|
|
2003年03月24日(月) ■ |
|
封印 |
|
気分が沈んで仕方のない時 気を許すと 忘却の海に捨ててきた筈の 闇の記憶が這いずり出す
昔大好きだったキミの 記憶から消したキミの その存在が 一緒に居たかった 別の存在を消してしまう
そんな夢を見る位に
僕たちのあの時間は いったい何だったのだろう
考え出すと 懲りずに闇に沈んでしまうよ
また捨てに行かないと
|
2003年03月21日(金) ■ |
|
白濁 |
|
沢山の音 沢山の感情 僅かな時間
気を許すと 意識が濁って其処で停まってしまう 真っ直ぐ前へ進むのも大変だ
|
2003年03月19日(水) ■ |
|
位置 |
|
なんでもない事が 沢山 フラッシュバックして 押し流されて
今 何処に立っているのか 判らなくなる
|
2003年03月13日(木) ■ |
|
裏側 |
|
……シアワセ?
……うん、シアワセ。
ただ 底に見える檻と 刻まれた過去に 叫び出したくなる衝動 それはまだ消えなくて
貴女と居る間は忘れていられる 貴女には関りの無い 僕の問題
何時か完全に克服できるまで 心の奥に抑えて置くものだから
本当の心の底から 笑いかけられるようになるまで もう少し待って
|
2003年03月05日(水) ■ |
|
苛々 |
|
人の振り見て我が振り直せ
自覚が無く破壊力抜群の奴ほど 堂々と他人に言うのは勘弁 そっくりそのまま 返してやる
苛々
|
2003年03月04日(火) ■ |
|
切断 |
|
必要とされていない部分を切り取って 繋がっていたくない部分も切り離して 殆どのものを失くしたような気がするのに それでも其処に立っていたのは 何故だろう
わずかに残った温度を頼りに歩いて 冷え切るまで歩いて
もっと早く切り落としてしまえば 良かっただろうか
|
2003年03月03日(月) ■ |
|
泣き空 |
|
あの人が逝った時は 天気も良くて 見送り終った次の日に 堰を切ったような雨が降ってた
今度は 見送る日に 雨が降ってる
雨降りは あまり好きじゃない
|
2003年03月02日(日) ■ |
|
Cage |
|
篭の中で独り鳴く鳥 篭に掛かった暗幕の 内側を眺めて暮らしてる
暗幕の隙間から差し伸べられる手と その手が見せてくれる世界が 今の彼の全て
春の花の頃には 外へ出られるだろうか
|
2003年03月01日(土) ■ |
|
一生 |
|
本当に意のままになることが無い 生まれてくる時も 逝く時も 最高のタイミングを選ぶなんてことは どうあがいても無理なんだから
|
|