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| 2001年09月29日(土) | 愛しい人よ。 |
ふと香ったあの匂ひは
寂しがりやなわたしの脳が思い出したからでしょうか。
ふと香ったあの匂ひは
ただの匂ひだったのでしょうか。
今 何をしていますか？
今 何を考えていますか？
| 2001年09月28日(金) | 異物。 |
耐えられない濁流の中に身を投じて
避けられない運命に呑み込まれて
殺しきれない自らの感情を道連れに
何処までも
何所までも
| 2001年09月27日(木) | 嘔吐。 |
嫌なことも
悩んでいることも
全部
吐き捨てられたらいい。
| 2001年09月26日(水) | 影。 |
あなたを つなぎとめるために
わたしのきもちは おもくありませんか ？
| 2001年09月24日(月) | あなたに。 |
のわたしのすべてをあなたにささげます。
| 2001年09月23日(日) | 核。 |
腹が減ったり
瞼が重くなったり
人を愛するように
嘘を吐いて
誰一人傷つけることなく
自らの首を絞める。
大きく開けた口は
真っ暗な闇への入り口。
無秩序。
我儘な機械音。
| 2001年09月22日(土) | くだらない不安。 |
空だと思って
見上げていたものが
実は
虚像であったと知るように
本物だったと
信じていたものが
偽者だったと
真実を知るよりも
偽者を本物にしてしまうほうがどれだけ楽だろうか
| 2001年09月21日(金) | 胃液。 |
纏まらない考えや言葉を
どうにかして型に入れてしまえ
と
我武者羅に叫んでも
思い通りにはならなくて
仕方なく髪を毟る。
白い口から漏れるのは
拙い溜息ばかりで
要らないものばかりが交錯する。
欲。
罪と林檎。
| 2001年09月20日(木) | 肩。 |
針が刺さったように痛い。
心臓が締まる。
体中が何だかおかしい。
| 2001年09月19日(水) | 聞こえない音。 |
どれだけ待っても
音は聞こえない。
どれだけ祈っても
音は聞こえない。
腹の奥深くに潜む汚いものが
身体のなかを螺旋を描くように昇ってくるのを感じる。
痛い。
| 2001年09月18日(火) | 吸血葉。 |
一面に広がったクローバーのなかに見える大きな赤い葉脈の葉。
踏んだら血ィ吸われるよ。
思い切り踏んで葉を毟り取った。
授業中ふと思い出した小学校時代。
| 2001年09月17日(月) | 首筋。 |
赤かった指が
白くなりました。
青かった空が
白くなりました。
秋の匂ひ。
秋の色。
葉が色づき始めました。
、伝わっていますか？
| 2001年09月16日(日) | 白い服。 |
こんなにも自分は子供だった。
何を今更。
つまらない自尊心を身にまとう
ただの子供だった。
| 2001年09月14日(金) | 砂埃。 |
毎日
毎日
こんなに笑っても
こんなに食べても
忘れられない
脳裏に焼きついて離れない
言葉 と 声 と
| 2001年09月13日(木) | 雲の裂け目。 |
しばらく
どこかに消えてしまいたい
そう 思いました。
赤いのも
白いのも
青いのも
黒いのも
全部忘れて
全部捨てて
すこし
どこかへ消えてしまいたい
そう 思いました。
| 2001年09月12日(水) | 赤い眼。 |
眼を赤くしても
答えはみつからなかった。
おしえて
| 2001年09月11日(火) | 無 |
あたしは何処にいけばいい？
| 2001年09月10日(月) | 空の裂け目。 |
眩しくて
目に太陽が焼きついて
目の前が見えないよ。
こんなにも いるのに。
| 2001年09月07日(金) | 白いもの。 |
木々の中を風をきって通り抜ける
そうなんだ。
自分に言い聞かせよう。
他にはどうすることもできない。
もっと なりたい。
| 2001年09月06日(木) | 碧空。 |
このままでいいの？
自問。
答えは見つからない。
ないとけないはずなのに。
ごめんなさい。
| 2001年09月05日(水) | 空蝉。 |
愛
し
い
人
よ
私
に
光
を
望
ま
な
い
で
こっこ。
雨ふらし
| 2001年09月03日(月) | 青いタオル。 |
タオルとか
服とか
誰 ない
そう思うのは
私の愚かさなのでしょうか。
| 2001年09月02日(日) | 泣かない背中。 |
あの日の出来事が
とてもとても遠く感じる。
もう
消
え
そ
う
で
す。
| 2001年09月01日(土) | 届かない音を。 |
風が運ぶ唄
雲が歌う歌
花が作る詩
全ての音を紡いでうたいましょう。
海の向こうへ
山の向こうへ
空の向こうへ
