DAY
私の日々の下らない日常。
最近はマンガばなし。


*web拍手*

2002年10月19日(土) またしてもハリポタネタ

もう面倒くさいので反転しません。ここから先はハリポタのネタバレの嵐ですで嫌な方は読まないで下さい。


相当前に既刊は全部原書で読破したのですが、面白いと思うようになったのは三巻以降です。この辺りからローリング女史本人が書きたいと思っていたことを書ける状況になってきたんだろうなあと思います。
三巻と四巻は甲乙付けがたいですね。個人的には。ただ小説としての完成度は四巻のほうが上だと思います。四巻は物凄く長いんですけど、無駄に長いんじゃない。全てが必要な部分で、それで長いんです。捨てられるところは全部捨てて、それであの分量。ローリング女史の力不足とかそういうのでは断じてない。続きが物凄く楽しみになるし。既に二年以上待たされている読者は気の毒ですね。私は一年くらいで済みそうで嬉しいですが。

三巻は言うまでもなくキャラ萌えしました。ルーピン先生に!(分かり易すぎます)大好きです、四巻には殆ど登場しなくて(て言うか名前しか出てこないし)寂しかったです。「バカシリウスお前じゃなくてルーピン先生が見たいんじゃーー!!」と読みながら絶叫しました(嘘ですしてません)。ダンブルドア直々にルーピン先生宅に潜むように言いつけられたシリウスですが(シリルー内では同棲といわれていますが果たしてそんなに甘いものなのかどうか)(まあ同人女には無関係ですけどね!)(痛)、あの馬鹿を匿わなければいけないルーピン先生の苦労を思うと胸が痛みます。絶対逃亡者とかの自覚ないんだよ、あの犬。ルーピン先生ただでさえ生活苦しいだろうに…可哀相…シリウス迷惑かけんなよ!

この二人の同居生活ってどんなんなんでしょうね。シリウスってアズカバンの後遺症とかあるんでしょうか。あって当然だと思うんですけど、あの男の神経の太さとかタフさ加減から考えると断言できません。
赦し合ったとはいえ、それからまともに顔を合わせてないわけだし結構ギクシャクしちゃいそう。お互い様子見〜みたいな。シリウスは近づこうと、ルーピンは一定距離を置こうとしてまた衝突しちゃうとか。基本的に性格合わなさそうですよね。ジェームズとピーターっていう存在があってやっと親友になれてたんじゃないかと思います。シリウスは考えなしでルーピンは考えすぎ。ある意味補い合う素晴らしいコンビではありますが、中々。ちなみに私はシリルーですごめんなさい。でもルーピン先生贔屓。完璧に。

シリウスがルーピンを疑っていたと言うのは許されない罪だとは思うんですが、シリウスとジェームズの仲のよさを考えるとどうしてもシリウスを許してあげたくなっちゃいます。邦訳版の『一心同体!』は原書では『Unseparatable!』なんです。ジェームズを失ってシリウスが味わった(味わっている)喪失感を思うとね。しょうがなかったのかな、と。


映画はもう楽しみでしょうがありません。だって原作もう読んでるわけですからね(前作時参照)。映像化!エマちゃんハーマイオニー!めちゃくちゃ可愛いですよね。劇場予告編でハーマイオニーがGrateHallでハリーに走り寄っていって抱きつくシーンがあるんですよ!アレを観て私は「公開初日に観るしかない」って思いました。多分ハーマイオニーが石から戻った後なんじゃないかと思ったのですがその時のハリーのセリフの字幕が「ただいま」なんですよね…。ちょっと無理があるかな?
ロンハーはやっぱり四巻以降ですからねえ。ダニエル君(ハリー役)の子もアズカバンで降りちゃうらしいし、エマちゃんも他の役やってみたいとか言ってるし。多分ルパート君(ロン役)は七作全部出てくれるんじゃないかと思うのですが、四作目のYule ballのシーンがエマちゃんとルパート君じゃなかったら魅力半減のような。またいい子役見つけてきてくれるんでしょうか。

映画と言えばルーピン先生役をイワン・マグワイヤーがやるという話があるそうですが。…それってどうよ。もっと病んでる、っていうか線の細い人にやってもらいたいです。シリウスは三作と四作目以降別の役者がやらないとだめでしょうかね。骸骨とハンサムですからね。男は顔がよければ良いってもんじゃないですけど。(シリウスについては色々思うところがあるらしい)


四巻を読破した後に前に四巻について書いた日記を読むとあまりの勘違いの多さに打ちのめされました。Krumは私の中でかなり株が上です。ロンよりよっぽど頼りになりそうですし!プロのクイディッチプレイヤーですからね、すぐにハーマイオニーをお嫁にもらえます(そういう問題でも)。でも人気と知名度に反してシャイで奥手なKrumはかなり魅力的ですよね。ハーマイオニー見たさに図書館に通いつめたり一生懸命Ballで話しかけたりして。十八歳の初恋ですよ、かなり(うわ、ありそう…)。ロン大ピンチですね!Krumに夏のバカンスに誘われた、とハリーとロンに打ち明けたところのシーンはあまりの微笑ましさにどうしようかと思いました(今説明を受けた妹とも悶絶してます/笑)。

セドリックとチョウについては可哀相としか言いようがありません。セドリックに乾杯する場面、声もなく涙を流すチョウを見て、彼女とセドリックは本当に恋人同士だったんだなあ、と思いました。もう一生モノの傷ですよね。しかも色々言い訳は出来ますが、結局はハリーのせいで死んだわけですし。ハリーを責めて欲しくはないけど(そんなことするような子じゃないと思いますけど)、ハリーとチョウにくっついて欲しくはありません。そのくらいけじめつけて欲しいです。ハリーといる限り、チョウはセドリックを辛い思いと共に思い出さなきゃいけなくなる。そんなの15歳の女の子には痛すぎますよ。


まあ長々書きましたが取りあえず五巻発売が楽しみです。お願いだからルーピン先生を殺さないでくれー!でもシリウスが死ぬくらいならルーピンの方が良いかな。シリウスが死んだらもうルーピンは駄目なんじゃないかと思うのです。それはシリウスもそう。彼らは失くしたものが多すぎるから。だからシリウスが死んでルーピンがただ儚く笑って残りの人生生きていくくらいなら、いっそハリーもシリウスもいるときに死んだほうがいい。


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黒沢マキ [MAIL] [HOMEPAGE]