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St.A3Day連載小咄 完結したよ!
2010年05月29日(土)
「おっしゃ、おかゆ出来たぞ〜」
「うわ、うまそー」
エースが小さな土鍋のふたを開けると、ベッドの上で身体を起こしたサンジが目を輝かせた。
慣れたベッドでエースの腕の中、たっぷりと安らかな睡眠を取ったサンジは、顔色も随分良くなってエースを安心させた。ベッドから出る事はもちろん許さず、今朝はエースがキッチンに立って手ずからお粥を炊いた。昔、弟がはしかをやった時に作ってやったレシピだ。熱を出してふうふう言ってたくせに、白粥では物足りないという我が侭に、叩いた梅干しで味をつけ、卵を落とした代物だ。
れんげですくったおかゆをフーフーしてから、サンジの口元に差し出す。
「ほい、あーん」
「そんな重病人じゃないんだから」とか言いながら、サンジは少々照れながらも、おとなしく口を開く。
「うまーい!」
両手でほっぺたをおさえて、満面の笑みで言う。
「マジ?」
「うん、病院食の100倍旨い」
「まあ、俺の愛が目一杯詰まってるからな〜」
そう言いながら、エースも一口。うん、うまい、なんて自画自賛。
「エース、エプロン似合うな」
Tシャツの上にサンジの黒いエプロンをしたエースを見て、サンジは何が嬉しいんだかニコニコとご機嫌だ。二人で土鍋を空にして(半分はエースが食った)、エースはデザートのリンゴを剥き始める。
「ほい、うさぎさん〜」
「わ、上手!」
ひょこひょこと跳ねて来た(もちろんエースが動かしている)うさぎさんリンゴに唇にちゅっとキスをされて、サンジは声を上げて笑う。子供みたいなその笑顔に、少々無茶ではあったが、病院から連れ出してよかったと、しみじみ思うエースであった。
「…食べるの可哀想…」
「いやいや、お前の血肉となるならうさぎも本望だ」
わざと顰め面しい顔で言うエースにクスクス笑いながら、目の前のうさぎにぱくりと食いつく様子はヤバいくらい可愛い。猛烈に庇護欲を掻き立てられて、思わず黄色い頭を両手でかき混ぜて、まだしゃくしゃくとリンゴを咀嚼している唇の端にキスをした。
「こんなにのんびりしたの、久しぶりかも」
病院の食事に散々文句を言っていたサンジは、満足げに伸びをすると、ご機嫌なネコみたいにエースの肩に頭を擦り寄せる。
「サンジは働きっぱなしだったもんな」
「ふふふ、倒れてよかったかも」
「恐ろしい事言うなよ、俺は寿命が10年は縮まったぞ」
「ごめん」
上目遣いで見上げてくる、長い睫毛に縁取られた青い目にうっとりと見とれながら、引き寄せられる様に顔を寄せる。ピンク色の唇に、まさに触れようとしたその時、玄関の呼び鈴が鳴った。
二人は思わず間近で目を見合わせる。
「――――来たか…」
ため息まじりに言うエースに、サンジがへにゃんと眉尻を下げた。
「まったく、信じられないわ」
「本当に、何考えてるんだか」
「この非常識野郎」
ロビン、コーザ、ウソップに囲まれて、エースは大きな体で縮こまっていた。静かに怒り狂うロビンの冷たい視線が恐ろしい。まともに見返したら石にされそうだ。
「俺がどうしても帰りたいって言ったんだってば!」
ロビンに叱られるから、ベッドから出る事ができないサンジが、輪の外から必死でエースを援護する。
朝いちで病院に寄ったロビンがサンジの脱走を知り、早々にウソップとコーザに伝わったらしい。小姑三人が乗り込んで来て、今やエースは人さらいの極悪人扱いだ。
「そうだとしても、貴方はそれを諌めなきゃならない立場でしょ」
「そうですよ、オーナーが無理するなんて分かりきったことなんだから」
「………はい、すみません」
もうこうなったらひたすら謝るしかない。次があったとしても、サンジのおねだりに逆らえない自分は、多分同じ行動を取るだろうけれど。もうこれは入り婿の処世術だ(別に婿に来た訳じゃないけど)。俺は今、きっと世界一マスオさんの気持ちが分かる男だぜ、などと、エースは遠い目をする。
「サンジの非常事態に全く役に立たない男なんて必要ないわ」
軽く黄昏れてるエースを容赦なく切り捨てると、さっさとサンジの世話を焼き始めたロビンに、あー、俺、闇から闇に葬られるかもと、背中に冷たい汗が伝う。
「それにしても、お前俺よりヘタレだったんだな」
しゃくしゃくとうさぎさんリンゴを食べながら、ウソップがニヤニヤと大変感じの悪い笑みを浮かべる。
「うっせーよ」
「サンジが死んだら俺も死ぬ!ってお前、相当……!!!」
自他ともに認めるヘタレ大王に言われたくない。でもロビンが怖いから、ここは黙って拳に物を言わせる。
「エースさんて、嫁さんが妊娠したら一緒につわりと陣痛が来るタイプですよね」
声も無く床にうずくまったウソップの代わりに、今度はコーザが毒舌を吐く。なんだ、この波状攻撃。こいつら俺を攻撃する時に限って、もの凄いチームワークを発揮しやがる。
「良かったわね、サンジに子供ができなくって」
「いつでも別れられますしね」
遠くの方からロビンもすかさず参戦してくる。それに乗っかったコーザには、ロビンから見えない様に、背中からレバーにグーパンチを入れてやった。平気な顔をしてるのがまた憎たらしいが。
それにしてもロビンはこの機会に、徹底的に俺を叩いておこうという腹なのか、などと、エースはそろそろ被害妄想に陥りつつある。あながち妄想でもなさそうなのが恐ろしいところだが。
「サンジ、いつだってうちに戻ってきていいんだからね」
ロビンに頭を撫でられて、「え〜と…」なんて、サンジは困った顔で笑っている。
「お前ら言いたい放題だなオイ!」
「あなたに文句を言う資格はないわよ」
「ハイ、すみません!」
思わず言い返す愚を犯したエースは、ロビンの氷点下の視線に晒されてビシっと気をつけをする。
「ロビンちゃん、エースを虐めないでよ〜」
「サンジ、あなたの我が侭が招いた事でもあるのよ」
「……ごめんなさい」
普段はサンジに甘いロビンに叱られて、サンジもしゅんと頭を下げる。
とりあえず、今日は二人ともおとなしくロビンのお小言を拝聴しているのが懸命のようだ。エースとサンジは、目だけで会話して、二人して肩をすくめた。
散々エースを虐めた事で気が済んだのか、皆、病み上がりにうるさくしてもいけないからと、意外にもあっさりと帰って行った。もちろん、サンジに無理をさせるなと、エースに釘を刺す事は忘れなかったが。
ようやく二人きりになって、エースはぐったりとベッドに懐く。ウソップとコーザに何を言われてもへでもないが、ロビンの精神攻撃はダメージが大きい。本当にあれ、ただの弁護士か?何か裏の顔があるんじゃねーか?
「なんか俺って、マジ扱い悪くねぇ?」
「愛されてんだよ、みんなに」
「……そりゃ絶対ないな」
それでも、皆がここまで大事にしているサンジを頂いてしまったのだ。彼が側にいてくれる幸福を思えば、多少のイジメは我慢しようって気にもなる。
…まあ、相手によりけりだけど。ウソップやコーザごときにいつまでも舐められてる俺じゃねーけどな………その場にロビンがいなければ。
ブツブツ言ってるエースの顔を、サンジが気遣わしげに覗き込んでくる。
「疲れた?エース」
「いんや、気が抜けただけ」
とは言いつつも、夕べは腕の中で眠る白い顔を見つめながら、寝ている間に具合が悪くならないか、呼吸は苦しそうではないだろうかと、不安でなかなか寝付けなかったのだ。
さらさらと頭を撫でてくれる手に、急激に眠気を誘われて、エースはサンジに促されるままベッドに潜り込むと、しっかりと大切な恋人を抱きしめて、幸福な眠りに落ちていった。
ようやっと終わりました。2年越しです(滝汗)。
グズグズの極みでスミマセヌ。ついにエース、マスオさん状態です。
かっこいいエースが書きたいのに…どうしていつもこうなってしまうんでしょう。
30日追記:昨日ぐあーっと書いてアップしたので、ちょっと不安で見直してみたら、誤字やら文章おかしいとこを発見。とりあえず直しましたよ…会社で。
エース救出…!!
2010年05月26日(水)
……うそです。
オクで落としました。
もったいなくてパッケージが開けられないもんで光っちゃって何がなんだか。
ええ、卑怯者と呼ばわば呼べ、マリオにピーチ姫救出を任せ、自分は何もしなかった姫の婚約者の王子のごとく、くじの一枚も引く事なく、潔く金にモノを言わせました。
24日に渋谷ナムコに入荷の情報をゲットし、最初はくじを引き倒すつもりだったのですが、そこでガブの脳裏をよぎったのは、数年前のキャラコレ缶第一弾の悪夢(第2弾からは奥義、箱大人買い)。さらには、一台まるごと空にしたことすらある(その上目当てのサンジは出なかった)ガシャポンとの戦いの日々。
そう、例え拘束されたエースがどれだけ残っていても、このくじ運の悪いガブが少々くじ引いたところで、当たるはずが無い!欲しいのはフィギュアとストラップ、この二つをゲットするのに、万を下る事があるだろうか…!そして、エースが出るまで若者集う渋谷繁華街の店で粘る己の姿を想像…どんな羞恥プレイだそれ!!
そんなわけで、恥ずかしい思いをする事もなく、多分自分でくじを引くよりも安く手に入れました。
そう思っておきます。
ストラップは明日くらいに届く予定。
そんな卑怯な大人のガブからメッセージのお返事です。
Iシガミさん、こんにちは!そんなわけで、ガブは潔くオクで落としました(笑)。でも頑張って!引き当てた時の喜びはいかばかりかと。そして、歯茎は薬でおさまりました。4日に引っこ抜いてきます(ブルブル)。スラムドッグ、観てないのですが、そうなのですか。でもなんかわかるような気がする。予告で観た群舞のシーンが印象に残ってますが、ちびっこ3人とじいちゃんとダダン一家に村長もみんなで踊ってる所を想像して和みました(笑)。
Kメタさん、いつもありがとうございます。頑張って長生きしたいと思います(笑)。そして親知らず無いんですか?すげー!ニュータイプ?うらやましい!ガブの親知らずは、残り3本はまだ骨の中で眠っているそうです。願わくばこのまま死ぬまで眠っていてほしい…。そしてワタクシ普段から決して涙もろい方ではないと思うのですが、ワンピだけはダメですね。もうちょっとした事で泣きます。今日もワンピログの13巻を読んで号泣です。もうメリーの最期はダメね、ホント、目の幅ぶんの滂沱の涙が…。いいストレス発散でした。
WJネタバレ!
2010年05月24日(月)
マキノキターーーーーー!!!!!
なんか緊張してるっぽいエースかわゆす!
きっと若くて奇麗な女の人に慣れてないんだよね。
マキノと若兄弟のネタ書きてえ。
夜、マキノが店閉めて外に出たら、エースが一人で壁に寄りかかって立ってたりして。
「あら、あなた、エース?どうしたの?」
「…別に、何でも…」
俯いたままボソボソと言うエースに、なんとなく察したマキノ、
「おなか空いてない?何か作ってあげるわ」
「………でも、店もう閉めたんだろ?」
「子供が遠慮なんてしないの、ホラ、入って」
白い手で頭を撫でてもらって、ツンデレ子エース、ヘヘってはにかみ笑顔。
マキノ、初めてエースの笑顔を見た瞬間。
あああ、萌ゆる。
そしてじいちゃん!vvv
きっとじいちゃんの愛情も伝わってるよね、エースには。
伝わってるといい。
ツンツンツンツンデ… くらいでも。
登場以来ずっと死亡フラグ立ちっぱなしだと思ってたサポ、そう言う事ですか。
いい子だよね、サボ。ルフィとエースの間でいい緩衝剤になってる感じ。
死ぬなよ〜。
汚部屋から愛を込めて
2010年05月23日(日)
なんか色々集中力が足りないのは、身の回りがごちゃごちゃしているせいではあるまいかと、今日一日汚部屋の掃除をしたガブです。
床に積み上がったWJを整理するために、ワンピんとこをひっぺがし、ちょっとビクビクしながらルフィが号泣してる回を読み直し、涙。そしてこないだ「兄弟がいる山が、フーシャ村の裏の山だったらいいのに」とか言ってたら、本当に裏山だった事が発覚。良かった!(ちゃんと読めよ)
そして、古い同人誌に手をつけ始めたはいいが、うっかり昔買ったエーサン本を読みふける。
ああ、なんかエーサンていいね。
遠恋で、別々の海賊団に属していて、いずれは敵同士になるかもしれないふたり。
沢山泣いて、でも一生懸命恋して、そんな甘酸っぱいエーサンを読んで、なんかこの薄汚れたガブの心が超ピュアになりました。まさにその時、汚れた部屋でゴミの山に埋もれてましたけどね。
あんなエーサンが書きたかったなあ。
甘酸っぱくもなんともない青春時代を過ごしたガブの引き出しには無いあの切なさ…ああ、いい…。
その後、全然部屋が片付かないまま、息抜きに日参してる絵師さんのお宅にお邪魔したら、ほんわかした子供エーサンイラストに泣く。チビナスちゃんが子エースの頭を撫でてあげてる様子に、なんか本当に泣けてきたとです。チビナスちゃんは天使だから、きっとエースに優しいものをいっぱいいっぱいくれるよ。
いい歳して、なんでこんな事で泣いてんだよアタシ、とか思いましたが、これはあれだね、人は歳と共に子供に帰っていくって言うあれかな、もうすぐお迎えとか来ちゃうのかな。
でもホント、エースとサンジが愛おしすぎて、死期も近い気がします。
まあ、この同人誌とジャンピとフィギュアまみれの汚部屋で死んでいるのを発見されても親が泣くだけなので、とりあえずまだお迎えが来ません様に。
種牛エース
2010年05月22日(土)
会社で見てたニュース電文。
「種牛エースも感染 口蹄疫」
エース!大変!!
…と思ったら、種牛のエースは「忠富士」君というそうです。
そういう事ね。
でも本当に口蹄疫禍、シャレになりません。
牛をこよなく愛するガブ、量を食うがゆえ、和牛を食する事はそう多くないですが、やはり牛は和牛がウマい。たまに食うと涙出そうなくらいウマい。
きっと船長も怒ってる!
残り5頭の種牛君たちがどうか無事でありますように〜!
不覚
2010年05月21日(金)
女子が6人いるガブの部には、同僚の誕生日に皆でお金を出し合ってプレゼントを贈るという、なんともほのぼのとした習慣があります。
6月に誕生日を迎える同僚へのプレゼントを買うため、わいわいとネットを見ていた女子3人。やっぱアマゾンが一番安いんじゃね?と、ガブのアカウントで密林にログイン、した…ら、一番上に表示された、「最近チェックした商品」
『「一番くじワンピース ~マリンフォード編~」 火拳のエースフィギュアセピアカラーver.』(ぼぼーん!)
鎖で拘束されたエースのフィギュアって、なんてエロいもん作るんだよ!しかも、ダブルチャンスキャンペーンで限定100体セピアカラーってどゆこと!エースをセピア色の想い出にすんじゃねええええぇぇぇぇ!と憤慨しながらも、腐女子の悲しい性で「欲しいものリストに追加」ボタンをぽっちりと押してしまった逸品ですよ!もちろん原色版の方もぽっちりですよ!!!
…な、エースのフィギュアと、そしてその周辺には関連商品と称してエースエースエースな造形モノが!
もう言い訳するのも逆効果かと思い(過去の経験から色々学んだガブ)、背中にダラダラ汗かきながら、無言で超高速タイピング。「ホームベーカリー」検索GO!ビシィィィ!!(←エンターキーぶっ叩く音)
もうほんと、オタクでごめんなさい!でも無害でしょ、アタシ!!
腐女子である事をひた隠しに隠しているガブ、以前うちの部にコテコテの腐女子がいた事がありましたが、全くもってオープンマインドな彼女の前でも絶対にカミングアウトしませんでしたよ。ワンピ好きは公表してましたけど。
彼女とネットサーフしていて「ゾロサン」というキーワードが出てきた際も、「…そんな名前の人、ワンピースに出ていましたかしら?」などと白々しいにもホドがあるトボケ方をしたガブに、彼女はとても丁寧にカップリングという概念を説明してくれました。
………ちなみに、彼女が会社をやめた半年ほど後、某オンリーイベントでばったり再会しました………。
もう言い訳のしようのない状況で、往生際の悪いガブ
「こういうの好きな友達にどうしてもって頼まれて、ブース(あえて素人クサイこの言い方が姑息)で売り子する事になったの〜」
「こういうの初めてだけど、すごい熱気だね〜(白々しい)」
「周りの人とか、若いのにすっごく絵が上手でびっくりしちゃった〜(死ね)」
動揺していても、この危機的状況にアタマはフル回転で、機関銃のごとく白々しいトークをかましまくる。
信じてくれたんだかどうだか知らないが、素直な笑顔で、
「部のみなさんによろしく伝えて下さい〜」と言う彼女。
それにひきかえ世間をたばかり裏の顔をひた隠しに隠しているガブ。
「うん、伝えとくね〜(どこで会ったか言えるわけねーから絶対イワネ!)」
……こんなアタシでごめんね、ホント…。
どうやらスタッフだったらしい彼女、会社では見た事もないくらいキリキリ働いている後ろ姿に、心の中で手を合わせました。
イイコだったのですよ、ほんとに。飲まず食わず寝ずでネトゲやりながら死んじゃいそうで、放っとけない(本人放っといて欲しそうだったが)子だった。
まあなんにせよ、もういい加減会社でもバレてるかもね!
最悪エロ小説自分で書いてる事だけバレなければもうそれでいい!
……気持ちを切り替えて…。
拍手ありがとうございます。
過去に書いた話に頂いた拍手を見てると、これが結構受けてるんだ〜とか、逆にそこに来ましたか!なんて思ったりして、色々参考になりますです。…今後に生かせるかどうかは別として。
そういえば、「意匠」に結構(当社比)拍手を頂いていて、もしかして男前サンジとか求められてるんだろうか!?とちょっと申し訳ない気持ちになりましたです。
てかお前はあのサンジを男前とか自画自賛してんのか、て突っ込まれそうですが…。
メッセージお返事です。
Kメタさん、珍しく即レスです(笑)。お気遣いありがとうございます。体調はほぼ回復いたしました。今はただ、6月4日に迫った抜歯Xデーにブルブルしております。とりあえずXデーに向けて、今月内にアラビア料理に中華に焼き肉と、最後の晩餐(大げさ)の予定を入れました。
N文田さん、ありがとうございます。とりあえず更正部室…じゃない(ことえりのアホー!)抗生物質飲んだら腫れと痛みは引きました。実はうちの母が凄い目にあってるんで、ちょっとトラウマなんです親知らず。うわーん、頑張ります〜。着地点は間違えると不幸な事になりますよね…。N文田さん、A3読ませて下さい〜(泣)。そして先ほど日記を拝見したら、N文田さんも体調を崩されていらっしゃるご様子。どうかお大事になさって下さいね〜。
Nラさん、ありがとうございます。体調を崩すと坂を転げ落ちるようにあれこれどーにかなってしまうガブですが、今回は比較的あっさり回復しました。昨日、どうしても抜けられない会社の懇親会〜カラオケ2次会終電コースで、今日は別の意味で具合が悪いのですが…。
ボロボロ
2010年05月19日(水)
ここのところ体調が悪いな〜と思っていたら、一昨日から親知らずの歯茎が腫れて、さらに昨日から猛烈な胃痛に襲われ、今日は一日偏頭痛でもう大変。
昨日、歯茎と胃の痛みに耐えつつ歯医者行ったら「抜きましょう」って言われちゃいましたよ。わーわー、怖いよ〜。
骨削りますから、3日くらい、場合によっては1週間くらい痛みがあるかもしれません、て言われたんですけど、そうなの?てゆーか、口腔外科とか行かなくて大丈夫!?(超ビビリ)
歯痛と頭痛って、何も手に付かないコンボだよね。
昨日今日とお休みだったんで、頂いたリクとか一気に書く!って思ってたのに、もう何もできずに寝たり起きたりでした。
あー、貴重なお休みが終わった…。
明日仕事大丈夫か、私…。
花屋にマルコ
2010年05月17日(月)
今日も今日とてブルーカラーのガブはお仕事。
お昼に日比谷公園通ったら、日比谷○壇にてマルコ発見。
全長15センチくらい?可愛い。
まるで恥じらうマルコ(笑)って感じで…。
先端の丸さがマルコの頭っぽくて可愛いんだよ〜。
思わず携帯で撮影、同僚不審げ。
でももうめんどくさいから言い訳もなし。
最近ワンピ好きを全然隠してません、会社でアニメ見ちゃうし。
でも大丈夫、一緒にいた同僚も普通に見てたから。
世間の認知度は相当高いね。
でもガブが腐女子ってのは墓まで持ってく秘密ですよ!
そして全然ワンピ好きでもなんでもない友人達が、会う人会う人、エース大変なんだって!?と慰めの言葉をくれます(…中には禁句を言う奴もいる、そして私は思い切り否定する)。
…みんな、どうもありがとう(泣)。
そして私もこんなところで私信、Iさん、どこで読めるんでしょうね(笑)。41でどエロが書きたいです(どエロなんかい)。てゆうか、書くより読みたいですよ。それと電車の中では大丈夫でしたよ!私座ってましたから。周りの人々は、ガブのにやけた顔しか見えなかったはず!
拍手ありがとうございます。
アンドメッセージお返事〜
Wんこさん、ありがとうございます!かっこいいって言って頂けて嬉しいです。うちのエースは待てもお手もおかわりもちゃんと出来るいい子です(笑)。待てしながらも我慢できなくてキュンキュン鳴いてるけどね、それでサンジがほだされちゃって、すぐヨシ!って言っちゃうんだけどね。
Kメタさん、いつもありがとうございます。そうだ、カイ・シデンでしたね!カイ好きだったな〜。デイリーはまだ行ってないでのです、近所になくて。もう品切れ?ぐすん。ひょうたんへのコメントもありがとうございます。いやホント、うちのサンジ、エースの前ではなんでああも弱いかな、と常々思っとるのですが、まあエースもサンジの前では弱いから、つまりはただのバカップルですかね。そしてW杯、心配です、ホントにどうなってしまう事やら…アルゼンチンの事ですが…(非国民!)。
Nラさん、通販エーサン、お気に召して頂いてありがとうございます。形になる日は…来るんでしょうか(笑)。ワニは受けですよね〜。アラバスタで船長と戦ってる時の乱れ髪を見た瞬間、ガブの中の受け攻めヒエラルキーの底辺に堕ちて行きました。ベポ可愛いですよね、ローは毎朝ベポに肉球で顔をふみふみされなきゃ起きないといい(てゆーかベポに強要してる)。んで起きてんのに、しばらく寝た振りで肉球を堪能してるといいと思います。フフ…フフフフフとか言って変態ぽく。それ、うちのネコが生きてた頃の私ですけどね。
15日23:32のお客様、初めまして、どうもありがとうございます。マルエーマルとローがお好きなのですね、また何故うちのサイトに…!(笑)でもマルエースキーさんにうちの兄を気に入って頂けて、光栄やら申し訳ないやら…ありがとうございます(汗)。ロー、可愛いですよね、つい最近まで「ローって死の外科医なんだ〜」とかそんな基本情報をスルーしていたガブですが、よそ様のサイトでキッドロー読んで萌えました。
パワースポット
2010年05月15日(土)
今書きたいもの。
・マルコ受け。特にシャンマル。またはおっさん純情41(サチマル)
・ロー→ベポで、無意識な小悪魔ベポに毎回振り回されつつ、よくわかんないポジティブさでひたすら一途なロー(粘着質&フェチ)
・ドフラ鰐で、ドSドフラとドMな女王様鰐の、愛に溢れたSMモノ
…私はどこに行こうとしているのか。
実はマルコ好きなガブ、マルエーの海を漂ってたどり着いたマルコ受けサイトさんに理想郷を見た!!マルコエロいよマルコ!
話は変わって…。
ガブの会社、日比谷公園の裏にあるんですが、こないだ会社帰りに公園内の松本楼というレストランにお茶しに向かったら、何やら店の前にすごい人だかり。みんな建物の2階あたりに両手をかざしてます。
怖!何これ、何!?なんかの宗教!?上にどっかの教祖様でもいんの!?
ビビりつつ店に入ったら、喫煙者のガブ、いつものテラス席に案内され、信者の皆さんと対面する席に。そして、よく見たら2階じゃないよ、皆さん店の前の銀杏の木に向かって手を差し出しているよ。
この銀杏、「首かけイチョウ」と呼ばれていて、皇居の近くから移植され、樹齢400年くらいはある大きな木なんですが、店のおねーさんに聞いたら、なんでもこの大銀杏、テレビでパワースポットとして紹介されたんだとか。
みんな手をかざし、携帯で写真を撮って行きます。明治神宮の清正井みたいに待ち受けにすればご利益あるって事?
そしたら同僚が、私、イトコの司法試験合格を祈願する。とか言って、携帯を取り出して写真を撮り始めました。そういう祈願成就なの!?ならば私も…。
ガブちゃんは何をお願いするの?
と聞かれ、笑ってごまかしましたが。
…エースの無事を祈ってきました。
後でネットで調べたら、江戸城(皇居)から流れてきた気が集まっている木で、健康運をUPしてくれるんだって。
ま…間違ってないよね!?
でも合格祈願は無理なんじゃねーか?
母の日小咄…とWJネタばれ
2010年05月11日(火)
仮眠を取るつもりがマジ寝してしまい、目覚めたら朝でした。
昨日ビクビクしながら開いたWJ感想。
いやー、なにあのバイオレンスキッド。あれがどーしてどうなるとあの礼儀正しくてスチャラカなお兄さんになるの?でも笑った顔は可愛かったね。早くあの目のとこの縦線が取れるといい。
そして、過ぎてしまったが母の日小咄。
母の日と言えばサンジちゃんでしょう。麦わらの一味の皆さんも、サンジちゃんに心からの感謝を捧げて下さいよ。
-------------------
「っつ…」
夕飯の支度の最中、フライパンから跳ねた油が腕に飛んだ。
「どした?」
キッチンの床に座り込んでナイフを研いでいたエースが、サンジの上げた小さな声を聞きとがめて声をかけてくる。
この船長の兄は、たまにこの船に現れると、こうして何をするでなく、キッチンに居座ってサンジの仕事を眺めていたりする。別に邪魔をされているわけでもないのだが、なんとなくやりづらい。
「大丈夫だ、油が跳ねただけ」
「見せてみ」
そう言って立ち上がったエースが、サンジの手を取る。
手首の内側、関節に近いところにぽつりと赤い跡。陽に焼けていない白い肌に、その小さな跡は、妙に痛々しく見えた。
「ああ、赤くなってる」
真面目に言われて少々鼻白む。コックである自分にとっては、こんなの火傷の内にも入らない。
「大した事ねえよ、これくらい日常茶飯事だ」
そう言っても、エースはサンジの腕を離さない。仕方なくフライパンの火を止めて、サンジは居心地悪く、目の前の男の顔を伺った。
彼は、サンジの手首を取ったまま、腕にうっすらと残る古い火傷の跡を、親指で慰撫するように擦る。なんとなく緊張して、こわばる様に曲げられていたサンジの指が、ピクリと小さく跳ねた。
それきり黙って自分の腕を見下ろしているエースに、仕事を途中で放り出した形のサンジは、少々焦れて、眉間に皺を寄せる。
「おい…」
「誰かのためにある手だな」
ほつりと語られた脈略の無い言葉を不審に思いながら、でもらしくないその声の調子にきつくも出られなくて、サンジは片手をエースに預けたまま困惑する。
「……俺は、コックだから」
エースはかすかに頷いた。
心ここにあらずと言ったぼんやりした顔で、何を考えている?
「エース?」
再度呼びかければ、顔を上げて、知らない相手を見るような目でサンジを見る。
「ああ、だから…」
パチパチと瞬きをして、ようやくこちらに帰ってきた彼は、眉尻を下げて困った顔のサンジに苦笑した。その顔がますますらしくなくて、サンジは素で心配気な顔になる。
「おい、エース、あんた大丈夫か?」
「ああ」
そう返されたものの、普段から陽気で賑やかな彼のこんな様子、とても大丈夫には思えない。これはチョッパーにでも診せた方がいいんだろうか、などとあれこれ考えていたサンジは気もそぞろで、エースがまだ掴んだままの自分の腕に顔を寄せるのを、ただぼんやりと見守ってしまった。
我に返ったのは、火傷の跡にそっと唇が触れてから。
「おいっ…!」
文句を言おうとして、だけど、目を伏せた彼の表情は、ふざけている風でも無く、ましてや欲望とかそんなものからもほど遠く、むしろ敬虔と言ってもいいくらいのものだったから、出かけた罵声も引っ込んだ。代わりに口から出たのは、何故か遠慮がちな台詞。
「……飯の支度、しなきゃ」
「うん」
「あんたが好きだっていうから、メインはイースト風の味付けなんだぜ」
「うん」
子供の様に、ただ頷く彼に、なんとなくわかってしまった。
彼が、ここにはいない、誰かを想っている事。
「…ありがとな」
吐息のように吐き出されたその言葉は、きっと、自分だけに向けられたものじゃない。
その“誰か”に、伝えそこなったのだろうか、もう二度と、会う事は叶わないのだろうか。
何かを言ってやりたい気がして、それでも彼の事を何も知らないサンジは、ただ思った事を口にした。
「………伝わってるさ、きっと」
彼は、何も答えない。それでも、どこか遠くに行ってしまっていたようにぼんやりとしていた顔には、穏やかな笑みが浮かんでいた。
なんだか、どうにもたまらなくなって、サンジは自分よりも高い位置にある癖っ毛を、彼の弟にするように、くしゃりと撫でる。
「ニシシ」
ようやく彼らしい笑顔が戻った事にほっとしたら、いきなりぎゅっと抱きしめられた。
「……サンジ、いい匂いする」
「…ああ、そうかい」
全く、一体誰の代わりだと思っているのやら、まるで子供返りを起こしてしまったような男に、困った挙げ句、サンジは彼を抱き返して、ポンポンと背を叩いてやった。
◇ ◇ ◇
この二人、もうすぐくっつきます(笑)。
先日大好きな作家さんのオフ本で、エースのマキノ回想を読んで激萌え&インスパイアされて書いたシロモノ(これがか…)。ガブ、勝手にエースとマキノ萌えなんです(カプではない)。エースって絶対マザコンなんじゃないかと思う。記憶が無いから余計に思慕が募るっつーの?そんなエースに、サンジちゃんは絶対理想の相手だとマジで思うですよ、ガブは!
本誌の展開がどーなる事かわかりませんが、ダダンの住んでるとこ、フーシャ村の裏山とかだといいのに。そんで、D兄弟は熊とかシカとかイノシシとか狩って、おみやげ〜っつってマキノんとこに行くといい。マキノがさばくのか、それを。…そんな逞しいマキノもいい!
エースは、マキノを母親のような思慕で想っているといい。子供の頃はそれに気付かなくて、でも今更ながら、自分は彼女に母親を重ねていたんだろうな、とか思ってる。
エースにそんな幸せで優しい記憶が少しでも多いといい(涙)。
お題更新
2010年05月08日(土)
ものっそ今更ですが、UCさん3周年の時に皆様から募集したお題がありまして、2本ほどクリアして、その後放置しておったのですが、本日ようやっと3本目を上げましたです。
えーと、4年越し?(滝汗)
ずーーーーっと気になってたんです。
書かなきゃ!って。
本当ですよ!
おそらくお題を下さった皆さんも、さっぱりお忘れの事かと…というより、もううちにもいらしておられないのではと思うのですが、頂いたからには、コンプしなければ!
リク主の皆様、本当にスミマセン、そしてありがとうございます!
結構ね、途中まで書いてる話もあるんですよ。
なんか手が止まってみんな中途半端なままですけど。
頑張ります。
あ、それから、ブログの方からリンクしているこの日記、一時はトップを最新のエントリーにしてみましたが、WJネタバレしてたりもするので、やはりリストに戻しました。
拍手ありがとうございます!
メッセージお返事です
Kメタさん、感想ありがとうございます!エロイカのレコード、同じのかどうかわからないけど、私も聞いた事があります。伯爵の声が野沢のなっちゃんで、Z君が森功で、少佐の声が気に入らなくて、少佐=野沢なっちゃん 伯爵=森功 だったらいいのにと思った事を思い出しました。そして、少佐の声って誰だったのかしら?と思ってネットで調べてみたら、衝撃的な事実!ジェイムズ君の声が古川登志夫氏だったーーー!ぎゃーーー!兄ーーー!!!ま…まあ、キャスティング的には合ってますけどね。逆に私、エースの声が古川氏だと知った時、ちょっと不満だったんですけどね。あー、びっくりした。民Oとの釣り番組、最近二人で企画して、フジテレビONEで放送されたやつです。Y氏、民Oに最近全然仕事しない男と突っ込まれてました(笑)。
N文田さん、先日はありがとうございました!素敵だなんてとんでもない、いい年したオバハンがいつまで腐女子やってんだって感じですが…ばーさんになってもA3でひーひー言っていたいガブです。まああの、A3がマイナーなのは、今に始まった事じゃないんですけどね、どんどん肩身が狭くなっていきますけどね(涙)、でもN文田さん、これからもA3の火を灯し続けて下さい!どうぞよろしくお願いしますー!
Wんこさん、ヌカ床抱えてうるうるしてるサンジちゃん可愛い〜!!!きっと債権者のみなさんも可哀想になって、ヌカは持って行っていいから、生ものだし、ついでにその瓶も特別に持っていっていいから…!って優しく頭を撫でてくれるに違いない。ダイナモ!いいですね!エースの自家発電!…ん?萌え(萌えゆうな)の自家発電?サンジちゃんのあんな事やこんな事を妄想?一人で海を行くんだったら、そりゃそんな日もあるでしょう。デンジャーもいいですね、危険な男ですよ、兄は、色んな意味で(笑)。
Tさん、お返事不要との事ですが、ありがとうございます。ああ、でもごめんなさい、あれはガブには見れないかもしれない…!心臓が痛すぎます。ニコ動は神が多くて、うっかりぽちっとすると危険です。先日もワンピの超大作動画を見て泣きました。
Nラさん、わー!マジですか、このアホ日記を本当に全部?どどど、どうもすみません、アホな事ばっか書いててすみません(汗)。スレンダー○ェイパーネタは、アホすぎてブログの方には上げられません(笑)。でも通販番組のカリスマホストのエースってネタが浮かびました、もう主婦に絶大な人気。主に運動器具担当で、タンクトップとか筋肉を強調したウエアがユニフォーム。逆に、調理器具のメインホストはサンジちゃん。こちらは本人不本意ながら野郎に絶大な人気。ついでに腐女子にはセットで大人気。二人は同じケーブルテレビ局の専属で、最初サンジはやたらとモテるエースに反発してたんだけど、なんかのCMで二人で組まされたら、これが大好評で、それ以来セット売りが多くなっちゃって、徐々に二人の距離も縮まって…なんての出ました。いかがでしょう(笑)。
兄弟どんぶり…と、船長誕小咄追記
2010年05月05日(水)
メリッサさんに教えてもろたー。
http://www.fs-shop.com/shopdetail/016000000005/
えーと、ルエー?
…具はアヒルって事でいかがでしょう、兄弟どんぶりの洋食版、あひるバーガー。
ガブ大好物のD3だ<3<3<3
あとこれ可愛い!
「お料理だいすきvv」てか、かわゆす!
眉毛がくるんてなってる〜。
http://www.fs-shop.com/shopdetail/016000000004/
欲しい〜。…と思たら両方とも売り切れてた。チッ。
はっ!今日は船長のお誕生日!
船長お誕生日おめでとう!祝いの何か、できれば頑張ります。
以下追記:船長お誕生日おめでとう超小咄
初心に返って(?)アラバスタの後くらい。
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「なんだ、お前もうすぐ誕生日なのか」
サンジが麦わらの一味に加わって、初めてのルフィの誕生日が巡ってきた。
「おう、5月5日だ!メシたらふく食わしてくれ!」
「おめぇはいつだってたらふく食ってんじゃねーかよ!」
子供の様にまとわりつく船長に、大して威力も無い蹴りを入れる。それでも他ならぬ我らが船長の誕生日だ、盛大に祝ってやろうじゃないか、と思いながら。
「で、何が食いたい?」
「肉!」
…まあ、聞くまでもなかったかと思ったら、ルフィが意外な事を言い出した。
「エースが作ってくれたみてーな奴がいい!」
「……エースが?」
無邪気な船長の口から飛び出した彼の兄の名前に、サンジは少々動揺して、ゴホ、とタバコの煙に咽せる。実はその船長の兄と、先日ただならぬ仲になってしまったばかりだったりする。あの男、食べる専門だと思っていたが、料理もするのか。まあ以外に器用な男だから、料理もそこそここなすのかもしれない。
「俺の誕生日には、毎年エースが肉いっぱい買って来て焼いてくれたんだ」
「で、調理法は?」
「ん〜、マキノの店でじゅーって焼いただけ」
「そんな大雑把な…」
「でも、すっっげー旨かったんだぜ、普段食ってるどんな飯より、腹がポカポカするくらい旨かった!」
ああ、そうか、とサンジは納得する。聞けば、エースは毎年弟の誕生日に、村長の畑で働いたり、漁を手伝ったりして稼いだ金で、普段なかなか腹一杯は食べる事のできない肉を大量に仕入れ、手ずから弟のために料理をしてやったんだとか。
「それは…俺には作れねえなあ」
「えー、なんでだよ〜」
不満げに唇を尖らせたルフィの鼻をきゅっとつまんで、サンジは笑う。
「その肉が信じられないくらい旨かったのは、エースの気持ちが篭ってたからだろ」
「…うん?」
「兄貴がお前のために必死で働いて買った肉を、自ら料理してくれた、その気持ちが嬉しかったから、最高に旨いと感じたんだろ」
少し考え込んだルフィは、しばらくして、満面の笑みを浮かべ、「おう!」と答えた。
「そしたら、これからはサンジが俺のために最高に旨い誕生日飯を作ってくれ」
「…了解、キャプテン」
まるでプロポーズみたいな台詞に苦笑しながら、サンジはルフィの頭をくしゃくしゃと撫でてやる。
似ていない様に見えて、この兄弟、タラシなところはそっくりだ。まあ、兄の方が意識してやっているのに対して、弟は天然なんだろうけど。何にせよ、そんなとこだけよく似てるなんて、全くタチの悪い奴らだ。
それでも、そんな二人の子供時代を想像して、微笑ましい気持ちになりながら、サンジは頭の中で、あれこれとスペシャルな誕生日メニューを考え始めた。
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超短い。まあ、上げる事に意義があるって事で。
二人の子供時代、サンジちゃんには想像もつかないバイオレンスキッズだったと思われ…。
昨年の映画がルフィの17歳の最後の冒険だって尾田っちが言ってたけど、ずっと年をとらなかった皆さんもひとつ年をとるんですか?
そーすると、ルフィは18歳?んでサンジは来年ハタチ?
…エースだって21歳になるんだい。
Dって…
2010年05月02日(日)
とーとつですが、ワンピ単行本を読み返して思った事。
シャンクスが子ルヒに会った時、あの子が将来大物になるっつーか、新しい時代の寵児になるって見抜いてたんだったら、すごいと思う。
まるで木村拓哉を初めて見た時に、「50年に一度の逸材だ」って言ったジャニーさんくらいすごい。
「ユー、海賊王になっちゃいな!」てか?
んじゃベンはメリーさんか。
やっぱり“D”だからなの?
結局“D”って何?今んとこわかってないよね。
ガブまた何か見落としてるだけですか?
とーちゃんは、ドラゴンで“D”なの?と思ってたら、最近単行本読み直したら、じーちゃんがモンキー・D・ドラゴンてゆーとった!(遅!)
じーちゃんの口からエースの名前が出て動揺してて全てをすっ飛ばした!
つかとうちゃん名前の中に動物が2匹おるんか!
干支かそりゃ。
Dを何かに当てるなら、エースのDは何だろう、とかふざけた事を考えた。
だってミドルネームみたいじゃん。
ダイナマイトとかどうでしょう。
…なんだその安いリングネームみたいなネーミング。
青コーナ〜、ポートガス・ダイナマイト・エース!
D…D…
デモニッシュ
ディアブロ
デュアルタイプ
どげんかせんといかん
(……)
拍手ありがとうございます!
アンドメルフォお返事!
Iシガミさん、あたしゃカラー表紙見た時、燃えてるボール見て「どっかに兄が!?」と思っちゃいましたよ。重箱の隅突いて兄を探すクセが抜けない…(ちょっと自分が可哀想になりました…涙)。でもサンジちゃん可愛かったね…ちょっと遠かったけど。新デザイン、見やすいですか?そういって頂けると、改装してよかったと思いますです。ありがとうございます。
N文田さん、ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。えっ、泣けました?お笑いシーンだったんで、本編からカットしたはずなんですけど…。ありがとうございます、なんかもうけた気分です(笑)。そして「一言」の方…そう!そうなんですよ!!私もそれが言いたかった!多分あれ、パラレル。アナザーワールド。今度ゆっくりメールさせて下さい!明日、頑張って下さいね〜。私も是非お邪魔させて頂きます〜。…て、今こんなとこ見てらっしゃる場合じゃないですよね。
Kメタさん、いやいやいや、過去に出したオフ本は、全部サイトに上げてますから、そんなもったいない!無駄遣いするとジェイムズ君が来ますよ〜。感想もありがとうございました。A3Day連載、書いてて方向性がわからなくなっていたので、可愛いと言って頂けて嬉しかったです。ヌカネタ、笑いを取るつもりで書いたんですが、これまたタナボタな(笑)。Hーセが来た時、私トイレ行ってました…。仲間内でも運の無い事で有名なガブ、みんなに「あんたの好きなバンドのタワシみたいな人、今ここにいたのに!」って散々笑われました。Y氏の釣り番組ご覧になりました?民Oと一緒にいると、なんか弟キャラっぽくなるとこが可愛い。にゃんこちゃんもありがとうございます!か、かわいい〜、うらやましい〜。ガブも昔飼ってたんですよ〜。ネコと戯れたいです。
上げりゃいいってもんじゃない
2010年05月01日(土)
GWって何?なんか通勤電車が空いてますけど、時差通勤週間て事ですか?
…ども、今日も明日も出勤のガブです。
3日から3日間お休みもぎ取りましたけどね。
出がらしネタ放出週間 その1(続きません)
探偵物語の一番最初の前フリ話「出会い」(
http://ucgb.blog97.fc2.com/blog-entry-5.html
)からこぼれたネタを別エンディングっぽくリサイクル。
7年前のネタを今更何故!?出がらしだから、期待しないで下さい。
---------------
「そう。君が君であるだけで愛してくれる人がいたでしょ。また見つけりゃいいじゃん、そんな人」
「……」
そんなエースの言葉にサンジの目からみるみる透明な水が溢れ出す。俯いて声も出さずにただ涙を流し続けるサンジの隣で、エースはただ黙って座っていた。
きっとずっと我慢していたんだろう涙を流し切って、照れくさそうに、でもスッキリしたようにサンジが笑った。子供の様にごしごしと袖口で涙を拭う。
「あ、忘れてた!」
「どしたの?サンジちゃん」
「エース、洗面所借りていい?」
「ああ、どうぞ」
しばらくして、シャツの袖をまくりながら洗面所から帰って来たサンジは、ガサガサと鞄を漁り始めた。取り出したのは、なにやらどろっとした茶色い固まりが詰まった大きなファスナー付きのビニール袋。
「ありのままの俺でもいいって言ったよね」
挑むような顔で言うサンジに、エースは何故か気圧されてこくこくと頷いた。
「う、うん」
「じゃあ失礼して」
サンジは床にあぐらをかいて座るとビニール袋を開け、その茶色のドロドロに手を突っ込んで撹拌しはじめた。
部屋の中に独特の匂いが立ちこめる。思いもよらない展開に、あんぐりと口を開けてサンジの動向を見守ってしまっていたエースは、ようやく目の前で何が行われているか朧げに理解しはじめた。
「サンジちゃん…それってもしかして、ヌカ?」
「うん、ダメ?気分害した?ぬか漬け臭い男はキライ!?」
ぐりん!と振り返って、なんだかもの凄い迫力で聞いてくるサンジに、エースはブルブルと首を振る。
「いやいや、とんでもない!ヌカ漬け大好きよ!どうぞ続けて!」
ムキになった様につり上がってた眉を、今度はふにゃんと下げると、サンジはまたエースに背を向けてヌカをかき混ぜ始める。
「…ジジィの形見なんだ」
ぽつりと言ったサンジの目が、またじわりと潤む。
「店はまるごと借金のカタに取られちゃったし、持ち出せたのはジジィが使ってた包丁一本と、このヌカだけだったんだ」
泣き濡れた瞳の美青年が、一心にヌカをかき混ぜている姿は非常にシュールだ。しかし、その姿には、心ある人間ならば打たれずにはいられないであろうひたむきさがあった。
「サンジちゃん、これずっと手を入れてきたの?」
「うん、毎日」
客を取ってた時も、毎日ちゃんと手を入れて来た。萎えたと言われて追い出されそうになってからは、相手が寝てからバスルームに籠ってこっそりかき混ぜていた。匂いに敏感な奴がいて、臭いと捨てられそうになって、ボコボコにしてやった事もあった。
「これが俺のありのままだよ。未だに育ての親の死から立ち直れない。端から見たら馬鹿みたいだろうけど、これをダメにしたら何もかも終わりなような気がして、必死で守ってる」
「サンジちゃん…」
「こんな俺でも愛してくれる人がいると思う?」
ぽた、と手の甲に涙の粒が落ちて、サンジは慌てて顔を上げる。
「…勿論さ」そう言うと、エースも床に座って彼の手元を覗き込む。
「なんだか懐かしいな」
袖口で涙を拭って、サンジが泣き顔のまま笑った。
「エースのうちにもあった?」
「…いや、母親が小さい頃に死んだから覚えてないけど、でも…懐かしい感じがする」
「エースのお母さんも亡くなったんだ」
切ない顔で見上げてくるサンジに、エースは穏やかに微笑む。
「俺は恵まれてるよ、顔も覚えてるし、愛された記憶だってある」
両親の顔も知らない、僅かな記憶すらないサンジは、気後れしたように目を伏せた。
「俺ってバカみたいだと思う?呆れた?」
「まさか」
「ホントに?なんで!?」
「ゼフから受け継いだものだろ、大事にしなくてどうすんのさ」
誰にもわかってもらえないんじゃないかと思っていた事を、エースにあっさりと肯定されて、サンジは喉の奥がぎゅっとなるのを、大きく深呼吸をして堪えた。
「…あしたきゅうり買いに行く」
喉に詰まった声で言えば、エースがニッと笑った。
「カブも食いたい」
「ナスも、うまいよ」
「最高!白いごはんと」
「…みそ汁も焼き魚もつける」
「わお!ゼフのヌカ万歳!」
両手をヌカだらけにしたまま、ぽろぽろと涙をこぼすサンジを、エースがぐいと抱き寄せる。
エースの肩に顔を埋めて、サンジはうええ、と子供みたいな声を上げて、盛大に泣き出した。
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念のため申し上げておきますが、笑うとこです、ここ。
「出会い」で、ガブ的には書きたいジジィのヌカネタだったんですが、それ入れたら台無しだろうとカット…したんだと思う。
ちなみにこのヌカ、「忙中閑あり」でベンがかき混ぜてたヌカです(ベックマンさんになんて事させるの)。
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