みずというみずを拒んでかさかさにかわいてみたいそんな黄昏。曇天の十月林、カラマツのいとやわらかないろどりびより。あぁこれは、春一番に芽を出して、どんどん伸びて、恋色に咲いてうたって揺れて乾いて立ち枯れたムラサキツメクサ。よもぎの紅葉。いけめんどんぐり。ずっとおぼえていたいふうけい。
これは、たそがれ。これは、いえのまわりに降るひかり。右下は、はつ雪がとけてゆくところ。これは、そら。もしくはそらにこがれるこころ。これは、もり。もしくはもりにただようけつい。これは、もりのおくふかく。ふようどになりたいものがいきていくばしょ。これは、もみじ。ゆれるもゆるあきのじょうちょ。これはきのみ。これはきのこ。これはこのは。これはたぶんあきのひみつ(未確認飛光物体)。そんなわけでおおむね良い日がつづいています。ひきつづき、ふかめな秋になりますように。