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2004年05月31日(月)


久しぶりに早番で仕事が終わった。
落ち着こうと思ってドトールへ行ってモカカルーア(最近のお気に入り)と
ベーグルサンドを注文して2階の窓際の席へ座った。
タバコを吸う前に一口飲んで、一気にベーグルを食べ終わってしまった。
あれ。なんか変だ。ワタシ、確実に変だ。




仕事が終わったって言うのに、時間を気にしてるし
時間に追われている気がする。

この食べるスピードは休憩時間の時と同じだ。
タバコを吸う速さも、次のタバコを吸うまでの時間も。






ソワソワしていて、落ち着かない。








最近、いつもそうだ。
次の日が休みじゃないと、早番で帰ったって、ソワソワしてる。
落ち着かない。











仕事が終わればワタシは販売員から「ゆり」に戻るはずなのに
その切り替えが出来ていないのかな。
それとも、時間を有効に使おうとして急いでるのかな。






急ぐ事なんてなにもないのに。
生き急いだって、疲れちゃうだけだよ。
もっと1日を大切に使おうって決めたはずなのに
気が付けば時間に追われっぱなし。
あっという間にもう6月がやってくる。









落ち着いていいんだよ。
明日は明日。今日の仕事はもう終わったんだよ。
ゆっくり落ち着いていいんだよ。大丈夫だよ。
怖いことなんてなにもないよ。安心していいんだよ。





言い聞かせても効果がないのが悔しい。
自分で自分を慰めても、素通りしていってしまう。















エクステを2本つけました。
ピンク色を。
オレンジ色の頭にピンクのエクステがとてもキレイ。
そして、とても派手になってきた。
マニキュアは赤色。右の人差し指にはシルバーリングを。
左腕には時計とお気に入りの皮のブレスを2つ。
少しごつめのスペードのネックレスはいつもはずさない。
ペディキュアも赤色。
サンダルはキラキラのラインストーンやスパンコールがついている。
アンクレットは小さな鈴がついていて歩くたびに小さくチリンと言う。





ワタシにとってはいたって普通の身なりなんだけど
店長が言うには「最近、やけに派手だね。」と。
「夏先取りで」と笑って誤魔化すけど、違うんだ。わかってる。





ココロがちょっと疲れてるだけなんだ。
ただ、それだけのこと。
ほんの少し仕事が忙しくって、疲れてるだけ。それだけだよ。
きっとそう。
仕事のせいにしてるだけ。
でも、今はそうするしか出来なくて。









オレンジ色の頭にしてから、赤のストライプシャツの中にTシャツを着て
デニムを履いて赤のスニーカーを履いて、黒いロゴ入りキャップを被って出勤した。
全部お店にあるもの。
それなのに、「ヤンキ−っぽい」なんて言われた。
「狙いですよ」って笑って言った。
カップルのお客さんに声をかけると、たいてい彼氏側が引く。
「え?」っていう顔をして、ワタシの方をじっと見る。
気にしない。
コンビニに入るとやけに視線を感じる。
万引きなんかしないっていうのに。
でも気にしない。
電車に乗り込むと年配の方の視線を痛く感じる。
でも、気にしない。




面白いほどに目立っています。
「怖そう」と思われても、ワタシの中身は何も変っていません。
ワタシは何も変ってないよ。







派手になってきている。
その理由は自分でもよくわかっている。





落ち着ける彼女に髪の毛の色の感想を聞いたら
「お人形さんみたいね。」と言った。
「やっぱりあなたはワタシの想像以上のことをする人なのね」と笑った。
彼女はいつでも落ち着いている。
ワタシは彼女とまたゆっくり話がしたくて仕方がない。











わかってる。ワタシが派手になっていく理由が。
でも、止められないの。止められなくて苦しい。
これ以上どんどん進んでいくのが正直怖い。
でも、そうしないといられない。




たくさんの矛盾がいっぱいあって、苦しい。
ワタシはワタシで何も変っていないよ。










ワタシは何も変ってないよ。色が変っただけだよ。
少し派手になっただけだよ。それだけだよ。






2004年05月30日(日)


悲しい出来事を見つけてしまった。
大好きな友達を失うっていうのは、想像以上に辛いんだ。




何やってんだろう。ワタシって。













そろそろ終わりの時期かな。






2004年05月27日(木)


「そんなに落ち込まなくたっていいよ。焦んなくてもいいよ。」
そのコトバを何度も頭の中でリピートした。




同期で入社した18歳の女の子。
店長よりも売り上げがよく、新入社員の中ではトップになっていた。
マネージャーから怒られる時、いつもその女の子と比べられていた。
その女の子が今日、ワタシのお店にやってきた。
「どうですかぁ?最近〜」とギャルっぽい話し方で近寄ってきて
最初、誰だかわからなかった。
あか抜けていて、たった2ヶ月しかたっていないのに
この変わりようにただただ驚くばかりだった。





ワタシはその女の子と話している内に、自分がどれだけ出来ていないのか
いろんなところで思い知らされて、どんどん落ち込んでいってしまった。





お店の立地条件によってお客さんの年齢層が違うのと同じで
買う量や売り上げがもちろん違うのはわかっている。
大型店なら接客をしなくても、軽く声をかけるだけで、どんどん買っていく。
それはもう面白いように売れると言う。





ワタシのお店は必死になって接客しないと売れないお店。
だけど、その分、他のお店の手伝いに行った時、自分の接客術が上がっていることに気がつける。
そう、逆に言えば、売り上げトップのその女の子がワタシのお店に手伝いに来た場合
大型店の接客をしていたらまったく売れないということ。






発想の転換。
落ち込むことなんて何にもないのだ。
お店が違えば接客のしかたも違うということ。
売り方が違えば、他のお店に行った時戸惑ってしまうけれど
毎日粘り強く必死に接客をしていれば、大型点に行った時は面白いように売れるということ。




店長は言った。
「うちの店でやっているように他のお店でやってごらん。
 びっくりするくらい売れるから。ここは場所が悪いだけなのよ。」







来月、その女の子が働くお店へ手伝いへ行くことになっていて
ひどく戸惑っていたワタシに店長はそう言ってくれた。
「成長してるのは私が一番わかっているよ。」優しいコトバに涙が出そうになった。








働き出して、比べられることには大分慣れたけれど
実際に比べられていた女の子に会ってしまうと、ワタシ自身が駄目なように感じてしまった。
だけど、そんなことで駄目だなんて思うような仕事をワタシは毎日しているわけじゃない。





大丈夫よ。胸張って堂々と手伝いに行って来ればいいんだ。
「出来る人になるよ。」と言われ、半信半疑で毎日の仕事をしていた。
だけど、これでわかるんだ。
他のお店に行ったときの売り上げで自分がどれだけ成長したのかが。






どんなに頑張ったって結果でしか評価されない。
だったらやってやろうじゃん。
ワタシは出来るよ。





ミロードでのバイトの時、誰よりも売り上げて有頂天になっていたときのことを思い出した。
ほら、ワタシ大丈夫だよ。





「出来ない人ね」と言われ続けたマネージャーを見返してこよう。
ワタシは出来るよ。












声をかけたお客さんが「今度2次面接なんです。その時に着ていく服、選んでください。」と言ってきた。
2次面接?なんの面接だろうーなんてボケボケしていた。
面接に着ていく服=ワタシの会社
すっかり忘れていて、「あ!うちの会社?!」と大声で言ってしまった。





そういえば、去年の10月、必死になって新しい服を買いに行ってたっけ。
不安でいっぱいだった。
流行に乗ることに抵抗さえ感じていたあの頃のワタシとお客さんがかぶって見えて
今、どんな心境なのか、これからどんなことが待っているのか、いろいろと話をしてあげた。
そして、少ない予算の中で可愛いコーディネートを教えてあげた。






「大変ですか?」と何度も聞かれた。
「大変だけど、楽しいよ。」
大変じゃない仕事なんてない。
その中でどれだけ楽しみを見つけられるかが大事なんだと言いたかったけれど
それを言うにはまだ早すぎると思って言わないでいた。






「頑張ってね!来年は一緒に働こう!」そう言って見送りをした。










後輩が入ってくるのかぁ。
考えもしなかった。当たり前のことなのに。
ワタシは何を教えてあげられるんだろう。



今のワタシとどれくらい変わっているんだろう。
どれだけ出来るようになっているんだろう。






楽しみがひとつ増えた。













落ち込んだり励まされたり励ましたり。
短時間の中でいろんなことが起こって、頭がパンクしそうだった。









帰りに店長と2人で駅前のマックに言ってご飯を食べた。
この人の下で働くことに初めて喜びを感じた。









明日は魔法使いに会ってきます。
魔法をかけてもらいます。






2004年05月25日(火)


給料日が休みってこの上なく幸せ。
エアコンの取り付けをしてもらって、快適生活を手に入れた。
でも、寝室まで涼しくならず、今、ドアを全開で涼しくしている所。
なので、この部屋、結構寒いかも。




いとしさに満ちてる。
昨日の電話。それはもう喜びを隠せない。
ワタシのコトバたちが受話器の向こうに届くという
ごくごく当たり前のことが、こんなに嬉しいんだ、と何度も実感をした夜。
かけようかなと思っていたらかかってきたということにさえ
驚きと嬉しさを隠せずにいた。
どうして楽しい時間はこんなにあっという間に過ぎてしまうんだろう。
耳に残るのは大切な人の優しい声。






守るものがあったら、何を犠牲にしてもいい、なんて言いきれないけど
それに近いような気持ちでいつもいる。
疲れることはしない。
苦しくなることもしない。
ただ、ワタシが選んでワタシが行動していくのみ。
それがワタシらしくだと思っている。









久しぶりにミスドに行ったら100円セール中で
たくさんのおば様たちに囲まれて友達に手紙を書いた。
学生時代、何度となく手紙の交換をしていた大切な友達に。
年が離れていたって、ココロが近づくことはいくらでも出来るんだと知った。
今いる場所が遠くたって、ココロはいつでも近くにいるよ。
そう教えてくれた彼女は今忙しく働いているんだろうなと思うと
ワタシも頑張らなくちゃと思った。
書きたいことがいっぱいあって、上手くまとまらなくて、とにかく書いた。
手が痛くなって、少し休憩をしようとコーヒーを飲んだら
湯気がたっていたはずなのに、すっかり冷め切っていて
時間の過ぎるスピードが早すぎて困ると思った。










焼肉が食べたい。
大切な人にはきっと会える。





2004年05月23日(日)


小さな幸せを見つけることは、出来る。それだけで幸せ。
今ここにないものを嘆くことは時間の無駄で、今のワタシには無意味で
前に進むためには不必要なものだと感じている。
「ないものねだり」はいい加減にしないと、どんどんワタシ自身が後退していく気がする。



「ないものはない」仕方ないこと。
そう思うことから始めればいい。何にでも。





化粧水がなかったら今夜はつけないで眠ってもいいし
お米がなかったら他のものを食べればいいし
読みたい本がなければ、読みたい本が出てくるまで待てばいいし。
会えないからって死んでしまうほどの寂しさが襲ってくるわけじゃないし。




今、ここになくても、この先はここにあるかもしれないじゃない。





ゆっくりでいいのよ。
何にでも。
焦ったっていい結果は出てこなかったでしょう?
もう1人のワタシがそうやって言ってくれる。
今のワタシももう1人のワタシも、結局はワタシ。





違う考え方が出来るなら、その考えの方が良いなら
その考え方に従う方がワタシはもっと前に進めるのだ。
求めることばかりしていても、結局は何も手に入らないことがよくある。
求めなくていい。今は、いい。
「ワタシはここにいるよ」って言うだけで、思うだけで、いい。







時間が空いたら、好きなことをいっぱい考える。
大切な人のことを考えて苦しくなるなら、好きでも考えない。
どんなに大切でも、考えない。
逃げているわけではなくて、ワタシがワタシらしくいるためには
そうした方が、そうすることが最善の方法なんだ。









ワタシはここにいるよ。
今でも、これからも、ここにいるよ。







2004年05月21日(金)


ワタシは愛されているなぁと心の奥底から感じることが出来た。
愛する家族の笑顔に会ったのは、もう4ヶ月ぶりくらいだった。
おばあちゃんがいて、お父さんお母さんがいて。
実家へ帰ろうと思ったのは、20日の通しの勤務が早番に切り替わったからだ。
駅までの道のりを歩きながら、「そうだ、実家へ帰ろう」と思って
携帯で実家へ電話をかけた。



3時間ちょっと。
千葉からは遠い遠いワタシの実家。
家についたのは10時を回っていた頃だったかな。
それでもみんな起きてくれていて、お腹がぺこぺこだったワタシに
その日の夕食の残りを出してもらって、みんなが見ている中
黙々と食べ続けていた。




「痩せたね」と言われることが、嬉しい反面、少し辛かった。
「仕事がね、忙しいから」そうは言ったものの
食べれなかったり食べ過ぎたりの悪循環を繰り返していることは言わなかった。
余計な心配をかけないようにしたかった。






実家の中が少し前と違っていて、駅まで見送りをしてもらう車の中で
「実家に、戻ってこようか?」とお母さんに言った。
ワタシに出来ることはそれが精一杯だった。
でも、「1人暮らしを楽しみなさい。引っ越したばかりじゃないの。」
そう言われて、「うん」と納得しない返事を返した。




「またね」と言って車を降りて駅へ向かった。









家族に愛されているなぁと感じることが出来た反面
ワタシがいない間に色々なことが起こっていて
それらがすべて良いことではなくて、少なからず悪い方向へ向かっていると思うと
今ここでこうして1人でいる時間が本当にいいのかどうか
少し迷う時がある。
大切な人と遠くなってしまうことなんかよりも、もっと苦しいことだ。






家に帰ると「今は仕事を頑張りなさい」とお母さんからメールが来ていた。
ワタシは今出来ることを精一杯頑張ることが一番いいんだなって
何度もやっぱり何度も何度も思った。
そうすることで愛する家族や大切な人が安心するなら、ワタシはそれでいいんだと思っている。









ワタシはワタシの生活を大切にしたい。
眠る前にするストレッチやお風呂上りにするスキンケアを毎日するのと同じで
ワタシらしくあるためには、やっぱり欠かせないものは欠かしたくない。
どれかひとつでも欠けたらそれはもうワタシではなくなってしまう。










諦めたりなんかしないよ。
今日を塗りつぶしたりなんかしない。
過去も浄化なんかしなくていい。
やりきれない矛盾は今日の空を見ていたら忘れられる気がした。



答えは求めない。
コトバにならない気持ちは抱きしめれば伝わるの。
ぬくもりだけで伝わると信じてる。




大切な人のこと、まだ何にも知らない。
ココロの傷跡も忘れられない過去も涙の数も。
それらをワタシが「ワタシ」という存在でキラキラにしてあげる。


大切な人の喜びがいっぱいになりますように。










2004年05月19日(水)


穏やかな気持ちで落ち着いて話をすれば
相手に、伝えたい相手に、きちんと届くのだと知った。
それは紛れもなく、彼女の存在があったからだ。そう確信した。



とても大切な人にワタシの気持ちを、落ち着いてゆっくりと話した。
コトバを選んでいるわけでもないし、作っているわけでもない。
いつものワタシだけど、いつもより落ち着いて、穏やかにしただけ。
それだけなのに、大切な人に気持ちはきちんと届いた。
言い争いをするわけでもなく、喧嘩口調になるわけでもなく
こんな風に「幸せ」と感じることが出来ることが、とても信じられなかった。





相手を信じる前にまず自分を信じることなのだ。
そう、それは本当に当たっている。
ワタシは、もうしたくないことを絶対にしないと決めた。
どんなに小さな不安がココロの中にあったって
絶対にそんなことないのだ、ワタシを信じるのだ。
そうしないと不安でたまらないのなら、隠れて確かめるより
はっきりと聞けばいい。
でも聞く前に、相手の口から出たコトバを信じるのだとココロに誓い
そのコトバを信じれるのだと自分を信じること。
そうしなければ、いつまでたっても、相手も自分さえも信じられずに
不安の中で生きていかなければならなくなる。
そんなことはもうする必要はないんだ。
そんな不安はもう必要ない、自分を相手を信じれば
不安なんてものは自然になくなっていくのだと思った。









大きなココロを持って相手を受け入れようと思う。
「これから」を見れば小さなことなのだ。
そう思うと、本当に大丈夫になっていくワタシがいて驚くことが多い。
ワタシはワタシの生活を送っていくから
その中のあなたは一部分なのよ。
決してあなたが中心ではない。
ワタシはそう思う。
昔は思えなかったけれど、なぜだかそう思うようになった。
そう思った方がワタシの生活がとても充実するからだ。
相手のことばかり気にしてひどくビクついたり、不安になったり
携帯電話を気にしていつもメールチェックをしたりしなくて済む。





少しずつこうやって前に進んでいけばいいんだ。
ワタシは大切な人の「一番落ち着ける場所」になりたい。
ただ、それだけなのです。












店舗では今、有線でミスチル特集を流していて
初期の頃のアルバムから最新のアルバムまでシングルを含めて
すべての曲が流れている。
歌と共に次々に思い出される思い出。
懐かしい歌詞。
気持ちが穏やかになって焦らないで接客が出来て
気がつけば結果は見事にハナマルだ。





昔とは違う捕らえ方をしている。
同じ歌でも月日がたてばこんなにも変わるものなのかと思った。
新しい気持ちが次々と生まれていく。
こんなにステキなコトバを生み出せるなんて、とても羨ましい。
これを才能というんだなぁとしみじみと感じていた。




どうしても聴きたい曲があと1曲でかかるという時に
「休憩に行ってもいいよ」と言われた。
でも、どうしても聴きたくて、「はい」と返事はしたものの
商品棚の整理を少し遅めにやってキレイにたたんで
聴きたい曲を聴くまで、すこしゆっくりと仕事をした。
そして、聴きたかった曲を大音量で聴いたあと、にっこり笑顔で
「休憩に行ってきます」と言い、休憩室へ向かった。





好きな曲を聴きながら仕事をするとこんなにも捗るのだ。
不思議でたまらない。
頭の中がリラックスするのだろうか。







もう一度ミスチルを改めて聴きなおしたいと思った。











2004年05月17日(月)


マクドナルドで泣きそうになったのは初めてだった。
仕事場の同じ年の彼女と閉店業務をこなしていたら
「そういえば、ゆりさんと閉店2人なの初めてね」と言われて
気がつけばこの2ヶ月、この彼女と一緒になることはなかった。



彼女はとても落ち着いていて、品行方正というコトバがぴったりだった。
タバコを吸ったりお酒を呑んだり、夜遊びにでかけるワタシのことを
「とても自分を持った人だと思うわ。私の周りにはいないもの。」と言う。
彼女は祖父母に育てられ、アルバイトの経験もなく、今の仕事に飛び込んだという。
自分が接客をしていることが信じられないと言っていた。
けれど、とても楽しいわとにっこり笑って話していた。



彼女はとても不思議な雰囲気を持っている。
初めて2人で閉店業務をしながら、とっても安心しきっているワタシがいた。
ファックスが上手く送信できず、疲れていたので床に座って2人で
「ご飯食べに行こうか」「そうですね」「あなたのこと、知りたいわ」
と会話をかわして、ファックス送信後、マクドナルドへ行った。




そこでもワタシは不思議と安心した気持ちでいっぱいだった。
それは彼女がワタシの周りにはいなかった性格の持ち主だったからだ。
でも彼女はワタシのことを「とても楽しそうな人ね」と言って笑った。





彼女のコトバがすんなりとココロの中に入ってきて
ワタシの精神状態を真っ直ぐにしてくれた気がした。




「何が解るって言うの。たったそれだけの期間で。答えを出すには早すぎるわよ」
と、最近の恋愛事情について言われた時、彼女の怒涛の2年間の話を聞いていたあとだったのもあって
ワタシはワタシのしてきたことをとても悔やんだ。
だけど彼女はこう続けた。
「今出来ることをするのよ。
そうね、あなたなら洋服が好きなんだから
好きな洋服を思いっきりおしゃれに着こなしてみたり
お化粧をしっかりしてみたり、毎日の小さな出来事を細かくやってみたら?
そうすれば時間はあっという間に過ぎていくわ。
あなたはあなたらしくあなたの生活を送ることを忘れないで。」




涙がこみ上げてきて、どうしようもなく、泣きたかった。
「泣いていいのよ。私しか見てないわよ。」
でも、やっぱり人前では泣けなかった。





彼女にワタシの昔の話をほんの少しした。
薬に頼っていた頃の話や、高校生の頃の話や、最近の話を
掻い摘んで話していった。
彼女に知ってもらいたいと思うようになっていた。







帰り道、音楽をガンガンにかけていたにもかかわらず
ワタシは泣きながら歩いて家に帰った。









ワタシはもっと出来るはずだと思ったし、出来ると思っているし
先のことを考えたら今の我慢や涙なんてちっぽけなものなのだと思った。



素直に、そう思えた。








彼女の怒涛の2年間は先のこと、言わば今の穏やかな生活を手に入れるためには
必要なことだったし、絶対に手に入れたいと思ったものを手に入れて
この上なく幸せを感じているのならば
本当に小さなことだったのかもしれない。そして、とても必要なことだったのかもしれない。




ワタシは彼女のような強さや直向さや謙虚さは持ち合わせていないけれど
ワタシなりのワタシの強さや直向さや謙虚さは必ずあるのだと思った。






ワタシは前を向けるのだと
この先の長い長い幸せがあるのだと思うと
今を、今の「とても苦しい」を軽く出来ると思った。










大切な人に「側にいるだけでいい」と言われることは
今の彼女にとってこの上なく幸せでやっと手に入れた大切な宝物なのだと思った。
今の幸せをずっと待ちわびて2年間を過ごしていたのだと思うと
ワタシは本当に何も解っていなかった、何をしてきたんだろうと
ワタシ自身のことをとても考えさせられた。
そして、ワタシをもっと好きになりたいと思った。








ワタシは彼女のことをもっと知りたいと思う。


















2004年05月14日(金)


ココロの中でちょっと安らげる人になりたいな。
そんなことを思って、もっといい女になりたいと思った。
ステキな人はいっぱいいて、憧れる人もいっぱいいるんだけど
ワタシはいつも指をくわえてみているだけの人にはなりたくないから
自分磨きを一生懸命頑張ろうって、朝帰りの電車の中ですごく思った。




「仕事で凹んだ」とメールを送ったら「呑みに行くか」と誘われて
久しぶりのタダ酒をおいしく楽しく味わった。
仕事の話を聞いてもらったり、恋愛事情を話したり
こうやって2年ぶりに会う友達とまた毎日会えるのかって思うと
それだけで、なんだか仕事も頑張れそうな気がした。



2年前、ワタシが駅で歌っていたころの友達が
今同じ職場の7階の楽器屋さんに就職していた。
偶然にエレベーターの中で会ってから、仕事帰りにご飯を食べたり
休憩中に一緒にタバコを吸ったり、仕事の話や昔の話なんかをするようになった。






ほんのちょっと甘えていたワタシを、何気ないコトバで突き放したり
応援してくれたりしてくれて、どんどんワタシを前向きにしてくれる。
友達はいつも優しい。










朝までカラオケに行くなんて久しぶりだった。
駅で歌っていた頃の歌を歌ったり、リクエストしあって歌ったり
もう、楽しくて楽しくて。
何にも考えないでこんなに笑ったのは久しぶりだったと思った。













店長の下のサブとして働き出して、責任感が重くて
ほんの少しプレッシャーを感じることが多くなった。
でも、苦しいだなんて思ったことはなくて
毎日誇らしく仕事をこなしているなって、そんなワタシがとても好き。
頑張れば頑張った分だけちゃーんと結果がついてくる。
大丈夫そうです。ワタシ。



またキラキラになれそうです。




2004年05月11日(火)


ワタシの部屋にはエアコンがありません。
床置きでも壁掛けでもいいので、早く買わないと。
暑い。






何の目的も持たずにぶらぶらと街を歩くのは思った以上に楽しかった。
川岸に行って、「橋のあっち側は前に住んでいた街だね」なんて話して
100円のパックジュースを飲みながらいろんな話をした。
今ワタシが思っていることや、これからのこと。
友達の考えやこれからのこと。
友達は優しかった。
どこに行きたいわけでもないワタシに1日中付き合ってくれて
いろんな話を聞いてもらって、ワタシはとてもすっきりと晴れ晴れとした気持ちで
新しい街へ帰ってこれたのだけれど。






ほんの少しだけ前に戻れたような気がした。
仕事を始める前の、あの少し緊張していて、でも楽しみに溢れているあの頃。

ワタシには大切な時間だった。










部屋のドアを開けるとまぶしいくらいの太陽が真上にあって
あぁー今日も一日が始まるんだなぁって思いながら
鍵をかけて、ちゃんと閉まっているか確認をして
ウォークマンのスイッチを入れて歩き出す。
階段を駆け下りて、いつもの駅へ向かって歩き出す。
毎朝のことだけど、それがとても大切。
毎日繰り返すことだから、とても大切。




部屋の窓から見える公園の木は引越し当時寒そうな枝だけだったのに
今では緑の葉っぱが生い茂っていて、それはもうキレイなグリーン。
桜が咲いて、散って行って、葉っぱになって、今度は葉っぱが散っていく。
そのサイクルをこの窓から見ることが出来る。
なんか幸せ。
とても些細なことなんだけど、当たり前のように毎日見ているんだけど
当たり前のことが、今日はとても大切に感じた。
いつもよりも何十倍も、大切に感じた。












今のワタシ、結構好きです。わりと。なんていうか。好き。
ただ、好き。
落ち着いた気持ちで「ワタシを信じてる」と言える。


とても不思議。
誰かを思うのと同じで、恋愛をしている時と同じで
相手を思うと胸がキュンとするのと同じで
ワタシが好き。





「親愛なるワタシへ。
好きですよ。今のあなたのこと。」







ワタシを信じてみようと思ってから随分と短い間だったけれど。
ここ最近はスパゲティーが食べられて、スコーンなんかも。
今日はスパゲティーにデザート付。しかもアイスまで。
お腹が痛いけど、食べられたことが嬉しかった。
美味しく、楽しく、それが一番いい。
マニキュアを塗って、赤とオレンジを交互に。
キレイに塗れて、誰かに見せたくなったけど、誰にも教えたくなかったり
今のワタシをとても楽しめていると、とても強く感じた。




すべては今日という日がとてもステキな一日だったから。
諦めないということが、こんなにステキなハッピーをつれてくるんだと
強く実感した。








明日は通し勤務で、朝6時30に起きよう。
お客様を笑わすことを今一生懸命考えています。
ワタシが笑顔でいることはいいことなのだけれど
お客様の顔色を変えること、それがもっと大事なのだと感じて
というか、店長からもそう言われて
ワタシの接客はワタシの笑い声しか聞こえないのだそうで。
声が大きいだけなんだけどね。っていうのは言い訳で。
どうしたらお客様が笑ってくれるのか、必死に考えてます。
ワタシの接客はまるで百貨店のようと言われて
ほんの少し胸がチクっとした。
「お」をつけないこと、と言われたけど
なかなか出来なくて、やっぱり「お客様」としてみるわけだから
気楽に話しかけられない。
でも、頑張らなくちゃ。ワタシなりの方法で。




2004年05月09日(日)


ポールスミスのお財布を買いました。
衝動買いじゃなくて
前々から少しずつ考えていて、今日、思い切って休憩中に買いに行きました。


メンズの階をうろうろしながら、思い切って入ったお店は
他のお店よりも高級感ってものがいっぱい漂っていて
ほんの少し緊張しながら店員さんを探して、声をかけて
ショーケースの中に入っているお財布を出してもらいました。


店員さんが手袋をしながらお財布を取り出すもんだからびっくり。
そんな風に扱うものを、このワタシの素手で触っていいの?!と
一瞬思ったけれど、お客さんだしいいんだよな。と納得して
一折チェックして「これください。」と言った。




「プレゼントですか?」と聞かれた。
「いえ、ワタシのです。」と言うと「珍しいですね」と言われた。





黒い、少し小さめの折りたたみのお財布。
右下にはポールスミスのロゴが入ってる。



明日からワタシの鞄の中でもみくちゃにされちゃうけど
大事に大事に使っていこうと思う。







ワタシのお店は5階で、メンズは4階。
めったに行くことの無いメンズの階をうろうろしていると
男の人ばっかりで、やけに浮いてしまう。
休憩室でよく見かける人がいっぱいいて
なんだか照れくさかった。
休憩中はぼけーっとしているけど、やっぱり働く顔になるのねぇと
当たり前のことなんだけど、実際にワタシもそうなんだけど
客観的に見て、面白かった。
久しぶりにメンズの洋服が着たくなった。












雲が雨を持っていて、どんよりとしていて、湿気がまとわりついてくる。
シトシト降る小雨の中を一生懸命歩いた、家までの15分。
傘は開かなかった。半袖から伸びた腕に当たる雨が気持ちよくて
ずんずん歩いた。ウォークマンで音楽を聴いていつも帰るのに
今日は何も聴かずに、ただ、黙々と雨を感じながら歩いた。




仕事の失敗を思い出して涙が出てくるかと思ったけど
「絶対に負けるもんか!」って思ったら涙じゃなくてやる気が出てきた。
明日は絶対にやってやる。お腹の底から声に出して言った。
誰もいない公園の中でワタシの声はやけに響いた。
ホームレスの人がきっと起きてしまったはず。













この街にもそろそろ慣れてきました。
もう2ヶ月がたちます。
ほぼ毎日通る駅の階段も、階段を下りた先に広がるいつもの景色にも
大分見慣れてきて、少しホッとする余裕が出てきました。
最初の頃は落ち着かなくて、ワタシがまだ馴染めなくて寂しかったのに
今では「ただいま」と言えるようになりました。
まだ愛着というほどのものはないけれど、前の街みたいに
きっといつかそう感じるんだろうなぁ。



駅前のマックやコンビニや牛丼屋さん。
日曜日が休みの八百屋さんに大きなスーパー。古本屋。
お気に入りのミスド。
そのどれもがワタシのパワーになる。
この街をもっと好きになりたい。
この街に住むワタシをもっと好きになりたい。





たまに圏外になるところ以外はとても好き。










肺癌の治療を受けていた友達から手紙が届いた。
無事に手術は終わって、今は回復に向かっていて
2ヵ月後には退院できそうだと書いてあった。
「どうか一日一日を大切に。
 すべての出来事には必ず何かの意味があるよ。
 それを冷静に受け止めて、
 自分のために前向きに呼吸出来る強い人になってください。」
そのコトバが胸に痛かった。
仕事と時間に追われながら、前みたいに大切に出来なくて
むしろ、早く過ぎてくれと思っていた毎日を
ワタシはどうでもいいと思うときがあったし
時間、時間、時間と追われっぱなしで
毎日をかみ締めるなんてこと、ずっとしないでいた。
そのコトバを何度も読み返した。
早く会えるといいな。また、ステージの上で。






明日も頑張ろう。













2004年05月08日(土)


こうやって大丈夫になっていくんだなぁと
タバコの煙で充満した休憩室の天井を見上げて思った。
本当は青い空を見上げて、とか言う方が格好いいけどね。
タバコの煙いっぱいの天井もなかなかだよ。
一番落ち着ける休憩室にワタシはお昼休みと午後の休憩時間にタバコを吸いに行く。
お弁当は食べない日の方が多い。
お腹がすきすぎて、食べたいという欲求が無くて
とりあえず、タバコを吸って、小腹が減ったら何か飲んで、という感じ。
人とは話さない。




他のテナントの店員とはいまだに友達にはなれない。
それはワタシが話そうとしないからかもしれない。
休憩中まで気遣いをしたくはない、というのが本音。
だから、特別に気になっているわけではない。



ただ、ほんの少し気になっている人がいて。
とってもかわいい女の子で、どこのテナントかわからないけど
とにかく、もう、全部が可愛い。
いつか話しかけようと思って、毎日休憩室に行くのがほんの少し楽しみなんだけど
見かけるのは3日に1回くらい。
しかもすれ違うだけ。
片思いのよう。










ワタシはほんの少しまた前に進めたと思う。
1�个�もしれないけど、確実に前へ。
ワタシはね、忘れないよ。
今までの、この生きている中で起こった出来事をね。
美化されてるのもあるかもしれないけど
でもさ、忘れたくないものもいっぱいあってね
時々、眠る前に思い出すんだ。
目を閉じるとまぶたの裏に浮かんでくる。
苦しかったことも、楽しかったことも、いろんなこと。




目を閉じているのに涙がこぼれてくる時があって
それはあくびをした時に流れてくるような、静かな涙。
じんわりまぶたの奥で湧き出てきて、そっとあふれる。





気がつくと眠っていて、涙の線がうっすら残ってたりもする。




ワタシはこの涙が、好き。




まぶたの裏にいることで安心する。
今は会えなくても、まぶたの裏でいつでも会える。
だから、大丈夫。







苦しいことも、苦しかったことも
これから大丈夫になっていくよ。










久しぶりに父親と母親と姉の声を電話越しに聞いた。
電話をかけたのはワタシの方。
「疲れてるなぁ」と父親は言った。
「慣れるまでの辛抱よ」と母親は言った。
「大変ねぇ」と姉は言った。
でも、最後に「頑張ってね」とみんな言ってくれた。
プレッシャーと感じることはなかった。
久しぶりの暖かい家族の声。
祖母はもう眠っていて、声は聞けなかったけど
今度の休みの日にこっそり電話をかけようと思ってる。
そういえば、明日は母の日。
何も用意していなかった。
お給料が出たらステキなものをプレゼントしようかな。






2004年05月07日(金)


「強くなりたい。」やっと出たのはかすれた声。
「強くなんてならなくていいんだよ。」力強い、優しい声。
優しく頭を撫でてくれた感覚を今でも忘れない。
たった何時間か前の出来事。でも、これからのワタシに強いパワーをくれた。
今は少し寄りかからせてほしい。少しでいい。
24時間の中のたった2時間だけでいいから、寄りかからせて。








自分以外の誰かを信じるのは今までに何度も「難しい」と書いてきた。
今でもわからないよ。
わからないことが多すぎる。
希望の数だけ失望はある。でも、先を怖がって前に進まないなんてつまらないよ。



出会いの数だけ別れが存在する。
だからって誰にも会わないでずっと家の中に閉じこもっているの?
そうじゃないよね。




うん、違う。だから、ワタシはまた歩いていく。









久しぶりに口にしたスパゲッティ−。
お腹が痛くなって全部吐き出してしまったけれど
ねぇ、こうやってワタシ駄目になっていくわけじゃないよ。
この次はちゃんと食べられる。
ワタシを信じてる。







まずは、ワタシ自身を信じようよ。
きっと出来るって。
今までだってそうだったよね。
泣きながら電話するといつも「どうしたの?」って聞いてくれる友達がいるし
眠れない夜はずっとメールをしてくれる友達がいるし
ねぇ、どんな時だってワタシは1人じゃなかったでしょう?
1人なんかじゃないんだよ。
ね、だからまたキラキラを見つけられるよ。
今だって、あるんだから。
立ち上がっていける。歩いていける。
ハッピーを一緒になってもっと大きなハッピーにすることが出来るよ。







2004年05月02日(日)


なんてバカなことしてたんだろう。
抜いたピアス。
意味の無いこと。そんなことは。





子供じゃないんだから。
どこまでも続く道じゃない。
会えないからって死ぬわけじゃない。





よく見ろ。今の現状を。今の目の前にあることを。





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