空色の明日
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2009年03月29日(日) シロテな週末

先週に引き続き、シロテテナガザルな週末。

京都府にある福知山動物園という小さな小さな動物園には
シロテテナガザルと触れ合えるコーナーがあると
以前からリサーチしていて、家から車で2時間弱の距離だし
思い切って行ってみることに。

おりましたとも、4匹プラス赤ちゃんシロテが。
赤ちゃんはお母さんとオリの中でしたが、お母さんは
人が来るときちんとサービスするかのごとく
赤ちゃんを見せてくれるのです!
なんてエンターテイナーなんだ、シロテ母。

そしてとうとうシロテとのふれあいコーナーへ。
簡易的な囲いの中に自由に入っていくことができます。
その中に長めのロープをつけたシロテちゃんがいて
自由に遊べるのです。
基本的に大人には警戒心を示すので
もっぱら子供にはちょっかいをかけに近寄ってくるのですが
飼育担当の方からいただいたミカンを差し出すと
手でそっとつまんで食べてくれました!
あぁ、幸せ。
じっと座っていると隣に座ってくれたりするのです、シロテが。
こんなの近所にあったら間違いなく毎日通っちゃいます、私。


正直、犬も猫も全然苦手で怖い(子供の時にかまれたから)私ですが
さらに動きが激しいシロテがなぜこんなに好きなのか
自分でも不思議です。
ちなみに私は戌年生まれです。


2009年03月23日(月) 外国文化

先日、歌番組で東方神起が「らいおんハート」を
歌っているのを聞いて、初めてあの曲が
本当にいい曲なのだと思いました。

もちろん楽曲としていい作品だとは思ったけど
誰が歌ってもなんだかしっくりきてなかったのだけど
彼らの歌を聴いて、歌って歌手によって違うなと
強烈に印象付けられるくらい聞きほれてしまった。

韓国のミュージシャンって声のウィスパーの部分を
とっても大切にして歌ってるなと思います。男女とも。
本当に丁寧に歌ってるなと。
日本の演歌のように韓国の人のもともとの
歌に対する発声のクセのようなものからもきてると思うけど
洋楽のそれとも似ていて、現代の音楽にとても合ってるとも
思ったりします。

こういうふうに外国の音楽が日本の流れに入ってくるって
いいことだなと思います。
たとえば、昔、トーレ・ヨハンソンが
日本に北欧音楽ブームを巻き起こしたように。
そういえば、日本の北欧ブームってインテリアより音楽のほうが
先立ったんだな。すごい。

私の周りではなぜか20年前から北欧びいきな人が多くて
短大でインテリアを習った先生とか、友達とか上司とか
とにかくみんなフィンランドが大好きと言う人が多かったのです。
だからブームになる前からマリメッコとかイッタラとか
そういうものを知ってたし持ってたな。
思えば、そういう人に囲まれてたって幸せ。


2009年03月21日(土) サル

ダンナさん方の甥っ子姪っ子と遊ぶ。
一番小さい3歳児の甥にすっかり気に入られ
ずっとひっついてくる。
子供、かわいいけどやっぱり自分で生んでないから
とてもドライな目線でしか見られないことが
自分でちょっと悲しい。

それに比べ、夜にTVで大好きなシロテテナガザルの
子供の出てるものを見て、心がわしづかみに。
3歳児の甥っこより、シロテのほうが
心をゆすぶられるほどかわいい。。。。
フワフワの毛むくじゃらだからか?(笑)
もし子供がシロテテナガザルとして生まれてくるのだとしたら
どんなに大変な不妊治療でも受けるのだろうか、私。

と、思っていたところに甥っ子から電話がかかってくる。
今日はありがとうという電話。
かわいいが、やはりシロテほどの胸キュンはない。
いや、確かにかわいい子なのだ、甥っ子は。
やはり私は前世がシロテテナガザルなのだよ、おそらく。


2009年03月16日(月) このごろ

「パコと魔法の絵本」のDVD購入。

今年の日本アカデミー賞にノミネートされてたものの
見事に「おくりびと」に総ざらいされてしまったので
残念ながら受賞にはいたらなかったけど
十分に見ごたえのある作品だったのにな。
一緒に見ていた旦那さん、
「俺、この映画、アカデミー賞とってもおかしくないと
思っててんけどなぁ」だって。
わかる人だぜ、この人。
(ちなみにおくりびとはピンとこなかったらしい)


仕事始めで、緊張感があるこの時期
いつも幸田文さんの本を読み始める。
常に文章がピンと背筋を伸ばしたかんじで
朝の電車の中で読むと気持ちがシャッキリする。

こういう時期を早く卒業して、思ったとおりに
どんどん仕事を進められる時期に早く到達したい。
このもどかしい時期を通過しなければならないのが
転職の一番嫌なところ。
一日も早くいろんなことを覚えて役に立ちたい。
そして、また半年有給休暇がもらえないという時期。
1年半もそんなことをしてるのがなんかばからしいな。。
っと去年の春からの大転職劇を振り返る。
本当に今思えば何だったんだろう・・去年は。

今の会社は農林業の器具を扱う仕事。
今話題の農業関係。

住んでいるところも、そんなところだし
私の人生で前半は海で、真ん中が都会で暮らしたけど
今は山とか農地とかそういう類の流れが来ているのだな。
と言っても、商社なので私が農家を訪ねるわけではないけど。
次は何がくるんだろう。


そういえば、簿記は正式に合格していました。
一人暮らしをして金銭的にはあまり余裕はなかったけど
時間があるからと、何かと勉強していた日々。
「貧すれば鈍する」という言葉を心に刻み
心や思考を乏しくしないようにという意味もあって始めました。

少しでも何か前に進むためには自分自身を育てることが
何よりの近道と考えて、あえて時間のかかる勉強を
そのタイミングでいろいろやったけれど
それらのことはとても正しい選択だったと今は思います。
勉強して少しでも成長していれば、何とか自分に
自信を持つことが出来るし、そしてその成果が
何年か後に、こうして「できる仕事」を選べるという形になって
表れている。
そしてまた今度の仕事が一段落して慣れたらまた何かはじめたい。


2009年03月15日(日) きょーじゅ

春、イカナゴの佃煮の季節なのですが、年々価格は高騰してるし
地元の名産になりすぎて我々庶民の台所には
届かなくなってきています。
毎年、この季節は「お袋の味」を作るのに張り切る母ですが
とうとう今年は諦めたといっていました。


休日、この前「はなまる」に坂本龍一氏が出てた録画したものを見る。
この頃、日本に来てるからよくTVに出てるのでチェック。
学生の頃、ずっと夢中になった教授。
どこか必ず知的なイメージの部分をもっていたいなと思っていたのは
この人の影響だと思います(笑)

っといいつつ、「はなまる」で「クドカンが好き」って
言ってたのを見て笑った。。クスクスクスっと。。



2009年03月11日(水) 名セリフ

以前、家族など親しい人がちょっと嫌な言い方をしたとき
「なんでそんなこと言うの?」と言ってよくけんかになった。
思えば、言った本人はたぶん別に気にせずに言ったか
もしくはちょっと口が滑って言い過ぎたたぐいの理由なのに
「なんで?」といわれても返す言葉がない。

でも私は疑問系でスタートしてしまったので
そこで黙りこくられるとさらに責め立て始める。
それでけんかになっていたのだと最近思う。


同じような場面で
「そういう言い方すると悲しくなるからやめてね」
と誰かが言っていたのを聞いてこれはいいなと思った。

そもそも、人はしつこく追及されることが嫌いだ。
特に自分の非を責め立てるようなかんじのこと。

この言い方だと相手も自分もその一言ですっぱりと終わる。
できればその後2秒ぐらいしたらすぐに話題を切り替えて
違う話を始めてあげると親切だ。

このセリフを覚えてからあまりつまらない言い合いを
しないでよくなった。
まぁ、相手にもよるのかもしれないけど。


2009年03月07日(土) コイズミさん

小泉キョンちゃんが芸術選奨を受賞されたと新聞で見ました。
おめでとうございます、キョンちゃん。

そうか、そっちに向かってたのか。
賞は意図はしてなかったかもしれないけど
そういう方向にも評価されるようなお仕事をしたかったのか。
それじゃ、私が見たいキョンちゃんを求めちゃ申し訳ないな。

トリッキーでピカピカでびっくりさせてくれる小泉さんは
もう違うんだな、とりあえず今は。
確かに過去にやったことじゃなく
どんどん新しいことに挑戦したいのが人間だから
時間と共に変化し、年を重ねていくという
その自然な流れを身をもって表現してるところが
いかにも彼女らしいと思います。
それが小泉今日子というエンターテイメントなのだな。

それならば、もっと彼女のおしゃべりが聞きたいなと思うのです。
昨日も映画のプロモーションで歌ってるのをTVでみたけど
終わってから「あ〜ブルブルブル〜っ!緊張してる〜!」
みたいなことを言ってる彼女がめっちゃくちゃかわいくて
そういう彼女の姿をもっと見たいなと思った。

トーク番組(特に他のゲストとお喋りするみたいな)の時の
マイペースなのんびりや、やんちゃなかんじなどを観ると
ピッカピカの衣装と磨き上げられたおすましアラフォーの
女優さんなんかより、ずっとずっと魅力的に思える。
「あぁ、私もこんな感じでいたいな」と
ちょっとだけ私の先を生きてるお姉さんとして
ずっとお手本というか、そんな大げさじゃないけど
憧れていたいと素直に思える。

がんばらなきゃならない年代だからこそ
抜いてる部分で安心させて欲しい。
「あ、抜いてもいいんだ」って。

そしていつまでもかわいらしさを持っていたいと思うから
きっと、彼女が失敗したりして照れるしぐさなどが
たまらなくかわいくて、見習いたくなるのです。
そういう女の人ってきっと多いと思う。
バブルスを平気でやってのけてしまう小泉さんが
実は一番かわいくてかっこいいと私は思ってるのです。


2009年03月06日(金) バブル

最近思うことがある。
私より年上だったはずの女優さんが
どんどん私より年下になっていく。
それも何人も。
私が39歳になったからか。
女優は40代にはならないというきまりがあるのか。

すがすがしく40代になればいいじゃないかと思う。
こうして1年後すがすがしく40代になってやろうじゃないかと
決意が固まる。



さて、お仕事。
辞めていってしまう人たち、とてもとてもいい人たち。
一緒にずっと仕事をしていきたかったようなかんじの。
毎日ケラケラと笑いながらとても楽しく働いてるので
前の会社にいたときの顔とは全然違ういい顔をしている。

ただし仕事の内容は結構難しい。
内容が難しいというよりは、今までのやり方が
「長年の勘」のようなもので成り立っていて、
まったくマニュアル化されていないようなことが多すぎて
引き継ぐにも引継ぎようがないことが多すぎる。
正直それを1ヶ月で引き継げるはずはないと思う。
どうなるのか。
でも出来ることをするしかない。他に道はないから。
それは周りの人間だれもがわかっていることだし。

それ以外のこと(例えば職場の人々や職場環境)はとても合ってる。

それにしても私はバブル期に社会人デビューした世代だけれど
あの頃はなんであんな若造にあんなにお給料が支払われてたんだろう。
今の私はあの頃の半分のお給料だけど
あの頃の私の3倍ぐらいの知識とスキルがあるのに。
景気というものか。まさにバブルだった。



2009年03月01日(日) 春のはじまり

週末に買い物に行く物産センターへ。

冬の間は大根とか白菜とか種類が少ない野菜たちですが
昨日はフキノトウとウドがお目見え。
とうとう春の始まりです。

早速ウドは薄く切って酢水につけてサラダに。
フキノトウと庭のユキノシタと天ぷらに。
春の天ぷら。
っと、食事の前に久しぶりに庭をじっくり眺めていると
あ・・・フキノトウが出てる(笑)
我が家のフキノトウはたった一つしかなかったので
来年は2つになってねと願いをこめてそっとしておきました。


今週録画していたTVたちをずっと見てます。
白洲次郎のドラマ、美しい。
あのキャストの意味がわかる美しさだった。
「ハゲタカ」を観てなかったのだけど
チラッと観た時に好きなかんじの画だなと思ってたら
やっぱり好きな感じだった。

ドラマたちは一番面白いのはラブシャッフル。
でも野島先生どうか誰も死なせないで。
野島先生のドラマは人が死にすぎる。
タナトスの彼女はこの前、日本アカデミー賞にも
ノミネートされてたけど、普段からあんななのか。。
前のドラマの時はあまりそんな印象がなかったのだけど。

仕事が決まってからカレンダーが真っ白。
自分の身の置き所がないときと言うのは
あれこれと日替わりに全然違うスケジュールが入るので
ひさしぶりに手帳を買ったが、意外とその活用期間が短かかった。

ものすごく久しぶりに銀色夏生さんのつれづれ日記を読んでる。
彼女の家族についての考え方があまりに自分と違いすぎて
しばらく遠のいていた。
久しぶりに読んでもやっぱりすごく違う気がする。
すべては自分中心だ。
まぁ、書いているのが本人だから自分中心に見えるのは当然で
もしそれを家族の方が書いていたら違うふうに映るのかもしれないけど。

離婚して自分も彼女の考え方がわかるかと思ったけど
そういう問題ではなかったということがよくわかった。
人の生き方は本当にそれぞれだ。
どれが正しいどいうことなどひとつもない。


安藤みかげ