そよ日暮らし の そよふぉとノート もくじだよ|きのうへ|あしたへ
![]() 結晶のかたちのままであそぶ雪 一姫 ニ姫 かぞえつづける * いちひめ にひめ さんひめ よんひめ ごひめ ろくひめ ななひめ ・・・ 今日の雪は、なぜだかみんな女の子。 あしたの雪はどんなかな。 あしたもふわふわ降りますように。 おやすみなさい。 おやすみなさい。 おやすみなさい。 またあした。
![]() 森のおくまで いってきました。 真冬の森の 濃いめの空気。 生命力というような そういうものに似た匂い。 いそがしそうな どうぶつたちの足あとが、あちらこちらにありました。 クマのプーとかクリストファーが住んでいそうなけはいです。 あ。そういえば・・・かわいいものにあいました。 ![]() かわいいものは 木からずり落ちそうになり、 ひっしで枝にしがみついているところ。 こういうものをみつけると、 神様ならば、今すぐに命をふぅーっとふきこむのでしょう。 そうすると、かわいいものはたちまちに動きはじめてしまうのでしょう。 神様の仕事はきっとそこまでで、 あとはたぶん人間が、分類したりするのでしょう。 この子はきっと哺乳類。木の上に住む齧歯目。北海道固有種。…とかね。 かわいい名前がつきますように。
![]() なんとなく いろっぽいなと思うのでした。この とどかない距離感が。 降りたいものは降りてきて つたわるものはつたわって かがやくものはかがやいて ゆきとひかりはやすらいで そんなまふゆのあさでした。 ![]()
![]() 凍っているのは、草木の吐息。 こおっているのは、くさきのといき。 眠っているから、寝息かな。 こおっているのは、くさきのねいき。 ![]() 草も木も、めざめた時にはいっせいに、このうつくしさに驚いて、 「ほぉ」とためいきつくことでせう。 そして互いにお互いを、感嘆の息であたためて、 とかしてとけてしまうのでせう。 そのときまでのつかのまの きんちょうかんです。透明な。 いきをころして。 冬だからこそ。 けさだからこそ。 きょうだからこそ。 はからずも。 あ。なんか。やみくもに書いているまにとけてきました。感覚が。 あぁよかった。ではねます。おやすみなさい。霧氷の日。 (写真は、1月15日の朝のものです。)
![]() 今日は早起きしましたよ。 きめこまやかな朝でした。 いままさに今日がはじまるはじまりの、暖色のゆき。なめらかな。 写真は今朝の7時22分ころ。
![]() 子どもたちが冬休みなのをいいことに、 まいにちまいにち幸せな朝寝坊をしています。 ほかのすべての物音を吸い込みながら降る雪の、 しんと静かな雪のけはいは、心地がよくて、 深く深~く眠りつづけてしまうのでした。 雪の日以外はいつだって早起きさんな娘までをも、 昏々と何時間でも眠らせてしまうほどの雪。 わたしたちはほんとうは、きっと、もっとしっかりと、 正しいかたちで冬眠をするべき生き物なのかもしれなくて。 * * * それにしても。 なんどもなんどもリフレイン。 三好達治さんの、雪をうたったあの詩です。 太郎も次郎も眠らせて、しんしんしんと雪が降りつむ、あの詩。 たった二行のあの詩があれば、雪についてはもうなにも、 なんの言葉もいらないような気がしてしまうこのごろでした。 あの詩とおなじやさしさの、たっぷりとしたあんしんの 雪ばかり降る睦月です。 ![]() |