2003年09月19日(金) |
自分らしく生きてみよう |
私は昔からあまり自分を人と比べてどうのこうのと考えない性格の様で、 そして自分の幸せの基準は、「あぁ、今日も一日無事に終わったなぁ」と 感じられるかどうかというもの。
それはどうやら「自分が自分に自信を持っていられるかどうか」、 つまり自分の置かれた状況で精一杯頑張っているのだと感じられるかどうかと いう事に繋がるのではないかと、ふと、気付いた。
こちらに来てからというもの、私は自己嫌悪と自信喪失に陥るばかりだった。
取り決めの際には自分の意見は却下されるばかりであるし、 「家事を完璧に出来ない人間が仕事などできる訳が無い」 という無言の圧力が常にある。 (「仕事が完璧なら、家事はしなくていい」という事が彼の脳内で 許されているのが私には理解できないが)
私は何のとりえも無く、ただ食べて寝てるだけの人間なんだろうかと落ち込んだ。
でも、今日ふとしたきっかけで、自分の今までしてきたことが どの程度の事なのか、初めて他人と比べつつ客観的に推し量れた場面があった。
完璧とは言えないが、自分は自分なりに頑張っているのではないか、 ナマケモノなんかじゃないし、我がままでもない、、。 家事もこれだけできれば御の字じゃないか、もっと自分に自信を持っても いいのではないか、と思えた、、。
私は「頑張ってる」事を表に出すのは好きではなく、黙っているのが「美徳」だと 強く思う性格だった。又、「これくらいのことで音を上げるのは我慢が足りない」 と思う方だ。
だから、今まで誤解もよく受けたけれど、それを気にしないのも自分なりの 美学だと思ってた。 けれど、その分配偶者からは過小評価されていた(いる)のではとも思う。 でも、今日は自分をかなり客観的に見つめられたような気がする。
もう少し遅かったら、私は自分が1人の人間であり、意志という物があり、 自分なりの意見を持ち、生き方を尊重されるべき権利があるのだという事を 見失ってしまうところだった。
この2年間は長かったのかどうか私にはわからないが、 そんな自分を見失わずこれからを生きていこう。
・・・娘達のためにも。
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