世間ではそれを何と呼ぶだろう。
ありきたりな言葉で呼ぶだろう。
私もそう思う。
私はずるくて卑怯な人間。
ついた嘘は墓場まで持っていく。
嘘で塗り固めてまで失いたくなかった。
けれど好きすぎるのは時に罪。
私はやっぱり いない方がいい。
耳元で囁くその声は 瞬時に私をダメにする。
もっとふれたい もっとこの空間を感じていたい。
けれど時間は容赦なく二人を引き離す。
電車の時刻を気にするこの感じ。
なんだか久しぶりでこそばゆい。
私のずるさをあなたは見抜いているだろうか。
少しのスキであなたの出方を見ている私。
お互いの探り合いは 一体いつまで?
私の後ろに見える男の存在を あなたはどう考えてるのだろう。
早くあなたに背中を押して欲しい。
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