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安息 - 2001年04月30日(月) 小さく幼かった頃の じかん 時感のなかった頃の ゆっくりとした 午後の昼寝 眼を開けているのか 夢を見ているのか わからない程 安らかな やわらかな 午後の昼寝 音も立てず 眠る呼吸 繰り返す 波のように静かな 呼吸 お互いの額 鼻の頭 焦点の合わないほど ちかくに眠る 君の息だけを - 足跡 - 2001年04月19日(木) ゆっくり ゆっくり 歩きましょう いっぽ いっぽ ゆっくりと ゆっくり 地面に 足 下ろし ゆっくり 過去をなぞりましょう 希望も 罪も 新しい 気持ちで 迎えに行きましょう ゆっくり ゆっくり 足 下ろし いっぽ いっぽを ゆっくりと - 喜ばれない朝 - 2001年04月18日(水) また 現れた 無邪気に 顔色を伺う 人の気も知らずに 黙って ブラインド まだ準備はできていない 俺を 壊さないでくれ もう少し そっとしておいてくれ 友達みたいなフリして 押し寄せるのは よしてくれ よしてくれ 折角のラフスケッチを 消さないでくれ - 悲しくない - 2001年04月17日(火) 悲しくない 悲しくない みんな近くに居るよ 夕闇は 嘘をつけない 大丈夫 大丈夫 君はひとりじゃないよ 夕闇は 何も言わない - 補充 - 2001年04月14日(土) 何を 思い浮かべますか? マグカップの中に 肌寒い夜 奪われていく 瞼を閉じ いくら足掻いても マグカップの ぬくもりは 冷めていく もう一杯 入れましょうか? 温めなおした記憶 肌寒い夜 逃げ場はない 暗い夜に 何度も 繰り返している 想いが 冷めぬ様にと - 深い青 - 2001年04月13日(金) 抱きしめて 抱きしめられて 君の体温が 僕と同じくらいだって感じたい 吸い寄せて 吸い寄せられて 生きている証 上下する胸に頬をうずめる どうして こんなに 必要なんだろう なぜ 必要とされたいんだろう 食欲でも 性欲でもなく 眠りでも 知りたい訳でもなく ただ そばに居て欲しいと願う 明方の暗がりの中で 君の輪郭を やわらかな髪を 小さな手を - 君の去った後 - 2001年04月01日(日) 宇宙が爆発して それから収縮する時の 暗い暗い 真ん中らへん -
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