みゆきの日記
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2006年11月21日(火) はちみつパン

なんだか日本に帰ることになりそうな雰囲気がそこはかとなく漂っている我が家・・・。
トモユキのためにはとてもとても喜ばしいことだし、
私だって帰りたいとは思っているけど、実際帰ることを考えるとやっぱりブルー。
かなこさんたちも帰ることにならないかなーなんて。

まだどうなるかわからないけど、2年半前の経験からすると、
決まってしまえばとても早いんじゃないかと思う。
せめて暖かくなってから引越したいけど。

私はいつも変化を歓迎してきたのに、なんとなく今回はとどまりたい気持ちが強い。
それだけここの生活に満足しているってことなんだろう。
でも帰れば楽しみなこともいっぱいある。
ポジティブな面をみることにしよう。

今朝焼いたパンがとっても美味しく焼けたので、ちょっと幸せな気分。
はちみつを入れて焼いたほんのり甘いパン。
軽くトーストすると耳がサクサクしてとても美味しい。
しばらくはこのレシピで作ってみることにしよう。


2006年11月10日(金) ブルー

また柴田さんの誕生日がやってきて、
私は去年のこの日に東京の柴田さんのオフィスで5年ぶりくらいに再会したことを思い出す。
毎年、柴田さんの誕生日だけはなぜか忘れることができない。
たぶん中学生のときに好きだった男の子と誕生日が同じせいかもしれない。
昔、柴田さんの秘書をしていた優香さんが、去年の柴田さんの誕生日に、
「お誕生日おめでとうございます」メールを送っていたことを偶然知ったので、
なんとなく、彼女を軽蔑するような気持ちになってしまう。
偶然、、ではないのかもしれない。それはどっちでもいい。
私はもうそういうくだらないドロドロしたことにはかかわりを持たないはずなんだし。
そのメールには、柴田さんのお誕生日を社員旅行で行ったXX島でお祝いしたことを思い出します。
あの頃は楽しかったですね。
これからもカッコいいダンディな柴田さんに磨きをかけてください、と書かれていて、
その時のことは私もよくおぼえていた。
社員旅行とはいえ、お誕生日の夜を一緒に過ごす優香ちゃんに私は嫉妬したものだった。
やっぱり優香ちゃんは柴田さんのことが好きだったのだ、と思う。
今となってはどうでもいいことだけど。

トモユキにまた転職の話が舞い込んできたらしい。
うまくいけば日本に帰ることになりそう。
私は日本には帰りたいけど、正直今はまだ帰りたくない。
近所に気の合う友だちがいて、これから一緒に新生児の子育てって楽しみだし、
(そうそう、かなこさんの赤ちゃんも無事に生まれた。
 私より約1ヶ月先輩でなにかと助けてもらっている)
アニーの助けがもうしばらくはほしいからだ。
でもトモユキの仕事のことが一番なので、そんなことは言っていられない。
どうなるのか、ただ結果を待つだけだ。
なんか、2年半前にも同じことを言っていたような気がする。

ずっと物思いのタネなどなかったのに、最近やけに小さなことに胸が震えるのは産後ブルーの一種なのかしら?
なぜか好きな俳優の写真にドキッとしたりもして、そういうこと今までなかったからちょっとおかしいと思う。
やけに柴田さんのことを思い出すのも、おかしい。


2006年11月06日(月) 結婚記念日

今日は5回目の結婚記念日で、初めての息子のリョウが生まれて10日が過ぎた。
妊娠期間中、最後の数週間はほとんど安静状態で過ごし、ずっと小さめだと言われ続けたり、
予定帝王切開の1週間ほど前にもう陣痛がくるかもしれないから張り止めを飲んで絶対安静と言い渡されたり、
ダウン症のこととかいろいろいろいろ、ずっと心配したけど、
なんとか38週の終わりまでお腹にいてくれて、そして無事に健康に生まれてきた。
38週の終わりにしては2558グラムとちょっと小さめの赤ちゃんだったけど、
無事生まれてきてくれれば、そんなのなんでもない。

今回は、トモユキも一緒に手術室に入り、産声を一緒に聞くこともできたし、
私の体の回復も比較的早く、菜子もちょっと甘えん坊になったくらいでわりと安定していたし、
赤ちゃんを可愛がるし、いい出産だったと思う。

リョウは私の父にちょっと似ている。
でもトモユキ似の菜子の赤ちゃんの頃にもそっくりで、不思議だなと思う。
お腹の赤ちゃんが男の子だと知ったときは、姉妹がいいと思っていたから複雑だったけど、
今は成長が楽しみだ。
これから、1ヶ月が過ぎれば一緒に散歩ができるようになるし、
ハイハイやヨチヨチ歩きをするようになるのかと思うとわくわくする。
しゃべりだしても可愛いだろうなァ。
今はまだ生まれて10日ほどだけど、すでにいろんな表情をするので眺めていて飽きない。
それに、普通に動けるようになってきたことも嬉しい。
今は母が来てくれている。母が帰ったらいよいよ私も復活かな。

柴田さんから、来週出張でそちらへ行きますとメールがきていた。
今回は生まれたばかりでダメだけど、次回はお茶でもしましょうと書かれていた。
私はいつか柴田さんとお茶を飲んだりするのだろうか?
結婚して5年が過ぎて、二人の子供が生まれて、柴田さんは遠い過去の人になったはずなのに、
いつのまにか、年に数回とはいえメールのやり取りをするようになっている。
見られて困るような内容では一切ないけれど、そのこと自体がすでに、
トモユキには必死で隠さなければいけないことだということはわかっている。
この上、嘘を重ねてまで柴田さんとお茶を飲む理由なんてどこにもないような気がする。
ただお茶を飲んで世間話をするだけでもね。

今回、柴田さんから来たメールには初めて彼の息子と娘のことが書かれていた。
当時、子どもの話はなんとなく一切したことがなかった。
柴田さんはいったい何を求めているのだろう。
そして私はいったい何を求めているのだろう。


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