空色の明日
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2014年12月31日(水) 大晦日

いろいろありながらも、今日もこうしてここにいる。

昨日と同じ今日があり、今日と同じ明日が来ることを祈り
変わらないことの幸せに感謝して
今年もよき1年に感謝して

来年が皆様にとって穏やかな1年となりますように
お祈り申し上げます。


2014年12月28日(日) 所有しない生き方

やっと今年の仕事も終わり。
今年は円安もありなかなか厳しい1年でしたが
(輸入商品が多いので)
仕事のペースとしてはやっと安定して
自分で計画を立てながらコンスタントにやれた
充実した1年でした。
来年は、さらに余裕をもって毎日をきちんと送りたい。

少し前に録画していたNHKのプロフェッショナル。
ポール・シュミザーさんの回。
私が以前働いていた職場にあった庭園での仕事で有名になり
そしてその仕事が去年経営不振で取り壊しになったこと。
確かにあの華やかな劇場のそばにあの庭園は
ちょっと難しかったように思う。
だけど、彼の目的はもっともっと長いスパンの
大きな目線の先にあったのだと
今回の番組を見て初めてわかった。
実際にその庭園を毎日見ながら仕事をしていた
私にさえその目的など届かなかったのだから
完全に経営側とコンセプトがずれてたんだと思う。
残念なことだけど、今回のこの放送をみていたら
もっと違った目であの庭園を見ることができたのにと思う。

目先に答えの出ることではなく
もっと長い長い目でみて物事を進めていく。
とても難しいことだけど、もうそろそろそういうことを
できるようにならないといけない年齢だなと思わされる。
ポールさんが同じ年なだけに・・・すごいなと思う。


すぐに結果を求められることが多い世の中だから
消費消費となる。
消費というけど、ほんとは消費もしてなくて
購買→廃棄となってるのが現状だけど。
だからせっかく根付いた庭園を簡単に掘り崩したり
そんなことを平気でできちゃう世の中になっちゃうんだ。


年末の大掃除で換気扇やレンジを磨きながら思う。
たとえばこの掃除に使う道具だって
洗剤をしみこませたウェットタイプのお掃除ペーパーなんかも
売っているわけだけど、私は祖母から着古したシャツなんかを
小さく切っておいてそれで拭くことを教えられた。
これが消費するってことじゃないかな。
捨てるためのものを捨てる前にもう一役働かせる。
使い切って捨てる。
どうせ捨てるものをわざわざ掃除のために買うって
なんだかとても合理的じゃないと思う。
購買に躍らされてる感じがする。
エコとかいうと仰々しいけど、単にそうやって
使い切っていけばゴミだって自然と少なくなるし
二酸化炭素の削減にもなる。
とにかく人は燃やし過ぎる。
燃やしたらもう何にも使えない。
とにかく「使い捨て」という言葉は生産と購買のために
あるような言葉だと思えて好きになれない。

なんていうと、なんかポリシーみたいに
聞こえちゃうかもしれないけど
本当のところ、たくさんのものにわずらわされるのが
とにかく面倒なだけなのです。
所有するものが多ければ多いほど管理しなきゃならない。
「あ、トイレットペーパーとお掃除ペーパーか切れてるから
買ってこなきゃ」と考えるのが面倒なので
トイレットペーパーだけでお掃除もしちゃったほうが
管理するものが半分で済むと思いたい。
鍋も2つだけで済ませれば年末に磨く鍋も2つきりで済む。
シンプルに暮らしたい理由はたったそれだけ。
それでも戦後を生きてきた祖母たちはそれで
十分にやってきてるのを見ているから
私は所有しない生き方をこれからも続けたい。


2014年12月21日(日) クリスマスプレゼント

今年はみなさんリスマス前倒しでしょうか。
街はこの週末からもうウキウキとしたかんじで
チキンとかケーキとかデートとかそんな匂いが
ぷんぷんしております。

我が家、土曜日はお買いもの。カントリーサイドへ。
月イチで販売に来る香住漁協さんのとこで蟹購入。
次に牧場運営のお肉屋さんでちょっといいお肉購入。
あとは朝採れ野菜。
豪華ディナー2日分調達しまして、ウキウキしておりましたら
なんと我が家の洗濯機に異変が。
スイッチ入れても回らんの!!
前からだましだまし使ってたとこはありますし
もう7年使ってますから寿命といえば寿命なのですが
まさかこの暮れのややこしいときに!!
盆とか正月とかそういう時になぜかつぶれる家電。

「今年はクリスマスプレゼントいらんよ」と
旦那さんに宣言してたのにでっかいプレゼントを
買ってもらうことになってしまいました。。
ごめんなさい、がんばって洗濯するから!
新しい洗濯機ですがすがしく新年迎えられるから!
と訳のわからん言い訳をぐだぐだと言いながら電気屋さんへ。

買ってもらっちゃいました♪


去年は冷蔵庫、今年は電子レンジを買い直し
まさか年末に洗濯機まで。
壊れるときはいっぺんに壊れるという噂は本当でした。



2014年12月14日(日) 師走の大忙し

火曜日、とうとう初めての椎名林檎ちゃんの
「ちゃんとした」ライブへ。

ものすごい幅広い年齢層のお客さん。
本当に全然統一感なし。
私の両隣は私の息子ぐらいでもいいような
男の子たちでしたし、前には私より年上のおじさま。
女子も年齢さまざま。

そんないろんな層の人々のそれぞれの感性を
揺さぶる林檎嬢の仕事の深さですよね。

いやぁ、ほんとに完璧主義ですね。
プロ意識ですよね。
あんなに作り上げてくるライブって。
ミュージカルみたいです。
ちょっとリアクション難しいところもありましたけど
あんな曲も彼女の歌できけましたし。
あっという間の2時間でした。

が、帰りは腰が痛くてねぇ・・・。
いけませんね、私の年齢になりますとアリーナは。


昨日はUSJに行ってみました。
冬ですもの、やっとオンシーズンですよ、ホグズミード村。
ものすごい混み具合でしたが、みんなの行かなそうな
穴場みたいなとこばかり目指して、今回やっと前回見逃した
ハリポタエリアを制覇してきました。
年間パスにしちゃった、てへっ。


今日は「ごめんね、青春」がないので
なんか予想通りな選挙もそこそこに
温かいお布団へ向かいます。


2014年12月07日(日) マイブームふたたび

今は「木皿泉」旋風吹き荒れる安藤。

「Q10」見て以来、本読みまくる。

Q10のシナリオ本がよかった。
セリフを文字でゆっくり噛みしめながら追える。
するとますますしみこむ。
関連本を読んでるとまた「すいか」をもう一度見たくなった。

どうも、なんとなく木皿さんと河野プロデューサーの
作品が放映される時というのは私の中で激動の年が多く
「すいか」の時はたぶん離婚したばっかりの
心がむっちゃくちゃの時で、空気感とかそんなのくらいしか
もう頭に入ってこない感じだった。
一番共感できるのは3億円奪って逃げた馬場ちゃんだったくらいだから
相当にもう踏み外した感たっぷりの毎日だったのだろう。
今観ると全然違う目線で見れるのだろうな。

今かなりDVD-BOXまとめ買い気分になりつつあるが
年末年始の大型出費に備え自分をいなしているところである。
おそらく年が明けたら自分への誕生日プレゼントとかなんとか
そんな理由をつけて買ってしまうのだろう。
ちなみに去年の自分への誕生日プレゼントは
「竹光侍」全巻まとめ買いであった。


ルミナリエを見に行く。
観光というのはこういうものだなと
客観的に感じられるのは
ルミナリエに備えてあちこちの通路が封鎖され
人も車もものすごい渋滞になる中
横道をすいすいと抜けていく瞬間。
地元の地の利を生かし一番見やすいところから
すい〜っと横目に見て混雑脱出して帰る。
私が旅に行ってぞろぞろと容量の悪い動きをしているのは
こういうかんじなのだろう。

もうあれから20年である。
震災モニュメントのところにある犠牲者の名前に囲まれた
部屋へ行くと毎回涙が止まらなくなる。
もう自発的というより他発的な感じで。
理由がわからず泣かされているという感じで
私の体を使って誰かが泣いているような感じ。
なので、ルミナリエを見るとき
「鎮魂」とかって意味でつい見てしまうので
きっと神戸の人は写真とったり「わ〜、きれい」という
そういう感覚とはちょっと違った表情で
みているのだろう。
私でさえそうなのだから。

っと、そんな感じをひきずりつつ
電車に乗って帰る。

そんなこの町の中に木皿泉が住んでいるのだなと
思いながらまた電車の中で本を開く。
それを読んでて前にその人が座ってるかもしれないような
そんな感じなのだと思うと不思議。
それが地方に住む我々の感覚なのですけど。


安藤みかげ