【復活!】ダイエットなDIARY
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誕生月の5月は、花粉も終わり、気候も良くて毎年体調がいいのであるが、すでに梅雨の予感がしてきたようだ。
梅雨はきらいである。
さて、山田風太郎『人間臨終図鑑II』を読み終えてしまったので、最近寝る前に読んでいるのが、江戸川乱歩『探偵小説の「謎」』(社会思想社教養文庫)である。 これは乱歩が収集した探偵小説にみられるトリックや構成要素を一般向けに分析・解説したもので、「トリック集成」の一部をリライトしたりしたものである。
彼の作品論でもあり、研究書としても読めて、なかなか面白い。 一部を紹介すると、「暗号」などの章があり、様々な古今の暗号史がひもとかれ、また分類して説明されている。 その中の一つに「代用法」というのがある。 これはアルファベットの各文字を他のものに代用する方法である。 これにもさらに下位分類がいろいろあるが、そのなかに「語代用法」というのがある。 語を語で代用していく暗号である。英語を英語で代用する、つまり同一言語内での代用も可能である。
たとえば次の単語が読めるだろうか?
ghoti
これは英語のfish(魚)をあらわす。 なぜなら、ghはenogh(イナフ)であるからf、oはwomen(ウィメン)であるからi、tiはnation(ネーション)などの場合のようにshと読むからである。
その他、「指紋小説」のルーツ探しや、「動機」に関する考察など、本書は現在でも十分読むに耐え得るものである。 それはまあ、大正の文学者であるからコンピュータを計算機と言っている事ぐらいは見逃してやらねばならない(笑)。
最近はもっぱらオススメ読書日記になってしまっている、このダイエット日記である。
昨日がオレの誕生日だったことに、今日気がついた(笑)。
トシのことを考えないようにしていたら本当に忘れてしまっていた。
つうか物忘れがひどくなってきたというのとなのだろうか?
ううむ。
ひと月半ぶりにウォーキングに行った。
もう五月の中旬である。 今や花粉の季節もとっくに去った。
車で15分ほど行くと、山の上に運動公園がある。 テニスコートやサッカー・フィールドや野球場などがある町立の施設である。 朝夕は犬の散歩の人々、休日はスポーツをする人々で混んでいるはずだが、平日の昼間にはほとんど人がいない。
ここからはこの町が一望に見渡せる。 空気もいいので場所的には最高である。
荒川と今は公園になっている鉢形城址も見える。 川にかかっている赤茶けた鉄橋。
外周は舗装された山道であり、農家の人以外はあまり通らないからのんびりと歩ける。 アップダウンが多いのでエネルギー消費には効果「大」である。
新緑の中を一時間半ほど歩いた。
今日の歩数。 7269歩。 今日の体重。 63.2kg。 今日の体脂肪率。 22%。
ひと月半(二ヶ月近くか?)もサボっていたので、体重は1、2キロ増えているが、体脂肪率はそう変わらない。
ちょっと安心である。
実家に帰ったので猫がいる。
一ヶ月もするとだいぶ慣れてきたようだ。 猫は人の後を追うというよりも先立って歩きたがるようだ。 家の中を歩くと、後からついてくればいいものを、オレの前をまとわりつくように歩くので、つまづきそうになって危ない。 いつも「あぶねーぞ、コラ」とか言っていたのであるが、今日はじっくり観察してみた。 改めて見てみると、足元でオレの進行方向を斜めに横切るように先立って歩いていた。 左から右、また右から左へと。
昔『ホワッツ・マイケル』というマンガで、いろいろな猫の法則が描いてあったが、これはオレのプチ発見かもしれない。
・・・どうでもいいことではあるが(笑)。
ゼミのOB会へ行って来た。 独身だと肩身が狭い(笑)。
IT関連で働いているOBが多くなったようだ。
最近のいわゆる情報技術革命であるが、有力なツールとしてますます普及してゆくのが携帯電話であろう。
いまさら書くまでもないが、現在の携帯電話はものすごく多機能である。
メールやWEBブラウザ機能のほか、チャットもできる(らしい)。 PC端末の機能の一部がついているのである。 また、別途契約が必要だがFAXも使える(らしい)。
着信音はすでに16和音が当たり前で、sonyのはウォークマンの技術を生かしてか、音楽プレイヤーの機能もついている。
ネビゲーター機能がついていたり、して現在位置までわかっちゃうのである。
どこまで多機能になってゆくのだろう。
北欧ではクレジットカードやデビットカードの機能もついていて、つまり財布の機能を果たしている。
でも本来は電話である。 つまり、これらはあくまでも、ブラウザ機能つき「電話」であり、音楽機能つき「電話」であり、ネビゲーター機能つき「電話」であり、財布機能つき「電話」である。
こういう傾向を見てみると、明らかに電話という情報端末(情報の発信・受信ができる装置)に重点が移行しているのである。 やがてどっちが付加的な機能であるかわからなくなるだろう。
トヨタなどの車では緊急事態の場合などに現在地を知らせ、管制室と連絡が取れる機能がついているらしい。 これなどはすでに、車機能つき「電話」なのではあるまいか? つまり、電話に車の機能がついているのである。 やがて住宅機能つき電話などとなってゆくのに違いない。
このことは生き物にもあてはまってくるであろう。 すでにペット機能つきの携帯電話はある。 恋人機能つきや子供機能つきの携帯電話などもでてくるであろう。
住民票や印鑑証明、保険証などの本人の証明もできるようになるに違いない。 DNA情報をチップにして埋め込んだりもできるようになるかもしれない。
こうなると、電話に「本人がついている」のである。
地元に帰ってきたので、昔の友人に会う機会が多い。
たいていはパソコンを教えてくれというものであるが、オレの友人の一人で、もう小学生のとき以来のある友人はマニアックである。
彼のビデオコレクションなどすごくて、特に現在では手に入らないものなどが多いので宝の山である。
すごいのは昔TVでやっていた金田一シリーズもある。 当時40%を超える視聴率をほこったあの番組である。 しかも以前TBSがビデオで出したときには、あの印象的なエンディング・テーマがカットされていたのであるが、それも入っているヴァージョンなのである。
古谷一行、若い。
そして、ほとんど二十数年ぶりにあの歌が聴けたのである。 タイトルは「幻の人」。 歌っているのは茶木みやこ、である。 レーベルはハーベスト・レコードである。
今日は『復活の日』を借りてきた。 あの小松左京原作、草刈正雄主演の角川映画である。 中学生の頃、劇場へ観にいった覚えがある。
CDなども大量に借りてきた。 これからバックアップをとるのである。
なんか昔のPCの、重いモニターをちょっと無理な姿勢で持ち上げたら背骨がズレたような気がする。
ちょうど胃の裏側あたりの部位で、吐き気が。
ぎっくり腰ならぬ、ぎっくり背中である。 今は湿布薬を貼っているが早く治ってほしい。
さて、最近のオススメなのが山田風太郎『人間臨終図巻』(徳間文庫)だ。 著名人有名人の死に様を蒐集した有名な本の待望の文庫化である。 現在のところIIまで出ていて、全3巻の予定である。
図巻といっても活字だけで図はないのであるが、これは是非ワンセット座右においておきたい作品である。死に様だけを集めた辞典のようなものだからである。
3月に入院したときに、3日目からは本が読めるようになったので一度病院を抜け出し、近くの書店で最初の巻を購入してきたのである。 書店でつけてくれるカバーをいつもは断るのであるが、この時ばかりはカバーをつけたままにした。 病室は10人部屋で、これから手術を待っている入院患者もたくさんいたからである。
最近第2巻が出たので、ベッドの枕もとに置き、寝る前に読んでいる。
それともう1冊、入院中に読んだのが、貴志祐介『黒い家』(角川ホラー文庫)である。 映画化もされたようなので有名な作品らしい。 とても地味な作品であるが、怖かった。 読んだ場所が病院であったから怖さもひとしおである。 とくに消灯した夜の病院のトイレが怖かった。 熱があったので少しぼう、としていたのでトイレに行けたが、フツウの状態だったら行けなかったかも。 つうか、フツウの状態だったら、そもそも入院などしていないのであるが。
この日記をいつも読んでくださっている方にはオレの読書傾向の一端が知られているとは思うが、このようにいつもTPOをわきまえた読書をしていると思う(笑)。
だからオレはノンケだって。
2001年05月01日(火) |
くたばれマイライン! |
今、2001年5月1日午前一時近くである。 今日からマイラインが適用になる。
実家はそれまで東京電話に加入していたのであるが、オレがテレホが必要なのと、携帯電話と連携から、市内区分だけをNTTにし、他はKDDIにする予定で申込書も送ってある。 それまでの東京電話は契約を解消し、なんかそれまでついていたアダプターも回収してもらってあった。2月の時点ではオレはいなかったので、マイラインは東京電話になっていた。しかもプラスである。それは営業担当者であれば当然営業をかけるからそうなっていても不思議はない。それも3月に契約を解消した時点で伝えてあったのである。
しかし、マイラインセンターとかいうところからきた通知によると、今日から始まるマイラインはいまだに東京電話のままである。 4区分すべて、東京電話である。 しかもマイラインプラスで。
当然、マイライン・センターや東京電話に問い合わせた。
マイラインは一度登録してしまうとそれを上書きするように新しく他社と登録しないと、そのままになってしまうらしい。 そんな馬鹿な?!! しかも、最初から何も登録しない場合には、自動的にNTTに登録されてしまうらしい。
めちゃくちゃである。
さらに、である。 さらに4月に申込書を送った場合は大体6月から適用になるという。 その間は、何もしないでいると、NTTと東京電話とに二重に料金を徴収されてしまうのである。
アホかーーーーーーー!!
このシステムは概念がめちゃくちゃである。 いいかげんであるとは思ってはいたが、ここまでいい加減であるとは思わなかった。
無責任国家日本よ。
要するにNTTがお役所根性が抜けていないのが大きな原因である。 次に、通産省か郵政省か何んて名前になったかしらないが、監督機関のお役所根性である。
お役所根性は、この場合、「常に現状維持・何もしない・責任もとらない」の三つである。
そして6月になって、やっと自分の申し込みどおりの契約が適用されるまでは、解除番号と各電話会社の識別番号、それもマイラインは市内・県内市外・県外市外・国際と4区分あるから、それぞれの使用目的にあった識別番号を、プッシュし、そしてはじめて目的の電話番号をかけることができる。
非常に煩瑣である。
どのくらい煩瑣かというと、数式であらわした方が分かりやすい。 マイラインとマイライン・プラスでまず解除番号が二種類ある。さらにマイラインに参加した各電話会社の数。それに4区分である。 つまり、
2×参加電話会社の数×4=超いっぱい
まあ、それほどいっぱいではないが(笑)、これはあくまでも何通りあるかという計算、つまり選択肢にしかすぎない。 これだけの選択をわれわれに強いた後に、プッシュが始まる。
実際には、解除番号が3桁、識別番号が4桁、その後たとえば市外電話なら10桁と、一本の電話をかけるのに合計17桁もプッシュする必要がある。 こんなシステムを考えたヤツは狂人か数字マニアである。
そして、この煩瑣な手続きをしなければならないのは、消費者であるわれわれなのである。
ここにもまた別の「お役所根性」がはっきりと現れている。 それは、「お前らが金を払って苦労しろ」である。
大体、お役所根性のやつらは責任逃れには長けていて、NTTは責任逃れのためにマイラインセンターなんか作って口をぬぐって自分に累が及ばないようにしている。 東京電話の担当者(男)は、「こうなることは分かっていたんですけどね〜。ハァ〜〜」などと嘆息していた。 マイライン・センターのオネイチャンもいい面の皮である。大量の苦情のクレームや問い合わせの処理でしなくてもいい苦労をしているハズだ。
さて、午前零時から適用になるのだと思って、解除番号+識別番号+電話番号にダイヤルの設定をしなおし、ネットにつなごうとしたらなんとかからない。 「おかけになった電話番号は現在使われておりません・・・」とかいってる。 ハラがたつので、番号案内にかけ、夜中は当然マイラインセンターもNTTもしまっているので、故障受付を聞き出した。 ここも深夜は音声ガイダンスや留守電になっているが、緊急連絡先もある。 ためらいもなく担当者をたたき起こしクレーム。 担当者の一言。
「あ。マイラインは午前2時からです」
あれだけ5月1日だと喧伝しておいて、日付の変わる時間にあわせもしないのか?そうなのか?NTTよ。
p.s. ちなみに、深夜はどこも音声にして逃げちゃうので、非常用故障受付番号を記しておく。もしもの時には深夜でも誰か出るはずである。深夜であることなどまったく気にしないし、気にしてはいけない。クレームや問い合わせる権利は消費者にある。
0120−696−113
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