UNDER CONSTRUCTION

久々に
2005年09月25日(日)

WORKSに「学園」3アップ。
一ヶ月以上開いちゃったのね。スミマセン。
それから、現在お申し込みを頂いております通販分、全て発送を完了いたしました。
申し込んだのに届いていない!という方は、お手数ですが、ガブまでメールでご連絡下さい。

世間は三連休ですか。
風邪でシフトを調整しまくったおかげで、後半は馬車馬のごとく働いております。
つーかシフトが早番ばっかで寝不足!目の下クマだらけ!!

喉もと過ぎれば熱さを忘れる。
何度も何度も同じ過ちを繰り返しているガブ。今日は網棚に弁当を忘れました。
今回は気が付いたのが早かったので、連絡通路の途中で引き返し、まだ折り返し発車していない電車に走って戻ったら…もう無くなっておりました。早!!
おニューのお弁当箱です。まだ買ってから3回しか使ってません。
お弁当、召し上がって下さって結構なので、弁当箱だけ網棚にそっと戻しておいてくれませんか。
できれば洗って。
おかずはゴーヤチャンプルーですけど、ちゃんと食べて下さいね。好き嫌いはいけませんよ。

…うわーん、結構高かったのに、あのお弁当箱。

D3でジェダイ
2005年09月21日(水)

日記書く度更新無くてごめんなさいとか言ってる最近のガブですが…。
更新無くてごめんなさい…(汗)。

そんな中、ちょっと今ハマっているスター○ォーズオンリーイベントなるものに行って来てしまいました(お、怒らないで…)。
この長いオタク人生で初めて王道カプにハマりました!
すげえ!読む本がいっぱいある!!
かつてワンピにハマった頃、サンジ受けが王道ならエーサンだってちぎっては投げ、ちぎっては投げするくらいあるんだろうと、意気揚々とイベントに乗り込んだ私。
厳しい現実に気付くのに半年くらいかかりました…。
いつか「どうしよう、読んでも読んでも終わらない!」ってくらいエーサンが増える日を夢見ておるのですが、そんな日が本当に来るのでしょうか…うふ…うふふ…。

そんなわけで、エーサンスター○ォーズ妄想。

サンジは赤ん坊の頃からジェダイ聖堂育ちの生粋の箱入りパダワンちゃん。
そしてD兄弟は兄弟揃ってミディクロリアン値(これが高いとフォースが強いのです)が異常に高いと、エースが9才、ルフィが6才の時にジェダイ・マスター・シャンクスによって聖堂に連れてこられました。これは異例の事でした。
通常ジェダイの卵達は、物心つく前から聖堂に連れてこられ、ジェダイとしての訓練を受けます。
親兄弟の愛情を覚えてしまうと、ジェダイにとって持ってはならない他者への執着心が芽生える元になるからです。
しかし、マスター・シャンクスは、彼らは予言にある「フォースにバランスをもたらす者達」であると信じ、兄弟をジェダイにする事に反対を唱える他のジェダイマスター達を押し切って、彼らを訓練するのです。

D兄弟とサンジは、聖堂で運命の出会いをします。
キラキラの金髪に青い目、透ける様な白い肌。
初めて見るそんな人間にルフィは思わず尋ねます。
「君は天使?」

サンジはジェダイ・マスター・ゼフ、ルフィはマスター・シャンクス、エースはマスター・ニューゲートにそれぞれ師事し、ジェダイの騎士になるための修行を重ねて行きます。
その素養から、D兄弟はジェダイとして目を見張る様な資質を見せます。
そして思春期を迎え、互いに対する想いがはっきりと形を成してきます。
ルフィのサンジへの淡い思慕は、だんだんと激しい恋情と形を変えていきます。
激しい恋情をぶつけて来るルフィと、穏やかに、包み込む様な愛情を与えてくれるエースの間で揺れ動くサンジ。
しかし、ジェダイに恋愛は御法度なのです。愛と戒律の間でサンジは苦しみます。
そんな中、世界で最強のジェダイになりたいと、ジェダイの枠を超えて力を欲したルフィには、ダークサイドの罠が待ち受けていました。
必死にルフィをライトサイドに留めようとするシャンクス、サンジ、エース。
しかし、彼らの努力も虚しく、ルフィはダークサイドに堕ちてしまいます。
フォースの暗黒面の力を用いるシス卿に成り果てたルフィは、サンジをダークサイドに引き込み、永遠に彼を自分だけのものにしようと、あらゆる罠を張り巡らせます。
サンジを守るため、血を分けた肉親である筈の弟を断ち切る決心をする兄。「選ばれし者達」は、善と悪に分かれ、真っ向から対決します。
しかし、サンジは信じていたのです。ルフィの中にはまだ「善き心」が残っていると。
ルフィをダークサイドから引き戻せるのは、サンジだけ。幾重にも絡み合った複雑な運命の糸の中、彼もまた、選ばれし者だったのです。
果たしてサンジはルフィを救う事ができるのか。
そして、複雑に絡み合った三人の愛憎劇の行方は!!

なーんてな。
ワンピ界の皆さんてみんな口が悪いからジェダイっぽくないけどねー。

あそーだ、WJ、一言だけ叫ばせて下さい。
サンジちゃん、奇麗よおっっ!!
もうひと声、美人さん!!
もいっちょ、美しいーーーーー!!!!
なんですあの麗人は。「ルフィのとこまで頼むぞ」ってあんたあんた…
俺に乗れ!俺が連れてったる!

メルフォお返事〜

◇Wんこさん、わー、ありがとう、こんな日記を楽しみにして下さってるのですね。続きはもしかしたら書くかもです。また小咄程度になると思いますが。チマチマ携帯で打ってこうかな。

◇CHーさん、あんなケダモノに惚れたとおっしゃって下さってありがとうございます(笑)。うちの兄、なんかいつもダメ兄なんで、ちょっとギラギラしてる兄を目指してみました。

◇S賀さん、ありがとうございます、おかげさまで元気になりました。そうそう、ポール様の新譜出ますね!!今度は私自分で買うわ!毎回甘えていてはバチが当たりますですよ。

◇○himaさん、ありがとうございます。敢えてキスの一つもせずに、視線で心も身体も犯す!みたいなのを狙ってみました。焦らしプレイでもあるみたいです。ヤな男です(笑)。

◇Tラちゃん、あらら、Tラちゃんも気管支炎を!辛いよね、ガブは咳しすぎてハラが割れました。視線だけで妊娠しそうな兄の視線ていいですね。それ頂き(笑)。

◇Mティカさん、ありがとうございます!リンクの件、こちらこそありがとうございました。いやいや、何をおっしゃいますやら。Mティカさんのサンジちゃんのエロさに比べたらうちのなんてションベンたれですよ(あ、褒めてるんですよ^-^)。

エーサン小咄
2005年09月15日(木)

洗い桶に最後の皿を置いて、きゅっと蛇口を締める。
濡れた手を拭いて煙草に火を点けて、ゆっくりと肺の奥まで煙を吸い込む。
先程まで大騒ぎだった甲板は、今は随分と静かだ。レディ達はとっくに自室に引き取っている。野郎共は全員潰れたか。
ならば洗い物を引き取って来ようと、ポンとシンクに灰を落としてドアの方を振り返ったところで、サンジはギクリと固まった。
「よ、コックさん」
「…エース」
今日の酒宴の主役が、汚れた食器類を器用に片手に掲げ持って立っていた。
全く気配を感じなかった。いくらベタ凪ぎだからと言って、ドアが開いた事にすら気付かなかったなんて。サンジは思わず小さく舌打ちをすると、乱暴な足取りでエースに歩み寄り、その手から皿を奪い取る。
「ありがとよ」
どうしまして、と気障ったらしい口調で言うと、エースはサンジが銜えていたタバコを人差し指と中指で挟み、すっと抜き取った。
「んな…」
不躾な行為にムッとして男の顔を睨みつける。彼は涼しい顔で、第二関節のあたりでタバコを挟み、手の平で口元を覆う様にして煙を吸い込む。赤くなる火種を見つめながら、煙草の吸い方まで気障な男だと、思わず眉間の皺が深まる。
一応は気を遣ってか、天井に向かって煙を吹き出す男ののど仏の辺りに目をやりながら、この男は女の子にモテるのだろうな、などとムカムカしながら考えていたら、ふいに顔を戻したエースと目が合って、サンジは思わずパチパチと目を瞬かせた。
「みんな潰れちまったぜ」
口の端をきゅっと上げる彼独特の笑みに、苦々しい気分で目線を反らす。
「あ、そう」
できるだけわざとらしく聞こえないように意識して素っ気なく言うと、彼に背を向けて、シンクに食器を置いた。
「手伝おうか」
「あんたは客だぜ、連中と一緒に寝ちまいな」
蛇口を思い切り捻って洗い桶に水を溜める。早くここから出て行ってはくれないか。
けれど、サンジの望みとは裏腹に、男が部屋を出て行く様子は無い。
「俺、あんたと飲みたかったのに。キッチンに籠って全然出て来てくれねーんだもん」
少し拗ねた様な甘い口調にはどこか面白がっている響きがあった。
エースはサンジに対してだけ、こんな口の聞き方をする。偶然二人になった時や、身体を寄せて自分だけに聞こえる様に耳元で、意味ありげに。
この男のこういう所が苦手で、今日はキッチンに籠っていたのだ。
サンジが嫌がっているのを判っていて面白がってやっているのだから始末が悪い。まあそれならこちらは出来るだけ近づかない様にするだけだ。どうせすぐに出て行く相手なのだから。
「俺はコックだからな。料理して給仕するのが仕事なんだよ」
「…ふーん」
背中に視線を感じる。なんて不躾で強い視線なんだろう。項の辺りがチリチリして落ち着かない。少々乱暴に皿を洗い桶に突っ込む。大事な食器をこんな風に扱うなんて、そんな風に動揺している自分にも腹が立つ。気付けば桶から水が溢れていた。落ち着け、平常心、と自分に言い聞かせ、水を止める。
「なあ」
ねっとりと、ひどく甘い声が鼓膜にまとわりつく。距離は離れているはずなのに、まるで耳元で囁かれているようだ。
「俺に背中見せていいの?」
息苦しい。叫び出したい。
「気付いてるんだろ、俺があんたの事どんな目で見てるか」
キッと振り返って睨みつける。しかし次の瞬間、挑発に乗った事を後悔した。
テーブルに浅く腰掛けたエースは、背中を丸めて膝の間にだらりと両手を垂らし、こちらを見ている。
その、目が。
なんて目で人を見るんだろう。
欲も熱も隠そうともしない、いや、むしろこちらに見せつけようとするような。
視線に焼かれる。彼の頭の中で丸裸にされているような感覚に、気付けば握りしめた拳にじっとりと汗をかいていた。
なんとかここから逃げ出したい。プライドもなにもなくそう思って、思わず目線が退路を探って辺りを泳ぐ。
エースがゆっくりと立ち上がる。
男の発するオーラの様なものに押されて、身体がすくんだ。
緩慢な、でも大きな歩調であっという間に距離を詰められて、もつれる足で後ずさろうとして、すぐに腰がシンクに当たって退路を断たれる。
胸がぶつかる程に身体を寄せられて、サンジは喘ぐ様に息を吸い込んだ。
これ以上は無理というくらい大きく目を見開いて彼の目を見返す。見たくないのに、強すぎる視線に縫い止められたように目を反らせない。
両手で痛い程に腰骨を掴まれる。ヒュッと、思わず漏らしてしまった息に、唇を噛み締める。
「細いな…オレの突っ込んで揺さぶったら壊れちまいそうだ」
「なっ…!」
「お前の事、頭の中で何度も何度も犯した。めちゃくちゃに」
ひたと目を覗き込んで低く囁く声に、身体がブルリと震えた。
「泣いて嫌がるお前を裸に剥いて全身舐め回して噛み付いて、ケツに俺の性器突っ込んで、ぐっちゃぐっちゃに揺さぶって、何度もお前の中に出した」
膝がガクガク震える。密着する身体が熱い。熱が伝染する。息がかかる程近くにある彼の顔がジワリとぼやけて、自分の瞳が濡れている事を知る。
まるで子供がするように、大声で喚きながら、両手で耳を覆ってこの場にうずくまってしまえたら。
「次は絶対俺のモンにする」
耳元でそう囁かれた。そこから侵される。全身に痺れが広がる。
しかしエースは唐突に身体を離すと、キスの一つも与えずに、あっさりと背を向けて部屋を出て行った。
パタンとドアが閉じるのと同時に、サンジは喘ぐ様に大きく口を開けて、震える息を吐き出した。
ズルズルと膝が崩れて床に座り込む。
身体の芯が熱い。全身を覆う痺れに指先が細かく震えている。
サンジは間違いなく、欲情していた。
やがて大きな水音がして、窓の外が一瞬パア、と明るくなる。エースの船が遠ざかる音がする。
両手で身体を抱いて、立てた膝に額を擦り付ける。
この身体の熱を持て余し、彼を待ち続ける日々が続く―――そんな有り難くもない予感にぎゅっと自分を抱く腕に力を込める。
あの熱い腕に焦がれて、今日からどれ程眠れない夜を過ごせばいいのか。
「ちくしょう…」
とんでもない置き土産を残して言った男に向かって毒づく声は、甘く掠れていた。



エース式、さよならの挨拶。
ただそれだけの話。
似た様な話を前も書いた様な気がするのは気のせいか?

小咄ばっかですんません。
さてさて、リンクに素敵サイト様2件お迎えです。
どちらもバナーがエーサンです!えへえへ。うれしー。

おかえりなさい…って今更ですが、エロチカのアサヒさんの新しいサイト、「エロチカロケット」さん。新しくなっても頼もしくエーサンで惚れ惚れです(変な日本語だな)。同盟復活も希望いたしております。
それから、ガブがずっとオンでもオフでもお世話になっております(いや勝手に…)モティカさんのサイト、「HOTURE」さん。モティカさんの描かれるサンジちゃんはなんでああもエロっぽいか(褒め言葉ですよ)。
えへへ、末永くよろしくお願い致します。
メールでのご挨拶は明日以降(コラ!)。


生きてます!
2005年09月14日(水)

ご無沙汰してます!生きてます。ガブです!!
気管支炎〜、とか言って音信を断ったので、「生きてるか!?」というメッセージを各所より頂きました。スミマセン、なんだかズルズルと長引きましたが、もう体調もほとんど戻りました。
ご心配をお掛けして申し訳ありませんでした。

ジャンピの感想も書かぬまま、今日はもう水曜日ですか!?
サンジちゃんが可愛いってのはもう当たり前の事として、だからあんた賞金首になったらお兄さんやらゼフやらが心配して気が気じゃないからそう言う事言わないの!とかいうのもいいとして、いや今週はパウリン!!パウリンが!!

ううう、なんて健気な子でしょう。あの子出たての頃はもっとおバカキャラだったのに、なんだか最近シリアスぶっててそれも可愛いですよ。
でもね、パウリン、あんた社長じゃないんだから、あんたが「てめェらクビだ」って言ってもね。
そんなところも愛しいパウリンでした。
ルッチさんが改心(いや、あの人政府側の人だから改心ておかしいな)する事はないだろうが、ちょっとなんかしらの感情の交流をだね、期待してしまうのですが…。や、感情の交流が無理なら身体の交流でもいーです。
どっかの部屋にパウリン連れ込んでガツガツエチーしてしまえ。

そんなルッパウ好きのガブでした。
久しぶりの日記でルッパウかよ。

現在ちまちま小咄を書いてます。今夜中には仕上げて、明日付けの日記に上げます。
学園の更新が止まってますねー。楽しみにしてる、とおっしゃって下さってる皆様、ごめんなさい。頑張ります。

◇メルフォお返事〜。またもレス遅すみません!

◇Wんこさん、気管支炎はおかげさまでほぼ回復いたしました。ご心配をおかけしましてスミマセン。あらら、娘さん大丈夫でしたか?今年はマジで熱中症にでもかかりそうな熱さでしたが、反して社内がツンドラの様に寒いので、そのせいで風邪を引いたもようです。

◇匿名さま、ありがとうございます!おかげさまで回復いたしました。メッセージ嬉しかったです。

◇S藤さん、わざわざご報告ありがとうございました。なんとか選挙ものりきり、体調も戻って参りました。新刊、楽しんで頂けたらよろしいのですが…。

◇Nナオさん、大丈夫、生きてます!入院もしてません。仕事の方も今は落ち着いております。心配かけてゴメンネ、ありがとう。でもだめ、アレを思い出したらまた熱が…。グラグラ(笑)。

し、死ぬ
2005年09月09日(金)

ね…熱が下がらなくなってしまいましたよ。
なんで病院で貰った薬飲んでるのに下がらないんだろう。
ぎゃーん、明後日の選挙は…!!

このところ仕事が立て込んでるのと体調不良のせいで、業務連絡を怠っていてすみません。
第二次通販ですが、本日9日金曜日午前中までに振り込み完了のメールを頂いた皆さんに、本の発送を済ませました。
1週間程経ってもまだ届かない場合は、お手数ですが、ガブまでメールを下さいませ。

とりあえず、今日はもう寝よう、お休みなさい。

WJネタバレ?
2005年09月07日(水)

サンジちゃんがいたーーー!!

最後のコマがなにやらデッサン狂いが気になりましたが、来週のWJはサンジちゃん活躍の予感ですね!!
ゾロサンか、ゾロサンな展開なのか??
最近オフィシャルでゾロサン推奨だな。ううう、うらやましい。
そいや今週のWJで紹介されてたワンピゲームのゾロサン対決、そのゾロのコマンド・アーツとか言う業、私にはサンジの顎をくい、と持ち上げているようにしか見えんのですが。
ゾロよ、それがお前の必殺業なんか?男前だな。そうやってサンジも落としてしまうのか??
うーむ、その業、兄に譲ってくれませんか?お願いします。

話は逸れましたが、これでついにサンジちゃんも賞金首デビューになってしまうのでしょうか。
そんな事になったら、果たして故郷(?)のゼフは誇らしく思うのか、心配するのか。
お兄さんは心配で黒ひげ探しどころじゃないんじゃないの!?

てゆーか、だめじゃん、あんなかわいい子が海賊やってるなんて知れ渡っちゃったら、海軍やら世界政府やらのヒヒジジイどもによってたかって狙われちゃうんじゃなくって?
捕らえられて、見せしめと称してそりゃもう毎晩の様に陵辱の限りを尽くされちゃったりしたらどうしょう!!
常に全裸に革の首輪とかされちゃってたりして。
拘束されて、いけないお道具を身体に仕込まれて、泣いて悶えるサンジちゃんを囲むテーブルで、政府の高官達が豪華ディナーを堪能しちゃってたりして。
もちろんもちろんデザートはサンジちゃんだったりして。
そんな事になったら大変だ!!お兄さん!!助けてー!!

…軽く気管支炎を起こしておるのですが、どうやら薬が強くて頭のネジがオバカになっているようです。
選挙投開票日を前に、戦々恐々とした同僚達が、「もういいから、早く帰って!もう休んで!」といつになく気遣って優しくしてくれます。
でも、「仕事代わるから」とは言ってくれないのね…。

◇毎度遅れてすみません!メルフォお返事でっす

◇Hなさん、わざわざご報告ありがとうございました。そう言って頂けるワタクシが幸せでございます。少しでも楽しんで頂けたらいいなあと思っております。

◇Wんこさん、感想ありがとうございます。手書きの字があまりにも汚くてごめんなさい(汗)。ん?でんなすの次回?…うーん、あるかなあ(笑)。あ、あと小咄にもコメントありがとうございました。勿体ないお言葉です。幸せ。

◇CHーさん、こんにちは!「すっごくおもしろかった」ってもの凄く嬉しいコメントです!ストレートにハートを打ち抜かれました。ありがとうございました。次回3作は…わはは、頑張りますー。

◇Mキハラさん、こんにちは!エーサンはどうしても悲恋ぽい要素がありますもんねー。そういう部分が技量的につーか、キャラクター的になかなか書ききれないワタクシですが(^^;)。ゲロ甘、オッケーですか?私も人様の書かれたゲロ甘なお話は大好きなんですが、自分が書くとなると、顔から火吹きそうになります。永遠の愛をって…あんたどの口が言うか…みたいな(照)。



お盆(過ぎてる過ぎてる)な小咄
2005年09月02日(金)

「見せたいものがある」と言うエースに連れてこられたのは、もう何百年、いやひょっとすると何千年も昔に、文明が絶えてしまったような島だった。あるのはただ、朽ちかけた遺跡のみ。
船着き場の名残だろう、エースの小型船を着けた岩場は、人の手によって平らに削られた跡があった。それも波に洗われて削られているが。
すぐ目の前には熱帯性の木々が生い茂り、ちょっとしたジャングルになっている。ここが島の中央への入口なのだろう、数メートルの間隔を開けて守り神らしき大きな石の像が二体、無惨にも倒れ、ひび割れて蔦に覆われている。

「詳しい事はわからないけど、かつては相当に繁栄した島らしい。信仰心の厚い民族で、森羅万象に精霊が宿ると信じていたそうだ」
サンジの先に立って、伸びた木々の枝や蔓を払いながら歩くエースが言う。
この道は、かつてはこの島の主要道路であったのだろうか、生い茂った木々に覆われて見落としがちだが、どうやら一定の間隔で左右に魔除けの様な石の像が置かれている。
やはりこの島には人は住んでいないのだ。ただ、虫と鳥と、後は何だかわからない生き物の甲高い鳴き声だけが四方から聞こえてくる。
時々こちらを振り返りながら先を歩くエースの背に玉の汗が伝う。
サンジも蒸し暑さに額に流れる汗を拭いながら、綺麗に筋肉の付いた裸の背中を伝い落ちる雫をぼんやりと目で追う。

時に甘え、時に泣いて、そして時には彼から与えられる狂おしい程の愛撫に溺れて、何度も縋りついた広い背中。
男である自分が受身の側に回る事に抵抗が無かったわけじゃない。
だけど、安っぽいプライドに縛られてる時間なんて自分たちには無かった。駆け引きなどしている余裕もなく、滑稽な程に必死に腕をのばしてお互いを手繰り寄せた。
つらつらとそんな事を考えながら、じわりと体の芯から覚えのある欲望が湧き上がるのを感じて、サンジは苦笑する。

かつては栄華を誇ったこの島の人々の魂がそこここに潜んでいそうなこの場所で、不埒な事を考えるのは少々罰当たりな気がして、ふるりと頭を振って邪念を払う。その拍子に喉元を汗が流れ落ちて、その感触に眉をひそめる。気配を察したのか、エースがまた振り返って少し笑った。
それからは、ただひたすら黙ってエースの背中を見つめながら歩いた。
彼もまた、今日は随分と口数が少ない。
それはやはり、この島の雰囲気のせいだろうか、それとも???別の理由で?




突然森が開けて、目の前に山が現れた。
陽も大分傾いて、山の向こうにオレンジ色の夕日が見える。かつてこの島に住んでいた人達にとっては、あの太陽も信仰の対象だったのだろう。
爽やかな風が吹き抜ける。汗だくになった二人は、しばらくそこで立ち止まって、涼しい風に吹かれながら目の前の山を見上げる。
「ここにも遺跡が?」
「そう。この山は彼らにとっては神の山だった」
エースに促されて、再び歩き出す。
「足下、気を付けて」
手を差し延べられて、サンジは少し目を伏せてその手を握り返す。
一見でこぼことした岩場に見えるが、よく見れば人の手が入っているのがわかった。永い永い年月を経て擦り減った、足場の悪い石の階段を上る。
もう日も暮れかけて、あたりは薄暗くなってきた、虫の声と、二人の息遣いだけが響く。
まるでこの世に自分達二人きりになってしまったような感覚。
いっそ本当にそうだったら、自分は一生この手を離さなくてもいいのに。頭の片隅でチラと思う。
もちろんそれは感傷的なバカバカしい錯覚だ。自分にも彼にも、たとえそれがお互いを遠ざける事になったとしても、守らなければならない約束や誓いがある。

ようやく頂上にたどり着いた時には、辺りはすっかり暗くなっていた。
正面に巨大な岩を積み上げた神殿らしき建物が、月明かりに黒々と浮かび上がっている。
神殿手前の広場は、祭事に使われたものか。
目を凝らしてあたりを見回していると、エースがサンジの耳元で囁いた。
「見て、始まった」
「え…なに?」
エースの目線を追って空を見上げたサンジは、思わず目を見開いた。
ふわふわと、いくつもの青い光がどこからともなく現れて、広場の上に集まってくる。
まるでお互いを確認するかのように、付いては離れを繰り返す。
いくつもの光の珠は、絡み合い、まるで歓喜するかの様に時々パアっと光を増す。
その光景を、サンジはポカンと口を開けて見上げていた。正体不明のその光の筋を、恐ろしいとも気味が悪いとも思わなかった。
よく見れば、その光の珠は、二つでひとつのペアを組んでいるようだ。
くらりとめまいがした。すかさずエースが肩を抱いて支えてくれる。
「これは???何?」
潜めた声で尋ねると、エースも同じように耳元に口を寄せて囁いた。
「死人の魂だよ」
「…でも」
おそらくその類なのだろう。海にいればよく聞く話だ。サンジも実際にそれらしきものを目撃した事もある。
だけど、目の前のこの光の珠からは、それらから感じられる怒り、怨念、悲しみ、未練などが感じられない。彼等はむしろ、喜びに満ち溢れているかのように見える。
「彼等はね、死んで再び巡り合った恋人達なんだよ」
「え?」
再び空を見上げる。
再会を祝い喜ぶ様に、戯れあい、絡み合っていた光の筋たちが、やがて一組、また一組と、ゆっくり天に登っていく。みな一様にぴったりと寄り添って。
その中の一組が、二人の上を何度か旋回した後、同じ様に天に登って行った。
「ありがとう、君達も幸せに」
エースが小さな声で呟いた。彼らが声を発した訳ではないけれど、未だ現世のしがらみに縛られた現身の恋人達を励ます様に見えたのは、きっと気のせいではないだろう。
「ああ…」
ゆっくりと天に昇っていく光の束を見送って、知らずため息の様な声が漏れる。
突然、強い感情が込み上げてきて、涙が零れた。
彼らが、自分達が、そして、たとえ醜かろうと、悲しみに満ち溢れていようとも、自分達をとりまくこの世界の全てが堪らなく愛おしいと思う。
そう思えるのは、きっとエースのおかげだ。彼を愛して初めて、サンジは本当の意味で生の喜びを知った。




静寂が落ちる。
気付けば、空には満天の星が瞬いていた。
エースが穏やかな笑みを浮かべてこちらを見下ろしている。
「驚いた?」
「……ああ」
まだぼうっとしているサンジに向き直ると、そっと手を伸ばして髪を梳く。
前髪を掻き揚げて、額に唇を落とす。
痛いくらいに厳粛な口付けに、胸にチリ、と走った痛みに僅かに目を眇める。
「本船に帰る」
静かに告げる声に、サンジはただじっとエースを見つめ返す。

つい先日立ち寄った島で、白ひげ海賊団のお家騒動にどうやら決着がついたらしいと聞いた。裏切り者の部下を追って、このグランドラインを逆走していた2番隊隊長である火拳のエースが、ついにオトシマエを付けたのだと、酒場に集まったおそらくは同業者であろう男達が噂していた。
彼の任務は完了したのだ。
そして今日、突然エースがゴーイング・メリー号に現れた時から、サンジはこの瞬間を予想していた。
彼は自分に別れを告げに来たのだ。
エースが額に、頬にキスを落とす。それを全て目を見開いて受ける。心は凪のように平静だった。
この現実にも、彼の言葉にも、サンジは半分上の空だった。目の前の男の姿を瞳に焼き付けるのに忙しくて。
そんなサンジをどう思ったか、エースは少し困った顔で笑う。
「ここは恋人達の魂の還る島なんだ」
光の珠が消えた空を見上げてエースは言った。
「今日は一年に一度、この島に恋人達の魂が還って来る日。この島を訪れて永遠の愛を誓った恋人達は、その愛が真実のものであるならば、死んだ後、再びここで巡り会う」
サンジは目を見開いた。
エースが再び視線をサンジに戻す。
「君を縛るつもりは無い。他に好きな相手ができたり、気持ちが離れたりしても、それならそれでいい」
「そんな事…!」
あるわけがない。自分は彼に捕らわれてしまった。きっとこれが最後の恋だ。まだほんの19年しか生きていないけれど、サンジはそう確信していた。
必死の顔のサンジに、エースが微笑んだ。
「ならば、君に永遠の愛を誓うよ」
愛おしげに指先を頬に滑らせると、真摯な目でサンジの瞳を覗き込む。
「例えこの先、お互い殺しあう事になったとしても、君を愛する気持ちに変わりはないから」
淡々と残酷な現実を語るエースの瞳は静かで、揺るがない。
「もしも俺が先に死んだら、ここで君を待ってる」
エースの言葉に震えたサンジが、彼の肘をぎゅっと掴む。
「恐れないで、諦めないで。必ずまた会えるから」
見下ろすエースの静かな目に、胸に詰まった重苦しい感情がゆっくりと解けていく。
抱きしめられて、サンジはうっとりと恋人の胸に頬を擦り付ける。
「そうしたら、今度はずっと一緒だから」
「…うん」
ならば、何も―――死さえも恐れる事はない。


「愛してる、エース。永遠に」


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って話をお盆に書きかけて放置しておりました。
エースは何よりも、今の生を大事にする人だと思うのです。どっちかっつーと、「生きてりゃまた会える」とか言いそうですが……まあお盆だから(なんだい、そりゃ)
ところで最近気付いたんですけど(遅!)……私の書く話って相当ゲロ甘ジャナイ?は、恥ずかしー…。

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