ビー玉日記
きのう  もくじ  あした

2002年10月31日(木)  また飲む。

今夜はまたまた送別会。
四月から毎月毎月こうオフィシャルな飲み会が続くと、懐が寒いんですけどー。

ま、それはさておき。
夕方。既に仕事にやる気がなく頭は飲み会モードのAさんがふらりと私のところにやってきた。
「森崎さん。今日はオジ様も派閥の仲間に入れてよ」
「いいですよー。でもリーダーに聞いてくださいね」
「女三人に男一人か……」
何を思う……??

私は家が近く、電車も遅くまである地域にいることから、いつも二次会まで参加し、しかも一番最後までいることが多い。
(何しろ夜遊びのために便利な地域に部屋を借りてるんだから)
飲みの席で、ついにお偉方の人に言われてしまった。
「森崎さん、いつも皆勤賞でありがとうございます」
「え。い、いやぁ。皆勤賞でスミマセン」

もちろん今夜もラストまでいました。
あーあー。
若い人たちがどんどんいなくなって淋しくなるなぁ。くすん。
もうこういう会もなくなっていくんだろうね。
(↑お前は何しに会社に言ってるんだ!?)

2002年10月28日(月)  オネエサマ会

金曜日の会は女ばかりでおしゃべりして盛り上がって楽しかった。

休みがあけて。

当日参加予定だったのに体調不良でお休みだった人にメールを送った。
「体調はいかがですか? また今度ご一緒させてくださいね!!」

返事。
「もう大丈夫です。“オネエサマの会”が発足したそうで、次回また集まりましょう」

更に返事。
「あれは発足会だったのですか!! それは楽しみです。Aさん曰く“派閥の会”だそうですよ」

更に更なる返事。
「“派閥”!? 政治家みたい」

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他のメンバーDさんに聞いた話。

あの日、新入社員のBさんには召集がかかっていなかった。
(単に送別会の主役に縁遠かっただけ)
それを知った男性社員。
「あれ、Bさんはメンバーじゃないの?」
「はい。まだ若いから
「言っちゃいけないことを言ったわね」(-_-#)
「えー? なんでですか?」
(↑気付いてない)
「は、はは……」(^_^;)
「けど、森崎さんは?」

それは、私も知りたい。
私とBさんの間にあるボーダーっていうのはなんなんでしょうか!?
たった3つか4つ程度の違いなのにぃ。
……3つもありゃ充分か。

「しかし、こえぇ。」(((p(>o<)q)))
「どうする。“オニイサマ会”でも作る?」

それも怖いんだけど。

2002年10月25日(金)  女性の集まり

ある女性の送別会を女性だけ数人集まってこぢんまりと行うことになった。
ところが、終業時間間近になって急ぎの仕事を頼まれて、私だけ会社に居残ることになってしまった。

みんながとうに行ってしまったのに私だけ残業しているのに気付いたAさんが、声をかけてきた。
「あれ、森崎さん。“派閥の会”には行かないの?」
「“派閥”って(笑)。いや、行きますよー」
(一応上司に遠慮しつつ)
「なんすか、“派閥”って」
話を聞いていた男性が目を丸くした。

実は、この会のメンバーは、私以外みんな30代の女性。
私たちがよくお昼を一緒に食べに行くのを見て、Aさんは「何、このグループは誰がリーダーなの?」などと言っていた。
男性陣からすると手強い女性グループに見えるらしい。

(つづく)

2002年10月21日(月)  名古屋初上陸

日帰り出張。
新幹線で東京から名古屋に行って、そこから名鉄線で目的地まで行くことに。

実は名古屋で降りるのは初めて。
親の実家が九州なので博多まで行くことはあったし、他のことでも通ったことはあるんだけど、改札を出るのは初めてのことだった。

残念ながら名古屋弁っぽいものは聞けなかった。(みゃーみゃー言うやつ)
何を期待してるんだってね。

名鉄。
わかりにくすぎる。
思いっきり間違えて、岐阜までいっちまった。
大体違う方面の電車がなんで同じホームに来るんだっつーの。

とりあえず、なんとか目的地にたどりつき、仕事を終え、帰りは現地の人に勧められたJRで帰ることにした。
なんだ、こっちの方が簡単だったよ。

本日ご宿泊の同行者と名古屋駅で別れ、私は一人東京行の新幹線に乗る。
夕食は車中で「ひつまぶし」弁当。
味は悪くなかったよ。
今度は味噌カツかきしめんが食べたいなあ。
もうちょっと時間があったら。

しかし日帰り出張って結構キツイ。
名古屋が限界だよ。
2泊3日の海外出張の人とか尊敬しちゃうなぁ。

2002年10月12日(土)  秋の祭り

踊りの帰りに、お祭り見物をした。

このあたりはとても祭りの多いところだ。
私の実家周辺は新興住宅地なので、古くから行われている風習だの祭りだの、っていうのは何もなく、せいぜい盆踊りと初詣で程度の催しくらいしか見たことがないが、ここは本当に昔から行われていることをそのまま続けている地域だ。
この秋の祭りはいくつかやっているのを見たり聞いたりしたけれど、わざわざ見に行ったというよりは、たまたまそういう場面に遭遇しただけ。
今回はちゃんと本腰入れて(?)見に行った。

何しろこの祭りは規模が大きい。
1組30人くらいのグループがまといを振り万灯を担いで、笛や太鼓や鉦を鳴らして歌い踊りながら、いくつもいくつも国道をお寺に向かって通り過ぎていく。
しかもそれが四方からやってくる。
長年この近くに住んでいる師匠に教えてもらって、それらが集結する交差点で長いことその様子を眺めていた。
遠くの方(駅で言うと電車で30分くらいかかる4つ向こうの駅のあたり)からもやってきているグループがあったりして、彼らはずっと歩いてやってきたのかな、と思うとスゴイ。

万灯というのは、紙の花(大概は白いけれど、たまにピンクのものもあった)をたくさん貫いた長いワイヤーを束ねたカサのようなもの。
光がついて、ちょうどクリスマスツリーを担いでるみたいな感じになる。

まといは、まさに時代劇で火消しの人たちが振っている、あれ。
それをいかにうまく振るか、その人の力量を問われるらしく、あちこちでアクロバティックなワザが繰り広げられる。
女の人で上手に回す人もいたけれど、やっぱり男性の力強いワザに目を奪われてしまう。

うまい人のは、まといの回転が速く、まといの首の部分についた房がシャッシャッといい音がする。
リズムが違う。

小さな男の子が見よう見真似でオーダーメイドのミニチュアを一生懸命振っているのもかわいい。
こうやって小さい頃から真似をしていって、お父さんたちのようにベテランになっていくんだろう。

小学生でかっこよく回す男の子なんか見てると、やっぱり精悍な顔つきをしていて、この子は運動ができてクラスの女の子にもてるんだろうなあ、なんて思ってしまう。私なら惚れるね(笑)

こうやって年に一度でも、老いも若きも男も女も一緒になって一つのことをできるところに育った人たちというのは、ちょっとうらやましい。
たぶん普段は親子喧嘩をしたり、おじいちゃんやおばあちゃんと口も利かない、なんてこともあるんだろうけど、この時ばかりは一緒に楽しく騒げる。
こういう時に子供は自分がうまくできないことをやってのける親をかっこいいと思って尊敬したりするんだろうなあ、とまといを振る親子を見ながら思った。

2002年10月11日(金)  初ニット

このところ、朝晩の気温がすごく下がるようになった。
昼でもわりと涼しい。
それに加えてクーラーが相変わらずガンガン効くので、今日、初めて半袖のタートルを着て出社した。

クーラーで冷やされると腕が寒いので、上から長袖のシャツも着る。
タートルがちょっと厚手のニットなのでもこもこして見えてしまう。
お昼にそのままエレベーターに乗ったら別の部署の部長さんに「なんかスキーに行くみたいだな」と言われてしまった。

でもこの日ニットを着ていたのは私だけではなく、同じ部署にもっとあったかそうな長袖タートルを着ている子がいたから、私だけが寒がってたわけじゃないのだ。
それに結局一度も暑い思いをしなかったし。
って、いい訳がましいかな。

2002年10月10日(木)  今日は何の日?

考えてみたら、ちょっと前まで10月10日は体育の日でお休みだった。
なんか変な感じだ。
連休はありがたいけれど。
そのうち秋分の日や春分の日までもがハッピーマンデーになったりして。

例えば自分の誕生日が毎年変わったらやだなあ。(なわけないけど)

2002年10月09日(水)  最近の買い物

最近本をWebで買うことが増えた。
Webで発注してコンビニで受け取る、ってやつ。

これは店頭でなかなか見つからない本がどうしても欲しい時に便利。
ちゃんと取り寄せてくれるし、残業して帰っても間に合うから。
普通の本屋だと平日はまず無理だろうからタイミングが難しくて「取り寄せ」となるとちょっとためらってしまう。

便利なのはいいんだけど、例えば在宅ワーカーだったりして外に出ることが少なくなったら、行動範囲がものすごく狭くなるなあ……。
なんてことを考えてしまった。

2002年10月08日(火)  誕生日を祝う人

最近誕生日ラッシュ(?)だったりして、メールなんかでお祝いの言葉を送ったりしていたのだけど、昨日の夜の「遅くまでお疲れ様です」の話を会社の人にしたら、ある人の誕生日の話をしてくれた。

その人(仮にAさんとしておく)は40歳の独身男性。
勤務時間はXXという勤務システムに毎回入力することになっていて、その日も入力をしようとログオンしたら、「お誕生日おめでとうございます」の文字が出てきた。
それを見たAさんは一言、
「おれの誕生日を祝ってくれるのはXXだけだ」
とつぶやいていたそうだ。

うーん。
それは、ちょっと哀しい。

2002年10月07日(月)  

今まで私の勤務記録というのはタイムシートという紙に手書きで、始業時間と終業時間と就業時間が何時間になるかを書きこんでいた。(タイムカード手書き版といった感じ)

始業時間と終業時間はともかく、就業時間の計算が面倒である。
面倒というより、この計算が自分の給料に関わる数字であるため、間違えたくないしちゃんと計算したいんだけど、時間計算って結構苦手だったりする。
しかも今の職場はお役所みたいに、お昼休みは45分、8時間以上働く場合はプラス15分の休憩をとる、という契約できてるから、45分の計算をしなくてはいけない時は更にややこしい。

それと、毎日上長のサインをもらわなければいけない。
複写式なので、これも手書きである。
毎日もらうなんてのはなかなかしないし、実際私の方が上司より後に帰ることも多いから、半月か一ヶ月に一度まとめて書いてもらう。
これもまた申し訳ない。(毎日書いてもらえばいい、と言われればそれまでなんだけどさ)
私だったら面倒くさくてやだ。

それがついに今月から電子承認になった。
PCで始業と終業を入れるだけで計算はやってくれるので楽になった。
上司も月に一度認証するだけで済む。

いつもログオンすると「森崎るう子様、お疲れ様です。お仕事頑張って下さい。」とかいうようなメッセージが出るのだけど、今日残業をして、帰りに終業時間を入れようとしたら、「遅くまでお疲れ様です」とねぎらいの言葉が!
これには笑ってしまった。

そうか。時間でメッセージ変わるようになってるんだ。
もっと遅かったり朝早かったりしたら何が出るか、ちょっと楽しみだ。

2002年10月06日(日)  私的ホラー −『雨夜に見る夢』考

『雨夜に見る夢』の感想をいただいて、自分でももう一度久しぶりに読みかえしてみた。

テーマが「水」でホラー短編というお題があって、初めて書いたホラーだ。
これまた一年前の話になる。
こっちは逆になぜか「ほんの少し前のこと」って気がしてたから不思議だ。
そっか。もう一年も経ってたんだ。

私が怖いと思うものをあの時の私なりに書いてみたもの。
恐怖の感じ方、というのは人によって違うんだと思うけど、いわゆる「怪談」系のものが私は怖いと感じる。
「耳なし芳一」とか「雨月物語」の日本の怪談、ヒッチコック、エドガー・アラン・ポー、スティーブン・キング、など。

ホラー映画とかにありがちな、急に霊とか殺人鬼とか何かが現われて驚かされるとか、グロテスクに血とか内臓が出てくる、とかいう直接的に与えられる恐怖は、確かに怖いんだけど、結局その場限りのものだ。
「後になって考えてみたら怖かった」とか「想像したら恐ろしい」とか、即効性よりじんわり効いてくる遅効性の恐怖の方が、はるかに怖い。

じゃあ一体遅効性の恐怖の原因はなんなのか、と考えると、行きつくところは「人間が持っている負の心」。
この話で言えば、主人公が感じている罪悪感。
自分の生命の危機という事態に遭遇すれば誰であれ無意識にしてしまう、生存本能とも言うべき行動で、結果的に誰かを死なせてしまったら。
しかもそれ以前からその人に嫉妬や憎悪を感じていたら。
誰にでもあり得ること。だから怖い。

それと、子供。
自分がコドモの頃を思い返してもそうだけど、無知(というより無自覚?)であるってことは恐怖。
平気で残酷なことができるし、それに対して後悔することもない。
親戚の子が、飼っていた子犬と一緒にお風呂に入っていて溺死させてしまったが(たぶんぬいぐるみの感覚だったんだろう)、彼女には「死」の意味がわかっていないから埋葬していてもなんとも思っていないようだった、という話を聞いた。
最近じゃ20代にもそのまま大きくなってしまった人たち(キレて殺人タイプ)もいるんだけど……。

妊娠っていうのも、医学でどう説明されようが、やっぱりどこかはかり知れないものがあって、コワイ。
そういう恐怖はエイリアン映画なんかでよくある。

これは本当にユミの復讐なのか。
それとも罪悪感がああいうカタチで現われているだけなのか。
それは本当にわからない。

主人公は生まれてくるコドモを無条件に愛することはできないだろう。特に女の子だったら。
そんなことを考えるとますます恐ろしくなる。
そんな話だ。

書いた時にはそこまで深く考えてなかったけど、大筋はそんなことを考えていた。
他のものは感覚で書くことが多いので、珍しく計算をして書いたものとも言える。


芸術の秋っぽく思考してみた。

2002年10月05日(土)  一年ひと昔

ちょっと一年前の日記を見てみたら、はるか昔のことのような気がしてしまった。

当時(またこの言い方が……)私は別の派遣先にいたんだった。
なんだか今の会社、一年近くいるような気がしてたけど、まだ一年経ってないんだなあ。

同時多発テロがあって一時的なショック状態で無気力に陥ったり、会社のゴタゴタで疲れ果ててたり。
結構つらかったと思うのに、すっかり遠い記憶になってしまった。

でもたまに昔の日記を読み返すと、同じようなことで頭を悩ませてたりして、「なーんだ、前もこんなことあったんじゃん!」なんて、バカバカしくなって考えるのをやめたりする。

2002年10月04日(金)  復帰宣言?

どひゃー。気付いたら一月も更新しとらん。

なんでこんなにも間があいたかと言うといろんな事情が入り混じってて、結果的に更新しないまま来てしまったということなのだけど。
いい加減ちゃんとしないと見捨てられてしまうぞ、と。
悔い改めての復帰ですな。

でも一つ言い訳すると、私のポンコツVAIOが好き嫌いをするようになってしまったのが元々の原因。
何がいけないのか、「そ」からはじまる言葉を漢字変換かけると、フリーズして、Internet Explorerが強制終了してしまう、という変なクセがある。
おかげで何日分の日記を無駄にしてしまったことか。
何度BBSの書き込みが消えてしまったことか。
2度くらいは書き直すんだけど、一度駄々をこねるとなかなか機嫌を直してくれない。
こっちも短気だから頭に来て「そっちがその気ならもうイイヨ!」となってしまう。

ちょっとホラー(?)な日記もあったのになあ。
そのうち気が向いたら過去に戻って書き足すか。


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