椰子の実日記【JOYWOW】
2007年04月30日(月)
Bスクエア、始動!
小沢征爾さんが指揮に復帰されたのと時を同じくして わしらのバンドBスクエアも音楽に復帰する。
ファン待望の6ヶ月ぶりの公演が5月の最終日曜日、 27日に葉山で開催されるからである。 ご都合のつく方、このサイトの申し込みフォームを 使ってご連絡ください。
嵐は東京ドームで5万5,000人を集めたらしいが、 葉山ライブではおそらくその1/2,000くらいの 観客動員数になるはずだ。公式な野外ライブとしては ケタ外れの動員数だろう。
ということで、今夜より、Bスクエアは始動します。 シークレットライブ? いいえ、練習でーす。
2007年04月29日(日)
べてるの家
べてるの家(→)
土曜日のろみさんとのセミナーでも紹介 したのだが、「苦労」と隔離されることが必ずしも 人間、幸せではないのだ。
べてるの家では、言葉が豊かになる。
「自分の行き詰まりに手ごたえを感じる」 「この困り方は、いい線をいっているね」 「悩み方のセンスがよくなってきた」 「自分の悩みや不安に誇りを感じる」 「最近、落ち方がうまいね」 「あきらめ方がうまくなってきた」 「悩みの多さに自信が出てきた」 「病気のスジがいいね」 (向谷地生良氏+浦河べてるの家『安心して絶望できる家』 NHK出版より引用)
精神分裂病(統合失調症)の人々が社会に参加しつつも、 自分と向き合う家。勉強が深まるにつれ、ぼく自身、 自分と向き合い、自分と世界とのかかわり方が深くなって きている。感謝。
2007年04月28日(土)
感謝感謝のジョイントセミナー
中野裕弓さん(→)
とジョイントセミナー。ろみさんとは2回目、東京で初めて。 遥か上海、和歌山、名古屋、大阪、など、多方面から参加 いただき、感謝感謝。
中野さんとウメちゃん絶好調、隣にいたぼくが会場の 皆さんより一番身近に、その「強烈にプラスの波動」 を感じることができた。
雷の祝福も受け、会場の空気も良く、とても楽しく セミナーをすることができた。オーディエンスの皆さん も楽しんでくださっていたようで、嬉しい。 信じられないほどのシンクロニシティの事例も 会場で起こり、感動した。
それにしても、ろみさんのすごさをあらためて 知った一日。
来てくださった皆さんに感謝、受付・会場設営・資料配布・ 物販などの業務をしてくださったボランティアスタッフの 皆さんに感謝、会場に感謝、ろみさんに感謝、そして、 見守ってくださった天界の皆さんに感謝。
2007年04月27日(金)
ありがとうダンボール、いよいよネット販売開始!
梅花堂紙業株式会社(→)さん
でいよいよ
「ありがとうダンボール」(→)
をネット発売開始です。 笑顔のイラストと「ありがとう」の文字はぼくの直筆です。 プラスの波動をたっぷりこめているので、このダンボールで 商品を包装すると、受け取ったお客さんに感謝の気持ちが たっぷり伝達されます。
ネットショップをはじめ、「モノを包む」ビジネスを されているかた、お勧め。商売繁盛、お客さんに 喜ばれること、うけあい!
既に使っているかた、「こんな使い方をしたよ」という アイデアがあったら、教えてくださいね。
ありがとう!
2007年04月26日(木)
目が合うと負けるエアロビ隊
所用で郵便局に(当たり前なのだけど。所用以外で 郵便局に行くのは局員以外、いない)行った。 手前にある公民館の窓の外を通り過ぎるとき、窓の 中で何かうごめくものがあった。ニワトリかブタでも 飼育しているのかと思ったら中でエアロビをしている おねーさまと目が合った。
こういうとき、どうしてあんなに気まずいのだろう。
ほうほうの体で、小さく前にならえ、をして、去った。
2007年04月25日(水)
セカンドライフの衝撃!
浅枝大志『ウェブ仮想社会「セカンドライフ」 ネットビジネスの新大陸』(アスキー)を読み、 大きな衝撃を受ける。
セカンドライフはここ(→)
ネットの創成期から関わり、ネットビジネスの最前線に いた者として、セカンドライフをどう位置づけるべきか、 考えていたのだが、浅枝氏のこの論考で非常にすっきり 整理できた。
セカンドライフ、ケチをつけようと思えば限りなく つけられるが、本を読みながら、「プラス」と「マイナス」 を背表紙裏に一項目ずつ書き込んでいったら、マイナスが 5項目に対し、プラスが11項目もあった。これはぼく自身の 考察・研究が進むにつれ、プラスがもっと増えるはずだ。 セカンドライフを無視しては、これからのビジネスや 生活は語れないだろう。
浅枝氏は1983年生まれ。ウィンドウズ3.1の時代から使いこなし、 アメリカに住んでいたためネットと英語には馴染んでいる。 そして、何より、しっかりした論考と日本語を駆使できる。 セカンドライフもさることながら、彼のような著者が出現した こと、それが何より素晴らしい。 読んでいて、「そうそう、こういう話が聞きたかったんだよ」 と、本に感謝を何回したことか。
おかげで週末、28日に中野ろみさんとジョイントで 実施するセミナー内『Imaging Business』のネタを たっぷりもらった。ありがとう!
(セミナー、まだ若干お席があります。お申し込みを お待ちしていますね。)
2007年04月24日(火)
『プロポーズ大作戦』を観ていたら発想した
高校時代、同級生の副島隆司君と仲が良く、一緒に よく出歩いていた。副島君が「百恵ちゃん、ええなあ〜」 とグラビアを見ながらにやついていた姿を思い出す。 そういえば、彼とバンドもやっていたんだ。今思い出した。 副島君はベース。彼の提案した『「いちご白書」をもう一度』 は、最初リーダーが無視していたけど、エンディングで ギター・ソロの腕を見せられる曲構成とわかった途端、 やることになった。
何だか懐かしい。高校卒業以来会ってないので、あらためて アルバムを見てみよう。どんな顔だったっけ?
と、アルバムを見ると、名簿のどこを探しても「副島隆司」 という名前はない。
・・・だったらとてもコワいよねーー、と一人ごちながら アルバムを見てみると、「副島隆司」の名前はあり、 写真も記憶通りでちゃんと写っていた。 新たな問題が発覚した。
ぼくの名前と写真がどこを探しても、ない。 ------------------------------------------------------
というショート・ショートを発想したのだけど、 成仏できずに高校をうろつく浮遊霊になっていたら、 あり得る話だ。怖いコワい。
2007年04月23日(月)
使用感機能
商品には、その商品が果たすべき機能と、それだけ ではなく、使用する生活者が習慣的に持っている 使用感覚を満たす、言ってみれば「使用感機能」も 満たすことが求められるのではないか、そんな気がする。
というのも、手元に、某社文具製品で、「糊(のり)」が あるのだが、形態が、ちょうど修正テープを繰り出す 形なのだ。原理は、修正テープを出す代わりに、のり テープを出す、というものなのだろう。 ジェル状ネバネバといった慣れ親しんだのりとは違い テープになって紙に貼付する。
しかし、スティックのりにようやく慣れた頃に、 こういうテープ式ののりに新たに慣れろ、と言われ ても、若いモンのようにはいかんのである(笑)。
これに似たようなことって、他の製品・サービスでも あるんじゃないだろうか。
ホテルの客室冷蔵庫がカラで、必要な人は自分で買って 入れてください、というシステムを最初に導入した のはたしか品川プリンスだが、これも慣れるまで時間が かかった(今は普通になっているが)。
自動車メーカーの技術蓄積は今やものすごく高度だが、 それでも
ハンドルは円形で、回して使う アクセルとブレーキは踏む
という使用感覚の記憶は人間の身体記憶になっている。 習慣がそうさせているのである。 だから、例えば映画『マイノリティ・レポート』 の車のように、ギアのようなものが一本、フロア から立っているのを操作する、というのは、身体が なじまないのだ。
ハイテクに限らない。トイレットペーパーは
下に引いて切る
のが一番使用感覚として馴染みが深いから、 それができるようなペーパーホルダーのデザイン でなければ何となく尻が落ち着かない。
あれ? Surfin'ネタをここで書いちゃった。
2007年04月22日(日)
ずっと留守にしていると
油断していると、なんだかまた選挙をするみたいだ。 今週はずっと出張していたので、だれが立候補して いるのかの情報収集ができていない。 午後、投票には行くが、それまでに研究、一票を 投じる候補者を決めなければならない。 なんだか、セミナーが迫っているのに、準備が ちっとも進んでいないときの気分になってしまう。 やれやれ。かといって、本当に「ギャル曽根」と 書くわけにはいかんし。「パパイヤ鈴木」なら いいかもしれないが。
というか、そもそも何の選挙だっけ? 町内会?
2007年04月21日(土)
出る・出た・出ら・出ろ
パーミションを全く与えたつもりもないのに 大きな顔をしてDM葉書を送ってくる「出る」という コンピュータメーカーがある。 社名が「出る」だけあって、出るのを止められない のだろうが、迷惑なのである。どう迷惑かというと、 配達に、郵便配達を利用せず、なんだかわからない 配送サービスを使っているので、配送ミスが多く、 住所の最後の番地まで確認せず、近所の同姓の お宅のポストに入れて済ましてしまう。 間違って配送された家の人は、捨てるに捨てられず、 わざわざ拙宅まで持ってきてくださるのである。 誠に申し訳ない。
そこで、電話し、「DMを送らないでね」と言った。 「かしこまりました」愛想の良いおねーさんがうけおった。
さりながら、出るからのDMは引き続き、出るのである。
そこで葉書に記載の「不要な方はこのURLまで」という サイトにアクセス、宛名ラベルのコードを入れようと したら「あたまがA以外で始まるコードの方は電話して ください」とものすごく小さいフォントで書いてある。 ぼくのはYで始まっている。 それに気づくまで3分、どうしよう、何だか違うなあ、 と、まるで1998年頃ネット・ショップの貧弱ユーザビリティ に困っていたときの同じ気分になっていた。
そして、どうなったかというと、電話は日曜は受け付けない とのことで、今日これを書いているのは日曜なのだが、 きっと明日月曜になったら多忙のため、すっかり忘れて しまうのである。
そしてこれからも、永遠に、出るからは出る。うーわんわん。
2007年04月20日(金)
くろべえ、来る
電気髭剃り器、忘れてきてしまった。 ぼくはもともとひげが薄いので、消しゴムで 消せる程度なのだが、長期の出張でもあり、 弱ったなあ、と思っていた。 何しろ、かみそりでひげを剃るのはやったことが ない。何だか怪我をしそうで、不器用な自分としては こわくてできないのだ。
と、ホテル近所のコンビニにぶらさがっている 髭剃り器を発見。
贔屓目に見ても不細工なのだが、背に腹は替えられない。
買った。
うーん。やはりかわいくない。
でもまあ、ぼくのところに来るくらいだから、ご縁があった のだろう。名前を「くろべえ」とつけて、かわいがって あげることにした。
写真は朝日の中でまどろむくろべえ。
2007年04月19日(木)
子どもは外で遊びなさい
少数意見が大事だと思います。
多数決は本当に良いシステムなのかどうかは 疑わしいと思います。証拠は日本の国会を見れば 明らかです。ということで、少数意見を言います。
キッザニアは本当に子どもたちのために良いのか?
大人になればいやでも直面するお金儲けとか 仕事をするしんどさ、厳しさを、なぜ、子どもの ときに体験しなければならないのだろう。 こまっしゃくれたガキ失礼、お子様を増やすだけではないのか。 大人のなすべきことは、自分たちが苦しんでいて、 決して幸せとはいえない、現状の日本を蔓延する 拝金主義、物質至上主義ではなく、こころのうるおい、 想像力の翼をいきいきはばたかせること、 海や野原で遊ぶ楽しさを教え、機会を設けてあげる ことではないのか。違うだろうか。
議員宿舎家賃問題。
「同じような物件であれば、近隣の不動産会社の査定に よると月50万から60万です」
というが、むしろ
「月50万や60万の家賃」のほうが異常
だということをどうしてだれも指摘しないのだろう。 議員特権に対する卑しいやっかみや嫉妬心だけ で問題を議論するのは、ちっとも創造的ではない。
以上、少数意見でした。
2007年04月18日(水)
これが言いたいために書いた
18日は早朝より出張のため、先書きしておきます。
マレーシアでも、海賊版DVDに頭を痛めている らしく、このほど、二頭のラブラドール犬、 「ラッキー」(Lucky)と「フロー」(Flo)が 捜査に乗り出したそうさ。
DVDやCDのポリカーボネートなどのにおいを 嗅ぎ分けられるように8ヶ月の訓練を受けた らしい。ぼくが観たニュースでは、壁の後ろが 隠し部屋になっていて(ジャッキー・チェン映画 みたい!!)、ラッキーとフローが壁の前で 「お座り」をしたら、捜査員のおじさんが ハンマーでドカン、ドッカンと壁を破る。 すると、向こうにズラーーーッとCD棚が あった。すごいねえ。 このときの捜査では、100万枚の海賊版を 押収、6人の犯人逮捕につながったそうで、 係のおじさんは鼻高々だった。
ラッキーとフローの別名? そりゃ、もちろん、著作犬でしょう。
2007年04月17日(火)
Elizaと遊ぶ
You: I have some trouble Eliza: Can you elaborate on that? You: unfortunately not Eliza: Please go on. You: My wife has gone Eliza: Who else in your family has gone? You: nobody Eliza: Surely not everyone? You: Yes, only my wife has gone, right? Eliza: Who else in your family has gone right? You: I can't make you out Eliza: Have you tried? You: Sure, I tried Eliza: Can you elaborate on that? You: Of course! Eliza: Please go on. You: Where should she go to? Eliza: Please go on. You: Maybe someone who I don't know has taken her out Eliza: Why the uncertain tone? You: What do you mean? Eliza: Does that question interest you? You: Exactly Eliza: Please go on. You: Please go on. Eliza: Please go on. You: You: Please go on. Eliza: Oh, i please go on. You: Please go on. Eliza: Please go on. You: Eliza: Please go on. Eliza: Please go on. You: Are you kidding? Eliza: Would you prefer if I were not kidding?
私 困ったことが起きたんだ Eliza 話して頂戴 私 残念ながら詳しくは Eliza 続けて頂戴 私 実は、妻が家を出て行ってしまったんだ Eliza 他の家族で出て行った人は誰なの? 私 妻だけだ Eliza 本当? 私 もちろん、出て行ったのは妻だけさ、わかった? Eliza 他の家族で出て行った人は誰なの、わかった? 私 おっしゃる意味がわかりかねますが Eliza 努力したのかしら? 私 もちろん、努力したさ Eliza 話して頂戴 私 もちろん! Eliza 続けて頂戴 私 妻はどこへ行ってしまったんだろう? Eliza 続けて頂戴 私 誰かぼくの知らない男が連れ去ったのだろうか Eliza どうして自信のない言い方なの? 私 どういう意味? Eliza 私の質問、的を射ていた? 私 もちろん! Eliza 続けて頂戴 私 続けて頂戴 Eliza 続けて頂戴 私 君こそ、続けて頂戴 Eliza そうね、私がよろこんで続けるわ 私 続けて頂戴 Eliza 続けて頂戴 私 ふざけてるのかい? Eliza あなたは私がふざけないほうがいいの? ------------------------------------------------
1966年生まれのコンピュータソフトEliza(→)
とぼくとの対話の記録(2007年4月17日) もちろん内容はフィクションだが、コミュニケーション の不毛を楽しむのに、結構遊べる。星新一のボッコちゃん みたいだ。
2007年04月16日(月)
文房具が主人公のSF『虚航船団』は今から23年前の作品です
ぼくの人生の20%は、見つからない文房具を探すことに 費やされている。
机の抽斗、文房具入れケースには多分一生かかっても 使い切れない本数のペン、シャーペン、消しゴム、 サインペン、筆ペン、筆ペンのリフィル、ものさし、 修正液の代わりになるペン状のもの(名前知らない)、 などが所狭しとあふれている。爪切りや、なぜか イヤホンまで入っている。ところが。
いざ、「テープが欲しい」という段になって探すと、 テープに限って、姿を隠すのである。
「サインペンを使いたい」と思って抽斗を開けると、 6本あったはずのサインペンだけが見つからず、 スルッとKANSAIのレインボーカード(いつ買ったの だろう)やドラゴンボールの2☆星マークのゴムボール が出てきたりする。
要するに、整理が苦手なのである。これは一つの才能 であってぼくには決定的に欠落している。 きちんと必要なところに必要なものが整理されている人 を見ると、本当にすごい、天才!と拍手してしまうのだ。
2007年04月15日(日)
ご両親は娘が生まれてくると思っていたので「聖」と書いて「マリア」と読ませようと考えていたらしい
発売わずか5秒で売り切れる商品がある。
ぼくの『企画力養成ギブス!』セミナーも記録を 持っているが2005年4月のそれは「発売後10秒で売り切れ」 であり、5秒遅い。
5秒で売り切れちゃうって何かというと、
「上野-札幌」結ぶ特急カシオペアスイートルーム(→)
安くないんだよ。お一人様44,460円、二人でえーっといくら? 倍してください。
へえー。と思いながら
『がっちりマンデー』(→)
を観ていたら、何と! ただいまぼくが一番注目している 田中聖(たなかこうき)君(KAT-TUN)が出てきた! ちなみにおとーさん、「KAT-TUN」は「カッツン」じゃないですよ。 「キャットツン」でもない。「カトタン」です。 ウソ、「カトゥーン」です。
『特急田中3号』(→)
今クール、一番楽しみなドラマだ。田中君、偉い! すごいぞ! TBS磯山 晶プロデューサー、またも名作の予感。すごい!
2007年04月14日(土)
みなさん、雨の日の商店街では、自転車を下りましょう(浜村淳の声で実際に天神橋筋商店街アーケード内に流れています)
天満天神繁昌亭(→)
話題になっているようなので、行ってみた。
すごい行列である。携帯カメラだったため、うまく写って いないけど。
繁昌亭の経済効果は大きいようで、ぼくの知っている この天二のあたりは、やや静かな空気を持った場所 だったのだが、いまやランドマークとなっている。 そういう中で、昔ながらの
一個60円の中村屋コロッケなど(→)
地に足をつけた商店が元気を保っている。 Osakan Powerに、久しぶりに触れた午後だった。
2007年04月13日(金)
わたしをメジャーに連れてって
JR西日本東西線「天満宮」駅構内にて。 りそな銀行とFM802の「digmeout」プロジェクトの コラボレーション。 802はブランドの約束を
発掘(dig out)
にしている。ドリカムをはじめ、山崎まさひろ、ウタダヒカル、 ヤイコ、など、802から火のついたビッグアーティストは 多い。 音楽にとどまらず、アートの世界にも進出、それが
digmeoutについてはココ(→)
おかげでりそな銀行は、若年層の新規キャッシュカード 契約を増やすことに成功した由。すばらしいプロジェクト だよね。
2007年04月12日(木)
なぜ大阪のおばちゃんは切符自動販売機で「こ・こ・か・ら」と言いながら路線図を見上げながら料金を探すのか
宿泊した大阪北区の某ホテル。遅くにチェックインした。 フロントが
「今日は特別に、ご予約いただいたお部屋よりグレードを アップしたお部屋をご用意させていただきました」
「そうきたか。要らん」とは言えず、夜遅かったため、 元気もなく、しおしおと案内された部屋に入ると やはり有象無象がびっくりするほど、いた。 夜遅いチェックインは注意しないとね。 普段あまり使われていない部屋に通されるから。
一応、お祓いをやったのだが、寝るとやってくるのは 先週と同じ。今回は、外の道路の騒音、という高等な技 でやってきた。 まるで耳元で車が走っているような騒音だ。 しかも、暑い。
1:20 2:20 3:20
時計の文字をはっきり覚えている。
朝になった。昨夜部屋に入ってすぐ、ブラインドを下ろして いたので、上げた。何と! 部屋の窓が開いていたので ある。だからなのだ。あの騒音のライブ感は。スピリチュアル な原因ではなかった!
しかし、だよ。窓、開けっ放しにしておくとは・・・。 洗面台の水道蛇口に、先のお客さんの歯磨き粉が べっとりついていたし。
これでン万円のお部屋だよ。とほほほほほほ。
2007年04月11日(水)
Flowers from California
全米発行部数ナンバーワンを誇る日本語情報誌
『Lighthouse』(→)
込山洋一社長から、お花が届いた。
誠に美しい。 誠に気が利いている。
込山社長は
自身のブログ(→)
を読めばわかるように、とにかく熱い。 火の玉のようなナイスガイだ。 一方、このように、お花を送ってくれる繊細さも 持ち合わせている。
Lighthouseは2008年1月、創業20年目を迎える。 裸一貫でLAに移住、「串の坊」で見習い板さんの仕事 についたり、いろんな経験を経て起業、今や全米NO.1 である。彼のビジネスの成功の秘訣は、「熱さと繊細さ」 だと思う。
ちなみに込山社長の起業物語は
拙著『五感商品の創りかた』(p.185-191)
で読むことができます。ちゃっかり自著の宣伝を してしまったてへ。
2007年04月10日(火)
お寿司デビュー!
首都高速を見下ろすの図。どうしてこういうアングルが可能か というと、渋谷はセルリアンタワー東急ホテルへの渡り廊下? から見下ろせるから。ホテルにて打ち合わせ。その後、銀座へ。
かねてよりぼくは著作やセミナーで「初体験をしよう」と言い つづけてきている。今日はそのぼくの初体験の日なのである。 何の?
お寿司。
小さい頃から、いわゆる酢飯がダメで、お寿司は全く受け付け なかった。しかし、いい大人、しかも海のそばに住んでいながら もったいないし、そもそも「嫌い」ということへの合理的な 説明が全くつかない(まあ、食べ物の好き嫌いというのは すべてそうなのだが)。
友人に誘われ、意を決して、行ってみた。
お店には、清潔感あふれる、いい氣が満ちていた。
旨かった!! 檜のカウンターでいただく築地直送の 魚の旨いこと! また、ご主人の、仕事に集中する 姿勢もこれまた、視覚に旨いんだなあ。
ビールだけじゃなく、めずらしく日本酒もわずかだがいただき、 絶好調!
二次会にも繰り出し、本当に楽しい一夜だった。
お寿司、大好きになった。何だか大人になった気分である。 友人に感謝、感謝!
ちなみにお世話になったお寿司のお店、テレビ『ウチ来る?』 で春猿さんのお店として今度紹介される由、そうなると予約が 取れなくなるのでは、とちょっと心配である。
2007年04月09日(月)
なぜ当選したら会見で地金がすぐさま出るような知事が当選するのかというとこれもいわゆる一つのカルマかもしれない
最相葉月さん作品は本書が初めてだが、ノンフィクション の書き手として、第一級だとあらためて思った。 事実の読み取りかたがハンパじゃない。 すごい、の一言。 現在の出版事情を考えると、本書に費やした年月(5年くらい か?)、ここまで綿密な取材をする、というのは対象への 愛がなければ不可能だろう。何しろ関係者134人に取材して いるのである。また、周辺の文献の読み込み、資料の読解、 たとえば、一行に込められた「思い」などを読み解いている 鋭い感性は、これぞドキュメンタリー、と思わず快哉して しまう。
星新一は、70年代、ぼくのアイドルだった。筒井康隆と ともに、常に書棚にある作家だった。
本書を読むと、1001編以上のショートショート作品を 残した作家の実像にとどまらず、日本の出版業界の 流れ、SFという未踏分野の開拓史、起業家の父を持ち、 会社の負の遺産を相続せざるを得なかった長男の 思い、そして、死に至るまでの家族の思い・・・という、 571ページに盛り込まれ、さらにその奥に潜む人間の 感情たちに圧倒される。
消費税が導入されたがゆえ、佐野洋の文庫本が書店の棚 から一斉に消えた、というエピソードはすごい。 それまで増刷、増刷だった文庫ばかりである。 理由は、「カバーの印刷しなおしをするくらいなら、 若くて売れ行きの見込める作家の本を並べたほうがいい」 と出版社が考えたから。 佐野洋に限らず、消費税導入をきっかけとして、日本の 書店から消えた作家が多くいたのではないか。 深い、実話だ。
2007年04月08日(日)
入れる人がいないのでギャル曽根と書くとどうなるだろうか
葉山名物のおいしいカレー麺を食べたあと、友人 の運転する車で銀座へ。そのカレー麺について語り たいことが山ほどあるが先がつかえているので飛ばす。 途中時間調整で人形町、水天宮方面を 散策したが、この話も先を急ぐので飛ばす。 おかげで、いきなり銀座に着いた。
素処(→)
で「お花見」なのである。 店内のテーブルと椅子を全部撤去して、お花見仕様に 敷物を敷き、長机を並べ、お客さん同士狭い中を肩寄せ 合って弁当つつき酒を呑む。まさに日本の正しいお花見だ。
歌舞伎の女形(おやま)、
市川段之さん(→)
の名パフォーマンスがあり、こういう趣向は初体験なので、 あまりの感動に口をぽかん、と開けたままだった。 ぼくが惹かれたのは、特に段之さんの姿勢である。 芸に生きる、ということはこういうことなんだ、と 直球を投げられ、トランス状態のようになって 世界に入り込んでしまった。話術がまた、上手い! パリ、オペラ座に行ったときの土産話なのだが、 ぐいぐいひきこむ技は、まさに芸術品。
ぽろぽろ涙が出るほどだった。 誘ってくれた友人たちに感謝。 段之さん、吉弥さん、素処のママに感謝。 お名前は知らないけど、一緒に時を過ごした 他のお客さん「お花見仲間たち」に感謝!
素晴らしい春の宵に感謝。
その後、感動しながらついふらふらと「中華そば」の 看板にひかれて中華料理店に行ったり、珈琲を飲み に行ったりしたが、これから投票に行かねばなら ないので、飛ばします。では!
2007年04月07日(土)
「死ぬ気がそがれる」キャンペーン
出張から戻ると、畏友・寺西隆行氏(Z会)から メール。またまた面白いことへのお誘いだ。
「自殺ゼロキャンペーン」
へのjoin。
ウィーンで地下鉄飛び込み自殺が社会現象化した とき、自殺以外の解決策をカタログ化したガイドラインを 発行、同時に各メディアでセンセーショナルな自殺報道を 規制。結果、自殺する人数が4分の1に激減した。
仕掛け人は
ポジメディア(→)
「みんながやってるから、正しいのね」
という日本人的感覚をうまく利用すれば、 ポジティブ・キャンペーンも奏功するに違いないという、 オキタリュウイチ氏の着想は同感だ。 オキタ氏は1999年「ヘブンズパスポート」の実績がある。 詳細は上記のポジメディアサイト参照してください。
さて、この「自殺ゼロ」プロジェクト、100人の作家が 参加する由。寺西氏によれば、
--------------------------------------------------------- 糸井重里さん、ミスチル桜井さん、CHARAさん、村上龍さん、 矢沢あいさん(NANAの漫画家)をはじめ、そうそうたる メンバーが内定。 ---------------------------------------------------------
との由。ちょっとだけ内容を漏らすなら、 「死ぬ気」がそがれるキャッチコピーを考える、 というものだ。ぼくは経営者向けに考える。
熱心に観ていないので間違っているかもしれないのだが、 流行した『華麗なる一族』のラスト、キムタク演じる 経営者、自殺するのではなかったか。自殺を美化しては いなかったか。「鉄平には、これがベストの選択だった」 という文脈はなかったのか。
ぼくはこの世相が、嘆かわしいと思っていた。
スピリチュアルで行く。やるぞ〜!
2007年04月06日(金)
やはり出たオバケ
やはり、寝苦しかった。 新しい、こういう高級なスイート という部屋は滅多に人が宿泊しないので、 invisibleな、something evilが住みつくことが ある。新築の家に引越ししたりしたとき、新築 したばかりの場合はいいが、建ってからしばらく 時間を置いた建売住宅などの場合も、そういうこと がある。
だから引越ししたばかりのときは掃除が有効なのだ。
掃除することで、「ここは新しいぼくたちの住む家 なんだよ。関係ない人は出て行ってね」というオーラ マーキングをする効果がある。
ホテルの場合は掃除するわけにはいかないので、 エクソシストならぬ「お祓い」をするのだけど、 寝てしまうと、こっちは無防備になるから、 どこかから寄ってくる。
わらわらわらわらわらわらわらわらわらわらわらわらわら
と、身体全体にまとわりついてくる。だから寝汗がすごく 出た。また、へたくそなシナリオの悪夢を見せられる。 三文芝居である。夢を見ながら
「しょぼい筋書きやなあ。どんくさい、詩心も何もない 教養のないやつが作った夢やなあ」
と馬鹿にしている。きっと生前、まともに文学作品など 読んだことがないし、演劇などにも親しんでいない んだろう。魂のレベルが低いのである。
いま、朝となり、周囲が明るくなると、どこかへ消えた。 所詮、度胸のない、しょぼいオバケなのだ。
生前の生き様がそのまま、魂だけになっても、変わらないから こういうことになる。死んだら仏さんになる、というが、 全員がなるとは限らない。ボディがなくなっただけで、 なんとかは死んでも治らない。
もう一度出てきたら
「ちょっとそこに座り給え」
と説教してやろう。
皆さん、ホテルがなぜか気をきかせて用意してくれた 「高級」な部屋には注意しましょう。
2007年04月05日(木)
コーナースイートと向き合い老人
出張先ホテル。なぜか「今日だけ特別」と、 コーナースイートに通された。 改装したばかりとのことで、なんだかすごく かっこいい部屋である。 調度品も品がいい。センスいい。 何かバチが当たるのではないかと畏れながら、 仕事している。
こういう、「信じられないくらいいい部屋」に 通されると、きっと何かあるに違いない。 夜になると顔中なめまくるオバケとか、出てきたら どう反撃してやろうと楽しみである。
さて、行きの新幹線。例によってグリーン車は マン・ウォッチングに最適な場だ。 通路を隔てたところにうろうろするサラリーマン 3人。役員と部長2人、とでもいう格好か。 わざわざ椅子をひっくり返す。向き合う。 で、話を弾ませるのかというと一人は居眠り、 一人は文庫本、一人はぼんやり。 要するに、あまり仲良くないのだ。 で、「せめて席だけでも」向き合うことで 安心するのだろう。 それにしても、もう老人と呼んでいい年齢の おっさん三人が、わざわざ座席を狭くしてまで 向き合うのは一体どういう希望を持っているの だろう。ご苦労さんでした。
2007年04月04日(水)
「不妊治療に詳しい池上さんによると」
昨日お昼ごはんを食べながらテレビを 観ていたら、キャスターが「不妊治療に詳しい 池上文尋さんによると・・・」と、紹介して いて、びっくりした。飯島愛引退に伴う 報道の一環だった。突然、テレビから知人の 名前が聞こえたとき、すごく不思議な気持ち になる。
「池上さんじゃん!」
知人がこういう風に活躍しているのを知るのは、 とても嬉しいことだ。同時に、誇らしかった。
2007年04月03日(火)
Z会で学んだこと
葉山マリーナで、Z会から取材を受ける。 夏発刊の雑誌に掲載されるインタビュー。 畏友・寺西隆行氏とライターさん小谷祐子氏を相手に 話すうち、大学受験の夏のことを思い出した。
Z会は難しいからこそ、役に立った。 難しいから、全く見当がつかない問題ばかり。 試験問題を解く、ということは、まず、自分なりの 解答をデザインすることだ。 具体的にいうと、全体を俯瞰する。 解く優先順位をつける。 問題一つひとつの難易度を測定する。 優先順位と難易度が一致していればハッピーだが、 そうはいかない。そのミスマッチをマネジメントする ことが、即ち、受験の技なのである。
また、出題者がこの試験問題で何をテーマにしている のか、という「本質」を見抜く力が養われた。 それというのも、Z会があまりにも難しいからだ。 簡単な問題ばかりだと、解くことに楽しみを感じ、先に 解いてしまう。解こうとしても歯が立たないZ会だから こそ、テーマを考えるクセがついた。 そして、このテーマがなぜこの時期に出題されているの か、を考えた。
この、出題テーマを考える訓練のおかげで、 現在、仕事の上で、「物事の本質を見抜く」力が ついて、役立っている。
受験勉強は、知のトレーニングとしてとらえたほうがいい。 受験した学校に合格するか、しないか、は、二の次だ。 合格でもOK、不合格でも、OK。
2007年04月02日(月)
蕎麦で幸福になる
久しぶりに、天下一旨いとぼくが思っている 蕎麦屋へ。
夕方思い立って電話したら、営業しているというので、 夜の予約をした。
「天ぷらは、さっき海老と魚が切れたので野菜だけど いいですか」
あの蕎麦屋のおやじには、いやだとはいえない。
以前住んでいた家からは歩いてすぐの場所だった のだが、引越してからは徒歩でもタクシーでもバス でも行けるという微妙な距離になった。無論、健康 のために、タクシーで行く。
店の前には「本日売切」の札が。相変わらず、 商売っ気というものが1ミリもない。 一切、店の名前や場所は書かないでくれ、とおやじに釘を さされている。忙しくなるのが嫌なのだという。
玉子焼き、ヱビスビール、酒、そして、天せいろ。
幸せだった。これだけ通いつめているのに、裏切られない、 ということは、それだけ日々おやじの腕も進歩している、 ということなのだろう。普通、どんなに旨くても飽きるから。
葉山に住んでいて幸せだなあ、と思う理由の一つだ。
2007年04月01日(日)
明治の風情がビキニで泡となる
仲田定之助氏『明治商売往来』(ちくま学芸文庫)を愛読 している。 明治にあった商売のあれこれを、実体験のエピソードと 共に紹介してくださっている好読み物なのだ。
例えば、「甘酒屋」の項では
-------------------------------------------------------- 水天宮の縁日や、人形町の夜店を冷やかしに行ったついでに、 わたしはよくこの店に寄っては、大きな湯呑に入ったあの 白いどろっとした液体の中におろし生姜を入れて、甘酸っぱい ような味を咽喉に流しこむのが好きだった。この明治の庶民的 な甘党の店を高村光太郎は「人形町」という詩の中にうたって いたが、もう今は廃業してしまったようである。 そこは角店だったので、その横通りを甘酒屋横町と呼んでいたが、 尾張屋の店がなくなったので、明治座通りという名に変ってし まった。 ---------------------------------------------------------
という具合。そうか、明治座通りって、そういう物語が しみこんでいるんだ、と、想像が飛んで楽しい。
ふんわかした気持ちで散歩がてら近所のスーパーへ行くと、 ビキニ水着の上にバスタオルをはおっただけの娘たちと その仲間達がざらつく声で騒いでおり、風情の一つもない。 普段は静かな田舎の町が、そろそろこの陽気に誘われて 観光客を集め始めたようである。あわてて店を出る。 明治は本当に遥か彼方に飛んで行ってしまった。
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