空色の明日
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2013年12月31日(火) 大晦日

大晦日。
今年はよく働き、それが数字にきちんと表れる
それなりに納得いく1年でした。

家族もそれなりに元気にいてくれ
自分自身もなんやかんやいいながら
それなりに1年無事にすごしました。

1年の最後にこんなにのんびりと
穏やかにいられるのっていい1年ってことだと思います。


みなさま、健やかによいお年をお過ごしください。


2013年12月30日(月) 利休

この冬は観たい映画がいっぱい。
今日、今年の見納めとして
「利休にたずねよ」を観てきました。

好き!この映画好き!
日本人の美学の雨あられ。
5分ごとにハッとさせられる。
利休が美を極めた人なら
それを表現するこの作品スタッフ全員の美学もすごい。
海老蔵氏の所作の美しさがまたさらに
その美学を響かせる見事な共鳴効果。

この映画の良さがわかるかどうかは
その人の感性が大きいかも。
もっといろんなことを学んで観たら
さらにもっと気づくところがあるんじゃないかと。。
「おもてなし」とは行動やモノやそんなひとつひとつに
きちんと気持ちと思いと意味がこめられているもので
それは受け取る人にきちんと届くものでなければ
どんなにすごいおもてなしでも意味がなくなる。
その人、その人に合うおもてなしができるかどうか。
それは自分の美学の押し付けでは意味がない。

などなどということを私は感じ取りました。

もう少し先で見るとまた違う感じ取り方かも。

あぁ、この前ベスト3本を書いたけど
これで4本になっちゃった。


ちなみに今年よかったドラマ。
「あまちゃん」はもうこれはですね、
自分の好きなものばっかりで作ればそりゃ美味しいですよって
そんな作品なのでもちろん最高だったのですが
どうしても心に残って忘れられないのは
「泣くなはらちゃん」。
「すいか」や「セクシーボイス&ロボ」が
何年たっても忘れられないように
この作品もやっぱりそんな作品でした。
河野英裕さんのやる作品ってそういう
ものすごい力を持ってる。
何年たっても忘れられないってすごい。

なぜかこの数日でIWGPのDVDを見返した。
だんなさんが「クロコーチ」にはまってたので
じゃ、これ見たほうがいいんじゃ?と私のライブラリーより。
やっぱりKINGタカシくんが面白かったらしい。
途中から「しまった」と気づいたのは
焼きそばを買ってなかったこと。
毎回あれをみるともう、焼きそばが食べたくて仕方なくなるのに。
ちなみに「SPEC」観るとかならず餃子食べたくなるのですが
餃子はいつも作るとき100個一気に作って
(いつも買う南京町のおいしい餃子の皮が100枚入りなので)
冷凍ストックしていてたいてい常備してるから
それでなんとかなるのですが。


さ、今日のあまちゃんDAYをじっくり見て
お正月を過ごしましょうかね。


2013年12月29日(日) 映画評

「鑑定士と顔のない依頼人」観てきました。

前評判がよい=映画の感想を読んで
なんとなくその映画の内容を知ってしまうと
こんなにも映画が面白くなくなるんだとびっくり。

全体の流れみたいなのをいろんな人が
映画評で書いてたのを見て
それを見てなかったらきっとこの映画は
面白かったのだろうと思うのだけど
それを見ていたがために面白くなくなった。

以前「この映画の結末は誰にも言わないで」という
プロモーションをやってた映画があったけど
そういうのって大切だよね。
ていうか、結末はっていう段階で
結末に何かあるんだってわかっちゃう。
それがもうすでに迷惑。
映画評論って難しいよね。


今「永遠の0」の原作読んでます。
うん、やっぱりあの作品よかった。
あの映画は今年観るべき映画と思います。


2013年12月23日(月) 映画ふりかえり

今年はよく映画館に行った。
数えてみたら16本と林檎ちゃんのライブビューングで
合計17回映画館へ。

映画ってネットで座席予約できるようになって
ほんとに行きやすくなったと思う。
しかも思いつきで。

ぽかっと時間が空いていこうと思える。


今年よかった3本は
「くちづけ」
「終戦のエンペラー」
「永遠の0」
順位はつけられない。
それぞれにそれぞれの理由でよかった。

これから観たいものは
「鑑定士と顔のない依頼人」
「小さいおうち」

鑑定人はジョゼッペさんとモリコーネさんだから。
おうちは原作が好きな感じだったから。


来年もたくさん見るかなぁ。


2013年12月22日(日) ゼロ

映画「永遠の0」を観に行きました。

いや〜、見ごたえあった。
途中でぼんやりすることが一切なかった。
私にもよくわかるような目線だった。
たぶんもっと若い人にもわかるはず。
戦時中のいろんな眼鏡のかかった目線とは
また別の今の私たちにもわかる価値観で
表現されているのですんなり受け止められる。

いろんな方向から「生きる」という言葉に
いろんな意味があることに気付かされた。
今年観た映画の中でも相当上位。

原作がある作品の映画化にあたり
本を先に読むか映画を先に見るかについて
今日、はっきりと答えが見えた。
映画が先だ。
映画にするとどうしても原作の中で
カットしなければならないシーンが出てくる。
私は映画を見てると「あ、あのシーン切られたな」と
それが途中から気になって集中できなくなる。
だからたぶん先に映画をみて
後から本を読んで意味を深く理解するほうが
自分に合ってると思う。
「永遠の0」も幸いまだ読んでない。
これから読もう。


そういえば家族から戦争の話を聞いたことがないと
思っていたが、おそらく家族でほとんど誰も
戦争に行っていない。
というのも、親は当初子供で
その親はちょっと召集されるには年齢が上だったと
そのことに気付いた。
だから召集されたのは一番最後で
結局戦地に行かずに終戦を迎えたパターン。
そういう年齢なんだ、私って。
私の旦那さんも。
きっとこれがちょっと上だったり下だったりしたら
誰かが戦争に行ってたりするんだろう。
世代ってこういうふうにできてるものなんだと
ふとバウムクーヘンのような層を想像した。


なぜか戦争モノをつい見てしまう。
それはもしかして前世でそういう時代に
生きて死んだのではないかなとよく思う。
空襲や爆撃を受ける夢をみたりする。
と思っていたら、私の母は
「私、前世はイヌイットだったと思うの、絶対。」
という。
アザラシの生肉を食べた感触、食感の記憶があるという。
容易にそれが想像できるのだと。
猫を「あの毛むくじゃらでぐにゃっとした生き物」と
気味悪がって触らない母がそう言うのだから
よほどにリアルに違和感なく感じるのだろう。

本当に前世の記憶ってあるのだろうか。
それともこれが「生きる」ということなのか。


2013年12月13日(金) 仕事術

一年で一番仕事が忙しい季節。
今からお正月休みを挟んで2月まで。

脳がオーバーヒートするんじゃないかってくらい
煙が出てるんじゃないかって思うくらい
作業処理能力限界まで同時にいろんなことをすると
ある一点を超えて急に頭の中がバグってくるのがわかる。

そうやって家に帰ると放心状態になるのだわ、ほんとに。
フリーズしたみたいに座ったまま動けなくなる。

そんなわけで今年もかなりボロボロの年末ですが
さすがに今の会社もそろそろ5年になるので
年々少しづつはバージョンアップして
残業時間も年々減ってきています。
学習するってすごい。
そして日々、未来の自分のために
ちゃんと学んだことを残すようになる。

面倒くさいなと思うこと(特に仕事で)をするとき
いつも自分に呪文のようにつぶやくのは
「未来の自分のために」ってこことば。

同じ問い合わせを2回受けたときに
その対処や答えをメモるようになって、そんな時
「未来の自分のためにメモっとく」ってことを思いついた。
そしてそれを繰り返すと仕事の速度が
格段に早くなった。
もし私が自己啓発本や仕事術本を書くとしたらこれを書くな(笑)

あと、そのメモをどこに書くか。
それは2回目に問い合わせを受けたときに
真っ先に調べようと開いたファイルとか書類。
そこに書く。
これ、自分の行動パターンの分析。
そうするときっと次もそこを開くから
その時に「あぁ、そうだった。これ前もやったな。」と
気づくことができる。


何度か繰り返す行動(たとえば失敗)なんか
自分の行動パターンだと認識すれば
次回を回避できる大きなヒントになると思う。
まぁ、自分を客観的にこんな風に見ることが
できるようになったのは私もこの歳になってからなんだけど。

過去の自分に会えたら教えてあげたい。


2013年12月08日(日) close

SPECとうとう最後。観に行きました。
今月ほんとに毎週映画館行きました。

さて、SPECなのにあんなドラマやこんなドラマのセリフが
てんこ盛りでございます。
堤監督ファンならばかなりニヤリしてしまいます。
(そういえば、この前の安堂ロイドでは
妹役のあの人が多重人格の中の一人に
SPECのあの役で・・・ニヤリ。そこはTBS同士ですしね。)

いや〜、終わったね。
あんなに長く続くとは思わなかった。
でも、もうあんなにスケール大きくなっちゃって
ストーリーも複雑になってきちゃうと
考えるのも面倒になってきちゃう。
このへんで終わってくれてよかった。


最近梯久美子さんの本を読んでる。
「100年の手紙」はいろんな、本当にいろんな人の
手紙とその背景について。
中でも昭和天皇が皇太子(現天皇)に終戦直後に宛てた
手紙は圧巻。
戦争にかかわったいろんな人の手紙も。
ああいうのを読むと今、問題になってる
「秘密の法案」なんか通しちゃうと
どんどん戦前の流れに近づいてってる感じがする。
怖いなぁ。


2013年12月01日(日) ライブビューイング=生

椎名林檎ちゃんのライブビューイングに行きました。
ライブビューイングっていうと
「結局録画でもいいんじゃないの?」と
思っちゃいながら、映画館に行きました。
違うところはグッズ売ってるところと画面が大きいとこ。

見入っちゃうとライブ(生)ってことを忘れるのですが
今回のライブ、現地に知り合いの方が行っていて
客席に真っ先にその方を発見したため
その方がちらっと映るたび
「そうだ、今この曲を聴いてるのは私ひとりじゃない。
そして林檎ちゃんが歌ってるのはまさに今なんだ」
ってそれをしょっちゅう思い出すので
ただのライブビューイングよりもずっと
ライブ感を楽しませてもらうことが出来ました。
現地にいらっしゃった方に感謝!!!

そして、映画館はビールも売ってるので
ビール飲みながら林檎節♪
これ極上!!
ん〜、ほんとスクリーン映えするわぁ、林檎ちゃん。
映画やればいいのに。

それにしてもあんなに聴き入っちゃうライブってすごい。
息を止めたまま聴いちゃう。
「自然体」的な悪く言えば行き当たりばったりみたいな
そういうライブが多い中、彼女の完璧主義って
お金を払って音楽を聴きたいと思わせてくれる。
それだけ、もしくはそれ以上のものを提供してくれる。
彼女のそんなプロ意識と天才肌はお金を払うに値する。
だからそんな彼女の仕事が好き。


安藤みかげ