いたけれど、答える必要はない、と言われてしまった。
わたしはまだ彼女なのに、聞いちゃだめなんだ、って思った。

わかったよ。
そういうとようすけが、「何で平気なの?」と怒った。
わからなかったけど、同意するしかなくって。
ようすけが他に好きな女の人が居るなら、別れた方がいいんだろうなって
なんかわかんないけど思った。
なんで振られる私がケロリとしてて、ようすけが泣いてるんだろうって
すこし変だな、なんて思うほど余裕だった。
ちらちら横目でテレビを観れるほど。

話しをしている最中にでんでんが相変らずかわいくって
でんでんに会えないのか、でんでんにしばらく会わなかったら
でんでんは私のこと忘れちゃうんじゃないかな、って考えたら
目頭が熱くなった。
ようすけと離れることより、でんでんと離れる方が辛いのか、と思った。


夜に寝ようと布団にはいると、色々おもいだしてきた。

確かに、ときめいたりすることはもうなくなっていたけれど
それでも好きだった。ものすごく。



一人で住む家にはようすけとの思い出は全然ないけど、
きっと小さなモノを見るだけでまたいっぱい思い出す。
いっぱい泣いてしまう。
でもようすけには新しく大事な人ができてしまったから、どうしようもなくて。


引っ越すまで、どういう気持ちでいればいいんだろう。
一緒のベッドで眠るのがすごく辛い。
ようすけは一時でも一緒にいたい、というかのようにずっとくっついてくる。
よくわからない。






あまりに長すぎる時間。
これから、どうしたらいいの?


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