ほうじ茶飲話【JOYWOW】
2005年10月31日(月)
決意新たに
ピアノ話、三連ちゃん(これも死語?)。
仕事後に横浜のYAMAHAへ。 ほぼ即決で電子ピアノを購入。グランドピアノの弾き心地を探求して開発されたグレードハンマー鍵盤の美しい一台、所詮ド初心者には関係の無い代物なのだが、せっかくならとこれに決めた。宅配手続きをお願いして店を出る。駐車場まで歩きながら、満面の笑顔、とてもわくわくしている私がいた。
琴しか弾けない私にとって西洋楽器は高嶺の花、なかでもピアノは長い間永遠の憧れだった。明日から試練の日々が始まるわけだが、妙に嬉しい。発表会での連弾が終わったら、そのままピアノを習おうと決めた。
2005年10月30日(日)
特効薬が欲しい
夕方、ピアノ連弾、件のお相手に会いに出向く。 考えてみたら、彼女のピアノを聴いたことが無い。 いつも恥ずかしがって私の前で弾いてくれたためしがない。 今日こそはと思いお願いするが、身体をくねくねしたまま教本が見つからないと弾かない理由を探す。笑。私に連弾レッスンをさせているのはキミでしょー!と思いながら、その気になるのを待つ。
二時間後、やっと弾いてくれた。スケーターズワルツ。 想像していたよりずっと上手。きけば、ピアノ教室で一番の生徒だという。これは大変まずい状況になった。三年生のこの子に恥をかかせるわけにはいかない。トラウマになっちゃったらどうしようとも思う。大ピンチである。といっても練習以外に特効薬はない。
仕事の場面でここまで苦悩したりフリーズすることは久しくなかった。やはりこの言葉しかない。 「千里の道も一歩から」だ!あせらず、急ごう!
2005年10月29日(土)
ピアノのお稽古
本日の夕方、生まれて初めて「ピアノのレッスン」をした。 いったい何があったのか?!と驚かれている方も多いだろうが どうもこうもない。ちょっとしたアクシデントで親戚の女の子(小学三年生)とピアノの連弾をすることになってしまった。それも発表会で。ピアノなんて小学校以来触ったこともないし、習ってもいない。打ち合わせ中に脅迫のようにかかってきた電話(笑)に、あせって「わかった、やるから」と返事をしてしまったのだ。
どんな事情にせよ、引き受けたからにはやるしかない。約束は約束だし、血の繋がったかわいい娘のお願いに「いや」とはいえまい。そんな事情で、本日、彼女のピアノの先生にレッスンを受けたのだ。
結果、わはははっ!と笑うしかないほどフリーズした(汗)。 「三番(中指)と五番(小指)の指で同時に鍵盤を叩いてくださいね」先生は軽く言う。だが、私の三番と五番は同時に動けと命令されたことが無いので、そんな指令は受け付けない。頭も右手もフリーズ。
千里の道も一歩から。私は負けないっ!!
2005年10月28日(金)
冬支度
朝夕の冷え込みをひしひしと感じるようになり、 クリーニング店に預けていた毛足の長い絨毯を配達してもらう。 代わりに夏仕様ヘンプのラグを洗濯に出し、絨毯を広げる。 一気に季節の変わり目を実感。
ついでにいえば、昨日毛布を新調した。 どんなタイプにしようか考えたが、とにかくあったか〜い一枚が欲しかった。いろいろ検討した結果、キャメル100%の毛布にした。 そう、らくだ、である。 ところで、昭和の時代には「おじいちゃんの股引(ももひき)=らくだ」という言葉が誰にでも通用したが、今は死語だと推測。というのはどうでもいいが、とにかく、このキャメルの毛布がものすごく暖かい。ベッドに入ると熊の冬眠のような心地になる。し・あ・わ・せ♪
そろそろストーブも出していいかな。 今年はどんな冬になるだろう。 夏が恋しくても、それはそれ。今は冬が待ち遠しい。
2005年10月27日(木)
サービスのプロ
ランチミーティングのために訪れたホテルで、偶然、 昔お世話になったフロントマネージャーに会った。 長らく会っていなかったのだが、私と認識するや否や、すぐにそつのない挨拶と会話が始まり、そのまま流れるような動作でレストランまでエスコートしてくれた。
思いもかけず神経の行き届いたサービスを提供されると、 一日中満たされた気持ちに浸ることができる。
一般的にサービス業は敷居が低い職業だと認識されているが、 この道を極めることは、とてもとても難しい。
2005年10月26日(水)
雨の水曜日
渋谷でオーストラリア在住、NY帰りの友人と会う。 私が『7』のデニムを一本購入するために店で試着していると、店内を見ていた彼女が目を白黒させている。
彼女はリーバイス501をよく穿いているのだが、購入はいつも日本国外。NYで40-50ドル程度だろう。ところが、現在の日本のデニム市場は\20,000前後が平均。オーストラリアでそんな値段のGパンは大金持ちしか買わないという。確かに正気になると、日本の市場価格ってものすごいものがあるのだが、ここで生きているからまあ仕方がないのだ。
ところで今時は「Gパン」とか「ジーンズ」というと、販売員さんに「あ、デニムですね」と言い直されるらしい。デニムというのは素材の名前であって、パンツの名前ではない。言い換え=お客様を否定するのはマナー違反なんだけどなぁ。
さて。 Yukari塾にお申し込みくださった皆さん、ありがとうございます。まだ若干数、席がありますのでお申し込みをお待ちしております。
2005年10月23日(日)
ぐるぐる
千葉県内、初めて行く場所に車で向かう。 電車で行こうか最後まで迷ったのだが、乗換えなどで二時間くらいかかってしまいそうだし、日曜日だから渋滞もないだろうと車を選んだ。
ナビを搭載しているわけではないので、出掛けに地図をチェックしておおよその行き方を頭に叩き込む。この道であってるかな、大丈夫かな、と一般道路では信号の名前を見ながら走るものだから、妙な緊張もする。
道が空いていたおかげもあり、80分ほどで目的地に到着。 目的地も目で確認した。ところが、たどり着けない。 その場所までは裏道から回り込まねばならないのだが、どこをどうまわっても、一方通行につぐ一方通行で、元の幹線道路に出てしまう。まっすぐ道がついていれば1分で到着すべきところを、なんと30分も走ってしまった。
近くて遠いを実践した惑いの午後なり。
2005年10月22日(土)
濃密な匂い
午前中、大きな花束を抱えていたために在来線のグリーン車で 東京駅に向かっていた。二人がけ座席が4つだけある小さな車両。 私のほかには、後部座席に若い女性が一人だけ。
品川駅からスーツ姿の若い男の子が二人、乗車してきた。 空いている前後の椅子に腰掛けて一人は携帯、一人は寝た。 すぐに空気の密度が濃くなった。酒の匂いが充満する。 これは相当に胃がやられている。
なんと、千葉に帰るお勤め帰りのホストくんだった。 グリーン車に乗るのだからド新人ではないのだろうけれど、靴の手入れもあまりされておらず、雰囲気にお金がかけられていない。 住まいも遠いし、あまり売れていないんだねぇ、きっと。 キツイお仕事、せいぜい胃と肝臓に気をつけることを祈る。
2005年10月20日(木)
秋晴れ
近所に越してきたIくんとランチをする。 ランチ後は、6日ぶりの晴天も気持ちよく、ホテルのテラス・カフェでなごやかな時間を過ごす。風が心地いい。寒くなる前のこんなひと時、大事に使わなくちゃね。
ところで。 先日買ってきたバカ高いお茶がはずれて、我が家では毎朝 「…まずい…」と思いながらお茶を飲んでいたのだが、Iくんがそれを見越したようにすばらしくおいしい一保堂のお茶をプレゼントしてくれた。おかげさまで明日からおいしい朝を迎えることが出来る。 ありがとう!
夕方、買い物ついでに手芸店に出向く。 厚地用のモスグリーンのミシン糸が欲しくて見本帳を見せてもらった。#56の糸が欲しいと告げると店主のおじさんは「う〜ん(笑)、ないねぇ。ほら、みてごらん。緑色んとこ全部ないのよ、はは」と苦笑している。商品がないのではない。おじさんが仕入れていないだけなんだが。仕方ないので、我慢できそうな色の糸を選んで買う。
ミシン針を頼んだら「おや、あったはずだけど欠品だよ、おねーちゃん!」と笑顔で驚かれた。さすがローカルな手芸店である。 ローカルに多くを求めてはいけない。鉄則である。 糸だけ買って帰ってきた。
2005年10月19日(水)
銀座の夜
夜、友人と銀座の鮨屋カウンターで待ち合わせ。 泣くほどおいしいと囁かれていたので、昼食は片手に軽くで 済ませる。気持ちもお腹もとことん期待にあふれていた。
で、その鮨屋。 ビールしか飲まない私が日本酒を飲んだ。 地震の最中も気にせず食べていた。 それほど、ほっんとに美味しかった。 目も心も舌も胃袋も大満足。期待以上!
生きててよかった・・・と、ここで思う私は ものすごく幸せな人間なんだろうなぁ。笑。
2005年10月17日(月)
こんな一日
ばたばたと支度をして人に会いに出向く。 晴れ女の私にとって、雨は憂鬱。すっきりこない。 決定事項もかなり頭を悩ませることだったが やはり、真摯に考え抜いた方向で賛同を得る。よかった。
しかし台風20号、スピードが遅すぎ。 いいかげんにからーっと晴れてくれないものだろうか。 寒くなる前のほんのひと時、気持ちいい秋を満喫したい。
帰宅してせっせと仕事に取り掛かる。 終わりも見えぬままお腹が空いて、断念。 キッチンが私を呼んでいる。抗えない。 おいしい晩御飯を堪能して、一日終了。 明日は終わらせようっと。
2005年10月16日(日)
ハヤリモノ
やらなければならないことはテンコ盛りなのだが、 とうとう風邪にやられた。これは多分、我が家出入りの クリーニング屋の彼が持ってきた菌だと思われる。 間の悪いこの彼は、流行りモノにもとことん弱い。 あ、もらっちゃうかもと思ったら、やはり、ね。笑。
今日はとりあえず「どうしても」の約束以外は 行動を最小限に留め、身体を休めてみた。 今回は1-2日で治る気配。
そういえば、友人が花粉症なのだが、秋の香りの代名詞ともいえる 金木犀に反応してしまうらしい。これはちょっと辛いね。
風邪、流行っているようなので どうぞみなさんも気をつけて。
2005年10月14日(金)
出張で
新幹線に乗って、クライアントの新規出店大型店舗に出向く。 現在、来週のオープンに向けて猫どころか鼠の手も必要な状況。 そんな中、接客のロールプレイイング・トレーニング(ロープレ)を実施するというので伺った。
接客の基本フレーズに応用、みな、マニュアルを覚えようと必死だ。初体験という方もいるだろうし、トレーナーを前にしてのロープレともなればガチゴチに緊張もしている。少しでも新人にわかりやすいように、新店舗のためにとトレーナーも一所懸命だ。
でもね、なんだかそこにある空気がすばらしくいい。 知りたい、身につけたい、がんばりたい。 そんな個々の思いがあたりに発散しまくっていた。 こういう「前に向く気」を感じると、がぜん元気になってしまうタチなもので、トレーナーへの助言のつもりがすっかりトレーナーそのものになってしまった。笑。
ハードがお客様を呼ぶのは最初だけ。 リピーターを作るのは働く人々の笑顔と思いだ。 やっぱり現場はいいなぁ、と実感。 みんな、ありがとう!
2005年10月12日(水)
笑う門には福来る
いやな事だってあるし、気分が悪い時もある。 年中笑ってなんかいられないよ・・・ そう、確かにそうなのだけれど、 笑いは人を幸せにするって本当だと思う。
この前NHKの番組で、日常の笑いが血糖値を下げることを臨床実験で確認したと言っていた。
さて。 目の前に、同じ不幸を経験している二人がいる。 一人は、不幸をまとわりつかせてピンスポットがあてられているとても暗い人。もう一人は、なんとか脱出しようと笑顔で前を向こうとしている人。
この二人を前にした時、どちらに手を差し伸べるのか。 人は、不幸にどっぷりはまっている人よりも 笑顔で前向きにがんばる人を助けようとするものなんだよね。
泣いても怒っても笑っても、同じ時間が過ぎるなら 笑っているほうがずっといい。 私はそう信じている。
2005年10月11日(火)
おいしいもの。
味覚に合う旬の食べ物。 気の合う友人たちとのどうでもいい会話と時間。 緑と水と風が揃った空間。 ゆっくりと時間の流れを感じる瞬間。 とことん本気と本音で会話すること。 仕事にわくわくする心。 思いっきり遊んだ後の寝る間際。
食欲だけじゃないね、おいしいものって。
2005年10月10日(月)
デビュー!
話の行き掛かり上そうなってしまった、という理由しか思い当たらないが、元体育の日である本日ついにグーリンデビューを飾った。 一年半ほど休眠していたため、クラブの握り方もアドレスもフォームもスイングもなにも覚えていなかった。いわゆる初心者とどっこい、だ。
一緒にまわった3人はしっかりとゴルフをエンジョイする顔ぶれ。本音はメンバー補完だろうが、こんな状態の私に迷惑をかけられても構わないので、ぜひ一緒に行こうと誘われた。考えずに、いいよとあっさり受けた。それもプロの公式試合も行われる由緒正しいゴルフ・コースで、だ。笑。
結果、スコア161(空振り除く)。この初体験はおもしろかった!! 芝生はえぐる、右手首はおかしくする、筋肉痛はすごい、左手は痛い、といいことない。といいながらもあるホールでは空振りなしのボギーがあったりする。
迷惑もそうかけずに済んだようで、笑って汗かいてビールのおいしい一日となった。でも、筋肉痛は当分続く・・・ね。
2005年10月07日(金)
タマちゃんの頃はよかった
押入れにニシキヘビ。 ベランダにサソリ。 湖にピラニア。 川にワニ。 部屋に毒蜘蛛。
これはどこの国なんだろうと首をかしげる。 彼らを飼っていた人たちは、命に対する責任を考えたことがない ・・・ってことなのかな。
2005年10月06日(木)
筆を持つ
一日中、万年筆で書き物仕事をしていた。 書いているうちに「書くリズム」を思い出している自分に気がつく。 確かにワープロ、PCが普及するまでは、こうやって書いていた。 便利なものが出現すると片っ端から癖もリズムも忘れてしまう。 お気楽で都合のいい自分を笑いつつ、右手の痺れに手を振る夜。
PCに頼るばかりでなく、やはりたまには書かねばならない。 以下、特典。 1.忘れていた漢字がすぐ出てくるようになる 2.新しい漢字もすぐ覚えられる
2005年10月04日(火)
諦めの満足
先日、友人と名の通ったホテル上層階にあるラウンジでお茶をした。宿泊料も高いし、立地もいい。その地域では最高ランクであることに間違いない。
混んでいるわけではないが、席に案内されるまで5分ほど待たされ、入り口が見渡せるソファーに座っていた。
あまり外見に気を配っていないサービスの女性が、私物の赤いバッグをぶらぶらさせ、入り口受付に立つ同僚と私語を交わしながら行ったり来たりしている。マネージャーらしき男性は、それを気にも留めていない。
所詮、この程度のラウンジでありホテルなわけかと値踏みする。
お茶は普通においしかったし、展望はすばらしかった。 まあ、いいか、と自分に言い聞かせる。 でも、景色に救われるサービスはけっこう悲しい。
2005年10月02日(日)
ところかまわず
昼過ぎ、適当に混んでいる上り電車内のシートに座り、 残りあと25Pほどになった文庫本『椿課長の7日間/浅田次郎著』を読み始めた。泣かせの佳境部分であることはわかっていたが、本を閉じられなかった。
うるっときた。左人差し指でなんとなくぬぐう。 五行読み進めてぽろっと決壊した。そのままぽろぽろと続いてしまったのだが、時すでに遅し。目は矢継ぎ早に文章を追い、我慢できずにタオルを取り出す。鼻にきた。涙どころか鼻水まですすりながら読む。隣のおばちゃんが不思議そうに見ている。だが、止まらない、やめられない!一気にいくしかない。
電車を降りる時にはタオルを握り締めていた。 ああ、なんてヤツだよ、アタシは。いくら涙もろいといったって、日曜の晴れた昼間の明るい電車の中で、タオルで鼻と涙をぬぐいながら本読んでるって恥ずかしいじゃないかっ!!まったくもうっ!と、自分を叱責しながら改札に向かった。
でも、いい本だった。ほろっときたい方におすすめ。 くれぐれも佳境部分は電車内で読まないよう。
2005年10月01日(土)
神無月
時折、脳裏に年末年始という単語が掠る時期。 夏の名残が随所にあっても、来月に入ればクリーニング店の預かりになっていた冬の衣料が配達されてくる。こんな日常が、日々の連続に季節感と安心をもたらすのだろう。
バリでまたテロがあったという。 平和な日本と日本人。 どんな状況も維持するためには相応の努力が必要だ。 このあたりまえがあたりまえのまま存続することを心から祈る。
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