ビー玉日記
きのう  もくじ  あした

2003年07月30日(水)  死語の世界

とりあえず私の異動はないらしい……。
そりゃあそうだよなあ。こんだけ仕事抱えてちゃ動くに動けん。
そんなわけでとりあえず一安心。


流行りものの言葉、というものが世の中には存在する。
一時ごく当たり前に使われて頻繁に耳にしていた言葉が、いつの間にか別の言葉に取って代わられて、風化していってしまう。
風化した言葉は、ただ言葉として存在するだけで、それを使うと「古い人間」もしくは「イマドキの人じゃない」と思われてしまう。
あるいは「ウケ狙いでわざと使っている」のか、だ。
この世にはどれだけ言葉の死体が漂っているんだろう。

最近私の上司が「アベック」という言葉を使い、みんなに「イマドキ言わないですよ」と突っ込まれていた。
家でも高校生の娘さんに「アベックって何?」と首を傾げられたそうだ。
「アベック」なんて、前はよくニュースとか新聞でも使われてたんだけど、今じゃもう使ってないのかな。
たしかに自分でももう使わないけど、死語って感覚はなかったので、私自身「気をつけよ」って思ったりして。
上司はそれ以来わざと私に「じゃ、森崎さんとアベックで外出しようか」なんて言って楽しんでいる。

今日、そんな上司が帰り際にまだ残業している鎌倉在住の女性に、「湘南ガールも早く帰らないと」と言って、再び女性陣にうけていた。
やっぱり「アベック」にものすごく近い世界の言葉を使う人だった。

言葉の流行についていくって結構大変かも、って思うあたり、私もそろそろ限界年齢なんだろうか。

2003年07月29日(火)  夏と冬と

夏の朝って好きだ。
どの季節も一日の中でも朝の空気感は特別なんだけど、特に今くらいの初夏の朝は寒くもなく暑くもなく心地いいからか、とても好き。

昔みたいに早起きしてラジオ体操っていうことはないけど、朝はちゃんと早起きしたいなあと思う。(あくまで願望)
日が高くなって暑くなると「あ、しまった」っていうもったいなさがある。
これが冬なんかだと、布団の中が快適で寒い外気に触れる気にはならず、いつまでも寝ていたい、って思うものだけど。

あと、色のイメージも、夏の朝と冬の朝では違う。
夏の朝は薄いブルー。冬の朝は、白。
たぶん実際にはそんな色は見えていないんだろうけど、目が覚めるとそういう色のフィルターがかかって見えてるような気がする。
少なくとも記憶の中のイメージでは。

冬の寒さもキライじゃないけど、末端冷え性なのでちょっと苦手。
暑いのは耐えられるので、どちらかと言うと夏の方が好き。

服も夏の方がデザインで遊べるものが多いから、楽しい。
冬服で重ね着の組み合わせを考えるよりは、夏服で肌の露出のバランスの調節をする方が楽しい。
どうしても体のラインが見えてしまうので、それなりに食欲の自制もできるし。
(冬は隠れちゃうのをイイコトに自分に甘くて体が緩みっぱなし)

2003年07月28日(月)  夫婦の呼び方

同じ部署の40代後半の上司は、自分の妻のことを人に話す時、「カミさん」と言う。
これは一般的な言い方なんだろう。
コドモも大きくなって、ある程度年数を重ねた夫婦って感じ。

30代後半の男性は、「ウチの」とか「ウチのやつ」とか固有名称では呼ばない。
たぶん家でも名前を呼んだりしないタイプだろうと思われる、照れ屋な日本人の代表的な表現。
たぶんウチの父はこのタイプ。

30代半ばの男性は「ウチの奥さん」と言う。
それがなんだかかわいい言い方で気に入っている。
普段の口ぶりからも話の内容から言っても、奥さんとの関係が恋愛時代、新婚時代のまんまいい感じで続いているというようなのが伝わってくる。

最後の人に限らず、不思議と今の会社の周囲の人たちは、どの人も愛妻家で子煩悩っていうのがよく見えてくる人ばかりだ。


逆に女性が自分の夫のことを人に話す時は、なんて言うかな。
ある友人は「ダンナ」って言うこともあるし違う時もある。
別の子は夫婦そろって友達だということもあるけど名前で呼ぶ。
同じ部署のちょっと年上の女性は「オット」って言ってたかな。
周りにサンプルが少ないからわからないけど、「ダンナさん」って言うことが多いような気がする。

だからなんだ、ってこともないけど、こういう表現一つとっても、その夫婦の関係が見えるようでおもしろい。

もし自分が結婚したら、相手が外で自分のことをなんて言っているのか、是非知りたいと思う。
私はなんて表現するだろう?

2003年07月27日(日)  B級感漂う番組

なんでも北朝鮮は戦勝記念日だかなんだかだそうで。(朝鮮戦争が終わった日なのかな)

何気に北朝鮮のテレビ番組を紹介してたりすると見入ってしまう私。
ファンと言ってよい。
だってもう、ほんとにありえないおかしさ。
それを本気でやってるのが本当におもしろい。
土曜深夜のブラックワイドショー(日テレ。最近見てないけどまだやってるかな)でよく取り上げてるんだけど、律動運動なる怪しい体操とか、子供たちの笑顔がめちゃくちゃコワイ。

今日のヒットは、「焼き栗の歌」。
季節を先取りして秋の収穫の歌だとかで、スーツ姿のヒラのサラリーマンっぽい男性たちが「栗だ、栗だ。あいやいや」とか歌いながら、森に入っていって栗を拾って、なぜかスープみたいなものを食す。
(焼き栗じゃないのか)
曲調は雪山賛歌みたいな感じだったが、その安っぽい画のせいか日本語の字幕スーパーのせいか、空耳アワーみたいに見えた。
働き盛りの男たちが一体何やってるんだ、って感じだし。
おかしい。
こんなこと真剣にやってるんだ。

北朝鮮の番組だけやっているチャンネルとかあったら、暇があったら見入ってるかもしれない。(もちろん日本語字幕は欲しいけど)

だけど、こっちから普通に見てるとギャグとかウケを狙ってるようにしか見えないけど、本気でやってるんだもんなあ。
これを信じて見てる人だっているわけでしょ?
そう考えるとマジでこわいよ。
あの国の人たちは、心の中に何を抱えて暮らしてるんだろう。
本音でしゃべったりすることがあるんだろうか。
あの笑顔のままで子供にお腹刺されたりしそうでこわいなあ。

どうしよう。こんなこと公に書いていいのか?
しばらく音信不通になったら、さらわれていったと思ってください。

2003年07月26日(土)  若気のいたり

接客業の仕事をしている少し年下の友人は、職場のアルバイトの学生たちを見ていて自分の体型にコンプレックスを抱いているようだ。
「最近の若い子は足がすっとしていて痩せててかわいい」、と言い、自分はそれに比べて丸くてスタイルが悪い、とため息をつく。
そういう彼女は私に比べたらウエストも足もずっと細いし、オシリも小さい。
しかも、胸が大きいことを気に病んでいる。
小さい方がいいらしい。
そして若い子の肌はぴちぴちしててきれいだそうだ。
当たり前だ。

私にしてみたら「何言っとんじゃ」ってなもんである。
贅沢だよ。贅沢。
重ねて言うが、彼女は私よりも若いのである。

「そんなこと言ったら私なんかただのデブじゃん」
「るう子ちゃんは痩せてるよ。スタイルいいよ」
それはフォローになってないと思うのだが。
ある意味失礼千万である。

「あのね。比べる対象が間違ってるよ。
アルバイトの学生なんか、どんどん人が入れ替わるでしょ。
常に19とかハタチとかの子がいるわけ。
でも自分はどんどん年を取るでしょ。
そりゃあ、違って当然でしょ。
同じだったらキモチワルイよ」

「そうかなあ」
「そうだよ」
イマイチ納得してないようだが、ここは納得していただこう。

「私に言うのはいいけどね、そんなこと他で言わない方がいいよ。
年上の人たち敵に回すよ」
「えー?」
「発言には気をつけなよー。職場で年上の女の人を敵に回したら仕事できなくなるよ」

本当に。これは脅しとか冗談じゃないです。
私だってたまに傍若無人な発言して本気でやばかったこと何度もあるんだから。
気を使っててもそれなのに、この子はマジこわい。

2003年07月25日(金)  世界新記録!!

世界水泳。
私も子供の頃水泳をやっていたからか、つい見てしまう。
私の場合、体力増強が目的で強制的にやらされてたので、選手コースとはまったく違う世界でちゃぷちゃぷしてただけだけど。

北島くん、すごいねえ。
100Mと200Mの平泳ぎで世界新で金メダル。
100M泳ぐのに、約1分だよ。
ありえない。ありえないよ。

私なんか50Mの自由形でくたばってたのに。
平泳ぎなんかやったら、泳ぎ着く前に沈んでるわい。
そもそも平泳ぎ、向いてないんだよね。
何しろ平泳ぎにつまづいてスイミングスクール辞めたくらいだから。
(根性ナシ)
後日、かつて国体に出たというスイマーの知人にキックの練習をつけてもらったけど、股関節が硬いのか、骨盤の関係なのか、とにかく私の体にはあのカエルキックが合ってない、ということがわかった。
なので私の専門はもっぱら自由形なんだけど。
(自由形のキック力だけは割とあった方だと思う)

話がずれた。

とにかく、すごいです。
若いっていいねぇ。
すっかりオバチャンな私でした。

2003年07月24日(木)  夏のコドモたち

朝、駅で時々、夏休み中のコドモの集団に遭遇することがある。
これからなにかの合宿にでも行くのか、会社に急ぐ私たちの行列とは違って、出発を待って大騒ぎしながら一箇所にまとまっている。
どこに行くのかなあ。

彼らは長い夏休みの真っ只中。
こちらは毎日、暑くても雨でも晴れでも、会社に通って仕事をする。
夏休みはせいぜい長くて一週間。
1ヶ月以上の休みなんかそうそうもらえない。

うらやましいとは思っても、ずるいと思うことなかれ。
私たちも同じように長い夏休みを体験してきたのだから。

彼らもいつか、私のように子供たちを横目でうらやみながら仕事に行くんだろう。

でも、懐かしくもうらやましくもあるけれど、あの頃に戻りたいとは思わない。
コドモにはコドモの苦労が、大人には大人の楽しみがある。

2003年07月23日(水)  会社のホームページ運営

部署のホームページが本日公開となった。

社員とグループ企業関係者しか見られないページではあるものの、会社として出すものなのでいろいろと制約があって面倒くさい。

HTMLもCGIもホームページ担当部署の人が作ってくれるんだけど、レイアウトや設計図をパワーポイントで作ったりして細かい指示が必要なので、多少はHTMLもわかるだけになんか自分で作っちゃった方が早いなあ、と思ったりもした。
作成担当が男性で、やっぱり感性とかセンスが微妙に違うので「ホントはもっとこうした方がきれいでかっちょいいのにな」と思うところもかなりある。
(たとえば、やたらと強調の太字の使用が多かったり、半角と全角のアルファベットの混在とか、ホントにちょっとしたことなんだけど)
上司も体裁とかちょっとした見た目とかに敏感なこだわり屋さんなので、やっぱり気になるところが大分あるようだ。

私は元印刷業界の人間なのでつい細かいところに気付いてしまうし、HTMLとかCGIを中途半端にかじっているだけに、たぶん他の人の倍以上注文が多くて知ったかぶってて、システム屋さんにはムカツク存在だろうと思う。
だけど私の小うるさい注文にも文句も言わず根気よくやってくださる方でとてもすばらしく、ある程度妥協するしかないと決めて、とにかく掲載内容に専念することにした。
外部の業者に頼んでるんだったらもっとビシビシ言っちゃうけど、社内でやってもらってる手前、そこまで徹底して言えない。
ホントはこっちでちょいちょいと直してもいいんだけど、向こうにもプライドとかいろんな事情があるだろうしね。
人にモノを頼むって、難しい。

ぎりぎりまで公開許可の承認待ちだったので、情報ページなのに最新情報がアップデートできないままだったのを、今日GOが出たことを確認して急いで貯めてた情報をアップ。
明日はリンク先や社内にメールで宣伝しなくては。
改めて、ホームページの運営ってたいへーん、と久々に実感するのだった。

自分のページはマイペースでいいけどねえ。
(ホントはもっとお手入れしないといけないんだけどサ)

2003年07月22日(火)  深夜の誘惑

テレビをつけたまま、うたた寝してしまった。
夜中に目を覚まして、ちゃんと寝る準備をしてふと画面を見ると、テレビショッピングがやっていた。

いつもは完全無視(もしくはアメリカ人の大げさなリアクションを笑い飛ばすだけ)なのに、今日は、ヘアアレンジグッズがやっていて、しかもそれが私のような不器用な人間にもラクラクに使えそうな素敵なやつで、買わなくちゃ!ということになった。
その後やっていたお掃除グッズもこれまた素敵で、ついでに買い。

何やってんだ。早く寝なくちゃいけないっつうのに。

2003年07月21日(月)  相変わらずダラダラな連休の終わり

ああっ。連休が無意味に終わってしまう。
また例のごとく部屋の掃除ができていない。
一体いつ片付くんだ、この部屋は。
まとめてやろうとするからイケナイってことは、
いい加減気付いてるんだけども。
毎日少しずつね、ちゃんと生活しようね。
まあ洗濯だけでもしたからよしとしようか。
(甘い。自分に甘すぎる)

友人が今週短期入院するというので、最後の(?)外出と買い物に付き合う。
入院生活って、ホントたとえ短い期間でもキツイよなあ。
消灯時間とか起床時間とか、普段の生活と違うルールを守るのってつらい。
がんばれよー。

2003年07月19日(土)  女の園の物語

近頃遅ればせながら「大奥」(フジテレビのドラマ)にはまっている。
残念ながら第1部の最終回から見出したので、菅野美穂編を見てないんだけど、どうやら再放送をするらしいので(しまった、もうやってるのか!)、それでチェックすればいいか、と思ってる。

今週はビデオにとっていたので、夜中に鑑賞する。
だんだん盛り上がってきたね。
歴史モノが好きな方なので、今までどうしてこういう素材を使わないんだろう、と思っていただけに、楽しめる。
清少納言も是非やってください。絶対イケルから。
(誰もやんないなら私が書くから待ってなさい……って私は何者?)

主人公はまる(池脇千鶴)という嫁入り前の腰掛入社のつもりで大奥に働きにきた女の子。
少しずつキャリアを積んでいきながらも一般人としての視点も忘れない彼女の語りで物語は進んでいく。

野際陽子が相変わらずきっつい姑役。(上様のご生母ね)
この人はもはやこういう役しか回ってこないんだろうか。
かっこいい女優さんなんだけどね。
大奥取締という大奥を仕切るキャリアウーマン(お局さん)が、浅野ゆう子。
この人の大げさな演技は好きじゃないけど、この役に限っては「極道の妻」的なノリでいってよいらしいので、まあ許す。(何様?)
天皇家からやってきた皇女・和宮が、安達祐美。
結構安達祐美って個性的な顔してるなあ、と京都ファッションを見て思ったりする。
脇役陣も、最近よく見かける助演女優揃いで配役のセンスはいい感じだ。

今週は日本舞踊の曲にもある有名な「江島生島」事件がクライマックス。
こないだのご乱心で小鳥食べちゃいました騒動に比べれば衝撃度は少ないけど、どの事件も結局、女はつらいよ、って感じ。

「世の中は女子が動かしている気がするな。大儀なことじゃ」
って将軍様、他人事かいな。


まるの姿が自分みたいに見えてくる。
どの辺がって、何か目的があって入り込んだわけでもない世界にどっぷりはまっちゃって抜け出せなくなっちゃってるとことか、上の人たちに翻弄されちゃって自分は無力なこととか。
ドラマとわかっていても、つい、「大切な人は近くにいるうちにしっかりつかまえておかないとダメだよ」とコブシに力の入る私だった。

2003年07月18日(金)  Enjoy my weekend!

通販で買ったカーテンとその他小物が届いた。

カーテンは今まで完全遮光の分厚いヤツをずーっと使ってた。
夜更かしな私には朝も昼も真っ暗にできていつまでも寝てられるのがよかったが、平日にそれをやるとシャレにならない。
(ホントに暗すぎて時間の感覚がなくなる)

そこで、夏の涼しげな薄いカーテンを購入。
紫外線カットで外から中が見えないという優れもの。
届いてみたら写真から得たイメージと違ってたので一瞬がっかりしたが、通販なんてそんなもの。
気にしない。

部屋が明るくなった気がする。(いや、実際明るいんだけど)
人間、朝は朝として体で認識しないとダメになるね。
先日買って既にぶら下げてるアジアンなのれんとも合って、夏仕様の部屋に変わった。

ドアに磁石で貼り付ける傘立ても早速使ってみる。
おお。傘が片付いた。
今まで傘は下駄箱の前のブリキのバケツに挿してたんだけど、実は邪魔だった。
これですっきりしたね。

あとは日曜に部屋中きれいにしよう。
連休だ。うれしいな♪

2003年07月17日(木)  シンクロを見て。

世界水泳のシンクロナイズドスイミング・ソロの決勝をテレビでやっていたので思わず見入ってしまった。

スポーツの世界って本当に厳しい。
ここに来るまでに、どれほどの努力をしたんだろう。
努力のドもしない私がそんなの感じるのも変だけど、見てたらちょっとだけ泣けた。

メダルがどうこうよりも、演技の後に自分の持つものを全て出し切ったって顔をする選手の目を見ると素で「すげえ」って思う。
目といえば、演技している最中もすごくいい目をしてる。
勝負に賭けている目。だけど、楽しんでやっている、って目。

演技前と演技中と演技の後で表情がまったく違っていて、そのギャップがまたイイ。
試合直前までは勝負師の厳しい表情、演技中は曲の中に入り込んでそれを演じて、それが終わると無邪気に笑う。
短時間の間にそんなのが見られるのが、スゴイ。

何か一つの目標に向かっていく人っていうのは強い。
いつもこういうスポーツを見てると、これで極めても、その後(選手じゃなくなった後)どうなるんだろう、なんて考えたりしてたけど、間違ってた。
世界のトップクラスまで極めた人たちっていうのは、それだけで強みになる。
たとえばその世界でなくても、何をしても生きていける強さをもっている。
そんな気がする。


あ、それで今日一番すごいなあと思ったのは、ソロで優勝したフランスのデデューさん(この人はなんと鼻の金具をつけてない!)と、日本の立花さん。
どんだけのプレッシャーと戦ってたんだろうって思うとこっちの方が怖くなるよ。

2003年07月16日(水)  説明会の先生

今週から私の担当しているあるシステムの説明会のツアーがはじまった。
今日はその初日。
講師(?)は私。

人に何かを説明するって、難しい。
万全の準備を整えたつもりでも、思わぬ質問やツッコミが振ってきてあわてる。
何しろ、システム作る側と実際に使う側じゃ視点がまったく違うから、何かと厳しい意見も多いのだ。
それは最初からわかってたつもりだったけど、実際言われるとね。

とりあえずは初めてにしてはうまくいったなあ、と思うんだけど、精神的疲労を感じる。
私の説明をサポートしてくれたAさんは、質問にも私がうまく答えてて、落ち着いて堂々としてた、って言うけど、いやいや。
内心びびりまくってました、私。
昔、楽器の本番とかでも、貫禄あるとか、落ち着いてる、って言われたけど、めちゃ緊張してるのに人からはそう見られないらしい。

終わってから上司に、あーだったんです、こうだったんです、とあれこれ報告したら、一言「ストレスたまったでしょ」って。
あはは。見抜かれてますな、やっぱり。


説明会をやってみて思ったのは、私がここで今までやってきたことって無駄じゃなかったなあということ。
もちろん無駄なんて思ったことはないけど、今すごくニーズがあって、みんなが知りたがっているのがうれしいし、いろいろやってきたことが報われてる気がして。
自分が人に説明できるレベルまで理解したことも我ながら「なかなかやるじゃん」って思ってみたり。(買いかぶりすぎ)

でも香港とかマレーシアに行って、これを英語でやるとなったら、ホントにシナリオ書いて棒読みだろうなあ……。
アジアは気合で通じるかもとちょっと楽観しないでもないけど、ヨーロッパはキツイなあ。
大丈夫か、私。
(中南米はAさんが得意領域なのでおまかせ♪とする)

2003年07月15日(火)  ABC

香港からのゲストとミーティング。

ゲストは、
「私はキケンじゃないヨ」(英語)
と笑うおちゃめなビジネスマン。
いかにも洋画で中国人か日本人として登場しそうなタイプ。

プレゼンをする。
英語力がこのところどんどん落ちてる上に、頭が英語モードになるまでに時間のかかる私。
今日はまったくダメダメ。
上司がいるから気分的に甘えてたのかもしれないけど。

そんなでもなんとかプレゼンを終わって、いろいろと懸案事項を話し合う。
中学生でも使わない、ありえない英語でゴメンナサイ。

香港とマレーシアに行く話が急浮上。
え? 誰が?
私の英語、こんなですケド。

しかし、「エステ」と「海」という言葉は魅力的♪(え?)

夜は、歓迎の宴。
その場で今度は中南米一周の提案が。
英語ですらこれなのに、スペイン語の世界は無理ですー。
話のスケールだけがどんどん大きくなっていくけど、現実味に欠けるなあ。

「マレーシアに来たらドリアンを食べさせてあげるよ」
「果物の王様だよ」
「くさいの苦手なんです。納豆だってダメなんです」
「タイのドリアンならニオイがなくて食べられるよ」
「いやいや、タイのは味がない。マレーシアの濃いーのがうまいんだよ」
それはますます食べられないかも……。

とにかく。いつも以上に英語に危機感を覚えた日だった。
やばいね。ほんと。
駅前留学でもしないと、仕事干される。

2003年07月13日(日)  古いけど時事問題

少し前の話だけど、日本の失言政治家、またやっちゃいました。
「子供を1人もつくらない女性の面倒を税金でみなさいというのはおかしい」

あらら。言っちゃった。
つまりこの人は、女性を「子供を生むイキモノ」としてしか見ていないということ。
子供を生まない女に用はないってこと言っちゃってるんだよね。

今現在年金をもらってる人たちの分を払ってるのは誰?
(自分の老後にはもらえないかもしれないというのに)
不況でも買い物をしたり旅行をしたりして、お金を使ってデフレを食い止めてるのは誰?
働く女性たちが今の日本経済を支えてるんです。
わかってないなあ。

女性を敵に回したら、今の世の中、うまくいくものもうまくいきません。
次の選挙、選挙権もってる人のうち、投票する人が女性の方が多かったらどうする?

世の中男と女がいて成り立ってるわけですよ。
昔みたいに男が働いて女が家を守る時代じゃないのです。

女性を大切にする社長さんは、いい会社を作ってます。
これは本当。
女の人のアイディアとか発想って、あなどれないんですよう。
今伸びてる会社のほとんどは、女性を大切にしてきた会社だと思うよ。
逆に落ちぶれてきた会社は、年功序列と男女格差の歴史が長いところじゃない?

国を動かす人たちなんだから、そういうこと理解しないと。
ちゃんと目を開けて、しっかり見なきゃダメですよー。

たまたまこういう話題が続いちゃったけど、私は別に男女差別に目くじらたてるわけじゃなく。
女性を大切にした方がお得、ということが言いたいだけ。

2003年07月12日(土)  例の事件に思うコト

今週は長崎のショッキングなニュースが職場でも話題でした。
ここであえて触れてこなかったのは、あまり深く考えたくなかったから。

この10年くらいの間に、人間の情とか人道とか常識なんかを超えた事件がたくさん起きた。
私の場合、9・11のアメリカ同時多発テロの時にかなりショックを受けたけれど、あれ以来、もう何が起こっても「あ、またか」って感じで、すっかり感覚が麻痺してしまっている。

今回のニュースで、私の周囲でも子供を育てた経験のある人たちはかなりショックを受けている。
被害者も加害者も子供。
親が悪いって言う人もいれば、親が気の毒だって言う人もいる。

子供が事件に巻き込まれた時、大抵、親や学校や先生のせいにされる。
でもどうなんだろう。本当にそれだけ?

今回の事件を起こした男の子のことを、人はあれこれと分析しようとしているけど、ある程度のことは分析できても、本当のところは結局わからないまま終わるに違いない。
今までの事件がそうだったように。
本当のことは、当人しかわからない。


イライラしている人が増えてるな、と感じる。
すれ違う時にバッグがちょっと体に触れただけで舌打ちをされたり、自動改札に割り込んでしまった人の肩をつかんで押しのけて大声で怒鳴る人がいたり、普通に生活するだけでも怖いと思う瞬間が増えた。
忙しいのはわかる。急いでるのもわかる。
私だってそうだし、みんな同じだ。
自分の感情をコントロールできない人が多すぎる。
人を許す心をどこかに忘れてしまった人がいっぱいいる。

日本では太平洋戦争が終わってから戦争とか病気とか生死をわけるようなことが身の回りから遠ざかってしまって、自分が生きている意味とか生きることがどれだけ大変なことなのか、死がどれほどあっけないものなのか、そういうことを考える機会が少なくなっている。

みんな生きることをもてあましすぎてるのかな。
現状に満足することがなくて、周囲のことを考えるよりも自分の欲望に忠実であることを優先しすぎるんじゃないかな。
あまりにも平凡な日々に慣れきってしまうと、もっと楽しいこと、おもしろいこと、もっと強い刺激を、って求めるのが、人間。
だけど、快楽だけじゃ生きていけないし、面倒なことやつまらないことがあるから楽しいことがあるってことに気付くべきなんだよね。
私も、楽しいことしかやりたくないって思うけど、嫌なコトだってたまにはガマンしないといけないなあ。

2003年07月11日(金)  ちょっとムカついた話

今日はさすがの私もムッとしたことがあったので、記録する。
(最近楽しいコト書いてないけど)

今度、私ともう一人の派遣社員のAさんと二人で、××というシステムの使い方の説明をしに各部をまわろうとしている。
対象者はそのシステムのユーザーとそれに興味のある人。
このシステムのユーザーは社内でもかなり限られていでそれほど多くないからピンポイントでやっていける見込み。
希望者は共有サーバー上のスケジュールに希望日を記入するようにとのメールを全社に配信して一週間。
いろいろと問い合わせがあるわけだけど、今日も一人の男性が我が部を訪れた。

(名前も名乗らず、どこの部署の人かもわからなかったので、某とする)
某「B部長は?」
私「今日は出張です」
某「××の説明会のことで聞きたいことがあるんだけど、Aさんって?」
A「あ、はい。私です」
某「あー、そう」
(明らかに思ってたのと違う相手だったので落胆)
私「××のことなら私たちで伺いますけど、何か?」
某「いや、あの説明会、やるんなら一箇所に集めてやる方がいいと思うんだけどね」
A「希望状況を見て、まとめるところはまとめて行いますよ」
私「ユーザーの方がメインなので、少数のところは普段ご使用のパソコンで実際に入力しながら説明しようと思っています」
某「マネージャーは全員参加した方がいいと思うんだよね」
私「マネージャーさんですか。必要ですか?」
某「知っておくべきでしょう」
(当たり前だ、何言ってるんだ、って顔)
某「でも、千葉(仮)はやるみたいなんだけど、埼玉(仮)は電話してみたら反応が悪くてね」
私「そうですか。会議室とプロジェクターとできればパソコンを準備してもらえれば、大きいところで集めてやるようには考えてるんですよ。このオフィス内はそういうふうにする予定です」
某「……B部長、月曜には来る?」
私「はい」
某「じゃあまた話してみる」


その時は、あんまり考えなかったけど、手元の仕事を片付けながらよくよく考えてみたらあまりにも失礼で腹が立ったので、
「なんか、いかにも小娘じゃ話にならない、って感じでしたよね」
と不満を口にしたら、Aさんも同意した。
「実際にやってるのって私たちで、B部長は関わってないのに、聞いたってしょうがないですよね」
「ですよねえー」
若い女が主体で仕事してるなんてありえない部署にいるのか?
うちは少数精鋭主義だっつうの。
「大体、やる気のない人を集めて説明するなんて」
「そう! どうせそんなの居眠りするだけだし」
「ただでさえWebもメールも見ない人が多いのに、使いもしない人に説明するなんて意味がない」
「そんな人かえって邪魔だから来るなって言いたいですよ」
堰を切ったら止まらない私たちだった。


夕方、B部長に電話する用があったので、ついでにちらっと話したら、「使う人だけでいいんじゃないの」って反応。
ほーらね。

たまたま私たちの部署は(というかB部長のマネジメントが)性別も年齢も関係なく、それぞれが独自で自分の責任で仕事をするようなところだからかもしれないけど、いまだにあんな人もいるのか、と思った。
しかも同じオフィスに。
私たちの近隣の部署は、少なくともうちと同じスタンスだけどねえ。

そりゃね、たぶん結果的には「B部長に相談してみます」って私たちの方から言っただろうと思うけど、はなからあんな態度じゃ腹も立つよ。

損な人だ。
いつだって相手に対してある程度の敬意を払ったら感じいいし、好印象だとその後の仕事で何か恩恵があるかもしれないのに。
腹の中でどう考えてるにしても。
その点、私は女優だもんね。
我ながら自分の腹黒さを恐ろしいと思うことがあるよ。
サトラレとかいたら、ほんとにマズイ。ふふ。

2003年07月10日(木)  ほおずき市

夜、師匠夫妻とYちゃんと待ち合わせて、ほおずき市へ。

この日に観音さまにお詣りすると四万六千日、つまり127年間1日も欠かさずお詣りしたのと同じ効果があるそうだ。
ずぼらな私にうってつけ!

昨日は混んでたそうだけど、今日は割りと空いてた。

お堂の中に生まれて初めて入って手を合わせてありがたいお経を聴いた。
師匠の話では、観音経の健康を祈るお経だったそうだ。

祭りの空気を吸って、信心して、人生の先輩方の話を聞いて、いろいろと心に波風の立っていた私は久々に落ち着いた気分になれた。


この試練は、私が早く進むべき道へ行くように、神様が後押ししたものだと思う。
このままぬるま湯のように居心地のいいところにいてだらだらと過ごしてたら、あっという間に人生が終わってしまう。
お前はこのままでいいのか。って。

このままでいいわけないでしょ。
背水の陣で全力でやるべきことに臨むしかない。
次に転職する先はないと思おう。
やればできる。できないことはない。
ハッキリ言って、会社の革新なんかどうだっていい。
私は私の改革をしよう。

なせばなる、なさねばならぬ、何事も。だっけ?

2003年07月09日(水)  人生いろいろとドナドナ

夕方、お偉い方の会議が終わって、隣の部長さんがやってきた。
彼は最近お偉い方の仲間入りをしたばかりである。

私が抱えている仕事ごと、彼の部署に組み込まれることになったそうである。
社長がそのように言ったとか。

隣の部ができた時、私がしばらく事務仕事(経費処理とか)を手伝っていた時期がある。
その時にそっちの部長に妙に気に入られてしまって、強烈な引きにあったが、私は今の仕事が気に入っていたし、何より今の上司の下が働きやすいので丁重にお断りした。

それが再燃。

社長が言い出したんじゃ、今度は逃れようがないんだろう。
だけど、そんな状況じゃ、この会社に長居できるかわからなくなってきた。
自分的に。

会社ってところは個人の感情とか意思でどうにもならないことがある。
それをすごく痛感した。
私はやっぱり会社生活に向かない。
ワガママだから。自分の思うように生きたい。
嫌いなことはやりたくない。
苦手な人とは一緒にいたくない。

しばらく様子を見るしかない。
耐えられなくなったら、契約延長をやめよう。
派遣社員の利点をフル活用してやる。

ただでさえ最近モチベーション落ちてるのになあ。
一緒に全国行脚なんて冗談じゃないよ。
めちゃめちゃ危険なんだよ、あの人。ホントに。
なんかあったら訴えてやる。絶対通報する。

2003年07月07日(月)  雨の七夕

本日は七夕なのに、あいにくの雨でした。

某所では毎年大きな笹を飾っていて、誰でも短冊をつけられるようにしてあるそうだ。
しかも、それが本当に願い事がかなうということで有名だそうな。
それは是非ともやってみたい。
だけど七夕の日が雨だとダメなんだって(願い事がかなわない)。
じゃあ今年の願い事はかなわないのね。


去年の七夕は何してたかな、と去年の7月の日記を読んでたら、我ながらおもしろくなって1ヶ月分読んでしまった。
昨日のように思えるようなことも、すっかり1年が経ってしまっていて驚いた。
(アイロンの先に足をぶつけて流血したこととか。あほだ)
なんでもない一日一日が人生を作っていく、って誰かが言ってたけど(今読んでる桃井かおりの本だった?)、本当にそうだ。

改めて過去の自分を見ると、メビウスの輪のように同じことをずっと繰り返してちょっとも成長してるように思えないので、今この期間が永遠のように感じてしまう。
この先の自分のミライというものが、まったく見えない。
3年先も5年先も、今と同じように毎日仕事に出かけて、土曜はお稽古して、日曜はだらだらしたり買い物したりして、たまには友達と飲んで騒いで、なんてやってそうな気がしてならない。
だけど、会社の数年後は確実に変わると今からわかっている部分はあるし、周りの友達だって結婚して子供生んだりするんだろうし、少しずつ、けれど確実に環境は変わっていく。
その時一体私は何をしているだろう?


この日記も(ホームページも)もう2年半も続けてるわけで、中身はほんとにくだらないことだらけだけど、ものぐさな私にしてはかなりスゴイ。
過去の自分を振り返る行為というのは、まったく後ろ向きなことではなくて、むしろ前向きなことだと思う。
ただ信じる方に、あるいは気の向く方に歩き続ける中、ふと立ち止まって自分の来た道を確認する、地図みたいなものだ。
今の私は、かなりでたらめに歩いていて、この後どこにどうでくわすんだかまったく不明だし、もしかしたら同じところをぐるぐる回ってるにすぎないのかもしれないけど、それほど間違った道を歩いてるとも思えないので、これはこれでいいんじゃないかな。
そろそろ方向転換した方がよさそうだ、とは思っているけど。

2003年07月06日(日)  リフレッシュ休暇(二日目)

美容院行って、髪を少し切りました。
もうロングと言えるほど長くないです。

帰りに新宿でサンダルをゲット。
ああ、これでやっと夏が越せる。
そう思いました。(大げさ)

それを買わなきゃ死ぬってくらいの意気込みで、何かに急かされるように必死で買い物する私って、やっぱり買い物依存症と言っていいよなあ。
ま、それで元気が出るんだからよしとしよう。


桃井かおりの「賢いオッパイ」を読んでいる。
目からウロコというか、なんつーか、人生の先輩の言葉がぎゅっと詰まってる。

今まで私は、自分が生きる上限というのを「ここまで生きればいいや!」って決めていた。(ちなみに60歳)
それは自分の心と体の電池が正常に保てる限界はそれくらいだろうと予想してるからで、今長生きしている人たちと違って、現在不摂生の限りを尽くしている私にはそれ以上生きることは苦痛だろうと思えるからだ。
でもやっぱり人生ってそういうもんじゃないよな、って思う。

生と死のこと、恋のこと、結婚のこと、仕事のこと、友情のこと、生きる上で考えるいろんなことが凝縮されてる、そんな本です。
一人でいろいろ考えちゃって落ちてる時に読んだら元気が出るかも。
自分だけじゃないんだって思えると思う。
明日からガンバロウ、って気持ちになれると思う。
本当に素敵な女優さんです。

2003年07月05日(土)  リフレッシュ休暇(一日目)

もう最近の腰痛と肩凝りと首の回らなさ(ローンもあるけど!)でわかりきってたけど、整体に行ったら、「これでもか!」ってくらい踏みつけられて、「もっと早く来なさい」といつものように叱られた。

今日は顔もかなりやられて、右の顎をゴリゴリ押されて痛い思いをした。
「こっちばっかで噛んでるの? 硬くなって膨れてるよ!」と言われた。
おお。これで少しは痩せて見えるようになるかしら。

新宿の伊勢丹で母と買い物。
セール中ということで、ものすごい人。
上りのエスカレーターに乗ると、反対の下りのエスカレーターからどんどん人が運ばれていく様子が、ベルトコンベアーで流れ作業をやってる工場の光景を思わせて、なかなか笑えた。

さて、本日の収穫は、喪服と下着と夏秋モノ衣料数点。
どの売り場も混雑してて、試着もレジも順番待ちなので、たくさんの売り場を回ることは不可能だった。
でもなかなか有意義な収穫。

喪服は、葬式も終わったのに今更かよ、って気はしないでもないが、実は社会人としてあるまじきことに、正式なフォーマルを持っていなかった。
値段が高いのであわてずゆっくり、とのんびりしているうちに社会人生活も○年が経過してしまい、いい加減いるよな、と思っていたところ、今日はちょうどそういうセールがやっていたので購入に至った。

下着は、私にしてはなかなか気合が入った(?)いいものが買えたのでよかった。
まあ誰に見せて喜ぶわけでもないけどサ。
以前、知り合いのおばさんが交通事故に遭って病院に運ばれた時、治療のために服を脱がされるのに、痛みより何より、その日に限って使い古して薄くなったパンツだったことが気になったとか。
下着は何か起こったときに恥ずかしくないように普段からいいものにしておこう、というおばさんの教訓を私は忘れない。
これでも一応お年頃の娘だし、いつ何時何があるかわかんないし、心の準備だけはしておかないとね。
……それはないね、という突っ込みは自分でも入れないでおこう。

夕食は久々に焼肉。
スタミナついたね。

2003年07月04日(金)  気分を変えて

週末は整体と美容院でリフレッシュの予定。
ちょっとこのところくたびれちゃったもんねー。
髪はいつもより短めに切ってもらおうかな。
楽しみだね。

会社帰りに、久々に本を何冊か買いました。
この夏のうちに読めるかな。
最近の好みの傾向は、あまり深く考えずに楽しく読める本。
重たいものを読む気分じゃない。
あ、それはいつものことか。

2003年07月03日(木)  価値観と将来のコト

昨日書いた後で考えたんだけど、やっぱり価値観の違いだよなあ。
何を大切に思うか、何が大事かで、全然違う。

私は今の仕事はお金稼ぐためだけの目的で、それもそこそこ生活できればいいわけで、これが生きがいってわけじゃないし、どっちかというと仕事よりプライベートに重きをおきたいと思っているし、いつでも他の仕事に移っていいと思ってる。
だけど、男性、特に家庭をもっている働き盛りの人たちは、私とは比べ物にならないくらいずっと切実なものを背負って働いてるし、それなりに好きな仕事だから長く続いてるし、誇りももってる。
重みが違うよ。

逆に私は、書くことを仕事にできてそのことで評価されたらうれしいと思うもん。
それはそれでまた夢のような話だけど。

でも、本気で自分の人生や生活を変えたいと思うのなら、今動かなくちゃ、って思う。
ああ。何回同じこと繰り返してるんだろ。
心に浮かぶことはたくさんあるのになあ。

2003年07月02日(水)  ステイタスとプライド

29日(日)の日記に、「名声はいらない」と書いた。
私、ホント、肩書きとか学歴とか職業とか、なんかそういう世間一般的なステイタスみたいなものに興味ないんだよね。
えらそうな人(自分で自分は偉いと思ってる人)は嫌いだし。
だから派遣社員なのかもしれない。
何かに属したりすることが、面倒で魅力ないことのように感じてる。
結局基本は「個人」だと思うから。
まさに私のその考え方が仕事の上では問題かもしれないって気がする。


今やってる仕事って、社員をもっと評価するための仕組みづくり、みたいなことなんだけど(うちの部署って何でも屋だから……)、上から下までいろんなことに気を使わなきゃならない上に、たくさんの人に誤解なく理解してもらうために複雑なことをできるだけ簡単に説明しなきゃいけない。
資料一つ作るにもホントに大変。
何度もやってると、「もうどうだっていいよ」って気になっちゃう。
「これで理解してよ。わかるでしょ、これくらい」なんて、投げやりモード。

私からすると、肩書きとか上とか下とか、「なんでそんなことにこだわるの?」っていうのが本音。
ちょっと間違ったからって目くじら立てて怒ることかなあ、って思ってしまう。
いくら表現の一つ一つに気を使ったって、裏読みする人はいつも裏から読むし、わからない人はわからないし、その時はその時じゃん、みたいな。

そうでなくても私はいつも客観的にものを見て発言してしまうので、上司にはそれが時々気になるらしい。
今日も「そんな他人事(ひとごと)みたいに言わないでよ」ってちょっと気分を害したように言われた。
……いや、他人事だから。(さすがに口には出せないけど)

大体この仕事をがんばったって私自身に反映されるものっていうのは別にないし。
(派遣社員だからボーナスも昇給もない)
たとえ私がここの社員だとしても、こういうスタンスって変わらないと思う。
私に限らず、平成不況下に社会に出た人たちの基本は個人主義で、感覚的には私と近いんじゃないだろうか。
私たちは、銀行や大企業も倒産することを知っているし、わずかな給料からもらえるはずもない年金を積み立てて、医療費の負担も増えるし、バブルの恩恵を何一つ味わうこともなく、ただ何かのツケを払わされてる。
不況の時代しか知らないから、どんなに大きな会社にいても、心の底から会社を信頼することはできないし、何も考えずに自分の身を全て任せようって気にはならない。
たぶんこういう感覚って、経済状態のいい時代を知ってて、会社を愛しちゃってる世代の人たちとは共有できないだろう。


もちろん長く働いてがんばってきた人たちは尊敬してるし、彼らの仕事に対するプライドは理解してる。
良い評価があったことを伝えると、本当に喜んで「ありがとうございます」なんて言ってくれるおじさんたちを見ると、私もうれしい。
よっぽどがんばったに違いないし、これまでのその人の努力が報われたんだなあ、って。
実際に私が同じように評価してもらったとしても、ここまでは喜べない。
逆にそんな風に純粋に喜べる人たちを少しうらやましいと思う。


私ってプライドなさすぎなのかなあ。
ホント向いてない。このテの仕事。

2003年07月01日(火)  ずぼらな妄想(過去編)

最近の私の願いは昨日の日記にあるとおりだが、ついでに、過去考えたことを書いてみる。

1. すべり台(小学生時代)
家と学校をつなぐすべり台があればいいと思っていた。
着眼点は、避難訓練の時に見たすべり台のようにして高層階から非難するための布(あれはなんという名称なんだろう?)。
実家はマンションの高層部にあったので、家から学校までと、学校から家までの二つがあればいいなあ、と思っていた。
しかもみんながそれを持ってたら、朝は町中すべり台だらけだな、などと考えた。

2. どこでもドア(中学時代)
忘れ物をすると、小学校の時は「しょうがないわね」で許されてたけど、中学になると「取りに帰りなさい」ということになったり、忘れ物自体が小学校時代より緊急度を要するものだったり死活問題だったりした。
中学は私にとってはちょっと遠かったので(歩いて20分くらい)本当にもどかしくて、女子トイレの一番奥の扉がどこでもドアになっていたらいいのに、と何度願ったかしれない。(かなり本気で)

3. もしもボックス(中学〜高校時代)
友達との間で、ドラえもんが欲しい、という話になると、私は「もしもボックスが一つあればいいじゃないか」、と思っていた。
ドラえもんが欲しければもしもボックスでお願いしたらいいし、他の道具だってもしもボックスで全て出せるし、失敗したらその世界をなかったことにしてしまえばいい、と。
なんちゅう考え方だ。
ゲームのリセットボタンのような思想と言っていい。

4. 着脱自在手首(大学時代)
これだけ書くとめちゃめちゃ気持ち悪い。
大学時代、私は打楽器をやっていた。
練習の前に自分たちの練習道具の入ったジュラルミンケースを保管しているトラックから練習場に運んで、それを開ける。
ケースの中には主にみんなの使うスティックとか音叉とか小物楽器が入っていたりするんだけど、その中に着脱できる手首があればいいな、と。
要するに自分の上達が悪く、曲や楽器によって得意不得意があったため、「この曲は○○先輩の手首を使おう」とか「この楽器は××ちゃんの手首で」とか付け替えられたらいいのになあ、という発想である。
そんなこと考える前に練習しろ。


改めて書いてみると、自分のずぼら加減に呆気にとられる。
ご都合主義というか、かなり自分中心的な発想だよな。


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