椰子の実日記【JOYWOW】
2007年12月31日(月)
2008年ZONO男塾開講!!

ZONOこと倉園佳三(→)
と横浜・元町のオフィスで打ち合わせ。わしらに年末休みは ないよん。
企画は、年明け早々、1月27日(日)と2月17日(日)に 開催する1-DAYセミナー&ワークショップ
「男塾(おとこじゅく)」
入塾希望者が殺到することが見込まれるので、最初から、 二日日程を設けることにしました(内容は二日とも同じです)。 今回はベーシック(基礎)コースで、卒業すると「男塾仮免」が もらえます。その後6月頃開催予定のアドバンス(上級)コース を受講、成績優秀者に「男塾本免許」を認定、交付され、これで 立派な「男」になれます!
「男」としていますが、実は女性でもオトコマエな人がいるように、 男性性に限りません。むしろ女性にたくさん受講していただきたい、 とは企画・講師のZONOの言です。
テーマは「超しあわせに生きる」。
詳細・募集要項は、新年早々配信予定のSurfin'男塾専科号にて ご案内します。どうぞお楽しみに。
写真は30日夜の元町。美しかった!
今年一年、お世話になりました。また来年、明日からもどうぞ JOYWOWをご贔屓賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
こころからの感謝と、皆様にとって素晴らしい2008年となる ことを祈念しつつ。
2007年12月30日(日)
bananeras!

ミッキーマウスと宅配ドライバーと箱根駅伝出場選手と 阪本の共通点は何か。
大晦日も元旦も休まず、営業。
さて。
ホーケンが本文で触れている文献は可能な限り入手、 と29日の日記で書いたが、この『Bananeras』も その一冊。タイトルになっている「bananera」とは、 ホンジュラスのバナナ農家で働く女性たちのこと。 彼女たちの取材を通じて、ラテンアメリカにおける 農業従事者の低賃金、不当な労働条件などを炙り出し ている。スーパーで買う一本のバナナの背景には、 ホンジュラスで働くおばちゃんの汗と苦悩が横たわって いるのだ。
英語で書かれているが、スペイン語もわかっていた ほうが理解が深まるので、スペイン語辞書も購入 している。現在ぼくの手元には、このほかフランス語、 イタリア語もある。
著者ダナ・フランクは、カリフォルニア大学歴史学教授 で、反骨の人。実際、アメリカ人の大学教授がフィールド ワークを地道に重ねてやる研究というのはケタ違いに すごい。質が高品質なのだ。130ページ足らずの薄い ペーパーバックだが、内容は濃く、重い。こういう仕事 に触れるたび、やる気が湧いてくるんだなあ。
2007年12月29日(土)
WALDEN

『Blessed Unrest』は環境問題をテーマにしている。 ホーケンは歴史を振り返りながら、地道に説き起こして いく。その中で、ヘンリー・ソローの再評価がなされ ていて、代表作『ウォールデン 森の生活』も触れ ている。タイトルは知っていても読んだことのない 作品であり、ぼくはホーケンが言及している本は 可能な限り入手し、目を通すようにしているので (翻訳に時間がかかる理由の一つだ)、何種類か ある翻訳書を検討した結果、写真の小学館版、 今泉吉晴先生の手になる新訳にした。正解だった。
今泉先生は、本書を2年がかりで翻訳し、4年かけて 考証と推敲した由。都合あしかけ6年の作品である。 それだけの価値は充分すぎるほどあって、早くも 座右の書になった。
それにしても『ウォールデン 森の生活』の初版は1854年。 明治維新の14年前の書物であり、大統領はリンカーンより 2代前のピアース(って知らないよ)、南北戦争の7年も前 である。そんな時に、ソローは物質文明から距離を置くため、 ウォールデン池ほとりに小屋を建て、移り住んだわけである。 当時の物質文明とは基本的には農業を指している。
ホーケンは言う。
私に言わせれば、ソローの文章は、活動家の歩く 道先を照らす、優れた指針となるものである。
Exactly. I agree.
そういえば、ホノルルのど真ん中にあるぼくのお気に入り のブックストアの名前が「WALDEN」だ。ぼくはこの書店で Tom Peters師匠の本やらテープやら、一杯買っている。 ちょいとググッてみると、WALDENは84年にKマート、その後 94年、ボーダーズに買収されている。資本主義、やーねえ。
2007年12月28日(金)
ポール、待っててね

現在取り組んでいる翻訳は、ポール・ホーケンの新作 である。昨年の今頃、
サイト(→)
でホーケンが2007年5月に新作を上梓することを知り、 今か、今かと待ちわびていたのだ。
ホーケンはぼくのキャリア・モデルであって、 将来は彼のような活動がしたいなあ。 『ビジネスを育てる』で男が男に惚れる体験をして以来、 ずっとフォローしている。予約していた書店から手元に 届いたのが今年のぼくの誕生日。奇しくも、誕生日に 入手した翻訳原書が過去もう一冊あって、それはSeth Godinの 『Permission』だったのだが、何とも縁起がいいじゃないの。
読み始めたがすらすらいかないこと、こんなに苦労 したのは『Brand Mindset』以来だ。
翻訳はこれでひぃふぅみぃ八冊目で、末広がり。 毎回先達の仕事や文体、英語仏語から日本語へのひねり方を 学ばせていただきながら翻訳することを楽しみにしている。 今回は村上春樹。『THE GREAT GATSBY』原書をニューヨーク 時代から愛読していたので、彼の入魂の翻訳を参照しつつ、 ああ、ここはこんな風にやるんだな、と勉強しています。
年末に、翻訳で時間を使える幸せに浸っています。 完成したら、自分の手でポールに届けに行こう。
2007年12月27日(木)
休みだけど休まないおぢさまやめて
JOYWOWは会社として、今日からお休み(1/6まで)。
お休みだけど、ぼくは休みじゃないので、日記は書くし、 翻訳しまくるし、メルマガも書くし、ポケビタ(携帯 向け日刊メルマガ)の書き貯めするし、セミナー 企画もする。ついでに横山剣さんの傑作『マイ・ スタンダード』も読む。山本藤光さんの傑作 『SSTものがたり』も読む。改行が多いが、携帯 向けメルマガの改行癖がついてしまったらしい。
写真は今年5月の出雲旅行で出会ったヘンなもの。 まずい、ということを売り文句してやがる変化球投手だ。
そういえば、今年の総決算的報告だけど、例の ねこトイレ施設の無能力化に成功 したようである。 ねこ、どこか別の場所にトイレを変えたようだ。 無念なのか、今朝目が合ったとき、高ボルトのガン を飛ばされた。
おっと、うっかりしていて写真を掲載するの、 忘れてた。これです↓

そうそう、話は変わるが、
井川遥(→)
の文章って、
ほうじ茶飲話(→)
に似てない?
2007年12月26日(水)
『SSTものがたり』生原稿届く

エサレン2回目体験の後、2008年に向け、新しい企画の キィパースンたちとミーティング&会食。 パキパキに楽しみな2008年になりそうである。 深夜、帰宅してパソコンを開くと
山本藤光さん(→)
からメールと共に、新作『SSTものがたり』原稿が届いていた。 藤光さんのブログで、書籍化が決まった由を知り、良かったなあ、 と思っていた矢先、そんな話題の作品の生原稿(といっても デジタルだが)をだれよりも早く読めるなんて、光栄の極み だ。返信は朝あらためてさしあげることにし、ほんわか、嬉しい 気持ちを抱えて、眠った。山本さん、ありがとうございます。
山本さんの文章は会話がおいしい。文章に念写されている 氣が上質である。そういう意味で、今度の作品が小説スタイル になっているのは大正解だし、一読者として、これほど 楽しみはない。
これを書いているのは木曜日だが、今日は仕事をしては、 『SSTものがたり』を読み、読んでは仕事する、という、何 とも贅沢な一日となろう。感謝感謝。
*写真は、満月を撮りたかったのだけど、写真には 写らない美しさがあるから。
2007年12月25日(火)
尊敬おく能わざる先生

新幹線に乗り込み、いきなり一人の紳士の座っている姿 が目に飛び込んできた。
評論家の内橋克人さんだ。内橋氏の著作
『尊敬おく能わざる企業』(→)
を読んで感激し、当時広島で長く塩漬けにされて腐って いた頃でもあり、手紙を出した。 この本は、91年の段階で、コンビニの鮮度維持のための 頻繁な配送による大気汚染などを指摘していて、斬新な 視点を勉強させていただいたものだ。そして何より、 「社員を大切にしない企業はダメ」という主旨が 響いた。ぼくは当時、大切にされていない感が強かった からである(今から思えば若気の至り、赤面だが)。
何と! 返信がきた! 広島の自宅に、高名な評論家からの 直筆手紙がきたことに、そしてその内容の心温まる励ましに、 ぼくは大感激した。それ以降、年賀状を差し上げていたの だが、いつかふっつりと途絶えてしまった。
つい最近も、NHK『ワーキングプアⅡ』でお元気な姿、 変わらぬ気骨を拝見したところだ。
その大先生が、ぼくのほんの近くの席に座っておられる。 車両のデッキにある新幹線時刻表を見るふりをして、先生 の様子をうかがいに行ったり、そわそわしてしまった。
ただ、お声をかけることはどうしてもできなかった。 畏れ多かったのだ。
*写真は江ノ島
尊敬おく能(あた)わざる先生。いつまでもその反骨精神を 勉強させていただきます!
2007年12月24日(月)
バタバタしてます

乗馬体験をして喜んでいるの図。 クリスマスではあるが、日常と変わらず、仕事。 キリンホールディングスの調べによると、クリスマス で仕事している人は全体の4%とのこと。ぼくはその うちの一人だ。
とても困難な翻訳(英語力、日本語力、教養、いずれも ぼくの背丈以上の原著なので、困難なのだ)に取り組んで いて、世の中がとまっている年末年始にかけて必死に やらなければならないのだけど、ぎりぎりまで仕事が あり、正月明けもまたバタバタしそう、企画が目白押し のため、果たして一年後、翻訳が本になっているの だろうか。
日刊ケータイメルマガ
『ポケットビタミン』(→)
も元旦から始まる! 2008年はすっごい一年になりそうだ。
2007年12月23日(日)
いきなりバリ、しかも、真剣(マジ)っす!

伊東からR135を下田へ向け車を走らせていると突然進行方向 右側にバリが出てくる(笑)。
ウブド伊豆(→)
大抵こういう店はオーナーの趣味の延長であり、オーナー がバリに遊びに行く口実として仕入れがある、みたいな ノリが多いのだが、ここはハンパじゃない。こういう真剣な 遊び心、ぼくは大好きだ。
何しろ、バリといえば門なのだが、門がそのまま、ある。 どうやって日本にもってきたのだろう。 お店の建物の屋根の瓦はバリで焼いたものを使っている。 日本で焼いた瓦では、あのようなオレンジが出せないという。 まさに、正真正銘、本気なのだ。いいねえ。 店内がまた真剣にバリであって、お香がバリバリに焚かれて いる。店を出てもしばらくは全身がバリになってしまう。 伊豆にお越しの際は立ち寄ってみてください。面白いよ。
*写真はこの寒さの中でも健気に花を咲かせるブーゲンビリア 「ビリア」ちゃん。ビリア、偉い!
2007年12月22日(土)
神は細部に宿る

げんべい(→) 中島さん(→)からいただいた某コンビニ本部の写真。
この写真を見た感想を聞くと、その人の「商人力」がわかる。 テスト問題になりそう。
「この会社は今後成長しますか? 理由と共に述べてください」
ちなみにげんべいさんはビーサンで有名。ユーミンも 愛用しているよ。ぼくの自宅から徒歩圏内にある のだけど、面白いことに、まだ中島さんとはリアルに お目にかかったことがなく、メールでのやりとりのみ。
いつ会えるのかな、と楽しみにしているのもまた、 人生の楽しみだね。
中島さんの傑作『ビーサン屋げんべい物語』(→)
勉強になるよ!! 超お奨めです。
2007年12月21日(金)
阪堺電車を味わう

天王寺駅前陸橋を渡り、阪堺電車(→)に乗る。帝塚山の親戚宅 へ行くため。しかし、この陸橋から電車に乗るまでのアプローチ、 佇まいは、母とよく乗っていた昭和40年代とちっとも変わらない。 写真のように、「お降りの方はこのボタンを押してください」の フォントが昭和。驚いたのは、北畠駅。

何と、ホームはなく、写真のように、目の前にコンクリート柱 が一本立って、駅名看板の代わりをしている。驚き。味わい。 大都会の中にみる、スローな生活だ。
2007年12月20日(木)
ありがとう、夕焼け

初冬のこの季節、美しいのは朝焼けだけではなく夕焼けも。 空気がきりっ、としまっているからだろうね。 短い冬の日を惜しみつつ、休まず照らしてくれる太陽に 感謝するひととき。
夕焼けは、どうしてこんなに美しいのだろう。
2007年12月19日(水)
朝焼け・スザンヌ・成り上がり

今朝のdawn。朝焼けが美しい。自然のショーは、「今日も 何かいいことがある」と予言してくれるみたいで、素敵だ。 ぼくは毎朝、この朝焼けに向って呼吸法と瞑想を実行して います。メッセージがバブルバスの泡のように湧いてきます。
スザンヌ(→)
は天然ボケキャラ、オバカキャラで人気だが、実のところは 相当アタマがいい人と見受けた。 熊本の実家のおばあちゃん(ナンシーと自称している由。 ちなみに母はキャサリン)が送ってくれる小学生向け ドリルで勉強し、二年生から始めたのが、現在六年生まで 来たという。加えて、お風呂で浮かべられるビニール製の 地球儀を使って、入浴中に国名を勉強しているそうだ。 まだ20くらいしか覚えられていないとのことだが、 そうやって勉強している理由を聞かれ、
「将来は知性派キャラになりたいから」
という。すばらしい。潜在能力の開発にいそしむ人は、 成長できる人だ。
昨年の今頃は派遣会社に登録、引越し会社で働いていた そうだ。レディスパックなどで荷物を整理、梱包する おねえさんだったわけである。
近頃の若者は、素晴らしい!
■予告です 「sophisticated成り上がり!」
2008年1月26日土曜日、新年最初のワークショップを開催 します。 テーマは「成り上がり」。ただし、sophisticatedな 成り上がりです。阪本の実体験をもとに、21世紀型 成り上がりの具体的方法をワークショップします。 興味のある方は手帳に書いておいてください。 募集は近々のSurfin'やサイトにて行いますね。
2007年12月18日(火)
21世紀のテロはメイド・イン・100円ショップ

9.11(September Eleven)にツインタワーへ突っ込んだ飛行機 に搭乗していた犯人が使った凶器こそが、21世紀に入ってから の最大の「大量破壊兵器」であろう。森巣博氏によれば、それは 「カッターナイフ一本」という。そう、百円ショップに売っている カッターだ。この事実こそが、現代におけるテロの本質を表して いる。
また、佐世保のスポーツクラブ事件からわかるように、「テロリスト」 は、頭にターバンを巻いた外国人ではなく、日本人である確率の ほうが圧倒的に大きい。しかも格差社会が今後ますます深刻化し、 おちまさとさん流に言うなら鉄板病、ぼく流に言うなら共同幻想に brainwashingされ易い日本人は、社会を覆う低波動の影響 をモロに受け、「むしゃくしゃしたから」テロに走る可能性は 非常に高い。例えば巨大企業のサーバーを探りあて、その電源を 切るだけで社会インフラは一部にせよアウトになってしまう。 JRの自動改札故障の事件はまだ記憶に新しい(あの場合はテロ ではないが)。
写真は現在JR駅など公共交通機関に貼られているポスター。 酔って暴れるやつより、しらふで静かに満員電車内でiPod型 爆弾へスイッチ入れるやつのほうがよほど危ないことに 気づいているのだろうか。
2007年12月17日(月)
あなたの本を出版します

*写真はアンプ内臓型波動スピーカー。iPodの再生音も 素晴らしいよ。
○○○という人からSurfin'へのレスとして、以下のメール が届いた(意図的に伏字にしています)。 あいにくぼくは既に本を出版しているし今後も予定があるので、 丁重にお断りしたが、彼の「3万冊」の中にぼくの著作が入っ ていなかったらしい。 残念であると同時に、自分の実力もまだまだなのだ、 と謙虚に受け止めた。 それにしても、いろんな商売があるものだねえ。 ビジネス系メルマガ著者に片っ端からメールしているのだろう。
いいのかな?
-------------------------------------------------------- 始めまして、3万冊の本を読破した、○○○です。 あなたのメルマガは6ヶ月読ませていただいております。 非常に勉強になります。
一部、○○○のメルマガに使わせていただいております。 (感謝!)
そこで、何とか感謝をしたいと考えました。○○○は 商業出版本を5冊出しております。このうち、3冊が **編集長に手がけていただきました。恩人です。
それで、メルマガで活躍しているあなたに、商業出版の お話を持ってまいりました。 と言っても、これは「必ず出版出来る企画書の書き方」 であります。でも、アナタなら これだけで、出版社の 編集会議で許可が出ると思います。
以下の商材を購入してくださったら、○○○が責任 を持って、アナタの本の企画書を作るお手伝いをさせて 頂きます。(約束いたします!) すでに出版されていたら、ゴメンアサイネ! もし、これから本を出してみたいと思われるのであれば、 これはチャンスです! あなたとの、偶然の出会いに感謝します。 (最後まで読んでくださいね!)
(阪本註:以下略) ----------------------------------------------------
2007年12月16日(日)
Heart Sweeping2007!

今日は今年最後のワークショップ「Heart Sweeping2007」。 集まってくださった皆様に感謝! スタバでポットサービスを手配し、重いのに、坂を上がって きてくださったNさんに感謝。バウムクーヘンを用意してくださ った上海のIさんに感謝。 とっても充実した午後を過ごせて、本当に幸せだなあ、と思う。 本当に、皆様、ありがとうございます!!
*写真は、クリスマス前の元町商店街。 この写真の近所に、愛想がいいんだか、悪いんだかよく わからない喫茶店があります(笑)。不思議空間です。
2007年12月15日(土)
波動スピーカー

波動スピーカー(→)
開発者・三浦光仁さんと。
ぼくと三浦さんの間にある、円筒形のものが波動スピーカーです。 いやもう、びっくりしたのなんのって。
通常スピーカーはLとRにあり、三角形の頂点がベスト リスニングポジションとされているけれど、何と! 波動スピーカーは全方位がリスニングポイント。 しかも、必要なのはたったの1個!!
スピーカーの周囲をぐるぐる回ったり、かがんだり、立ったり したけれど、音が全く変わらない。
これは恐らく、「鼓膜で聴く」のではなく、「霊体で感じる」 ためだと思う。
一種の「場」を作り上げるのだろう。
すぐそこにミュージシャンがいて、生で演奏しているかの ような錯覚におちいる。
三浦さんいわく「実際、演奏者はライトとレフトに音を 分けていませんよね? なのに、スピーカーは分けて いて、人間はもう一度それを合体して聴いている。 不自然と思いませんか?」たしかに、不自然です。
音響工学の延長からは絶対に出てこないシステムという。 げんに、名だたる音響メーカーや大手自動車メーカー(愛知県) がこぞって入手し、リバースエンジニアリングをしても、 秘密は解明されていない。かのBOSE博士ですら、無理なの である。
ザ・リッツカールトン東京スイートルーム(→)
全室に導入された由も、頷ける(クリックして出てくる お部屋の写真内、テレビの横に写っています)。
今年一番の驚きだ。
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ところで。
来年2008年元旦から、携帯向けメールマガジンを発行開始します。
阪本啓一今日の一言ポケットビタミン(→)
何と! 日刊という、無謀な企みです。読めば元気になる 心のビタミンを目指します。応援、よろしくお願いいたします。
2007年12月14日(金)
やっほー! 待ちに待っていたよ!

花巻で出会ったエサレン・ボディワークの 福貴郁子さんから待ちに待ったお便りをいただいた。 遂に! 東京は東日本橋でセッション開始! みなさんにもお知らせです。
場所は
ココのレンタルセッションルーム
です。
旅先でセッションを受けたい人に朗報!
鬼怒川温泉一心館(→)
では1月8、9、10、11日
花巻台温泉やまゆりの宿(→)
では1月16日~2月1日に行くと、郁子さんに会えます!
すっごく人気の人なので、超・要・予約。
Enjoy エサレン!
2007年12月13日(木)
2月16日はヒルズに集合!

©松尾たいこ
パンパカパーン!!
皆さん、来年の手帳に予定を書き込んでください。 ついに、
田中靖浩さん(→)
とのジョイントイベントが実現します!
イメージは落語でよくある「二人会」。 落語同様、パワーポイント、ハンドアウト資料ご法度。 使えるのは口と身振り、扇子あるいはセンスのみ。
一つのテーマをもとに、お互いのフィールドで講演する。 今回のテーマは「楽」。
どちらが先にやるかは、みんなの前でジャンケンにて 決定する、という、何ともゆるゆるな企画です(笑)。 出たとこ勝負、先にネタを言われても文句言いっこなし。
場所は六本木ヒルズ18F楽天大学内ホワイエ。 窓から眼下に素晴らしい眺望が見渡せます。 講演終了後講師二人と直に話しのできる交流タイムもご用意! みんな来てね~。
募集開始したら、あらためてご案内します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■田中靖浩&阪本啓一ジョイントセミナー ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【タイトル】「楽」の経営 二人会
【日時】2008年2月16日(土)13:00~16:15
【場所】六本木ヒルズ18階ホワイエ
【定員】150名 *どなたでも参加できます。
【参加費】5,000円(税込)
【内容】13:00~13:45 勝ったほう (休憩 5分) 13:50~14:35 負けたほう (休憩10分) 14:45~15:30 対談 (休憩 5分) 15:35~16:15 交流タイム 【問い合わせ・申し込み先】 楽天大学(準備中)
2007年12月12日(水)
わたしをかりんとに連れてって
JR東京駅の変貌ぶりには魂消(たまげ)た。 その中でも驚いたのは、このような行列があったこと。

彼らが並んでいるのは通路を隔てて画面向って右にある

かりんと屋さん。
「お一人様6個まで」とか制限をつけられながら買っていく。
かりん糖に並ぶ日本人。
なぜ並ぶのか。
そこに行列があるから。
その後訪問する
田中さん(→)
への土産にしようかと思ったが考えてみるとぼくはかりんとを 噛めない(笑)。何分お上品なもので、歯がデリケートにできて いるからだ。だから行列のできるかりんとを買うチャンスは 逸した。
それにしても・・・
平和な日本よ、バンザイ!
この国にはモノも食べ物も豊富にあるが、無いものは
マナー
である。・・・と論じ始めるとキリがないので、このへんで。
2007年12月11日(火)
バブルって、不思議なネーミングだ

みなさま、前方に見えますのが、かの有名なハトヤで ございます。え? ハトヤは海沿いにあるはずだって? はい。海沿いにございますのが、「サンハトヤ」、 こちらは「山のハトヤ」でございます。
続かなくなったので、話題を転じます。 排出権売買、emissions tradingの基本思想を形成する The Bubbleというコンセプトをデザインし、マーケティング したのはマッキンゼー出身のBill Draytonであり、CO2排出権 ビジネスを300億ドル(3兆3,000億円)に育て、大儲けした のは利に敏(さと)いRichard Sandorである。リチャードは 人はお金で動く、という哲学を利用し、経済的インセンティブ をエコに導入した。
ただ、ぼくはこの排出権ビジネス、本質的ではない気がする のだが気のせいだろうか。会社経営でいうならどこかの部門 の赤字を自力で解決することなく儲かっている他部門が補填 する図式と同じだ。何だか、座り心地がよろしくないのだが、 ま、1ミリでも前進するなら、よしとするのがいいのだろうね。
2007年12月10日(月)
湯けむり紅葉、大心友の死

湯河原の宿、前を流れる藤木川の清水。さすが湯河原、 気温が高いためか、紅葉を見ることができた。
先週末は
湯河原→伊東
と滞在していた。滞在中に
大心友の角島ますみ(或いは・永ますみ)さん(→)
の訃報。11月24日付日記「おかえり」はますみさんに 向けて書いたものだった。スピリチュアリズムへの造詣も 深い彼女のこと、あの世での生活にはすぐに馴染むことだろう。
今夜が通夜。でかけてきます。
2007年12月08日(土)
文章力に嫉妬

拙宅のベランダです。というのはウソで、音羽ノ森カフェです。 この日記、土曜日、つまり、未来の日記ですが、土日 パソコンの前にいられないので、先に書いています。
駒崎弘樹『「社会を変える」を仕事にする』(英治出版) が面白い。社会企業家駒崎さんの起業ストーリー。 彼の経営するNPOフローレンスの話ももちろん 面白いし有益なのだが、何よりこの本の魅力は彼の 文章にある。
IT企業経営のさなか、モチベーションを失い、温泉に逃げ込む。 本当は自分は何をやりたいのだろう・・・ と柱にもたれてノートに向う。そこから米国留学の 体験にタイムスリップする設定、地の文にふんだんに ちりばめられているワクワクする形容詞。 このエディティング(Editing)能力、ライティング(Writing) 能力は手練れ(てだれ)の技だ。 本を読んで久々にその文章力に嫉妬した。
彼のようなすごい若者が続々出てきている。 楽しい世の中だ。
*日曜の日記はお休みいたします。Have a good weekend!
2007年12月07日(金)
SHIBUYAは文化です

葉山ホテル音羽ノ森でお茶&ミーティングというか、雑談。 彼は若き経営者。20代だが、渋谷で輸入ブランド品の 雑貨店をやっている。楽天、ヤフーにも出店していて、 いろんな話も聞け、有益だった。オーナーは彼のおじさんで、 52歳なのに「ギャル男(お)」、ここだけの話、リフトも やっている(笑)。
石原都政は「渋谷センター街クリーン作戦」とも呼ぶべき 施策をやっているらしく、センター街のBGMが、全く 「らしくない」NHKみんなのうたみたいな曲が流れて、 みんなの気をダウンさせたり、女子高生と見るや、職質 して、これもまた気勢を削ぐのに懸命という。
あのねえ。ぼくは渋谷は好きじゃないけど、でも、センター街 のあの猥雑さ、女子高生のオバカさ加減が、日本文化の一つ だと思うんだよ。ほんと、ハトをいじめたり、カラスをやっつけ たり、築地を移転させちゃったり、オリンピックを誘致しよう と時代錯誤したり、ロクなもんじゃないね。粋じゃないねぇ。
2007年12月06日(木)
YOKOHAMA MYSTERY
ニューグランド名物の階段を花嫁が上がっていった。 平日の夕方、しかも師走に結婚式とは・・・と思い ながら、一応写真に撮った。 帰宅後、デジカメ画像をPCに取り込んでみると 写っているのは階段だけ、花嫁も、介添人も、ホテル 係員も、見学していたゲストたちも、人間は一人残らず 写っていなかった
というのはウソで、現実にはこんな感じでした。

2007年12月05日(水)
ドラッカーの負の遺産

ドラッカーは経営学の神様扱いされているが、負の影響も 実は大きい。その一つが「民営化」だ。 民営化は無条件に善、という風潮があるが、大きな間違い であって、たとえば日本郵政が今後4年半で24,000人を削減 する計画があると報道された(11/30付日経)。郵政サイドは 否定しているようだが、火のないところであって、おそらく それに類した動きはあるのだろう。
目的が株式上場というのだから聞いてあきれる。株式上場と いう仕組が24,000人の生活を否定するわけであり、これが 民営化の実際の姿であり、国民が小泉首相を圧倒的に支持 した結果なのである。現在、日本で民営化というと、既に ビジネス社会では見直され始めている「利益第一」 「経営効率優先」「人よりシステム」という、手垢のついた アナクロな経営手法を意味している。間違いである。
*写真は横浜、山下公園前の銀杏並木。美しいね。 ある日銀杏が「民営化」されました。 銀杏一本当たりの効率指標が課されることに。 そして指標に到達できない銀杏は「削減」されました。 夜はいよいよ冴えるのだ。
2007年12月04日(火)
東北新幹線・ネコ土地騒動・JOYWOW

盛岡駅ホームで撮った「はやて」と「こまち」(ひょっとすると 名前、記憶違いかも)のドッキングシーン。 ホームにはスーツを着た人しかいないので、まさか誰も 写真撮りに来ないだろう、と思っていたら、来るわくるわ、 鉄っちゃんはここでも健在なのであった。ちなみにぼくは 鉄ではござらん。
さて、猫のリフォーム騒動は続いていて、昨日一日降った雨 のためにせっかくの希釈竹酢液が流れてしまい、朝現場を確認 すると、しっかり砂が撒かれていて、その上に新鮮な猫の爪あと があった。今朝未明の犯行と見られる。 こうなるともう、イタチごっこならぬネコごっこであり、 パレスチナ問題を、「たかだか土地という物質の取り合いで 戦争などするなんて、宗教が聞いてあきれる」と鼻で笑って いたのだが、今回のネコ騒動も同様に土地問題であって、 人様のことは言えない。
ここは何とか話し合いで解決できぬものかと思案しているが、 打開策は見つからない。案山子(かかし)を立てる、ペット ボトルを置くと良いらしいなど、アイデアは様々出るがいずれも 決定打に欠けるし、そもそも間違っていたり、する。
・・・と、実のところどうでもいいネコネタをここのところ 毎日書いているのは、日常が仕事で埋まっていて、守秘義務 もあり、うっかり書けないからである。
JOYWOWは2008年、大きく変わる。その経営決断をした途端、 人との出会いが増え、「引き寄せの法則」で磁力が働き、 面白い動きが始まっている。書きたいが、書けないのが もどかしいっす。
2007年12月03日(月)
くっつけポール

ポール・マッカートニーの作曲法はかなりユニークで、 複数の曲がくっついて出来ている曲がある。 『バンド・オン・ザ・ラン』など、ウィングスの看板になる 曲なのに、3つの曲が何の脈絡もなくくっついている。 どんな曲も、サビやブリッジが構成要素になっているが、 「わざと」コード進行の文法を無視することによって 印象的な曲想を醸し出すことがある。でも、稀で、 ポールの曲のような「くっつけ感」は珍しい。 『ハロー・グッドバイ』も、最後のリフレインは くっつけ感があるし、『ヘイ・ジュード』も そうだ。
うつっちゃったのか、ジョージ・ハリスンの 『サムシング』も、サビはぼくにいわせればくっつけ た感が強い。
でも、「あ。それ、アリなのね」ということで、 未完成の曲でも、残しておこう。あとでくっつけちゃえば いいんだ。
*写真は賢治記念館までの道沿いにある看板(ブルー)。 ふくろうの絵が書いてあって上に矢印があり、 「只今留守中」とある。シャレなのか、本気なのか。
2007年12月02日(日)
久しぶりのダラダラ休暇

庭をチェックしてみると、別の地面がトイレにリフォームされ、 砂をかきわけてみたら、新鮮な成果がたっぷりとあって、やられた。 今朝、起き抜けに、庭の一番高い木の枝に登って遊んでいる猫を 二階の窓から見下ろし、可愛そうに、地面がいやなにおい(竹酢液) だから歩けないのだな、とちょっと罪悪感を感じてしまった気持ち がもったいない。
今日は一日、自分に休暇を与えた。花巻以来、一日も休んで ないので、疲れに麻痺してしまっていたようだ。 テレビの前の暖かいラグに寝そべってしまったらいかに自分が 疲れているのか、よくわかった。
独立以来初めてではないか、ゴルフの中継をリアルタイムで ながめた。尊敬する青木功さんが解説者で出ていた。青木さん、 いい顔になっている。ちなみにぼくのパッティングフォーム は青木さんのマネでした。
CATVリモコンチャンネルをzappingしていると、日本映画専門 チャンネルというのにあたって、だらだら見たのだが、 これが面白かった!
森繁の『続社長太平記』(1959・昭和34年作品)
『満員電車』(1957・昭和32年市川崑監督作品)
当時のサラリーマン映画は森繁作品のようなお気楽・日本はこれ からどんどん高度成長するぞ!! という、『ALWAYS』的 楽観論で描写されているのが主流だったのが、さすが市川監督、 ブラックで、その50年後を予見していたかのような凄みがある。 川口隊長こと川口浩、船越英二(パパね)、田宮二郎、杉村春子、 など、往年のスターたちが、キラキラ光っています。
2007年12月01日(土)
猫の事務所、猫トイレ

写真は賢治記念館に鎮座まします『猫の事務所』キャストに ご挨拶している図。おそらく三毛猫なので、三番書記だ。 『猫の事務所』は新潮文庫版『新編 銀河鉄道の夜』所収の 短編、ぼくのお気に入りの一つ。
猫といえば、我が家の庭に久しぶりに出てみると 猫がトイレにしていた。 寒くなったので猫たちの活動パワーがダウンしていると 油断していたのだが、どうしてどうして、大小19個もの 健康なものが直径1メートルの円周内にバラバラと転がって いる。けしからん。
不思議なのは、つい先週庭師に入ってもらい、雑草刈りと 庭木の手入れをしてもらったばかりだから、庭の土は 固くなっているはずなのに、トイレの範囲内には砂が 撒かれていることだ。砂ではなく、土をぼりぼりぼりと 掘り起こしたらこうなるのか。いずれにせよ、トイレに リフォームされちゃったわけで、気に入らん。 スコップで処理、後には竹酢液の希釈した液を大量に 撒いて、その匂いで猫たちを寄せ付けない工夫をした。
しかし、猫にとっては、ぼくのほうが「居住圏内にいる 異物」なんだろうなあ。仲良くしようね。でもトイレは ご遠慮を。
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