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2003年05月30日(金) ■ |
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30. And that's all ...? (それでおしまい) |
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ぎりぎり一杯に張った糸 鋏で切り裂いたのはキミ 僕には繋ぎ直す力なんて残って無かったよ
お終いにした筈 でもまだ残ってる僅かな欠け片 ここに
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2003年05月28日(水) ■ |
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29. おかえり |
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あの頃 君が ずっと待っててくれたように 僕も ここで ずっと待ってるよ
毎日、ちゃんと待っていて おかえりって言うために
僕にできること 君にしてあげられること 君にしてあげたいこと
待っててくれる人がいて それがとっても大事な人で おかえりって抱きしめてくれるのは とっても幸せだから
おかえり
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2003年05月27日(火) ■ |
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28. 記憶 |
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乗り越えて行きたい記憶と そのための時間を
沢山の欠け片を 箱に詰めこんで
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2003年05月26日(月) ■ |
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27. 迷い子 |
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いつでも帰っておいで そう言われても 本当にそこへ帰っていいのか ただの社交辞令じゃないのか 判断できずにいる
他人をまるっきり信用しない訳じゃない 自分すら信用していないから どこに立てばいいのか解らないのかもしれない
ずっと迷ってる たったひとりの君にも どこか遠く 心を許していない自分を感じて また迷ってる
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2003年05月25日(日) ■ |
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26. パンドラ |
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滅びへの道を開くのは 知恵無き者
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2003年05月24日(土) ■ |
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25. 棘(とげ) |
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森の道 駆け抜けて あちこちに刺さった棘を 丁寧に抜いて 手当てして
全部抜いたのに まだチクチクする 一生懸命探してみれば こんな所に残ってた ここに刺さったものは抜けないね ゆっくり溶けて 細く小さくなるのを待って
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2003年05月23日(金) ■ |
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24. 3K |
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週末の夜 君の 形の良い唇に 乾杯
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2003年05月22日(木) ■ |
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23. 永遠 |
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僕の過去の過ちを知っている君は 僕の誓いを信じきってはいないのかも知れない
何度でも試して
もしも君が僕を置いて行くことがあっても もしも僕が君を置いて逝くことがあっても 僕の魂は 永遠に君のもの
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2003年05月21日(水) ■ |
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22. ふたり |
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ふたり ひとつに
愛してる
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2003年05月20日(火) ■ |
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21. Cry for the moon. |
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そこに見えていたから この手で触れられると思っていた
在る場所が違うことに気付くまでは
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2003年05月19日(月) ■ |
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20. モノクロ |
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消したい記憶はモノクローム 刻まれた記憶はホワイトアウト
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2003年05月18日(日) ■ |
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19. 予定外の出来事 |
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そこで誰かと出逢うことを 予想してたことなんて 無かった
行く先を変えてゆくのは いつも予定外の事と 予想もしていなかった出逢い
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2003年05月17日(土) ■ |
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18. 砂糖菓子 |
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自分の痛みでいっぱいいっぱいだった僕に 君が作ってくれたもの 甘くて ほんのりしょっぱかった
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2003年05月16日(金) ■ |
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17. 君は誰 |
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忘れてしまいたい程の印象を 軽やかに乱雑に撒き散らし。
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2003年05月15日(木) ■ |
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16. 涙 |
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僕の弱った心に君の涙 心臓が凍った
その時 どうしてなでてもらえないんだろう ではなくて 君を泣かせているのが僕だってことに気付いた ということ まだ自分も捨てたもんじゃないって 頑張る気になった
まだ暖かい涙を 止めることができるなら…
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2003年05月14日(水) ■ |
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15. シンドローム |
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時間の止まった空間 朽ちて行く人 新しい流れを作ろうとして淀みに飲み込まれる人 流れる砂のような
あらゆる病も集まる異世界 炎が降るのは何時か
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2003年05月13日(火) ■ |
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14. きせき |
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偶然にしては出来過ぎた出会い そして 並んで歩けること
全部当たり前の事なんかじゃない 生まれて 生きてきて ここに在ること
全部が奇跡
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2003年05月12日(月) ■ |
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13. 螺旋 |
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ずっと同じ場所を走っていると そう思えるくらい 同じ景色をながめてた
少しずつ遠ざかっていることに気がつけば 少しだけ息がつける
同じ場所をぐるぐると巡って その度にかさぶたをはがすような 嫌な感覚も 外へ向かって走れば 少しずつ薄れて
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2003年05月11日(日) ■ |
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12. 罪 |
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時を重ね 罪を重ね 今ここに立つことの意味を
考えられなくなれば終り 考えないのははじめから終ってる
罪を重ねずに生きる人など どこにもいないのだと
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2003年05月10日(土) ■ |
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11. 37.5 |
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出会って離れるまでの日々 濃密で短く 高くなった熱に 落ちる氷の雫 壊れるのは一瞬で もうどこにも戻れない
最後の半日を 未だに思いだしながら
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2003年05月09日(金) ■ |
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10. ドクター |
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こちらから見れば1対1 あちらから見ると1対多数
ひどくなると こちらを見る目が 物を見る目と変わらない
ハズレ多いよね
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2003年05月08日(木) ■ |
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09. 冷たい手 |
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冷えて行く身体を抱きしめ続けて 呼び戻してくれた君の 冷たくなった手を取って 今度は僕が抱きしめるから ずっと傍にいるから
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2003年05月07日(水) ■ |
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08. 境界 |
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白いチョークで線を引く そこからここまで 一直線に
その線を 越えてくるのは構わないけれど 踏み越えてくるのは止めてくれ
いつ消えるかも知れない危うい線
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2003年05月06日(火) ■ |
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07. 携帯電話 |
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画面一杯に着信履歴 僕を切り捨てた筈のキミからの
新しい携帯を買いに行くんだ、今日は
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2003年05月05日(月) ■ |
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06. レトロ |
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深い緑の奥 光の中で揺れる輪郭 遠くなった時の中
ゆっくりぼやけて消えてゆく 確かに残る跡
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2003年05月04日(日) ■ |
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05. 雨 |
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雨音の中 聞こえない声
奇麗さっぱりと 流れてしまえ
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2003年05月03日(土) ■ |
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04. 遊園地 |
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いつか 一緒に行こうと約束してた
何度も身体を壊して 結局行けないままで逝ってしまったね
この間 あそこが閉鎖されたって聞いて もう居ないあなたの事を思い出した
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2003年05月02日(金) ■ |
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03. 鬼 |
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そのものに変わってゆく様が 脳裏に焼きついて離れない
余りに激しい感情の波は その存在を異形と化し 還る場所を失わせる
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2003年05月01日(木) ■ |
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02. 秘めごと |
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奥底に積もる 過去に置いてきた筈の 足にまとわりつくもの
これからはずっと 目の前の君だけを愛してゆくよ
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