罪と罰。 |
先日、旦那とケンカした。
私は会社ですごく嫌なことがあって、その上行きの道路でも不快な出来事があって。
旦那は、自分も今仕事でいっぱいっぱいで余裕がないのに、
私の話を聞いてくれていた。
きっかけは、私の方が悪かったんだと思う。
せっかく話を聞いてくれている旦那の言葉が、
自分が与えて欲しかった言葉ではなかったから、
イライラして突っかかっていったんだ。
旦那は、声を荒げたり暴力を振るったりする人ではない。
私から色々言われても、滑らかに反論できるタイプでもない。
じっと黙ってしまう。そして私は旦那を責め続けてしまう。
我慢していた旦那は、怒りを感じてどうしようもなくなると物に当たる。
この日は、旦那にも余裕がなかったのと飲めないお酒を少し飲んでいたからとで、
怒りが噴出するまでの時間が早かった。
手元にあった本を、2,3冊壁に向かって投げた。
そのウチの1冊は、テレビの上にある亡き愛猫の写真と形見を落とした。
また別の1冊は、私が大切に育てているポトスの長い茎を断った。
(もちろん、旦那はそれを狙って投げたわけではない)
それに気付いた私は、とてもとても悲しくなって号泣した。
旦那は、そんなん知らんと言って隣の寝室でふて寝してしまった。
可哀想な亡くなり方をしてしまって、私がすごく後悔している愛猫の写真。
ココロに余裕がなくて、いつも植物を枯らしていた私が、
やっと青々と成長させる事が出来て、植木鉢から長く垂れ下がり、
いつもそれを眺めては癒されていたポトス。
ほんとに悲しかった、涙が次から次へとあふれてきた。
切れてしまったポトスを膝の上に置いて、手でなでながら、
気が付くと2時間くらい経っていた。
いつもなら、寝ている旦那を起こしてとことんケンカするのだが、
その日は、不思議と旦那への怒りはそれほどなかった。
とにかく悲しかった。
いつも思うのだが、あんなに穏やかな人を怒らせてしまうという事は、
きっと私の性格が強すぎるんだと思う。
だから写真が落ちたり、ポトスが切れてしまって悲しい思いをするのは、
そんな私に対する罰なんだと思った。
ワガママな私に対する罰。
いつも母親から言われているじゃない、『あんたの性格はきつい。』って。
膝の上のポトスを見ながら、そう感じていた。
そのまま私は居間で寝てしまって、明け方気付いた旦那が私を連れに来て、
布団まで連れて行ってくれた。
旦那もショックだったようで、優しく抱き寄せて寝てくれた。
そのまま、またいつの間にか寝てしまって目が覚めたら旦那は仕事へ行っていた。
お互い、その日は1日重い気持で過ごしたけど、
怒らせてしまったこと、物を投げてしまったこと、
それぞれが反省して、夜には普通に話が出来た。
ポトスは、切れた茎をそのまま土にさしてある。
ポトスは丈夫だから、またそこから根を生やし伸びて行ってくれるだろう。
もう折ったりしないからね。
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2003年11月30日(日)
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