綾部に行く - 2007年12月27日(木) 綾部と言っても綾部恒雄ではありません(む〜ん、わかりにくい枕だ。綾部恒雄が誰だかわかった人は自首しなさい)。 丹波の黒豆の産地の京都の北の綾部です。 ちょっと某「エンデの遺言ビデオ」というNHK特集のビデオを貸し出してくれるNPOがあったので電話してお願いしたら「取りに来てくれたら貸したげる」といわれたので、京都?じゃあお隣ですね。っとかるいキモチで出かけることにした。すいません認識不足でした。すげえ遠かったです。京都府って南北に広いのね。 城崎温泉行きの電車は年末をかの地で楽しもうとする人々で結構混んでた。持ってった本をこりこり読んでたが途中の車窓の風景は結構楽しかった。嵯峨の保津峡とか、2年前の全国オフを思い出させてくれてきれかった。途中「園部」という駅でも止まったけど「おおココが野中広務が町長としてがんがん整備した町ね」とか感慨深かった。野中広務の若き日々その闘争と権力についてはこちらを参照してください。 でたずねた綾部の地域通貨「ゆ〜ら」を主催しているNPOは自民党綾部支部の階下にあって、主催者でもあり福祉活動系の市民活動に取り組むお兄さんは自民党から県議に出ている(そして落選している)人でもあった。 野中氏の時代は自民党といえば土木系業界の人々とつるむのが筋って感じだったのにいまどきは市民活動ともつるむのね。 自民党と聞いて引いたけど、彼は夫あめでおや板友どらちゃんの後輩でもあった。まあ京都の町村部は自民党は長く野党でしたからね。 で彼の地域通貨を通じてあるべき社会のあり方の話を少し聞いたけど、とても共感できた。なぜ土から離れるほど付加価値が高まり土に近いものほど(地元の産品、農産物)その価値が見えにくいのか。東京の発信する価値の捏造の構造とかわりと面白かった。 まあラベルじゃなくて中身だよ。でも時々中身はラベルに侵食されるけど。とりあえず地方での市民活動のあり方ってのを学べて楽しかった。 ... がけっぷちサンタ - 2007年12月24日(月) みなさんはいつくらいまでサンタを信じてました? わたしゃ結構早く夢から覚めちゃったのよ。確か年中のクリスマスが最後にサンタが来た冬でその直後には兄ちゃん(当時小1)に「サンタはママなんだ」とネタばれされて大ショックだったのです。 で、私としては年中年長小1(4歳5歳6歳)くらいをサンタ信心の旬の時期と仮定して、そのあたりは大真面目でサンタしようと思ってるんですが、小学校も中学年になったら「いい加減ファンタジーしてないで現実に目を向けろよ」と思ってます。 そんで昨年あたりからおKのプレゼントのほうが夢たっぷりに豪華で、1号さんは「目えさませや」と書籍とか文房具系の地味な贈り物をしています。 しかし目覚めない。性教育したら(つまり赤ちゃんはコウノトリが運んでくるんじゃないとわかったら)サンタも親が演じてるんだと察して欲しいものだ。 で今回のプレゼント。 1号さんはクラフトパンチ。おKさんはロディ。 先週あめでおさんとデートして奈良のビブレで買ってきましたよ。1号さんはビブレの文房具売り場、喘息定期検査の通院時、通ってたんで、クラフトパンチはビブレで売ってるって知ってるだろ?かあちゃんと父ちゃんが買ってるんだよ、目えさませという思いをこめて。うーむしかしに微妙に目がさめてない様子。 おKさんはホントはプリキュアのドリームコレットだかなんだか知らんが電子音ピコピコのおもちゃが欲しかったらしいんですがRodyの赤、乗るタイプを見てマルコは雷に打たれたように「コレだ!」とひらめいたのです。おKさんは電子音ピコピコさせるより、こういう乗り物にぼいんぼいん乗るのを好む女なのです。母はお前と言う女を知っている。このロディという乗り物乗ってボインボイン部屋中跳ね回るのだ! 27日追記。マルコの予想通り、おKさんはロディにのって生活しています。ご飯食べるときもロディにまたがったまま食べようとして厳父あめでおに渇を入れられました。 ... チキチキレース@金曜の朝 - 2007年12月21日(金) 何でだかわからないけど金曜の朝はチキチキレースだ。 家から123キロ離れた遠隔地にある大学で10時30分から講義を始めるのであるがその講義に遅刻せずにわが町を出立するには7時40分代の大和路快速が最終電車である。 でおKさんを保育園に放り込みながら駅に駆け込むのであるがたいてい踏み切りで最終から2番目の電車が通過するのにつかまる。でその最終から2番目から最終電車までの間の時間が4分。その間に駅近くの保育園まで自転車を走らせ、保育園におKさんをどしこみ、駅前の駐輪所に自転車を止めて、そんで駅にもうダッシュして走りこんできた最終電車に乗り込む。 たいてい、最終から2番目の電車が出て行き、踏切が開いた瞬間から私は数を数え始める。そんで180秒(3分)で保育園、駐輪所を経過し、のこり60秒で駅改札に向かえれば、まあ何とかなると言う計算だ。 朝の送りはあめでおさん夕方のお迎えはマルコというのが基本的な役割分担なのだが、金曜はマルコは遅くなるのであめでおさんがお迎えする。そんであめでおさんは金曜は在宅仕事をすることも多いので朝の送りはマルコが担当するのだ。私も在宅仕事のとき、朝の送りを担当するのは嫌なのでまあチキチキレースを買って出てるんではあるが、金曜以外はわりとゆっくり家を出るマルコには金曜の朝はなんだかすごいせわしなさなんである。 どうしてもう10分早く起きて準備できないのか。たぶんおKさんがだれ食べしてるのがいけないんだと思うんだけど、もしかしたらこのチキチキレースは私の娯楽の一部なのかもしれない。 あめでおさんが出張で金曜にいなかったりすると、お迎えをファミサポさんにお願いするんであるがそうなると、朝の掃除と夕食の支度までがマルコのぶっとい肩にのしかかる。もう笑っちゃうような感じの忙しさなんである。でもやっぱ祭りのような楽しさも感じているのかも。ちきちき。 ... 人の名前 - 2007年12月14日(金) オバマさんがアメリカ大統領選挙でヒラリー・クリントンにちょっと押されながら善戦中です。パパはケニアのニャンザ出身なんですね。 お名前と出身地からしてオバマパパはルオー族の出だと思うのですが、そうですか、ルオー族悲願の大統領候補ですか。もしオバマ息子がアメリカで勝っちゃったらものすごいケニア的には衝撃です。 ケニアの第2勢力として常に大統領候補を出しながらいつも2番手に甘んじたり、有力候補を暗殺で失ったりしてきてケニア45年の歴史の中で一度もおいしい目を見られなかったルオー族、ついにアメリカで日の目を見るか?それともまたまた2番手なのか。 墓の下で、オウコ(暗殺が噂されるカリスマルオー指導者、故人)もオディンガ(1993年大統領選挙で最有力だったのに直前で支持政党が分裂して落選、故人)も感慨深いだろうな〜。 でも部族閥族政治って、アメリカ的にはカンケーないだろうね。いや〜ケニアでオバマ善戦がいかに報道されてるか知りたくてたまらん。誰か教えて。 ... 隣の女パート2 〜一票入れとく〜 - 2007年12月11日(火) 当日記で以前、「隣の女」というタイトルで美容院で隣に座った女がなんかマルコと友達になれそうにないことをがーがーしゃべってて、まったく疲れた、という話を書いたことがある。2005年3月日記だ。 でで、本日美容院にてまたもや「隣の女」に遭遇してしまった!今度は神戸の美容院じゃなくって奈良の三条通りの美容院なので人は同一人物でないのだが現象的に「隣の女」現象だったのである。 今日の隣の女はマルコより10歳くらい上の女性である。担当のうら若い女性美容師さんとなんかマイホーム購入の話をしてたようである。突然、隣の女は「あかんよそんな!マイホームに共有名義だなんて、話にならんわ。家や財産は男の名義にしとくもんや。それを何が共有名義や。女がそういうこと言うようになるから男がだめになるんや」となんだかマイホームの名義を夫婦で共有にすることを怒っておられるようだ。 若い美容師さんどう反応するかな?と思ってきいていると 「でもお金一緒に払ったら、共有にするのが自然のように思いますけど」という。おお、ちゃんと反論してる。がんばれ美容師さん。しかし隣の女はまたも言う。「あかん、だめや、血圧上がってきたわ。そういうこという若いものが増えるから日本はだめになるんや」でた!伝統的家庭ファンダメンタリストのいきなり日本論! 若い美容師さんは「まあお客さんの考え方はひとつの考え方かも知れんけど、みんながそうしなならんてことはないんでないですか?」とかなりがんばる。マイホームを共有名義で購入した記憶の新しいマルコは「そうだそうだ!」と後ろから野次を飛ばしたい思いをぐっと抑えてなおも聞き耳を立てる。 「じゃあ何で男と女はちがうんや。それぞれの役割があるからやろ?」 隣の女のファンダメンタルな主張はなおも続き、美容師さんは最後まで「それとマイホームの共有名義はあんまり関係ないんでないですか?」と客商売ながらかなりがんばっていた。その後2人は話題を変えたみたいだけどなんかすごく雰囲気がギクシャクしてしまったみたいだ。二人の会話はかなりトーンが高くなってたので店にいるほかのお客さんや美容師さんもちらちらとそっちを見ていた。 さて隣の女の作業は終わり、隣の女は帰っていき、若い美容師さんは控え室に引っ込んだようだ。私は私と一緒に聞き耳を立ててた担当美容師さん(マルコと同年代男性)に「さっきの隣の会話聞いてました?」と聞いてみる。「ええ、あの子(美容師さん)はわりと男なんて何ぼのもんじゃい、って考え方の子なんですよ」と困ったもんだって感じでフォローするので 「いいえ、美容師さんは間違ってませんでした。あのお客さんが変なんです。後ろで私が熱い思いで応援してたって伝えといてください。私マイホーム共有名義で買ったばかりなんで、美容師さんが反論してくれなかったらすごい不愉快だったと思うんです。美容師さんががんばって戦ってくれたから今日は気持ちよく過ごせそうです。」 と熱い応援票を一票投じておいた。 ... スケートやったの - 2007年12月09日(日) 日曜日。今日はあめでおさんが休日勤務な人なので、「どうしようかね〜」「どうしようかな〜」と以前からマルコと娘2人で相談してたんだが、うちから大和路線(快速でないほうで)3駅目の河内堅上駅から歩いて10分のところにあるというスケート場にスケートしにいくことにした。 マルコは実家近くにシチズンのスケートリンクがあったりしたので割と経験者。といっても転ばないで普通に歩ける程度だけど。1号さんとおKさんは生まれて初めてのチャレンジなんである。 直前に東京在住のマルコのリアルいとこのいとなんちゃんから「現在、奈良潜伏中」という情報が入ったので午前中はいとなんちゃんを我が家に迎えてお遊戯ディスコパーティを開く。その後、法輪寺と法隆寺をさくっと案内して、法輪寺門前の駐車場でやってたフリーマーケットでチヂミを購入して4人でわけわけしてはふはふ食べる。そんで法隆寺近くのバス停からバスに乗って王寺駅に行き、いとなんちゃんはそこから大和路快速に乗って大阪を目指し、私と子らは各駅停車に乗って予定通りスケート場を目指した。 さて河内堅上駅は大和川沿いのなんつうの割とひなびた駅である。近くに「亀の瀬」という有名な地すべりの名所があるんだが、あんまりそれは世に知られてないと思う。そんで大変に明るい農村な集落の中を歩いていくと、突然スケート場は現れる。しかし場内は結構込んでました。スケートブームだね。このリンクはお教室もいくつか営まれているのかちゃんとフィギュア着着たお嬢さんたちがあスピンの練習とかもしている。さらにわしの青春時代はジャネット・リンが活躍してのう、とか、わしのアイドルはやせてたころの渡辺絵美みたいな年恰好のおっさんたちも結構華麗に滑ってらした。恐るべし日本スケート人口の厚み。 で、滑る。もちろん初心者2名は[子馬の誕生]って感じでぶるぶる氷上に立つのが精一杯で「手すりの掃除」もできない。(「手すりの掃除」とは手すりにつかまってずっと歩いていくことね)しかし時代は進歩している。滑れない子ども用にちゃんと補助具があるんである。ビジュアル的に探したくてネット上で画像検索かけてみたらこんなんがあった。こういう補助具やこの補助具にベンチがくっついててまったく立つことができない子はそこに座るという「ベンチ橇」という補助具もあった。 そんでまずはベンチの着いた補助橇をかりて5歳児おKさんをベンチに座らせ、10歳児1号さんに補助バーを握らせ、マルコがその後ろから補助バーを押してスケート開始! なんといったらいいかな。スケートリンクの手すりが可動式でついてくるといったらいいか、乳母車押してるみたいといったらいいか、歩行器で歩いてる感じといったらいいか、おばあさんが買い物カート件椅子になってる歩行補助具を押してる感じといったらいいか、とにかく滑れない人もこの補助具につかまってれば転ばずに滑れるのだ! で、マルコレベルの滑り屋でも結構スピード出せるし、1号さんもこの補助具に捕まってるときは転ばなかった。おKさんも一応氷上を滑る感覚がわかったのでよろよろ歩けるようにはなった。20分300円のレンタル料がかかるので、ずっと借りっぱなしにはできないけど1時間ほど借りたら2児とも補助具なしでもよろよろと氷上を歩けるようになっておった。 2児はスケートにはまったらしく冬休み中ももう一度行きたいというのでたぶん行くつもり。しかし足首からひざにかけてかなり疲労するのであんまり頻繁に行くのは難しいかもしれない。 ... 斑鳩側溝物語 - 2007年12月07日(金) 斑鳩にはこんな感じの側溝がたくさんある。 そんで内緒だが日当たりのいい側溝の水面近くにはなんか赤いものがいる。 こんなにたくさんいる。 コレが何かというと〜 ジャンボタニシの卵だ! 良い子のみんなは早速ジャンボタニシでぐぐって見よう!死ぬほどたくさんページがヒットしてココの写真よりリアルな写真がいっぱい見えるぞ。 食用に養殖してたんだって。まずいから放棄して野生化したんだって。捕まえて食ってみるか。燻製にでもして。 気持ちのいい自転車道路。 空は晴れてどこまでも青いの。 ... いぶすくん、来る! - 2007年12月03日(月) 生協で簡単燻製なべ「いぶすくん」を購入しました。一緒に入ってた桜チップを撒いて網置いて、食材並べて、5分強火、15分弱火、5分蒸らして はいできあがり! 大変簡単かつおいしいです。この冬は燻して燻して燻しまくるぞ!(くさ〜) ☆今日のおKさん、夕方「いぶすくんがきたよ〜」と母が言うと父の友達かなんかだと思ったおKさんは玄関に行き、そこに誰もいないと客間に行き、台所の母の元に「どこにいぶすくん?いぶすくんのところに連れてって!」とお願いするので目の前のテーブルの燻す君のところに連れて行くと「これじゃない!」と絶叫。でもさ、これなのよ。 ★今日の驚愕、おKさんが燻製食べながら「Kちゃんっておかあちゃんに叱られたことないんだ〜」とつぶやく。え?!!毎日のこのコミュニケーションは叱られると言う行為じゃないのか!!?「ソレは『教えて』くれてるんだよ」おめえ、いい根性だな。知ってたけど。 追記 すいません、燻製ってもっと奥が深い世界でした。前もってソミュール液ってのに丸1日つけて味付けしたり、そのあと塩抜きしたりして、ちゃんと味付けして燻製を製作するには2,3日の時間が必要だったのですね。あめでおさんが「週末楽しむ燻製の本」というのを買ってきて、文字通り毎週末、燻製に取り組んでおられます。アレは週末でないと出来ないわ。平日食事当番担当なマルコ(月〜木)には無理なんで週末食事当番のあめでおさん(金〜日)が燻製係になりました。 ...
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