空色の明日
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2016年08月27日(土) 花火とペットボトル

TVで秋田大曲の花火競技会をやっている。
毎年じつはこの番組を楽しみにしています。

この花火大会は全国の花火師たちのいわばコンテスト。
だから最新の技術を駆使した花火を
しかもいろんな会社の花火を一斉に観れるという
とても贅沢な番組なのです。
一生の間に一度でいいから実物を見に行きたいと思っています。
老後にでも・・・。

花火の大きさや形もものすごくクオリティが高くて
花火大会のハイライトの部分だけを
次々に見ることができるわけで
こんなおいしいとこどりの花火大会、秋田の人うらやましい。


オリンピックも終わり急に今日は涼しくて
秋がやってきたようです。

暑くなったり涼しくなったり冷房がガンガンだったり
冬よりも夏のほうがあちこち調子が悪いです。
そんな私の今年のお気に入りは
「ペットボトル温灸」。
NHKでちらりと見かけて、さっそく指南本を買いに。
そして肝心の「ホット用ペットボトル」を入手。
ペットボトルに入れたお湯の熱で
ツボを温めるというもの。
せんねん灸愛用者の私でも背面の部分のお灸は
自分ではできなくて困っていたのですが
これならば寝転がって下にペットボトルを当てれば
どんなツボも温められます。
これ、すぐれもの!!
背中や首なども自分でやれるし
椅子の背もたれの間に挟めば職場でも簡単にお灸!
もちろん会社に置きペットボトルして
昼休みにツボを刺激しています。
おかげでだるさや冷えによる血行の悪さが解消。
ちょっとしたマイブームです。


2016年08月22日(月) TOKYO

オリンピック閉会式。

この2週間、いい意味でリオのゆるくて
温かくて、ゆらりゆらりとした感じに浸っていた。
開会式も閉会式も手作り感と体温を感じて
鮮やかな極彩色も元気をもらえる色に思えてた。
マスゲームだってなんとなくちゃんと揃ってない感じが
また人間らしくてなんかほっこりしてた。


椎名林檎は好きだ。
好きだけどなんかあの閉会式は気持ち悪すぎた。

この2週間の人間的な日々に水を差すかのような
あのTOKYO的な(ほとんど行ったことないからわからんけど)
ハイブリッドなのかなんなのか知らんが
あれだけ原発で痛い目に合っていながらの
プラグ(LEDでしょうがね)感はんぱない感じ。
反省の色まったくなしって感じ。
pepperにオブリガードっていわれてる気分。
こいつら、全然わかってないやん!って同じ日本人でも感じちゃった。
今までのアンプラグドな感じからいっぺんに逆転換。


椎名林檎は大好きだ。
だけどオリンピックにはどうだろう。
私はオリンピックに椎名林檎の魅力は求めてないけどな。
もっと別のところでどっぷりと浸っていたいと思うけどな。

誰だ、使うって言いだしたの。
蜷川実花さんあたりか。

あれは日本じゃなく東京じゃなくTOKYOだ。
リオとの対比としてはうまくいったのかもしれないが
どう見てもなんかむなしい。空々しい。
そう思うのは私が歳を取ったからか。
それとも関西人だからか。

長野の時の林業県らしいWOODYな感じのほうが
ずっとオリンピックというイベント自体の温度に
近かったように思う。

マリオもドラちゃんもいいとしよう。
こうなりゃ、安倍首相だってもう失笑しながらも温度を感じるよ。

確かにあのショーだけを切り取って別に見たら
美しかったしかっこよかった。
でもリオにはあまりに似合わな過ぎた。
それがかっこ悪く見えてしまうのは私だけだろうか。
愚かなプラグタウン TOKYO

あの、エコ聖火のモニュメントのほうが私は好きだな。


2016年08月21日(日) オリンピックゲーム

今回のリオオリンピックは結構見た。
朝5時に起床し、旦那さんを送り出して
またそこからゴロゴロと7時ごろまで
ゆっくりしている私にとっては
一番いい時間にその日のハイライトな試合が見られて
LIVEで楽しむことができたのも大きい。

普段あまりスポーツに興味がないので
オリンピックでしか見ることのない競技が多い。
今回のオリンピックで一番びっくりしたのは
新体操のイメージが今まで思っていたのと
全然変わっていたこと。

前にきちんとみたのはもう10年以上前になるので
そこから新体操はものすごく進化してた。
まず衣装!
以前はあくまで体操の範囲内の衣装だったのに
今はフィギュアスケートよりも華やか!!
これまでの2週間ずっとノーメークのアスリートを
見続けていたのでそのギャップも大きい。
冬のオリンピックのフィギュアスケートに負けないくらい
夏のオリンピックで華やかさNO.1は新体操です。

それに選手のモデル体型も半端ない。
選手が集まってるとこなんか映ると
まるでファッションショーの舞台裏のよう。
シンクロも華やかですが、シンクロは上半身の
鍛え方がアスリートなのに対し、新体操は
体操選手とは違ってとにかくスリムで
バレエダンサー並みの美しさ。

そして音楽や演技内容もドラマ性やエンタメ性が高くなって
まるでショーのよう。シルクドソレイユみたい。
楽しかった〜。
技もものすごく進化してるし。
まだ今晩、団体決勝があるのでぜひ見てない人はお勧めします。

ロシアとかあっちのほうの人たちの美しさったら!!

もし民放で放送するなら、エステやダイエットの会社は
絶対スポンサーになるべきです。
ライザップがスポンサーになってるように
女性はあの美しさを見たら、やっぱりちょっと反省します(笑)

次回から新体操は絶対見るようにしようと心に決めました。


2016年08月15日(月) お盆休み

お盆休みです。

金曜は県の吹奏楽コンクールを聴きに。
コンクールなので音の一つ一つを聴きながら4時間。
正直半日でぐったりです。
別に審査員じゃないけど。
リードミスとかそういうのにビクッとしたり
そこはコンクールの緊迫感です。
高校生、やっぱり上手い。

姪っ子の学校は残念ながら県大会どまりでしたが
中高6年間みっちり吹奏楽漬けの青春。
おかげでおばさんも青春のおすそ分けをいただきました。
懐かしいブラスサウンドに気持ちが引き締まりました。

暑くて家にいる気にもなれず、ぶらぶらと出歩いた前半。
映画「団地」をみる。
藤山直美と岸部一徳を見る映画だった。
あまり頭に残らず。

日曜から午後から夕立。
おかげで涼しく家でごろごろ。
お盆休みもあと1日。


2016年08月07日(日) ゴジラと杉さま

「シン・ゴジラ」観てきました。

エヴァを見たこともないし
巨神兵ファンでもないけれど
単にドラマ「アオイホノオ」の安田顕さん演じる庵野さんが
あまりにインパクトがあったので
安田さん経由の庵野さんに興味が湧いて
野村萬斎さんがゴジラの動きをやってるのも気になって
見に行こうと思った前日、TVで昔のゴジラを見て
15分で挫折して、やっぱああいうの昔から興味ないしなと
悩んでたところ河野Pが面白かったとつぶやいてたので
勇気をだして見に行きました。

何もかも斬新だった。いや、面白かった。
エンドロールのキャストが五十音順だったことからして
びっくりしました。
(ジブリ方式ですかね。ジブリでもメインキャストは別枠ですが)

大きな映画館では観たことのないような映像がいっぱいだった。
昔、自主製作映画で見たような懐かしさとか
そういうところを、ゴジラという歴史ある映画で
今あえてそれをとってつけた感じでなくやれるのは
庵野さんしかいなかったのではないかとさえ思う。
ゴジラ映画への愛を感じる映画だった。

ハリウッドにゴジラやらせちゃって反省!みたいな。

ゴジラ映画よりゴジラ映画らしい映画だった。

TVで15分でギブアップした私が2時間全然退屈せず。
旦那さんいわく「ゴジラはTV画面で見たら全然面白くない。」
というのも納得。ま、それだけじゃないけど。

ゴジラは、袴をはいた萬斎さんに見えて仕方なかった。

ゴジラ出現=災害って概念が押されてたのは
やっぱり東日本大震災後だからでしょうね。
地震もゴジラも人間でコントロールできないところは同じだから。
それは阪神淡路大震災の時に実感したな。
途中のニュースのシーンで背景が神戸だったのも印象深かった。
ビルの倒壊の仕方なんかはまさに神戸を参考にしてるなと感じたし。
そこは意識して作ってるなと感じた。

ゴジラが出て、そこで生活はどうなるかとか
そういうところを掘り下げてるところも
作り手だけじゃなく見る側の目線が変わったからだろうな。
たぶん東日本大震災の規模が大きかったから
それをみて逃げる人に自分を投影する人口が爆発的に増えたと思う。
それまでは地域的なものでしかなかったけど。

経験することでものの見え方って変わる。
そして経験してない人にどれだけ説明してもわからない。
百聞は一見に如かずというけど幸運なことに一見していない人を
責めることはできない。
ただそれを知っただけでも自分は違う目線になったということを
わかっただけで良しとしよう。
そしてそこに直面した人に少しだけ手を貸してあげられることを
良しとしよう。

スイッチインタビューで杉良太郎が慰問やボランティアを
なぜやるのかと言われても説明できないと言っていた。
説明しても伝わらないとわかったから
そう言うことにしたのだと思う。
やってみたらわかるだろうけど
やってみたことがない人にいくら説明してもわかることではない。
そういう人に説明することは不毛だから。
そういうことなんじゃないかと思う。

なぜやるかとかじゃないと思う。
その場に行ったらやらずにいられない状況があるからで
きっと行ったことがある人はそういう災害やなんかが起きると
その時のやらずにいられないくらい大変な状況が
すぐに思い浮かぶから、それでまた行くんだと思う。

ゴジラの映画も、そんな目線の変化でああなったんじゃないかなと
ふと思った。

個人的には、JRから私鉄から無人運転で爆薬載せて
ゴジラに向かって走らせて車両が飛んでいくシーンは
鉄道ファンにはたまらなく心が痛いシーンなのでは・・と
ちょっとマニアックな気持ちを感じておりました。
(いや、鉄道ファンではないですけどね。
そしてさすが東宝、関東私鉄には容赦ないのですね。
あれが関西だったら絶対あんなシーンを大阪駅あたりで
やらないでしょうがね。)


安藤みかげ