ちきちき日誌




2004年07月31日(土)
入院話。

…別にわたしが入院するわけじゃありません。一応注意。(苦笑)

友人が病気で入院しました。
ある有名人もかかった病気で、結構現代ではなるヒトが多く、わたしのまわりにも2人ほどコレになって入院したのであんまり重い病気とは考えていなかったんですが。

携帯メールで話を聞いてめっちゃビビリました。
全身麻酔ってわたしやったことないんで知らなかったんですが、術後も酸素マスクしてたり、感覚が戻ってくるまで歩けないので看護婦さんと一緒にトイレいったり、食事は入院時から絶食の後、流動食だったりとか。(まぁコレは病気の内容にもよるんだろうけど)
絶食と下の世話されるだけは絶対にイヤだぁー!!


自分も入院経験はあるんですが、耳鼻科と外科だったので、全身麻酔はありませんでした。

耳鼻科の方は、部分麻酔で術中に目が覚めてしまい痛くて痛くて先生に「麻酔追加してください」と何回も哀願しました。これはこれでやーなんですが、部分麻酔なんで術後、痛みがぶり返してくるとか(わたしの場合は術中からずっと痛かったから)、麻酔のせいで身体が動かなかったりすることはありませんでした。
※今はこの病気、痛がるヒト続出で全身麻酔だそうです…。
なんせ当時同じ病気で入院してたヒトもう1箇所手術あったのにあまりの痛さに逃げ出し退院ちゃったからなぁ…

外科の方は脚と肘で2回お世話になって、脚の時入院しました。
骨を接ぐ際、上手くいってるか確かめる為、麻酔ナシ。
コレもめっちゃイタイんですよねぇぇ〜(涙)。
暴れるので何人ものお医者さんや看護婦さんにとりおさえられました…。
まぁ、この入院の時は実は松葉杖が使えないほど虚弱&子供だったので下の世話(…し…しびん…??)にはなっていたんですが…何分子供の頃のことですからネ!!(強調)


まぁ、ともかく全身麻酔のビョーキは大変だ、というコトです。
友人はもう10日程病院生活だそうです。
が、がんばりや〜。



2004年07月30日(金)
にぎやかな部屋。

『にぎやかな部屋』、というのはわたしの好きな作家・星新一の著書です。

以前古本でどさーと星新一ばかり買って、今日やっとこの本にたどりつきました(笑)。
で、なんでショートショートの作家の本を日記に出してきたかと言うと…!
この本、ショートショートじゃないんです。
読んで半分くらいまで気付かなかったんですが(なんで終わらないんだろう??とは思ってた)、最後まで"星新一節"が続くという長編なんです。

戯曲用として書かれたこの作品は、まぁ、早い話がドタバタコメディー。

あるマンションの一室で、高利貸しをやっている夫、そして同じ部屋を模様替えして霊感占いをしている妻。そこにやってくる人物たちとの様々な人間模様。
普通と違っているのは、「人間」と「霊魂」の世界があり、人間達には見えないが、各人に1体ずつ「霊魂」がとりついているという設定。

老紳士・心中したカップル・大奥の女・若侍…などなど霊魂のキャラクターや身分・死んだ時代は様々。
それに取り付かれている分だけ人間も出て来るわけで、その部屋は『にぎやかな部屋』になるという訳です。

オチも星新一だなぁ(どんなだ)と期待を裏切らないお話で、小説としてでなく、若い劇団かなんかでやって欲しいようなカンジです。

ショートショート読みなれてる自分にはちょっと長くていらいらしたかも。(ほめるかけなすかどっちかにしろ)



2004年07月29日(木)
HAKOJIN。

友人にこんなサイトがあるよと教えられた(正確には「あんたはごろごろ組だからなあ」とイキナリ言われた)ので行ってきました。
HAKOJINサイト。

動物占いの開発者が新たに開発した占いだそーで、やってみたら友人のゆうとおりに「ごろごろ組」とでました。

何でも、
あなたは、考えるのが好きで、物事を論理的に捉える沈思黙考型。内面を磨くことに熱心で、ひとつのことにじっくり取り組む勉強家です。人々に潤いを与える奉仕精神と忍耐力があり、ときには自分を犠牲にすることも
あなたの運気が下がると「いじいじ」になるかも・・
10月生まれあなたの色は・・・!?
<桔梗色(ききょういろ)>(マークの色でス)
まっすぐな性格で結論を急がない慎重派。

…だそうです。

相性占いもできるので教えてくれた友人との相性をやってみたんですが…。

わたし友人 : わがままを言い易い相手。
友人わたし : 一緒にいると緊張してしまう。

そそそうなのかッ!?(汗)
わたしってそんな風に思われてたのッ!?ねぇッ?!


興味のある方はやってみてネ★(BBSやメールで報告くれると喜びます)
HAKOJIN
http://www.hakojin.com/



2004年07月28日(水)
フィルタって微妙…。

以前、狂ったようにデジアド02の中古DVDを探し求めていた時期がありましたよね。(って同意求めんな)
まぁ、他の皆様のご助力もありまして、数ヶ月の間に春夏映画まで全部揃った訳なんですが。

その頃は本ー当に飢えていたので、○天とか●フーとかのオークション系によく顔を出してチェックをいれてました。(イヤ…別にフセる必要ないけどね…)
そのなごりで、未だに「デジアド02」をキーワードにしてそれにひっかかったオークション情報をオークションサイトからメールで送ってもらってるんですが。

まぁ、同人誌がひっかかるのはいいでしょう。デジアド02のジャンル本ですし。
あと、無印やテイマがひっかかるのもいいとして。

………なんで仮面ライダー剣とかがひっかかるんじゃあ!!

共通項「東映」だけでしょ…???(しかも実写とアニメじゃ会社違うし)

このおとりよせ、始めてからもう結構経ってるんですが、ジャンルおかしいのが3日に1通くらいの率で来まス。
(楽○フリマとかは来ないのに…不思議だ…)
今じゃ慣れちゃって、逆に楽しんでますがネ。



2004年07月27日(火)
ビーズショッピング

久々にビーズアクセの材料を買い込みました。
いろいろと作ろうとWebサイトのアクセサリーレシピ見ながら画策してたんですが、夏休みのせいなのかなんなのか、結構材料が揃わなくてうなってマス。

………にもかかわらず、○万いっちゃったんだよな〜…。(遠い目)
支払日がコワイです。

この夏はサマージャンボとビーズだけで家で大人しくしていよう……。
(どうせ外行く体力なんかないけど)



2004年07月26日(月)
朝の少女

『朝の少女(MONING GIRL)』を読みました。
ずっと以前に買ったんですが、なんで買ったのか、そしてなんで読んでなかったのか覚えておらず。
買った理由は表紙を見る限りではおそらく、訳者がわたしの好きな灰谷健次郎だったからではないかと思われ。

お話は説明しづらいんですが、南の島(おそらく)でくらす父母姉弟の4人家族のちいさな姉(MONING GIRL)とちいさな弟(STAR BOY)の姉弟の心の成長を詩的に描いたどこか不思議なファンタジックなお話です。

名前が大切な意味を持つ、という風習の平和な南の島。
「モーニングガール」は朝誰よりも早く起きることからつけられた名前。
「スターボーイ(星の子)」は眠らずに夜の闇に溶け込みその中でいろいろなものを発見したりするのでつけられた名前。
ほんの少ししか出会うことのない2人はお互いに反発しあいます。
そんな中、2人は普段の日常からいろんなものにであい、いろいろと考えさせられます。
そして2人は仲直りする…のかな?ってトコで物語は終わってしまいます。
モーニングガールが誰よりも早く起きた朝にみつけた、島の外からやってきた客人によって……。


で、感想なんですが、オチがすんごいキョーレツです。アイタタタ〜です。
ある歴史的有名人の手紙(報告書?)で終わるのですが、このヒトが何をしたヒトか知らないヒトにはオチはわからないで終わってしまいますが、知ってるヒトには超ショックで主人公や島で暮らす人々のこれからを考えると苦い気持ちになります。

わたしなんかはこの話がこのまま美内すずえのマンガ『はるかなる風と光』に続くのかしらと思ってしまいました(苦笑)。

明るそうなの選んだのに余計に寂しくなってしまった…。



2004年07月25日(日)
善と悪。

※ネタバレあり。注意。


今日は超有名な『ジーキル博士とハイド氏』(The Starange Case of Dr.Jekyll and Mr.Hyde)です。

善と悪・二重人格の代名詞ともなっているので、このお話、読んだことないヒトでも結末知ってる方はかなりの数いるんじゃないでしょか。

著者が数日で書き上げただけあって、とってもペラい本です。
あらすじも言うまでもないってカンジです(苦笑)。
薬品によって善悪が入れ替わってしまう2重人格者の破滅を描いた怪奇小説です。

話の結末と大筋は知ってるんですが、一体どういう経由で、どうしてこんな結果になったのか、ハイドは一体何をしたのか、それだけ知りたかったので古本屋で見かけたのを機に読んでみました。

ハイド氏は悪───というよりは道徳観念ほっぽらかして自分の性に正直に生きてる完全なるエゴイストというだけで、現在の道徳観念の薄い、さらにもっと酷い悪事の物語を見慣れている我々からしたらあんまりたいした悪事はしていません。
女の子踏んづけたりとかマッチ売りのマッチ跳ね除けてバラまいたりとか周りの人々に悪態ついたり怒鳴ったり、といった類です。(…まぁあとは文章に記述こそないですが女遊び系もやったと思われます…)

要するに徳が高く名声のあるジーキル博士には醜聞となってしまうという事を彼の欲求のかわりにやってくれた、という訳で。


事が大きくなってしまうのは、ハイド氏が大きな悪事──ある政治家の殺人を犯してしまってからです。(ステッキ回転で撲殺/苦笑)

指名手配となったハイド氏はジーキル氏の中に身を隠し、二度と姿を現すことはない──と思われていたのですが、エゴの誘惑に駆られた意志の弱いジーキル氏はまたハイド氏を召還(?)してしまいます。
召還の度に薬量が多くなっていき、しまいにはジーキル博士でいられる時間の方が少なくなっていきます。
そして、最後に待っていたのはジーキルとしての意識の消滅と、ハイドの肉体の死(自殺)でした。

最後は博士の告白の文章(手紙)で終わっており、事後談、というものはこの作品にはありません。
人間の弱さ、誰もが内に隠しているエゴ、その表現ができるハイド氏という別の人間を生み出してしまったために、その快楽に打ち勝つことの出来なくなったジーキル博士の哀れを静かに綴って終わっています。


善と悪、とよく言われていますが、もしわたし達がジーキル博士のような手段をみつけてしまったら…?
ジーキル博士は普通の弱い、我々の同朋──人間だとおもいます。



2004年07月24日(土)
『家』レビュー

島崎藤村の『家』を読みました。(ひさかたくんオススメ品)
タイトルとカバー裏のあらすじからなんとなーくイヤな予感はしていたんですが、前回読んだ『女の一生』と家没落つながりでした(苦笑)。

感想は───明治版「渡る世間は鬼ばかり」?(またかい)
前回読んだ『女の一生』は主人公・ジャンヌ1人が基本的に不幸なのですが、今回のは親類縁者そろって問題・悩みかかえまくりで、まさに「渡鬼」!!

お話は今回登場する親類縁者が多いので細かくは言いませんが、基本的には薬屋で主人公(島崎藤村がモデル)の姉が嫁いだ旧家の橋本家と、主人公の属する旧家・小泉家が共に様々な問題から落ちぶれていく様を描いたお話です。


橋本家は家長・達男(主人公の姉婿)が事業に失敗したあげく、”橋本家の血”で姉を置いて芸妓と逃げてしまう。
これがケチのつきはじめで、長男の正太も家は継がず、相場師などという夢を抱いて里を捨てて上京してしまい、妻があるにもかかわらず芸妓の小金と遊びほうけ、結局病気になって死んでしまう。
姉は番頭夫妻を養子に迎え帰らぬ夫を待ちわびながら寂しく年をとる。


小泉家の方は家長・実を救う為あれやこれやと弟の主人公兄弟で金策をして助けてやるも、兄はことごとく事業に失敗して破産。刑務所のやっかいになり本家はどんどん貧しくなりいまにも潰れんばかり。そこへ跡継ぎ娘が死んでしまい、家は途絶える。

主人公は、貧乏暮らしながらも妻を娶り田舎で教師生活をしばらくした後、上京して作家となる。だが、事業を起こす兄弟のために度々金策してやったりする為貧乏で、子供こそたくさんできるが、不幸にも3人も失ったりする。さらに妻の手紙を読んで昔実家の奉公人と恋仲だったことがわかり、妻の真意がわからなくなり、夫婦仲も円満にいかない。


『家』を持つのは難しいなぁ〜、というお話です。

家族構成はほぼ著者・島崎藤村一族をモデルしている(半自伝)ので、藤村ってこんな生まれでこんな兄弟がいるんだ〜、守っていかなきゃならない「お家」ってこういうモンなんだ〜と、いうのがよくわかる本です(笑)

うーん、キライじゃないけどやはし全体的に不幸(問題続き)なのであまり好きではないかな…。(ところでこの文庫なんで上下巻に分かれてるんだろう…1冊にしてもそんなに分厚くならないと思うのに)
今度はもっと短い本にしようと思いまス。



2004年07月23日(金)
医者に〜向かって〜とぼとぼとぉ〜

医者に行ってきました。

前回、夏対策を帽子以外全くせず出かけて寝込んだので(苦笑)、今日は肌に制汗スプレーかけまくり、紫外線対策に日焼け止めスプレーを塗りたくり、家を出ました。

バテないように道々銀行やらコンビニやら中古屋やらスーパーなどに入って涼んだり。

おかげで全然バテずに医者に着いたのですが───予約を入れてあるにもかかわらず、1時間以上待たされました。
…予約イミないじゃん!!

で、やっと回ってきたお医者さんで言われたのは、「また寝る時刻がおかしくなりつつあるので、そういう時は睡眠薬に頼ってください」というような内容でした。
せっかく脱・睡眠薬!と思ってたのになぁ〜。

で、次回の診察の話をしたんですが、せんせえがわたしがいつも訪れる2週間後が不在だというので次回の診察は3週間後になりました。
今回医者行って唯一のラッキーでした。

家に帰ると疲れがドッとでて、さらにお腹がめっちゃ空いて夕食がつがつ食った後、食べすぎも手伝って寝込みました(いいトシこいて…)
夏バテ対策してもやはり「若干」はクるようです。あとは自分の体力がないだけなんですが…。

ここ、こんなんで今夏遊びとかに行けるんだろうか…?
ちょっとふあんなもといなのでした。



2004年07月22日(木)
ひさびさに本の感想など…

※長いです。あと思いっきりネタバレです。注意。

最近本はマンガか小説読んでも星新一(ショートショート)だったんですが、久々に長い本を読みました。

モーパッサンの『女の一生』です。

これ、タイトルは直訳すると「ある生涯」くらいなんですが、内容みていると「ある女の生涯」といった感じがします。
でも「ある女の生涯」と言えば島崎藤村の著書になってしまうんで(苦笑)このタイトルで正解だとおもいます。

で、肝心の内容なんですが──中世ヨーロッパ貴族版・「渡る世間は鬼ばかり」??(笑)

夢見がちなジャンヌは17歳の貴族の乙女★(セーラー○ーン風に)親にムリヤリ入れられた修道院を出て、自分の持ち物となる別荘に両親と暮らすこととなり「わたしにはこれからどんな素敵なことが起こるんだろう!」と期待に胸をふくらませるのですが、ある子爵との恋に落ち、彼と結婚したことから彼女のの不幸の人生が始まります。

まず、生娘でこれまで修道院で育った主人公は「恋」は知識としてあっても「夜の営み」というものの存在を知らなかった。(今の日本では考えられないようなコトですが…いいのやらわるいのやら)
ともかく、そこで彼女の第1の夢「甘い恋愛」というものが壊れます。

次に、結婚した夫が結婚してからというもの、彼は甘いささやきもせず、彼女を求めなくなり、身なりも気にせず不精になり、さらに超ケチで浅ましい本性を見せ始めます。
そこで「幸せな結婚」という夢も壊れます。
もうすっかりあきらめ気分で何が来ても驚かない、といった風の主人公だったのですがさらに夫にはもうひとつの本性があったことが判明します。
それは、彼の身持ちの悪さ。
彼は主人公とうい妻がいながら、彼女の乳兄弟であるメイドに手を出して妊娠させてしまったのです。さらに追求すると、彼は主人公に出会ったその日からメイドと姦通していたという事実が浮かび上がり…。

「最初から自分を少しも愛していなかった」
さらに彼女はうちひしがれて、自分の小さな息子と両親にしか信頼をおかなくなります。

そんな折、近くに住む伯爵夫妻と知り合い、その夫人と親友とも言える仲になるのですが、またもや彼女は裏切られます。
伯爵夫人と主人公の夫は浮気をしていたのです。(ホントにどこまでも懲りない)
もはや主人公はあきらめモード。知りつつも今の生活を失いたくなかった彼女はこの事実を放置してしまいます。

そんな時、もともと病気もちだった彼女の母親がなくなり、悲しみにくれる彼女を更なる不幸な事実が襲います。
生前から母親の大事にしていた遺品を整理していたところ、ある男と母親の密通の手紙を発見。しかもその男は父の親友だったという──
「母親までが、父とわたしを裏切っていた」

夫がこの頃死にます。
姦通に気付いた伯爵が2人の密通現場をおさえ(とはいえあくまでコッソリと姿は現さないのですが)、2人がいた山小屋を崖から突き落としてしまった(!!)のでした。(どんなチカラやねん!!)

この時、彼女は妊娠していたのですが、そのショックで流産。
彼女はますますのこされた息子にのめりこみます。

そして彼女の息子は成長し遠く離れたパリの学校に通いはじめるのですが──それが彼を変えてしまいます。
成長した息子はママ一筋の子供ではなく、友人の方が大事な青年になり、実家にも帰ってこなくなります。
学校へいかなくなった頃、彼は主人公に手紙でお金の無心をしてくるようになります。最後に「きっとあなたを抱擁するでしょう ママを愛する息子」と書いて…。(あざとい)
そんな息子がそのお金を何に使っていたかというと、ギャンブルや元娼婦との遊びや生活に使っていたのでした。(血は争えないというか…)
しかしそれを知っても、主人公は「いつか息子はわたしのもとに帰ってきてくれる」とお金を送り続けます。

息子の度重なる無心(借金の返済)に主人公はついに破産寸前に。
そこへあらわれたのが、昔莫大なお金をもたせて百姓の夫をあてがって屋敷から去らせた元メイド。
彼女は恩を忘れておらず、さらに冷静でてきぱきと負債の片付けをします。
そのおかげで破産にはいたらずにすんだものの、もう息子を助けることはかなわず、自分のために父が買ってくれた住み慣れた屋敷をさらねばならず、すべて彼女のいいなりになり、生きた死人のようになってしまいます。

そんな折、息子から最後の手紙が。
内容は、息子の妻(娼婦なので実家では認知されてない)が女の子を出産するも、肥立ちが悪く死にそうだ、というもの。
メイドの勧めにしたがい、死ぬ前に結婚続きをして、その女の子を自分達の正当な跡取りにします。
メイドが連れ帰った孫を抱きかかえた主人公は、今度は帰ってくるであろう息子と、この初孫に再び期待をいだくのでした。



──なんかありそうでなさそうな、なさそうでありそうな。
ただここにでてくる不幸全部背負ってるヒトはいなさそうですが。
とにかく不幸でいたたまれません。女であるがゆえの、不幸。

どのくらいいたたまれないかというと、著者自身までがこの「かわいそうな物語」に筆がすすまず、筆を折りかけたこともあった程だそうです。

読んでるわたしも主人公が「期待」を抱いたらここは「不幸への序章」だな、とまるで古典の枕詞のように思ってたくらいで。
実は最後に出て来るメイドも「きっと裏切るんだ」と思ってました。(苦笑)

この時代はこのテの不幸・惨めものがどうも「リアリズム」としてもてはやされたみたいで以前読んだ『レ・ミゼラブル』の再来(?)とまで言われたそうです。
…ウウ…だからわたしはこのテの不幸ものはダメなんだって〜(悲)。
なんかちょっと読まなきゃよかった感絶大。



2004年07月21日(水)
ネット回線切断

……してました。

最初サーバー障害か何かか!?
とおもってたんですが、いろいろイジって結果、「配線がどれかわかんないけどはずれてた」ということがわかりました。

と言葉は簡潔ですが、これがわかるまでWinいじりたおしてコマンドプロンプト呼び出して接続検査したりネットワーク回線(LAN)設定しなおしたりしてえらい遠回りしてしまいました。
…ADSLモデムみりゃ一発で配線エラーだってわかったのにねぇ……(ほろり)。

ネットやパソコン関係はやらかすと結構ヘコみます。
昨日は朝修復作業にとりかかって失敗してヘコんで晩までほったらかしてました。直ったのはそのあと気力が回復した夜です。

むかしPC立ち上げるのに似たようなことがあったのを思い出します。
某まだまだ未熟…。



2004年07月19日(月)
朝ふつうに起きた朝は…

今日は起床9時でした。

朝食とりながらTVをみてたら「おじゃる丸」の映画をやっていて、なかなか静かな余韻を残したもので、良かったでス。(最初から観たわけじゃないけど)

そのあと同じチャンネルにしてたら「ドレミノテレビ」という子供向け歌番組をやってました。
何気に観てたら…うたのお姉さんがUAぢゃないですか〜!!(ちなみに"ううあおねえさん"と名乗ってまス)
UAが歌う「グリーングリーン」やら「もりのくまさん」やら「きらきらぼし」………なんかすげえモンを聴いてしまったカンジです。(CDも出てる(出る?)らしい)
そして当然ながらNHK子供歌番組独特の演出や踊りもアリで……やっぱスゲエ番組だ…。

最近のNHK教育の子供向け番組あなどりがたし…!


そういや、夏休み始まりましたね。
こういう番組観てると夏休みになったんだなぁ〜としみじみと感じます。



2004年07月18日(日)
久々に作ってみました。

暑くて毎日寝てました。
みなさま熱中症と河川の決壊には気をつけましょうね〜。


昔、買い漁ったビーズパーツが残ってたので、久々にビーズアクセつくってみました。



バラのヴェネチアン風ネックレスでス。
本に載ってたものなんですが、パーツがいろいろ無かったりしたので別のもので代用して、オリジナルになっちゃってマス(ある意味)。

パーティ系かフェミニン系の服でないとつけられなさそーですが、眺めてるだけで楽しいのでいいのだー。

ただ、作ってみて、体力的に前ほど精力的には作れないな…と思いました。(がくり)
作ってみたいモノはいっぱいあるけれど、材料買うときは少なめに、こまめに、マイペースに期間を置いてやらなきゃなあ〜。
早く夏よ、去ね!!



2004年07月14日(水)
本日ちょっとやる気アリ。

夏バテ&体力低下・衰弱の為寝て過ごしてばっかいるんですが、今日は何故か気分が良かったり。

ひさびさ〜に冷蔵庫の中の掃除をしました。
いや〜出て来る出て来る品質保持・賞味期限切れの食品群!(群までいくかよ)
麻婆豆腐や肉豆腐をつくるつもりで買っておいた豆腐とか、食パンマイブームだった頃に買ったジャムとかバターとかマーガリンとかシロップとか。
米のメシを食べてないので必然的に味噌や梅干し、ご飯のお供の鮭フレークやら海苔の佃煮やらもダメになってました。

イチバン怖かったのは、いつ買ったか覚えてない野菜類。
………とろけてたんだよぅ!!
トテモオソロシカッタデス…。(自分のやった事ながら)ぶるぶるかたかた。

あとPCの方も溜まってるメール処理したりデフラグかけたり「お気に入り」の整理してました。
ふふ…お気に入り内黄色(フォルダ)一色よ…青アイコンやファビコン(オリジナルのお気に入りアイコン)なんかドコにもないわ…。
まぁ、自分のコトなんでまたそのうちしっちゃかめっちゃかになるに決まってるんですが(苦笑)、今日この日だけは片付いた事を喜ぼう。

他にも片付けたいものや整理したいものはいっぱいあるんだけどなーなー…なー…(エコー)

また気が向いたらやることにしよう。
(いつになるんだか…)



2004年07月13日(火)
またビーズやりたいなぁ…

最近家での行動パターンがマンネリ化してきたのでめっちゃ退屈です。

そこで、ふと思い出したのが「ビーズアクセ作り」。
以前結構長いこと(病気になってからのわたしにしては)夢中になってやってたんですが、一回金欠になって(材料買いすぎで<ヤリスギ/苦笑)、やる気がヘナチョコになってそれ以来、やってなかったんですよね〜。

Webでビーズのお店覗いたりしていたらまた、やりたくなっちゃいました。
しばらくやってなかった間に品揃えが豊富で安いと評判の超有名ビーズ問屋やカタログ通販専門のお店のHPでWebショッピングが出来るようになってたりとか。
や〜コレは食指がすすみまスね〜♪

簡単なのはキット買いですが、それだと「自分でも作れるんじゃないか…?」と思うデザインのワリに高い値段するんで、やはしココは複雑で素敵デザインの載ってそーな雑誌や本買って、材料はパーツ買い(バラ買い)ですね。

うー燃えてきた!
今度お金が入った時まだやる気があったらやるぞぅ!



2004年07月12日(月)
『逆転裁判3』クリア

※ネタバレあり。注意。

知人に借りた『逆転裁判3』クリアしました〜。ここ2日ずっとコレにかまけてました。(すみませヌ…)

いや〜、最終話がとってもよかったでス!
夢のオールキャスト&競演実現!!ってなカンジで。

わたしイチオシキャラ・ミツルギ判事なんですが、彼でプレイできる日がくるなんて…!!しかも1日限定とはいえ「弁護士」!!
よかったね〜ミツルギ判事。ちっちゃな頃の夢が1日だけでもかなって…。(感涙)

さらに法廷で判事はあの狩魔冥ちゃんで、夢の競演『ミツルギVSメイ』が実現!友人&元同僚同士の対決!萌えましタ〜vv
探偵パートも彼の視点から操作できて、面白かったです。
ミツルギさんてココロの内ではあんな風に考えてたりする訳ね…(笑)いつものナルホド君と考えかたや視点が違って楽しかったでス♪

あとは今回主人公ナルホド君にあまず苦い想い出を残した恋の話。
オチで救われててすげーホッとしました。
じゃあ、あのマフラー&セーター&お弁当はみんなあやめサンなんだ〜。
春美ちゃんには悪いスが自分的にはナルホド×アヤメさんを応援するッス!!(イトノコ刑事風に)
あとイトノコ×マコも応援ッス!!(笑)

なんだかコレがシリーズ最後ッぽかったんですが…もう出ないのかなぁ…。
終わっちゃうと、楽しみが減ってスゴクさみしい…。



2004年07月09日(金)
夏バテしてまス…。

すっかり夏バテで外に行けません。
なにせ出た日は帰ってから1日中なにもできずに苦しくて寝転がってる状態ですし、家にいる時でさえもたいして何もしてないのに疲れて寝転がってしまう有様で。
そんな訳で日記書けませんでした。ゴメンナサイ。

そんな有様にもかかわらず今日医者に行ってきました。
3時からの予約にしてたんですが、次回からはもっと日が落ちてからにしようと誓いました。(要するにまた暑さ負けした)
ヴー、アツイの嫌いぃ〜。(;_;)

医者ですが、要約は省きますが、睡眠時刻が健常者並に戻りつつあるので「頑張ったねぇ」と誉められました。
ただ、夏バテのことをゆったら「運動不足」と「食生活」に問題があるので前者は早朝に散歩を、後者はカロリー○イト缶でいいから摂りなさい、とゆわれました。

近所にカロ○ーメイト缶は売ってなさそうなので、医者帰りに繁華街に見に行ってきました。
がッ!
デカイサイズ(お徳用)がない!(存在しない)値段高!さらに買い溜めしたら重いぢゃないかYo!ってコトで、缶は断念してフツーのヤツ(箱)をたくさん買いました。

せっかく繁華街に来たのでついでにソフマに寄る。
ここでトロとジャス学のためのメモリーカード(PS用…今時…)とハガレンの500円食玩を買いました。
ハガレン食玩は1度だけ姉と1コづつ購入したコトがあるんですが、2人してリザさんだったのでそれいらいくじけていた品でス。
今度こそエドかアルよ出ろ…!!と中を開けてみると…
……………?
箱書きにないよ?コレ…??


シークレットを当ててしまったあ〜〜〜!!!
…ちなみにモノはメタリックシルバー・スカーさんでした…。

うわーん!
おいらはただ!フツーに!!エドかアルが欲しいダケなのに〜〜〜!!
悲しい…。



2004年07月07日(水)
リクエストにお応えして(笑)

久々の文学レヴューでゴザイマス。

最近トロの相手したり、ホリ・ススムくんと掘りしたり、久々にジャスティス学園の熱血青春日誌のコンプリを目指したり、ゴエゴエしたり(謎)と、夏休みの子供の様にゲーム三昧なワタクシですが、(あと他HPで浮気/苦笑)、一応本もパラパラ程度に読んではいまス。
なんせ買った文庫本がにらんでるし…(^_^;)。ただ、ゲーム疲れして布団に倒れこんだた時だけ限定です(苦笑)。

今回完読したのは『ああ無情』。
わたしが読んだ版のものは小学校の図書室にでも入ってそうな薄〜いヤツで、文庫で出ている何巻も続くのとは違います。つまり子供向けの要約版ですね。

で、第一声ですが、「ああ、長い方を買わなくて良かった!!」です(笑)。
何せタイトルの「レ・ミゼラブル」は訳すると「惨めな人々」ですから。

本当に惨め〜なお話で、
心の荒んだ金を恐喝することしか考えてないヒトや、頑張って働いてきたのにた養育費が子供には使われず、子供がひどい暮らし強要されていたことなど死ぬまで知らずにだまされた続けたヒト、戦場で介抱してくれたヒトが実は戦場泥棒でそれを知らず遺言で息子に「この人を見つけたら恩返ししてくれ」と言い残すヒト、その息子で恩人はみつかったが悪人で苦悩するヒト、1度の罪だけで(ちなみに刑は完了済み)しつこく刑事に追い回され、道徳観念をすっかり変えて人々の為に尽くし続けているのに、住まいをいつも転々としなければならないヒト、と本当にミジメなひとがたくさん出てきます。

というかこれらの人々の数奇な運命というか「不幸なからみ」が延々と続くんです。
もー本当に非道いッたらありゃしませんわ!(欧風館メイド風)
本当なら幸せになれるはずの人々が、わざとかよ!というくらい悪い巡り合わせをおこして不幸になり続けるんですから。

わたしは不幸モノはけっこう好きな方ですが、どちらかというとシンプルな1人だけ不幸もの(笑)や1人だけ苦悩モノ(おいおい)が好きなので、このテの「すべてが惨めもの」は好きでないです。(怒りすら覚える)
コレならまだヌルい夢見る少女系や冒険活劇のがイイ。(好んでは読まないけど)

あ、でも一応ゆっときますが、作品自体には一貫したテーマがちゃんとあって、賢い主人公(上記の羅列の最後のヒトです)の強い精神&肉体のおこす数々のスリルな体験の数々は面白く(後彼は死んでしまいますが)、ハッピーエンドです。

でもわたしの読後感は、「最後は幸せになった」主人公や娘(本当の娘ではない)のコトよりも、「悪党のまま存在し続ける」根っからの悪人の宿屋の夫婦のことで不満と怒りが爆発(笑)。不条理だ〜〜!!

「小公子」とか「小公女」とか「フランダースの犬」とかがスキな人なら好ましく読めるかも、です。



2004年07月06日(火)
いいな、はてな。

はてなダイアリーのほうの日記をつけてて、ふと「ポイント」に気付きました。

ココっていろんな質問をポイント持ってるヒトが出せたりして、それに答えたヒトがポイントもらえるようになってるんですね。

さらに『ポイントキャッシュバック制度』になってるんですが、こっちには興味なくて、ヒトの疑問に答える!というのにちょっとハマってしまいました。
本当〜にくだらない質問から専門分野の質問から、ローカルもの探しまでいろいろな質問があって、面白いです。そしてそれについて調べたりするのもなかなか悪くないです。

自分、結構検索上手なつもりだったんですけど、ココの概出の回答(リンク付き)なんかを見てると上には上がいるんだなぁ…と、とても思います。それが結構新鮮です。

ただ、難点…というかこの質問に答える側の苦労(?)は調べる為にブラウザを最低3つは同時に開けるようなマシンでないとツライ、ということですかね。
ウチのPCは日本製ではないけれど、スペックだけはバカみたいにいいんで、だいじょぶですが。(なんせイラレと写真屋とビルダーが同時に開ける)

本っっ当、知識欲をくすぐられます、はてなさん。



2004年07月05日(月)
ふっふっふ…

寝てなくてタダでさえフラフラなのにますますフラダンス〜なもといでス。
昨晩から本日昼までかかって開設しちゃいましたよ、新HP!

そこでは絵も描けないパンピー&イカレポンチのフリしてすごすつもりです。
(客ヒキそう〜…)

あと新HP開設にあたって初めて、かの!有名な!『はてなダイアリー』を使用しました。
なんか文章に勝手にリンクが入って面白いです。
でも使い慣れるまで時間がかかりそう…。

HP開設したものの、BBSと日記と自己紹介・メールフォームと、必要最低限のコンテンツしかないので、同盟とかリングとか入りたいですね〜。
あとはせっかく100M容量あってCGI使えるので(なのになんで外部画像呼び出しできないんだ…)お楽しみコンテンツも作りたいです…。

夢はふくらみますが…体力が……(ぱたり)



2004年07月03日(土)
曜日まちがえた。

今日はてっきり金曜日だと思ってました。
郵便局にお金おろしにいったら窓口シャッター閉まってるし。イヤ、ただそれだけなんですが。
体内時計だけでなく体内カレンダーまで狂っているらしい…。早く何とかしたいです。

やっと02サイトの投票ページ7月用のができました。
ふるって参加してくだサイね★

関係ないですが、『ボボボーボ・ボーボボ』(アニメ)のジャンケン占い……何故か負けたコトがないんですが…何故でしょう……(微妙なキモチ)
占いとしてはあいこも負けとみなされるんで結果的には別に同じなんですけどね。
あとそんなに毎週みてないし!し!(と現実から目をそらしつつ)



2004年07月02日(金)
衰弱続行中。

…なんか寝てばっかしいます。
一回はオーバースキルを使っちゃったからなんですが。(秘密v)


とにかく、なーんもせずにごろーと寝ています。
周りには娯楽品を並べてるんですが、気がないのと集中力がないのでどうも。

で寝てばっかいるので、薬を飲もうと台所にたった時ハラがケイレンしましたよ。ええ、腹筋が。
自分ココまで衰えてると、頭に介護されてる老人の姿が浮かぶんですが…コレは正夢?ただの悪夢?

眠りもせずにごろーとしてるといろんな事が頭にうかんできます。
過去の出来事の反復だったり自分の想像だったり夢うつつにみた妄想だったり。
これらに共通しているのは『みたあと虚しくなるコト』と『最後の選択を迫られる』コトです。
こっちは悪夢にちかそうですね。


そんな訳で本当は02サイトの投票締め切って結果発表出さなきゃいけないんですが、もう少し待ってやってください!

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