2007年06月24日(日) |
自分はどこに向かうのか |
アーリーステージのベンチャー企業へ転職してから、1ヶ月ちょっと。
幸か不幸か、大株主兼経営者の方向性がふらふらしているおかげで、時間をコントロールしながら仕事が出来ています。
管理本部長としての自分のミッションも入社してから1週間で変更され始め、毎週、経営を代行している役員の時間をもらいながら、経営管理系の問題点把握やその解決の為のTODOのコンセンサスを得て、その週の業務やマネジメントを進めている状況。
それはさておき。
正直、ブログの題名にも「CFOを目指して切磋琢磨している」的なことを冠してはいますが、本当にその方向でいいのか、悩んでいます。
ベンチャー企業ではありがちと言えばありがちなのですが、株主や経営者の意向や資質で、方向性が都度変わっていく。
良くも悪くも、彼らと同じ力を有さない限り、従業員としては、いくら倫理観やコンプライアンスを説いたところで、彼らの視界に入ってなければ、一蹴される。
もちろん、未上場企業で、一部上場企業と同じだけの管理体制やガバナンスをすぐに身につけるべきとか難題を言っているわけではなく、事業拡大や組織拡大に応じて、必要な経営管理体制は段階的に構築していかなければならないということを主張してはいるのです。
目の前に問題としてぶら下がってきた時に、その都度、対処療法的にそれらに対応するのではなく、事前にリスクマネジメントするという考え方。
そうしたことを日々やってきて、ふと、「企業経営のプロになる」「将来的に投資ファンドを自身で創出し、VCや企業再生を行っていきたい」という目標が正しいのか、疑問に思うようになっている。
かと言って、それらに代わる方向性があるわけではなく、どうしたらそれが見えてくるのかがわからないというのが、まさしく今。
証券やファイナンス、企業経営知識、問題解決スキルなど、身につけることを決めている知識取得はこつこつと続けていくつもりだが、マクロ経済や国際金融、海外ビジネス動向といった、俯瞰的な情報も積極的に取得するようにして、これまでのバックグラウンドからの延長という視点ではなく、マーケットイン的に、自分が興味を持って生涯を通して成し遂げていきたいと感じられるフィールドを探っていこうと思う。
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