さて、MAYU号のエンジンバタバタ症状ですが、とりあえず消去法でやっつけることに(^^;)
幸か不幸かバタバタ症状が出ていない状態で、とりあえずメカさんに診てもらうことに。
メカさん、さっそくMAYU号で周辺を走り回って戻って来て一言・・・
「たまに起こるバタバタ症状は今日は出てないけど、アイドリング状態で踏み込んだ時にもたつくような感じがあるね。
アクセル踏み込んだ時に一瞬だけどエンジン回転上昇が遅れるね。
その一瞬だけ違和感あるだけで、回転が上がっていけば普通に回るんだけどね。ってゆうか、かなりスムースに上まで回るね。」と。
メカさん、先日のフラッシングの効果を感じてくれたようで、ちょっと嬉しいかな〜っと(^^)
メカさん、さっそくエンジンンルーム開けてプラスティックのカムカバー外して、一言・・・「MAYUさん、しばらくカムカバー外してなかった?」
はい、数日間カムカバー外してました・・・(^^;)
そう言えばコイルのリークが原因だったバタバタ症状の時に、どのコイルがリークしているのかを 調べる度にカバー外すのが面倒で、ショップで診てもらうまでの数日間カバーを外したまま 乗ってたときがありました・・・(^^;)
メカさん 「カバー外してた数日間の中で雨が降った日があったでしょ? その雨が6番、5番コイルまで流れてきて、そのままプラグホールに入った跡(サビ)があるよ。」
確かにサビが・・・(^^;)
メカさん 「カバーは雨水侵入を防ぐ形に成型されてて、もし外した状態で雨が降れば、ワイパー下あたりからその雨水が少量だけどコイルにまで流れてくるんだよね。
とりあえず6番コイルと5番コイルがサビちゃってるからトランクに積んであるスペアのコイルに交換するね。
それとプラグも交換した方が良いよ。
5番と6番のプラグのコイル側の電極にサビがあるよ。プラグはできれば6個まとめて交換した方が良いよ。」
はい、お願いします(^^;)
MAYU号のプラグは約一年前に装着したデンソーのイリジウム・パワーです。
推奨交換サイクルは約2万キロなので、まだ頑張ってもらいたいんだけど、侵入した雨水によって6番と5番のプラグのコイル側の電極はサビで劣化していました。
さて、新しく買ったプラグはデンソーのイリジウム・タフです。
特徴・・・接地電極に白金チップを接合することで、電気消耗を大幅に抑制。加速性能とともに、プラグの寿命と耐久性を白金プラグ並に向上させた高性能でロングライフなプラグ。
今まで装着していたイリジウム・パワーにさらなる耐久性を持たせた高性能なプラグのようです。
メカさん、サクサクッとプラグ交換してます(^^)
上の工具の中間の黒いモノはBMWメカさんなら誰の工具箱にも入っているSST(特殊工具)です。
E36の指定プラグのサイズはネジ径(mm)14xネジ長さ(mm)19x六角二面幅(mm)16となっています。
M14ネジ指定締め付けトルクである30N.mにトルク固定されたこのプラグソケットは、一般的なトルクレンチが対応するプラグのトルクをレバーで選択して作業を行うのに対して、始めからトルクが固定されているため、トルク選択ミスによるオーバートルク(ネジ山ツブシ)を未然に防いでくれる優れものなんですよね。
たかがプラグ交換と言ってもオーバートルクやっちゃうと最悪の場合ヘッド交換ですからね。
さて、5番、6番ホールに付着したサビを落としてもらい、新しく買ったイリジウム・タフを装着し、エンジン始動!
オ〜ッ!さっきまでと全然違うよ〜!
さっきまでのアイドリングからのもたつきや発進時に一瞬飲み込むような感じが全く無くなっています!嬉し〜(^^)
プラグホールに侵入した水がコイルのゴムブーツの中に侵入し、さらにはそこに接続されるプラグにまでサビが回って、冷間時にもたついていたようです。
明らかだった症状が無くなり、実施したメンテナンスが的中して、ある意味クリスマスプレゼント的な 嬉しさがありますね。
今回のメンテナンスでたま〜に出るバタバタ症状が改善されたかはまだ様子見の段階だけど、 サビてたコイルを交換したり、プラグを新品にしたりで明らかな改善がみられました。 なんか治っちゃってそうな雰囲気を感じますね〜しばらく様子みて症状出なければこのメンテ見事的中!ってことになりますね(^^)
これで年末年始ぶらり旅も快適!にドライブできそう(^^)
2004年12月19日(日) |
エンジン回転異常のお話 |
E36のトラブルとしては一般的なものの中にエンジン回転異常があります。 車ごとのコンディションにもよりますが、弱いといわれるパーツがいくつかあるようです。
このトラブルはMAYU号も色々と経験し、その都度メカさんに色々と教えてもらい、今に至っています。
代表的な原因の一つにアイドルバルブの不調があります。
これはアイドルバルブにカーボンが溜まってその吸気経路が本来の流量を確保できなかったりバルブの動きが阻害されている場合にエンジンがギクシャクとスナッチングを発生(アイドル不調、直ぐにストール、もたつき感がある、スムースに吹け上がらない)するという症状です。
エンジン回転がバタバタする症状は上記アイドルバルブのほかに、ダイレクトイグニションコイル、プラグ、エアマスセンサー 、フューエルポンプ、フィルター、インジェクションなどいわゆる点火制御系(燃料系)のパーツの不良からも起こり得るトラブルです。
不良箇所はそれぞれでも、結果的に引き起こされる症状はどれも似たようなバタバタ感のあるエンジン回転になるようです。
点火制御系パーツが不良を起こすと、その症状は直ぐに分かりますが、パーツごとの症状が似ているために一体どのパーツが不良を起こしているのか?を突き止めるのに苦労するんですよね(TT)
ただし、ディーラーでのコンピューター診断でトラブル履歴が車体コンピューターに残っている場合は、その不良箇所がすぐに特定できます。
それぞれの症状のだいたいの特徴を簡単に紹介しますね。 (どれも似ているんですけどね^^;)
アイドルバルブ・・・アイドリング回転の異常やストール、鈍加速など。(回せば正常になる場合がある)
ダイレクトイグニションコイル・・・完全リークの場合はリークしたコイル分の点火が行われないため、E36の場合は1個リークなら5気筒エンジンになります。
かなりバタバタするけど、走行することはできます・・・できれば走行しないほうが良いです。ミスファイアによる不燃ガスが圧縮工程時に邪魔となり、最悪の場合、インテークバルブの変形などが起きる可能性があるようです。
プラグ・・・劣化具合が激しく、電極角が取れ、また点火時の燃えカスなどが電極に多く付着すると、プラグの状態にもよるけど、始動時(冷間時)にバタバタすることが多いようです。
暖まってくると熱膨張によって機関のクリアランスが狭くなり、正常回転に戻る事もあるようです。
エアマスセンサー ・・・あらかじめ暖められた銅線センサー(ホットワイヤー式)に汚れやゴミが付着すると、センシング(吸入空気が、暖められた細い銅線の熱を奪うことにより、熱線抵抗の変化する特性を利用して、吸入空気量を検出)が困難となり、結果的にセンシング異常となり、回転異常を起こすようです。
エンジンのバタバタ回転症状が出たらどうするか? ・・・どのパーツが不良を起こしたのか?を突き止めるのも大事ですが、不良箇所によってはエンジン内部にダメージを与える可能性もあるため、なるべく早くしかるべき場所にて診てもらう事をお奨めします。
アイドルバルブの場所はココです。
エアマスセンサー の場所はココです。
エアフィルターの直後にあります。エアフィルターはエアマスセンサーの守り神のような存在です。まめに掃除して綺麗な状態を保ちましょう。
さてMAYU号の回転異常、たま〜に出るんですよね、たま〜に。(TT) ショップやディーラーにMAYU号を持ち込んだときは症状が出ないんですよね・・・コンピューター診断にも履歴残らないしなぁ〜参ったなぁ〜。
とりあえず、消去法でお手軽な箇所からのメンテナンスを実施する事にしました。
今年のトラブルは今年のうちに!って間に合うかなぁ〜?
2004年12月11日(土) |
エンジンフラッシング! |
しばらく更新が無かったBMW日記、トラブル無く、モディも無かったこの期間、見ている方から日記が終わってしまうのでは?とか 乗り換えたんですか?などのメールを頂き、改めてBMW日記が皆さんに愛されていることを知りました。
ご心配おかけしました、MAYU号は調子良く走り回っています!(^^)
さて、寒い冬になってきました(TT)
エンジンオイルにとって寒い冬は辛い時期ですよね。
ってことで、オイル交換とエンジン内部洗浄をやってみました。
入れたオイルはMOTUL 300V COMPETITION 5w-40です。 (低粘土の柔らかめのオイルなのでエンジン保護と軽い吹け上がりや始動性向上などが期待できますね。)
以前もMOTUL 300V COMPETITION 15w-50 を入れて、満足な結果だったので、今回もまたMOTULを入れてみました。
エンジン内部洗浄には大きく分けて2つありますよね。
燃焼系システムのクリーニングであるランライト、燃焼系ではなく、内部洗浄の ビルシュタインフラッシングやジニアスフラッシングなどがあります。
今回MAYU号が実施したのは内部洗浄のジニアスフラッシングです。
フラッシングマシーンも進化したようでフラッシングオイル循環時のプレッシャーの掛け過ぎによるオイル漏れなども無くなり、古いエンジンや距離走っているエンジンにも施工できるように改良され、またフラッシングオイルの洗浄能力もアップし、それまでのフラッシングでは除去できなかった鉄粉ダマリなども取り去ってくれるようです。
さて、気になる実施後・・・これがなかなか良い感じなんですよね〜(^^)
まず乗り込んで感じたのはアイドリングの安定です。
今までばっちり安定!とは言えなかったMAYU号のエンジン、フラッシング後は一定のビートを感じます、気持ち良いですね〜!
アイドリングは何時も信号待ちなどで気にしながら運転していたのでハッキリと違いを感じました。
それまでにも増してスムースに回転しているのを感じます(^^) (あっでも、たま〜に出るエンジンのバタバタ症状が納まったかどうかは分からないんですけどね。
これはアイドリング不安定レベルではなく、どこか(エアマスセンサー、カムセンサー、アイドルバルブ、コイル、プラグなど)が原因で一時的に燃焼異常を引き起こしていると考えています・・・これがたま〜にしか出ない症状(ショップに持ち込んだ時には症状出なかったり)なので、なかなか対処できないんですよねぇ(TT)・・・そろそろ消去法でメンテナンスしなきゃ。
アイドリングが安定し、体に伝わるビートが心地良くなったMAYU号、低粘土オイルによって、吹け上がりも軽くなったように思います(^^)
そうそう、今回は写真が無くて寂しいので、日記ネタとは関係ないけど、MAYU号の写真を何枚かアップしますね(^^;)
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