[ 月刊・夢の図書館 ] * 読書特集 & ブックトーク *


☆1月の特集 :暮らしを彩る本。

「新春」とはいっても、一年で一番寒い季節。
少しでも暖かく、快適に過ごそうと、ごそごそと暖房器具を出したり、
部屋のファブリックを明るくあたたかな色に変えました。
 お茶も体の芯から温もりそうな、スパイス・ティにミルクを入れて、
ゆったりと、長い夜を楽しんでいます。

 油断していると、いつのまにかついつい忙しさにかまけてしまうようになり、
どんどんと日々の暮らしがぱさついてきてしまいます。
ただただ眠りに帰るだけの部屋になってしまい、部屋中の物から、
機能以外の、意味が消えていってしまうのです。

 だからこそ。
暮らしの潤いを忘れないよう、毎日をゆったり、じっくり、
やっていけたらと、思うのです。(シィアル)




:: 暮らしのスタイルを考える ::

「ピュア・スタイル」(日本語版)− エーテースタイル シリーズ−
著者:Jane Cumberbatch / 出版社:河出書房新社
http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=1551&pg=20010215

どのページを開いても、スタイリッシュなインテリア。
ひとつひとつは、何でもないものだけれど、選びに選び抜かれた、
使う人のセンスと、意志が感じられます。


「イギリスのかわいいアンティークと雑貨たち」
文:武井教子 / 写真:佐藤康 / 出版社:同朋舎 & 角川書店
http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=1551&pg=20011113

雑貨・アンティークやロンドンのマーケットが好きな人、
旅先での小さなスーヴェニールとの出会いが大好きな人。
ぱらぱらとめくっているだけで嬉しくて、
少々高くても、きっと手元に置いておきたくなります。


「幸せなフランス雑貨」 著者:稲葉由紀子 / 出版社:NHK出版
http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=1551&pg=20030218

著者の稲葉さんがフランスで見つける数々の生活雑貨は、
しゃれているけれど、それぞれに温もりがあり、
長い時間人々に受け継がれてきた物ばかり。
物へのこだわりは、暮らしへのこだわり、
人生へのこだわりの第一歩だと思います。


「気持ちよく暮らす100の方法」 著者:津田晴美 / 出版社:大和書房
http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=1551&pg=20020123

ただただ西欧に追いつくお洒落さとは別の、
日々の出会いのフィルターにかかった素敵なものたちが
自分らしいかどうかを見きわめて、そばに置いて
長く愛用するのだという心がまえ。
表紙のキャッチに A SONG OF LIVING
とあるように、そんな風に暮らしていけたら、と思います。


:: おうちカフェを楽しもう ::

「クマのプーさん ティータイムブック」
原案:A・A・ミルン / 絵:アーネスト・H・シェパード /
訳:山田詩子 / 出版社:BL出版
http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=1551&pg=20010620

プーの物語から、お茶や、おやつのほのぼの楽しいシーンを
案内してくれているのは、紅茶のお店「カレルチャペック」の
オーナー山田詩子さん。
「おいしいもの」をたくさん知っているのは、幸せなことだなあと、
絵本に一杯詰まったレシピやら、プーのお茶会を眺めながら、
しみじみ思います。


「TEA<茶>の本−おいしい入れ方とセッティング」
著者:クニエダヤスエ / 出版社:じゃこめてい出版
http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=1551&pg=20001017

1990年初版のずいぶん古い本だけれど、写真が美しく、
ぱらぱらとめくっているだけで、幸せな気持ちになります。
どの器もカップも美しく、また、それだけではなく、
選んだ人の価値観が見えてきます。


「村上レシピ」 編著:台所でよむ村上春樹の会 / 出版社:飛鳥新社
http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=1551&pg=20020311

村上春樹作品に出てくる料理のレシピ集。
おいしそうな料理を見ながら、小説のそれぞれのシーンや結末を思い浮かべる。
村上作品のファンも、お料理好きの人も、どちらにとっても楽しい本です。


:: おうちで楽しむ、とっておきのカフェ ::

「ヴァン・ゴッホ・カフェ」 著者:シンシア・ライラント / 訳者:中村妙子 /
出版社:偕成社
http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=1551&pg=20010807

ヴァン・ゴッホ・カフェは、古い劇場だった建物の片隅にあります。
いつもキラキラした、すてきな秘密がひそんでいるカフェです。


「イングランド─ティーハウスをめぐる旅」

著者:小関由美 / 写真:小関由美・福原ゆり / 絵:松成真理子 / 出版社:文化出版局
http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=1551&pg=20020819

イギリスのあちこちに残る、ほとんどは家族経営のティーハウスを訪ね歩き、
名物ケーキのレシピや穏やかであたたかい雰囲気が写真から伝わってきます。
by お天気猫や
2004年03月14日(日)

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