ときどき、文章を書きたくなる。 文章と言っても日記みたいな散文じゃ なくて、小説を書きたくなる。
推理小説とか、歴史物じゃなくて日々 起こったことを書いていく物。村上春樹とか 江國香織とかああいう人たちが書くジャンルの 文章。ああいう文章ってなんて言うんだろう。
なんとなく書き出しは決まっている。 ---こんな感じだ。 その日、僕は悲しい夢を見た。ひどく悲しい夢だ。 --とか、こんな感じ。寂しい夢を見たところから 主人公の話が始まる。1回、ここから掘り下げて 文章を書いてみたことがある。もちろん、1人で 書いて1人で読んで1人で駄作だと判断し捨てた。
小説を書くのはムズカシイ。 情景描写とか、人との会話とか書き始めると その文章があまりにも陳腐な表現で悲しくなって しまう。 ストーリーとか考えず、思ったことをダラダラと 書くからっていうのもあるんだけど、途中で 行き詰まる。どうしようどうしようどうしよう…って 考え初めて書くのをやめる。
書きたいけど書けない。だからといって よく本屋で売っている「小説がすぐに書けるように なる」みたいな本は買いたくない。 手法を教えてもらってあとは自分の感じたことを 感じたままに書けばいいのかもしれないけど 「本を買ってまでなぁ」と変に尻込みする。
でも、そのうち買ってみようかな。 それで文章がうまくなるのなら、今の仕事でも 役立つかもしれないし、書きたいと思っている 小説も書けるかもしれない。
うん、本を買うって言う案。悪くないかも。 |